
リーズナブルながら、非常にピュアで凝縮感も有り、誰が飲んでも美味しい!・・と言ってもらえる可能性の高い自然派の「キャンティ」です。キャンティ・クラシコやキャンティ・何とかでは有りませんで、より広域に認められているD.O.C.G.ワインです。
自然派とは言いましても自然酵母で醸造している訳では無く、セレクションした酵母での発酵のようですので、
「モロビオ?」
では有りませんし、そのような気配は全く有りません。
まぁ・・そんなことを言うと喜ばれるのか、残念がられるのか・・判断できませんが、
「危険なニュアンスの無いピュアでちょっとナチュラルな有機栽培キャンティ」
と言うことになるのでしょう。
個人のカンティーナでは無く、「カーサ」(家)なので、おそらく幾つかの農家と契約してワイン造りをしている造り手だと思います。
非常に安いし、でも有機だと言うし・・余り気乗りがしないでテイスティングしたんですが、これが中々なんですよね。エレガントさも有りつつ中域も充分に備わり、安いキャンティに有りがちな甘味を残し、頼った造りでは無いんです。しっかりドライながらも「酸の構成で旨みを創る」ことが出来ているワインです。
適度の締りと解放から、気楽に飲んでも、またちょっと要素を取りに行きつつ飲んでも充分にご納得できると思います。ミネラリティもしっかり有りますので、是非飲んでみてください。お勧めです!