
ん~・・確かにランサンブル、とても美味しいんですが・・noisy はやppりこのビショップ・クリークやモンタジ、ニーサが上だと・・思いますね。
で、フィネスさん情報では出て来ないんですが、noisy が雇っている秘密警察が嗅ぎつけたところ・・このビショップ・クリークは自根、もしくは自根のキュヴェを含んでいて、さらには・・
「777 clone」
も・・使用しているそうなんですね。
この777クローンと言うのは・・かのロマネ=コンティ由来の苗木です。そして777クローン以外にもポマール由来のクローンとのブレンドだそうなんですね・・・。
以前のレヴューを見ますと・・やはり、
「ヴォーヌ=ロマネに似ている・・」
と書いていますが、この2021年のビショップ・クリークをテイスティングしても同様に感じます。非常に・・素晴らしい!・・2019年も良かったし、
「2020年のピノ・ノワールをブラン・ド・ノワールに仕上げたフルール・ブランシュも最高に素晴らしかった!」
訳ですよ。

あの2020年のフルール・ブランシュの、何とも切なくも有り、愛らしくもあり、命の大切さとか何とか・・何かそんなイメージが浮かんでくるような味わいには、本当にほれ込みました。
余りに美味いので、フィネスさんの担当さんに、
「フルール・ブランシュ..残ってない?」
とお願いした位です。そうしたら残っていたフルール・ブランシュを数本、回してくれたんですね。
そんな思い入れももしかしたら加点対象になってしまっているかもしれない・・いや、noisy 自身は決してそんな目では見ないんですが、万が一、そんな感じで飲んでいたとしても、
「相当高い評価をしたとしても、その根拠に自信がある」
と・・思っています。
それに noisy もわずかながらロxx=コxxxのピノ・ノワールを育てていますから・・日本で育てるピノ・ファンの大変さは判っています。少しでも目を離すと・・大変なことになっちゃいますから・・はい。今年は一番芽、全滅でした・・
と言う訳で、過去最高の出来だったと思えるビショップ・クリーク2021です。マシュー・ジュークスさんは98ポイントです。ランサンブルより低いのが気に入りません・・が、素晴らしいです!是非飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【バランスの良い酸、果実、ミネラリティはやっぱりヴォーヌ=ロマネ・タイプです!】
シングル・ヴィンヤードのビショップ・クリークです。どうでしょう・・やはり重厚さ、低域からの押し上げのある「モンタジ」と、可憐な赤い小果実の群生が何とも心地良い「ニーサ」との中間と言いますか、両方の良いところを持っているようなバランスイメージのするのが、このビショップ・クリークです。勿論、個人的な感覚での話しになります。
このワインについては、2017年ものから結構、しっかりしていたと思います。でも2019年ものは別格ですね。カリフォルニアのあっけらかんとした超開放的な味わい・・では無く、ブルゴーニュ的な閉鎖感・・いや、良く締まった感じがするのは、高質な葡萄を使用し、丁寧な醸造をしているからだと言うことが伝わって来ます。
この色合いですから・・。1年遡ると、全く異なるワインのようじゃないですか。
でもこれって、単に「年を経たから」じゃないと思うんですね。今は新型コロナの性で、余り出歩くことが出来ませんから、ドメーヌの情報もまたメールでしか入って来ないようなんですね。なので、
「実は2019年ものは、相当に何か変革をした!」
と・・想像しています。・・あくまで個人的な想像でして、情報を得た訳では有りません。

因みにジェイミー・グッドさんはこちらも95ポイント。相当高い評価です。でも、96ポイントの下級キュヴェが有りますから・・(^^;; noisy 的にはこちらが上ですけどね。
果実感はとても小さな実の赤いスグリ、チェリーが同居している感じです。ニーサはスグリが多め、こちらはチェリーが多め・・みたいな感覚で、やや重心が低いです。骨格自体はこりらが大きく、ニーサはやや小ぶりながらキュッと締まった感じがします。
だからやはり優しい酸味、気品のある感じからヴォーヌ=ロマネ風・・と言いたいですね。
2019年のニコラ・ジェイは、どのキュヴェを飲まれてもご納得いただけると確信しています!・・素晴らしい出来でした!是非どのキュヴェでも良いので、
「ブルゴーニュのど真ん中のドメーヌが監修する新世界のピノ・ノワール!」
をお楽しみくださいませ。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【ニュイ=サン=ジョルジュかヴォーヌ=ロマネか・・いずれにしても、ジャン=ニコラがお得意なスタイルです!】
2017年ものは数が無かったので、ついつい・・おまけに2016年ものも同様だったので、二年続けて・・いや、都合3年か?・・良く溜めたもんですが、ようやっとご案内にこぎつけた次第です。
ニコラ・ジェイのシャルドネのコラムにも書かせていただきましたが、ま~・・兎に角、全くのフレンチワイン・・見事なバーガンディです。2013年ものはまだどこか、あどけなさと甘やかさが抜けきらない・・でも近寄りやすいスタイルでしたが、年を経て、樹齢が上がって来たのと、畑の個性の引き出し方をスキルに出来てきたのかと思います。
メオ=カミュゼと言えば、ドメーヌものでヴォーヌ=ロマネとニュイ=サン=ジョルジュに良い畑を持ち、昨今はもう神掛った荘厳な味わいを見せていますが、そんなブルゴーニュのドメーヌものに引けを取らない出来になって来たと言えます。
単一ヴィンヤードもののビショップ・クリークは、ヴォーヌ=ロマネやニュイ=サン=ジョルジュ風のニュアンスを持ち、柔らかなテクスチュアながらもミネラリティに支えられた、もしくはコーティングされたかのような、ブルゴーニュワインファンにとっては非常に慣れた、そしてより近しい味わいに仕上がっています。
今飲んでも充分に美味しいです。特に、ドメーヌものやネゴスもののメオのニュイ=サン=ジョルジュ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級の美味しさには目を見張るものが有りますが、勝るとも劣らないと言って良いでしょう。

土の風味の強い、悪く言えば土むさいニュイ=サン=ジョルジュに慣れた方は、おそらくメオのニュイ=サン=ジョルジュ、そして1級を飲んだら・・ビックリするはずなんですね。
「・・これがニュイ=サン=ジョルジュなのか?」
と。
そこには、どこかに野暮ったさが燻る姿はまるで有りません。心地良い、テクスチュアの滑らかで、荘厳さとフィネスに満ちた味わいが有ります。このビショップ・クリークも、ニュイ=サン=ジョルジュ風・・・ヴォーヌ=ロマネ風ですから、おそらく違和感なく、美味しくいただけるんじゃないでしょうか。
むしろブルゴーニュワインのように、
「・・・そろそろ飲んでも大丈夫だろうか?」
と、飲み頃を気にしつつ、
「・・あぁ・・まだ少し早かった・・」
と嘆く機会は減ると思いますよ。
メオらしいエレガンスをきっちり表現できていると思います。さらに年を重ねたビショップ・クリークを飲みたくなるはずです。ご検討くださいませ。