【ヴィンテージ更新で更にしなやかに!何とアルコール分10.5%のエレガンス!・・全く薄いと感じさせないピュアバランスが素晴らしいです!】--以前のレヴューを使用しています。N.V.2018も滅茶しなやかで優しい味わいです!

いや~、いいですね~・・。しなやかです!・・先日までご案内していた2013年も、実はアルコール分は低めだったんですけど、この2014年ものは何と・・
「10.5%」
です。
甘口ドイツワインに毛が生えたようなアルコール分なんですが、ボディ感も実にしっかりしていて、アルコール分不足を感じさせません。
それどころか、エキスの美しさが際立って感じられますので、ピュア感が凄い!・・果皮の質感がダイレクトに伝わって来ます。ミネラリティも石灰系がたっぷり。SO2無しですが、全く揮発酸の気配も無しで素晴らしく健全です。
2013年ものの色合いはややダークな感じなんですが、2014年ものはご覧の通りの赤主体に黒が混じった感じの明るい色調ですよね?・・アルコール分が少ないのに反して、余分な水分が無いニュアンスが実に心地良いです!
実は・・余りの評判の良さに、すでに店頭では1ケース分売れてしまっています。しかも、しばらくの間は2013年ものよりもリーズナブルに販売できそうです。2013年ものは¥1990でしたから・・100円引き!
なんでこんなにピュアでしっとりしているのか、それは単に「So2を使用していない」からだけ?・・とも考えられず、しばらく自問自答が続きそうです。超お勧めです!ぜひ飲んでみてください!旨いです!
以下は2013年ドゥセットのレヴューです。
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【強い抽出をせずエレガントに仕上げたバイオレットなドルチェット!早々は見当たらない無い美しさです!】
いや・・このドルチェットを飲んだらプリンチピアーノ・フェルディナンドのファンになっちゃうでしょう・・。おっそろしくピュアでエレガント、エキスがバッチリ出ています。
しかも、ドルチェットには有るまじき・・なんとバイオレットな素晴らしい色合いをしています!・・ほとんどのドルチェットが茶~黒が多く混じった赤や紫をしているのに対し、見事な赤紫なんですよ。
それでいて葡萄の熟度が足りない・・と言うことも有りません。充分・・ちょうど良い熟度です。
こんな色合いですからドルチェットにしては果実感がたっぷりです。ドライな味筋で雑味の少ない、非常にエレガントな味わいです。本人も、
「抽出を強くしたくない・・昔はワインはタニックじゃ無かった・・」
と言っていますし。
そして、身体に入ってくる角度が実に優しいです。So2の無添加が効いているのでしょう。酔い覚めも見事に軽やかです。
実はこのプリンチピアーノは、バローロボーイズ系の造りをしていたんですが、2002年以降、大樽系に戻ったんですね・・。試行錯誤しつつ、結局昔ながらの醸造をすることに自分のワインを見出したんです。このドゥセットは大樽とは思えないのでステンレスでしょうが、健全で有りつつ、その美しさを失わない・・クラシックな造りをしていると思います。
これから、雨に祟られたり、天候不順な年も有るでしょう・・見守っていきたいと思わせる素晴らしい味わいでした。超お勧めです!ぜひとも飲んでみてください。一推しです!