
まぁ、「???」のバナーが付いている時は、
「ん?・・何かあるな?」
と、昔からのnoisy のお客様ならお気付きかもしれませんが・・そうなんですよ。もう15年近くも持っていて、ほぼご紹介していないワインたちなんですね。
何せ、色んなワインの詰め合わせで購入していますので、これが非常に面倒でして・・そのまんまになっちゃってました。2~3本ずつ12アイテムとか、そんな感じの仕入れなんです。なので、
「飲めない・・から各アイテムのコメントが出来ないし、アイテムが多すぎるし・・」
と言うことだったんですね。
でも素晴らしいワインであったことは、試飲会で判っていました。エージェントさんも気合を入れてタルデュー=ローランに取り組んでいました。
で、何が起きたかは後程・・目についたので。
「そうだ・・飲んでみようかな?」
と、持ち帰って飲んでみたんですよ。1999年のコスティエール・ド・ニームです。いや~・・物凄いワイン!・・超が付くほど極上のシルキーなタンニンが溶け込んでいて、まるでしなやかなマシュマロを頬張っているかのようです。そこに微細な表情のスパイス、極小の黒、赤、紫果実、ハーブ、花、石灰、土、石・・・良い年のボルドーの上級ワインの熟し始めた時のようなニュアンスです・・。
「これって・・ただのコスティエール・ド・ニームだよなぁ・・」
と、本当にたまげてしまいました。これ、飲んだら絶対にビックリしますよ。
ですが、今回ご紹介させていただくロットは、あの時、店の棚にバラで乗っていて、おそらく大きく揺れたワインたちだと思うんですね。数が少ないからスペースを埋めるほどでは無いので、下手すればそのスペースでバウンドさえしたかもしれません・・。そう、
「東北地方太平洋沖地震」
です。
外観からは全く漏れも無く、色合いも健全なんですが、このコスティエール・ド・ニームのコルクは結構染みていて、少々上がって来ていました。写真を撮ろうと思っていたのに・・余りの旨さに舞い上がってしまったのでしょうか・・忘れました・・すみません。温度管理は万全です。停電の時もセラーの温度は上げませんでした。
なので、
「すべてのボトルをチェックし、キャプスュルが回り、漏れは見当たらないが、液が上がり、コルクを汚している可能性が有る」
んですね。
勿論ですが、ボトルは横になっていましたので、その状態でバウンドすれば・・そうなっちゃいます。ですが、今回の分、すべてがそのようになっているとも思えません。
ですので、今回は当時の価格で・・ご案内させていただきます・・少なくともこのコスティエール・ド・ニーム1999年、滅茶凄かったです!
他のボトルは、
●1999年コート=ロティ
レゼルヴの名前が付いたボトルも確か有ったと思いますが、どちらもアドヴォケイトは100点だったか?・・すみません、覚えてませんが、いずれにしても凄い評価だったと思います。コスティエールの凄さを見れば想像つくんですが・・。
●1999 ミネルヴォワ・レ・コース
ミディで最上のワイン・・と評価されています。この地ならではでしてムールヴェードルがシラーやグルナッシュとブレンドされ、かなり複雑性の高い味わいになっていると思います。
●1999 コルナス・コトー
タンザーさんの評価が見つかりましたが91Pointsだそうです・・。でもそんなレベルじゃないと思います。
●2000 コート・デュ・ローヌ・レ・ベック・ファン・ルージュ
このワインはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。結構売れたワインです。これに限ってはバラ仕入れでは無かったので、ずいぶんご支持いただきました。どうなっちゃってますでしょう!?興味わきません?
そんな訳でして、実はまだ他にも持ってはいるんですね・・チェックが出来ていませんので、今回はこれだけです。是非ご検討くださいませ!