ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュ

ガニャール=ドラグランジュ

フランス Gagnard-Delagrange ブルゴーニュ
● 2022年のガニャール=ドラグランジュ、赤のご案内です。2022年はシャルドネの美味しさに驚きましたが、少し遅れて赤のテイスティングに入り・・

「最初のパスグラの完成度の高さにクラっと・・」

来てしまいました。

 まぁ・・大昔のドラグランジェとの比較でも・・特に赤ワインは過去最高になるんじゃないかと思いますよ。白はラ・ブードリオットのあの物凄いフルーツのアロマに・・しっかりやられましたから、

「2022年のドラグランジェは息子・孫たちにより、最高のワインを生みだした!」

と言えます。

 因みにフォンテーヌ=ガニャールの2022年ル・モンラッシェは至高の逸品ですが、サラ・マーシュM.W.が 98 Points としていまして・・

「(飲んでみたい・・けどなぁ・・)」

と、入荷さえ無いヴィンテージも有りますから開ける訳にも行かず、でも相当な数をテイスティング出来ましたので、

「息子・孫たちが凄いワインを生みだした2022年!」

と言えるでしょう。

 いつまでこのドメーヌの名前が持続するのかは不明ですが、2022年もので最後を飾ったと言えるのかもしれません。それほどに出来が良い2022年、勿論ですが他の赤ワインの出来も(シャンパン以外は飲めましたので)確認済です。ぜひご検討くださいませ。

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 2022年のガニャール=ドラグランジュ、驚きました!・・とんでもなく美味しいです!

 今回は白だけですが、特に1級のラ・ブードリオットがとんでもない仕上がり、飲んでいて舞い上がってしまうほどに美味しいです!

 もちろん、シャサーニュ村名も美味しいんですが、1級が凄過ぎて・・(^^;; もはや、以前のように・・

「お婆ちゃんの畑まで手が回らないよ~・・」

みたいなことは無くなり、フォンテーヌ=ガニャール品質になったと言うことだと理解しています。それにしてもラ・ブードリオット、滅茶美味しいです。noisy はラモネさんのブードリオットにはさして感動したことは無いんですが・・(^^;;

 以下にガニャール=ドラグランジュ、フォンテーヌ=ガニャールからの2022年ものの評価を掲載させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 2022年は4月が冷涼だったが幸い霜などの被害はなく、5月に入ると天候は回復して気温が上がり、葡萄の成長は早熟傾向となった。6月は適度に雨が降って夏に向けて地中の水分も十分蓄えられた。7月になるとほとんど雨が降らなくなり、暑く乾燥して葡萄の色付きが進んでいった。

 8月はさらに気温が上がって一部の畑では葡萄が焼けてしまう被害も出たが、葡萄の健康状態は概ね良好で8月26日から収穫を開始した。葡萄の果皮は厚く果肉は凝縮していたので、赤は色調が濃く鮮やかなアロマがあり、ストラクチャーがしっかりした旨味豊かな味わいになっている。白は酸味と甘味のバランスが素晴らしく、2020年に近い印象だがスタイルとしては2020年よりも風味豊かでアロマがとても強く酸味もしっかり残っている。

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 2021年のガニャール=ドラグランジュです。2020年ものの美味しさにはビックリしましたが・・noisy的にはこんなことも気になっていました。

「2021年のボーヌのピノ・ノワールはエレガントな仕上がりが多いが、もともとエレガントなガニャール=ドラグランジュはどうなっちゃうかなぁ・・」

「2021年のボーヌのシャルドネは、贅肉の無い・・ある意味パーフェクトな仕上がりだけど、もともとエレガントでちょうど良い感じのガニャール=ドラグランジュはどうなっちゃうかなぁ・・」

です。

 なので、フィネスさんの割り当て書を拝見した時・・

「・・げっ・・この数だと・・何も飲めない?」

と・・。白はほぼほぼ2~3本、赤は上が3~6本・・下が12本・・でした。

 ですが、そもそもエレガント系のシミジミさが大好きな noisy ですから、

「エレガントな造り手が超エレガントなヴィンテージにどんなワインを造るか?」

と言う疑問に勝てず・・無理して3アイテムも開けてしまいました・・入荷数が3本のも飲んでますから、それらは2本だけの販売です。


 結論としましては・・

「もう・・個人的には最高!・・めちゃ好き!・・甘みの無いエキスの美しい、酸が煌びやかな・・まさに1970~1988年頃までの・・激エレガントで古典的なブルゴーニュの味わい!」

