【過去最高は間違い無し!・・にしても、20点法で19.0+って・・100点法だと何点なんでしょう・・98+Points?・・とんでもない出来に、確かに評価も付いてきています!】

素晴らしいです!・・見事なシャルドネ・・冷ややかで伸びやか、ミネラリティも鈍重さが無く、エレガントで素晴らしい!・・それに何故かブルゴーニュ・シャルドネを飲んでいる感じがするんですよね・・。
まぁ・・シャルドネと言いますと、noisy のような古い人は、
「やっぱり何と言ってもフランスはブルゴーニュが一番!」
と思っていますが、世界の人の多くは・・
「ん?・・ブルゴーニュのシャルドネが最高?・・そんなこと、一度も思ったこと・・無いす!」
とおっしゃるに違い無いんですね。
カルフォルニアも人気が高いし、オーストラリアもそうですね。凄い評価がバンバン出てます。
でもどうでしょ?・・ごく一部、その国やその畑のテロワールを見事に現わしているシャルドネが、「その意味において」高く評価されている場合も有りますが、大部分は・・
「ブルゴーニュと比較して・・よりも、ブルゴーニュらしい振る舞いをするシャルドネ」
としての評価のようにも・・感じるんですね。

このビショップ・クリークですが20%ほどのフレンチ・オークの新樽を使用していることも有るでしょうが、非常にブルゴーニュ風・・と言うか、新世界臭さを感じさせないシャルドネです。めっちゃ美味しい!・・ビックリです。
しかも、イギリス人のワインライター、マシュー・ジュークスさんは
「19.0+/20ポイント!」
と・・めちゃ弾けての高評価をしているんですよね。まぁ・・アフィニテにも18.5+/20ポイントと、物凄い評価をしていらっしゃいますので、ちょっと・・彼がどんな風に評価文を書いているのか気になってしまったので・・調べてみると・・こんな感じでした。相当に略はしています。
正直なところ、こんな言葉を言うとは思っていませんでしたが、これは私が今まで味わった中で最も素晴らしいオレゴン・シャルドネですし、ブルゴーニュよりも偉大なマーガレット・リバー・シャルドネを思い出させます。驚くほど層がぶ厚くクールでジューシーで余韻は信じられないほど長く、驚くほど洗練されています・・
・・なるほど~・・彼の中では西オーストラリアのマーガレットリヴァーのシャルドネが最高・・と言うヒエラルキーなんですね。だから・・それに似ていると思えたから、非常に高い評価なのでしょう。
ですが、noisy に言わせますと、
「・・ん~・・それって単に・・判りやすい味わいだから・・とか、早いうちにポテンシャルを見せるからってことじゃぁ?」
と言う気もするんですけどね。
まるで気品が高い表現でバターを振り撒くシャルドネや、マンモスな緊張感で痺れさせるシャルドネは、言ってしまえばバタール=モンラッシェやモンラッシェを想定していないか?・・とは思ってしまうんですが、一般的にはやはり判りやすく超美味しいのが良いのかもしれません。
そう言う意味ではこのビショップ・クリーク2021、まさにおっしゃる通りの・・リリース直後から素晴らしい表情をしてくれている高ポテンシャルなシャルドネです。
数も少なく、かなりレアだと思います。是非飲んでみてください。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。
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【飲めていませんがnoisy的な判断では、2018年のビショップ・クリークが2019年のアニフィテにソックリ・・なので、2019年のビショップ・クリークは相当良さそうです!】
どこを探してもレヴューが無く、評価も無かったので、テイスティングするアイテムを間違えたか・・と落ち込みました。
ですが、造り手のレヴューが見当たったので・・おそらくニコラさんのものだと思いますので、掲載させていただきます。是非ご検討くださいませ。
Beautiful. pale-straw color immediately reveals a cool-climate directed Chardonnay.
But aromatics are not without weight and style; apple blossoms. sugar lemon. sweet
herbaceous notes and Kaffir lime leaves are enmeshed around a crushed granite
and limestone core. Chalky river rock minerality befalls orange zest and a dollop of
cream as this wine picks up its pace toward the mid-palette. The finish is long.
expanding and focused and is certainly a wine that will reward the patient.
美しく淡い麦わら色は、涼しい気候に向けられたシャルドネをすぐに明らかにします。しかし、芳香は重量とスタイルがないわけではありません。リンゴの花、砂糖レモン、甘い
砕いた花崗岩の周りに草本のノートとカフィアライムの葉が絡み合い石灰岩のコアが有ります。チョーキーな川の岩のような鉱物性は、オレンジの皮と一滴のこのワインがパレットの中央に向かってペースを上げるようにクリーム。フィニッシュは長く拡大し、集中していて、ワインは報酬を与えてくれるでしょう。
以下は以前のレヴューです。
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【コルトン=シャルルマーニュに、さらに輝きを増した感じ?!・・って、ボーヌのグラン・クリュと比較したくなる出来栄えです!】
滅茶美味しいです!・・ワイン&スピリッツ誌で93ポイントだそうですが、noisy も初めて飲ませていただいた・・その一口目で、
「・・わお・・コルシャルか・・?」
と思ってしまうほどの見事なミネラリティと、酸素を吸って崩壊して行く表情には、キラキラと輝き、ひらひらと宙を舞う・・まるで「ダイアモンドダスト」のような印象が脳裏を駆け巡りました!
いや~・・これは実に旨いです。コルシャルとは言っていますが、若いコルシャルほどは気難しく有りませんで、しっかり締まっていますが、人を寄せ付けないような厳しさでは無いので、今飲んでも非常に美味しいです。
そして見事な出来の「ドライさ」で、緩慢な部分が無いのと、ちょうど良いドライさが、見事に「アメリカ」な部分を消し去り、「フランス」を浮きだたせてくれます。
まぁ、それが良いかどうかは別にして、どうしてもワイン好きは固定観念の塊になってしまいがちですから、そんな表情こそが、「自身の好みの範疇である」と太鼓判を押してくれた瞬間なのでしょう。
そう・・そして光を浴びて変化する色合い・・ダイアモンドダストですね。noisy もそんなものを何度か見ています。昔は結構、夜中に出発して一日スキーをし、また夜帰って来る・・なんて無茶をしたものです。山形蔵王に日帰り・・なんて、今考えれば良く出来たものですが、若い頃は全然へっちゃらでした。トマムには二度行ってますが、一度はツインタワーに、もう一度は少し離れた民宿に・・泊ってました。
民宿で早朝に起きて、天気が良かったので外に出てみると・・まさに「ダイアモンドダスト」状態です。朝日の光に七色に変化しながら輝く見事なものでした。ただし、息さえ・・凍ってしまいますので、鼻の周りは霜柱状態、目もまつげも凄いことになり、首から下げていた、少し濡れたタオル(顔を洗ったので)は、その形でカッチカチに凍ってしまっていました。
もう30年以上も前の話しですが、そんな風景を思い起こさせるようなキラキラ感が素晴らしく、これは是非飲んでいただきたいなぁ・・と思ったものです。
そもそもニコラ・ジェイ(ニコラス・ジェイかな?)のワインは、まず情報が出て来ません。ワイン屋のレヴューも他にはまともに有りませんし、消費者の方々のブログなども、今のところ見当たって無い・・
ですが、これほどまでにフランスナイズなアメリカン・ワインは無いんじゃないかと・・思います。是非ご検討くださいませ。お勧めします!・・滅茶美味しいです。