エドワード・カレール
エドワード・カレール
フランス Chateau Grand Barrail Lamarzelle Figeac Edward Carrere ボルドー
● サンテミリオンGCC のシャトー・グラン・バライユ・ラマルゼル・フィジャックの古酒をご紹介します。もしかしたら以前に飲んだことが有るかもしれませんが、全く覚えてない・・です。古酒ですが安いし、シャトー・フィジャックのすぐ脇なので、似たニュアンスが有るかもしれません。
●1994 Chateau Grand Barrail Lamarzelle Figeac Saint-Emilion Grand Cru Classe
シャトー・グラン・バライユ・ラマルゼル・フィジャック・サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ
【シャトー・フィジャックに隣接するサンテミリオンGCCの古酒です。】
現在は買収されてボルドーのネゴスもので著名な「ドゥルト社」がオーナーのようです。エチケットは今のように垢抜けたものでは無く、どこか昔のポムロールワインを思わせるような、ゴールドを使っていて派手なはずのに、逆に「わびさび」を感じさせる風貌が好きです。まぁ、サンテミリオンではありますが、シュヴァル・ブランの北隣はラ・コンセイヤント、南はフィジャックでどちらも500メートルほどしか離れてませんで、非常に微妙に重なる地帯です。
このグラン・バライユ・ラマルゼル・フィジャックは、元々はおそらくシャトー・フィジャックだったのでしょう。優雅なシャトーがホテルになっていて、「シャトー・ホテル・グラン・バライユ」として営業しています。その周りを囲むように畑が存在しています。
とにかく「フィジャック」の名前が付くサンテミリオンワインは非常に多いです。しかも、シャトー・フィジャックからはかなり離れた場所にも有りますから訳が判らなくなっちゃいますよね?・・フィジャックが没落して畑を切り売りした時に、離れた場所の畑もフィジャックの名前にあやかったもんで、そうなっちゃったようです。
また評価的には多くのサンテミリオンGCCがそうであるように、90ポイント付けば最上・・と言うところです。でもフィジャック的なエレガンスがきっと有ると思うんですね・・まぁ、運が悪いと無いかもしれませんが・・。また現在とは所有者が異なりますので、単純な比較は適当では無いでしょう。
コンディションですが、キャプスュルは廻り、液量も自然減を見ると全く適正(キャプスュル上部と肩の中間)、色合いも健全で、リコルクはされていないようです。エチケットは当たり傷、ハゲがやや有り、経年のためゴールドがくすんでいますが、総じて悪くないと思います。
もともとはそんなに高いワインでは有りませんが、日本ではそんなには見ないです。三千円台で売れるなら面白いんじゃないかな?・・と思ってオーダーしたところ、少ししか購入できなかったという次第です。ご検討くださいませ。
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