でした。

 タイミングは幾分早いのかもしれませんが、若干・・待つだけ?・・と言うよりも、休息を与えるだけで満足の行く状態になると思います。

 もう・・シャサーニュ村名赤なんか、最高です!・・パスグラも少しだけ早いけど、いや~・・激エレガントで、

「そうそう・・パスグラはこうじゃなきゃ!」

と思わず言葉が出てしまいそうになります。昨今のめちゃ美味しくなった、昔のブルゴーニュクラスの味わいも悪くないですが、やはり軽くて酸の美しいパスグラに・・心を惹かれてしまいます。

 白はもう・・全部合わせても10本に届きませんから、とても飲める状況では無かったんですが、シャサーニュ村名を飲ませていただきました!

「もう余分なものは何もなく、足りないものも何も無い・・まさに古代の?・・高級ブルゴーニュ・シャルドネ!」

と感じさせてくれました。


 激エレガントですが・・シミジミと入射角鈍く、優しく体内に侵入してくれます。そして何とも心地良い残像を見せてくれるんですね。

 この先、いつまでこのドメーヌが存続されるかは、ドラグランジュの息子たちに掛かっているのでしょうが、もうすぐそこまで来ていると感じます。

「40~50年前のブルゴーニュ・ピノ・ノワール、シャルドネをしっかり彷彿させてくれるドメーヌはここしかない!」

のかもしれません。ぜひブルゴーニュ本来の詫び寂びの世界へ・・裸のブルゴーニュがどれだけ素晴らしいか、ぜひご覧くださいませ。




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 2020年もののガニャール=ドラグランジュをご紹介させていただきます。

 いや・・もうビックリです!・・2019年のご紹介時も、

「絶対に買い!」

と書いてましたが、2020年ものも当然のように・・「必買!」です。

 なぜって・・そりゃぁ・・

「滅茶苦茶旨くて過去最高間違い無し!・・しかも濃くて辟易することが全く無いエレガンスを持っている!」

から・・です。


 で、その原因を海外サイトでようやく見つけました。

「どうやらドラグランジュもビオディナミ転向済み!」

のようです。

 フィネスさんもこの新型コロナの時期で余り情報が得られなかったと思いますが、その辺はいずれ判ると思います。

 しかし、

「クラシカルな造りと味わいを脱却した2018年!」

は、この3年間のグラスの写真を見ていただけましたら簡単に判るかと思います。


「2020年ものガニャール=ドラグランジュは白も赤も過去最高!」

 そう断言させていただきます。是非ご検討くださいませ。


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 2019年のガニャール=ドラグランジュをご紹介させていただきます。

 ハッキリ言います。絶対に「買い!」です。理由は・・

「どのワインも滅茶苦茶美味しい!」
「どのワインも滅茶苦茶安い!」

からです。

「ガニャール=ドラグランジュが美味しいって言われても・・信じられない・・」

と思われる方は・・残念でした。

 ですが、noisy に騙されても良い・・と思われる方は、何のアイテムでも良いので・・飲んでみて下さい。

 それに、シャルドネは絶品ですが、赤ワインも

「信じられないほど安くて旨い!」

です。

 おそらくですが、2019年と言うヴィンテージと、ブラン=ガニャールの息子さんのマルク・アントネーさんの成長ぶりが反映されて、「今風のブルゴーニュの若くても美味しいスタイル」に変わっていることに有ると思います。

 そしてこれがもし2020年にも同様に感じられるとするなら、ブラン=ガニャールの上昇気流にもつながると踏んでいます。是非・・騙されてみて下さい。ラ・ブードリオット..また飲みたい!・・ヴォルネイ・シャンパンも激旨です。

 あ、バタール=モンラッシェだけはちょっとイントネーションが違いますので、是非コラムをご覧ください。ただしバタール=モンラッシェ2019も、化け物みたいな凄い味です。


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 「往年のガニャール・ドラグランジュ復活か?」と言いたくなるほど、2018年のガニャール・ドラグランジュは素晴らしいです!・・ちょっと涙がチョチョ切れてくる美味しさ!・・いや、それは昔のガニャール・ドラグランジュを知る人だけだとは思いますが、それでも、

「ニュー・クラシカル!?」

と言いたくなるような・・まったく「押しつけがましくないピュアな美味しさ」を感じさせてくれるシャルドネとピノ・ノワールに仕上がっています!

