
万全を期して、秋まで待ってのご案内です。まぁ・・何のことかさっぱり・・とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
夏場の暑い時期はどうしても体温が上がりますから、冷ややかなものを身体が欲してしまいますよね。ましてやブルゴーニュワイン好きやビオファンの方々は、セラーから出した温度ほどで飲み始める癖が有ります。
「・・いや、noisy さん・・俺はセラー持ってないし・・」
とおっしゃるかもしれませんが、夏場の熱い季節に繊細なブルゴーニュやビオワインをその辺に出しっぱなしにはしないでしょう?
どうしても冷蔵庫の冷蔵室や野菜室のお世話になることが多いですから、セラーよりも低い温度にワインはなっています。なので上記のように、
「いつも以上にワインは冷えている」
と言って良いでしょう。
我々がワインを勉強し始めたころは、
「ボルドーワインは18度で、早めに栓を抜いてシャンブレ状態にしてください。」
と言われたものでした。
まぁ、何でもかんでも早めに栓を抜けば良いってもんじゃないことくらいはすぐに悟るとしても、18度は少し高くないか?・・とは思ったものです。
しかしながら、石灰系のミネラリティの高いブルゴーニュワイン等は別にすると、ボルドー系のワインは、低い温度では酸が立って感じられます。バランスに欠けると思ってしまうんですね。
なので最低16度以上・・に持って行くと全然感じられ方が変わります。
若いとは言え、2009年のボルドーワインです。少し熟し、滑らかになってきています。ヴィンテージの良さからか、非常に果実がしっかりしていますが、全くのドライで残糖感は有りませんし、また甘味が出てくるほどは熟していません。
色合いを是非他のヴィンテージのものと比較してご覧いただけると良いかと思いますが、しっかりと深い、やや紫が強い色合いです。柔らかな酸がたっぷり有ります。冷涼な酸は少なめで、やはりブルゴーニュとは酸の構成も違って感じられるかと思います。
バランスの良い時期に入って来ていると思います。これでカベルネが開いてくれると非常に華やかなんですが・・リーズナブルですので是非飲んでみてください。お勧めします!