
セカンドワインのレ・セッレ・ヌオーヴェの下・・と言うことは、サードワイン的存在なのがこのレ・ヴォルテなんですが、どうでしょう・・飲んだ印象だと、
「確かにサード(3番目)的な格では有るが、オルネライアの風味をそのままイメージさせてくれるのはレ・ヴォルテ!」
と感じてしまいます。
セカンドのレ・セッレ・ヌオーヴェはボルゲリの良いメルロが多い分も有ると思いますが、オルネライアと言うよりはマッセートを強くイメージさせます。
まぁ、どこかのエノロゴさんは、メルロの聖地とも言うべきボルドーのポムロルの粘土を、
「ん?・・大したことないよ。こちらに比べれば砂・・だね・・」
と言ってのけた位ですんで、粘土を好むメルロの深~い表情を出せるのはイタリア・トスカーナの大地だと言わんばかりだったのを覚えています。
そんな粘土系の深いメルロの味わいを奥底に持ちつつ、サンジョヴェーゼのしなやかさが繫ぎになり、赤く華やかなカベルネのアロマと明るさを見事にマッチさせ、
「流石!」
と言ってしまいたくなるほどの
「高貴さ」「エレガンス」
の創り込みの上手さには、思わず唸ってしまいますよ。
しかもこれ、結構にリーズナブルでしょう?・・この位のプライスで、オルネライア的エレガンスや存在感の端っこでも覗ける訳ですから、とても面白い存在だと思います。
今回は正規品です。ちゃんと入れました・・(^^;; そして価格交渉もして、頑張ってロープライスを実現していますので、是非ともイタリアワインも飲んでみていただけますと幸いです。特に断わるほどの自然に配慮した造りでは無いですが、伸びやかで良く香り、存在感の有る味わいです。お勧めします!