 特に「シャサーニュ=モンラッシェ1級ブードリオット・ブラン」・・・これはもう、すっげ~美味しいですよ。シャルドネ好きが絶対に喜ぶような見事なバランスです。ご検討くださいませ!

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 ガニャール・ドラグランジュをご紹介します。ガニャール・ドグランジュは当主のジャック・ガニャールさんが亡くなられましたので、2008年が彼の最後の作品になりました。

 現在は近親のブラン・ガニャールとフォンテーヌ・ガニャールへ畑を徐々に譲渡しているようですが、古木から生まれる正にブルゴーニュ的クラシカルな味わいは、懐かしくも有り、惜しくも有り・・飲むとついつい、センチメンタルな気持ちにさせられます。

 しかしながら、むしろ最近はこのようなクラシカルな味わいのブルゴーニュは絶滅している・・と言って良い状況でして、改めて飲んでみると・・

「・・いや~・・派手さは無いけど、シミジミ美味しい・・」

と思われるんじゃないかと思い直しています。 


 noisy の店でもルイ・ユエランがあれほどに支持されたのには、あんな「シミジミ伝わる美味しさ」にほだされたお客様が多い・・と言うことなのかと思うんですね。

 それに、ガニャール・ドラグランジュのワインも全く変わっていない訳では無く、徐々に近代的な造りの方に引っ張られていますので、大昔のガニャール・ド・ラグランジュの味わいとも異なっています。

 それはどういうことかと言いますと近代的な造りは、

「過度の空気接触を避ける」
「過度のピジェアージュ、ルモンタージュをしない」

こと等によりピュアなフレーヴァーを失わないようにするような側面が有りますが、徐々にそちらに寄って行っていると感じます。

 なので、以前よりも大幅にピュアになっています・・が、過渡期と言うか、徹底していないことによるのか判りませんが、

「良い感じに中間的な味わいになっている」

ものでして、なので余計に


「シミジミとした美味しさが伝わってくる」
「ピュアなのにブルゴーニュ的なエロスがノーズをくすぐる」

と言う、嬉しい状態にもなっているんですね。


 ドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュがいつまで存続するのかは微妙ですが、こんな「シミジミエキスのエロストッピングワイン」、是非飲んでみていただき、以前のブルゴーニュワインが持っていた表情を想像してみていただきたいと思います。


■エージェント情報
 ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールの当主リシャール フォンテーヌ氏の義父である故ジャック ガニャール氏が当主として運営していましたが、惜しくも2009年7月に享年80歳で他界され、現在はリシャール氏と、ドメーヌ ブラン ガニャールの当主で同じく義理の息子にあたるジャン マルク ブラン氏の助力の下、ジャック氏の奥様がドメーヌを引き継ぎました。

 2009年ヴィンテージの醸造においては、特にジャン マルク氏の息子であるマルク アントネー氏が中心となって行っており、ジャック氏は醸造に携わっていないので2008年物がジャック氏の造った真のラストヴィンテージと言えるでしょう。

 1960年からワイン造りをしていた故ジャック氏の畑は約2haと非常に小さいですが、その多くは樹齢50年以上の古木です。しかし、畑は年々フォンテーヌ ガニャール、ブラン ガニャールの2つのドメーヌに譲渡されていっており、近い将来、すべて譲渡する予定のようです。手摘み収穫後に白は低温浸漬してアロマを出し、樫樽で16~18ヵ月間醸造。赤は除梗後に2~3週間かけてアルコール醗酵をさせ、樫樽で16~18ヵ月間熟成させます。ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールのワインは瓶詰前にフィルターを掛けていますが、ガニャール ドラグランジュのワインはフィルターを掛けていないのでよりタニックな仕上がりになっています。


2022 Chassagne-Montrache Rouge
シャサーニュ=モンラッシェ・ルージュ

19479
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。「les Platieres(レ・プラティエール)」と「les Puits Merdreaux(レ・ピュイ・メルドロー)」の2つの区画の葡萄で最も古い木は1936年に植えられました。フランボワーズのような濃いベリー系のアロマ、ぎっしり詰まったような豊かな果実味とタンニンがあり、とても力強い弾けるような旨味のあるワインです。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥5,990 (外税) 
【快活ながらエレガンスが滲むシャサーニュ=モンラッシェの赤らしい・・見事なバランス!豊かさとしっとり感、赤果実のノーズがグッと来ます!過去一間違い無し・・しかも値下げで5千円台確保しました!】
 これほどに美味しい村名のブルゴーニュのピノ・ノワールがギリギリでは有りますが、

「5千円台!」

と言うのはかなりお買い得じゃないかと思いますがいかがでしょうか。

 まぁ・・インポーターさんもちゃんと考えていらっしゃるところは、こんな時代ですから・・出来得る限り値上げしないようにしてくれています。

 アメリカは某新大統領さんが高関税を掛ける事を決めていますが、当然ながら影響は出るかと思いますが・・

「他国に向けた刃はいずれ自国に向かう」

のは間違い無く、いつものようにはぐらかすことさえ出来ない状況に追い込まれることになると考えることさえ出来ないのかと・・思ってしまいますが。

 そうは言っても食べて寝て仕事して、また食べて・・と言う日々の暮らしは止まらない、止められない訳で、ヤケ酒になりかねないものの・・皆さんの硬直してしまった精神と肉体を解してくれる美味しいピノ・ノワールはマストなアイテムかと思います。

 それでも余りに高いと手を出し辛くなってしまいますから、株も下落していますし・・あ、X銀所有の膨大な額のETF..一体どうするつもりなんでしょう・・などと余計なことまで気になってしまいますが、さっさと売ってしまえばさらに株が下落するでしょうし、そのまま持っていると下手すれば額面割れ?・・あ、関係無いので止めておきます。

 2022年というヴィンテージは、ガニャール=ドラグランジュにとってはどんな年なのかとも考えています。

 まぁ・・お婆ちゃんがいる実家・・と言う立場がフォンテーヌ=ガニャールだったりブラン・ガニャールなんですが、彼らも自分たちが継いだ畑を育むのに精いっぱいだった時代が終わり、いずれさらに相続することになるであろう・・畑もしっかり手入れし、本気で醸造し、素晴らしいワインに仕上げた・・そしてそれが完了したヴィンテージが2022年と言うことなのかと、noisy は感じています。

 美しい照りとグラデュエーションのある見事な色彩と、そこから想像される通りの・・快活で豊か・・ながら、「トゥーマッチ」にはならないエレガントなシャサーニュらしい味わいを感じさせてくれます。

 例えば、ラミーやバシュレ=モノのように強い凝縮感と密度の高さで勝負するのではなく、それらが感じさせる「ハードさ」よりも、より自然で柔らかく、「ちょうど良いベストなポジショニング」を得たワインに仕上げているんですね。そしてそれはフォンテーヌ=ガニャールも同様で、

「無理に凝縮させるのではなく、畑仕事をしっかりやって良い葡萄に育て、その収穫した葡萄のポテンシャルに合わせた醸造を頑張る」

と言う、ブルゴーニュ本来の仕事をきっちりとやっています。

 なので飲んでいて疲れないし、何も不足が無い・・しっかり満足できる味わいに仕上がっているのでしょう。

 そしてヴィンテージの背景・・2022と言う非常に良い年になったと感じさせてくれる味わいと、そのシャサーニュ=モンラッシェと言うアペラシオンそのもののテロワールを見事に感じさせてくれます。

 この10年間で最高の仕上がりですが、この3年で最もリーズナブルな価格です。北からピュリニー、シャサーニュ、サントネと続くコート=ドールの南のドンケツですが、ピュリニーにはすでにほぼピノ・ノワールは無く、シャサーニュとサントネで質を争っている感じです。

 ラミーのサントネの密度が高い味わいとは異なりますが、

「ピノのエレガンスを感じたいならこちら!」

でしょう。ぜひ飲んでみてください。お薦めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【・・・ここまで淡いと・・と思ってしまうに違い無い・・んですが!?】

 近年、ここまで淡いガニャール=ドラグランジュの村名シャサーニュ赤は・・無いですね。

 2017年ものが最高に淡い色彩ですが、それさえ・・濃く見えるほどに淡いです・・なので、

「このシャサーニュ村名赤が気になる方は、2021パスグラのコラムも読んでみてください」

と・・お願いしておきますね。

 noisy 的には、この2021シャサーニュ赤・・最高に美味しいです!2021パスグラも大好きですが、現状でパスグラよりもこのシャサーニュ赤が・・

「整ってます!」

と言う状況ですから、

「ブルゴーニュの村名で6千円の、超エレガントでめちゃ美しいディテールを描き出す見事なピノ・ノワール!」

なんですね・・。

 ピノ好きでこの味わいを否定する方はごく一部なんじゃないかとは思います。なぜって・・

「ドすっぴんどころじゃない、丸々裸のピノ・ノワールの高質な真の姿をしている!」

と感じます。


 まぁ・・言ってしまえば、昨今のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは・・

「濃過ぎる!」

と・・思います。いや、否定はしませんが・・濃いですよね~・・特に2020年もの・・。

 ですから、

「昔ほどブルゴーニュのピノ・ノワールの本当の姿が見え辛い!」

訳です。


 これを言いますと・・とんでもなく偉そうに聞こえるはずなので、余り言いたくないんですが、

「なに?・・真の姿とか、本当の姿とか?」

と聞かれるはずなので・・


 例えば昨今だと・・ピノでは有りませんがシャルドネで、モンタニーのフイヤ・ジュイヨをご紹介させていただきました。ワイン屋の皆さん・・もノーマークです。ですが、飲まれ方から・・喜びのご報告を沢山いただきます・・。

 言ってしまえばヴァーゼンハウスも・・です。ワイン屋さんがテイスティングしても、誰も手を出してくれなかったのは、その時のヴァーゼンハウスの状態が今一つだったから・・です。だから noisy のところに話が来たんですね・・なので、今も有る程度の数をいただいています。

 つまり、「真の姿」を知っていれば・・それがどんなものかを何となくでも覚えていれば、その何かと別の何かを比較することが可能なんじゃないかと思うんですね。もっとも、自身でいつもそこまで考えている訳ではなく、なんとなく経験値的な感じでそう思う訳です。

 で・・この超淡~~い・・シャサーニュの赤が、

「絶妙に美味しい!」

んです・・。

 もちろん、濃かった2020年ものも好きですよ。でも、声にならない心の声が・・

「(・・そう・・このシミジミと沁みて来るブルゴーニュ・ピノ・ノワールの味わいに惚れてるんだよなぁ・・)」

と・・言ってる訳なんですね。


 エマニュエル・ルジェは直に官能を揺さぶってくれるしルーミエさんは完全バランス?・・メオの雅びなエレガンスには心を持っていかれる・・でも!

「名前も無いのに、売れてもいないのに、時折・・心底美味しいと思えるワインに出会うことが出来る!」

からこそ・・noisy は未だにワイン屋をやっているのかもしれません。飲んでみてください。シミジミ美味しくて安いと思っていただけましたら幸いです!


 以下は以前のレヴューです。
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【ドラグランジュもビオへ!・・美味しくなった理由が判りました。2018年頃からのグラスの写真は、その結果として柔らかさと濃度を得たものだと思います!滅茶安い!】

 今時、ブルゴーニュの村名ワインが6千円って・・まず無いですよね。しかも輸入元はフィネスさんですから、この素晴らしい適度な濃度とコンディションの良さをその価格で飲めるわけですから、

「相当にお買い得!」

だと思います。

 正直・・2016年頃はまだ非常にクラシカルな味わいで、若いうちはちょっと貧相さも感じさせたものですが、それ以降・・確実に変化して来たのは間違い無いでしょう。

 この村名シャサーニュも、甘さには絶対に逃げない潔さは有るものの、2016年は非常に淡く、2017年ものもまだまだ淡い・・が、2016年ものにはあまり見えない無い透明感の高いミネラリティを見ることが可能です。

 そして2018年もの・・いきなり濃度が出て来ましたよね・・ここまでくると、もう普通に美味しいです。ですので大いにお勧めさせていただきましたし、2019年ものは、

「激旨シャサーニュ・ルージュの誕生!」

とさえ書かせていただきました。


 そしてこの2020年・・完璧でしょう!この村名も、ブレンドの1級も、ヴォルネイ=シャンパンも・・

「物凄く美しい色彩!」

 そう思わないでしょうか?

 実際、飲んでいて非常に楽しかったんですね。2016年頃は実際・・ちょっと辛かった・・。勿論ですよ・・何年か経って熟してクラシカルな味わいが解れてくれば美味しくなるのは判っているので、何も問題無い訳ですが、

「それでも若いうちのテイスティングは結構厳しかった」

と言えるわけです。


 でも、今やもう・・飲んでいて楽しい訳ですから・・。エキスはたっぷりあるが甘く無く、果実の素直なアロマがナチュールさを持って膨らみながら感じられますし、口内に入ってからもそれは美しさを感じさせながら、余韻と共にノーズに戻って来て美しいチェリー果実の風味を残してくれる訳です。

 2020年の村名シャサーニュ、安いです。今飲んでも良し、最低10年先までバッチリ行けます。飲んでみてください。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【2019年と言うヴィンテージの良さが生んだ奇跡か、若きマルク・アントネーの成長の故か?・・激旨シャサーニュ・ルージュの誕生です!】

「シャサーニュの赤って、どんなワイン?」

とワイン会で初心者に近い、美しい女性に尋ねられたら・・もしくは男女逆でも良いですが・・どうお答えになるでしょう?・・難しいですよね?・・シャルドネならともかく、ピノ・ノワールではピュリニーとの比較にも持って行けない訳ですから・・。

 でも・・村と村の位置関係をちょっとズラしただけで・・Noisy wine のお客様ならきっと、その先のお二人の関係性にも影響が出るようなお答えが出来るんじゃないかと、noisy は勝手に想像してニヤニヤしている訳です。

 そう、ガニャール=ドラグランジュの2019年ピノ・ノワールが・・いや、パスグラも有りますから「赤」が、余りに美味いので・・

「どう説明したらよいかなぁ・・」

と考えあぐねていたところ、ちょっと良い手を思いついたんです。


 実はシャサーニュの北側はご存じの通りピュリニーです。すでにピノ・ノワールはほとんど生産されていない村が北なんですね。なので、この方向は間違い。使えません。

 ですが、南に接している村は何でしたっけ?・・そうそう、「サントネ」ですよ。

 そしたら最近、滅茶苦茶美味しい「サントネ」を・・飲まれませんでしたでしょうか?・・飲んだでしょう?・・そう、驚異の100点男、ユベール・ラミーの「サントネ」そして「サントネ1級ラ・グラヴィエール」ですよね?

 ラミーも2011年頃から扱わせていただきましたが、この数年の彼の両サントネの美味しさは格別なものが有ります。しかしこの美味しさ、凄い味わいはたったの3年ほど前から・・ですよね?

 そして、シャサーニュ村の南のドン付き、1級畑レ・ザンブラゼや1級畑クロ・ピトワに接しているのが、サントネの1級畑「クロ・デ・タヴァンヌ」と「ラ・コム」で、その南に接しているのが「ラ・グラヴィエール」なんですね。


 ですので、サントネのワインって・・とても伸びやかでしょう?・・そして、余り強く抽出するとガサガサになってしまったりするのはお判りかと思うんですね。

 ラミーのサントネは密度が高く、甘く無く、葡萄が勝手にワインになっているだけなんだろうけれど・・凄く充実している感じがすると思うんですね。

 だから・・そんな感じを自分なりの言葉に置き換えて行くと、自身が思っているシャサーニュの赤に対する印象を言えるようになると・・思ったりします。・・前置きが長くてすみません。

 で、

「もう・・この色合いを見て決めてください!」

と言いたい位に美しいです。


 ちょっと透明なミネラリティが絶大で、透明感がバリバリに見える色彩です。やや赤みを積層したような少しだけ暗い感じですが、果実もたっぷり、凝縮度も高く・・でもザラっとした接触感が全くない・・滑らかで伸びやかな味わいです。

 今までのガニャール=ドラグランジュのピノは、リリース直後は少しガサッとしていましたが、2019年ものはもう・・滅茶滑らかで流れるようなシルキーさを持っています。そこからベリーやラズベリーのニュアンスを振りまいて、未開ながらもいやらしさの無い複雑なニュアンスを振りまきながら、

「これぞピノ・ノワールの美しさ!」

みたいな去り際を見せつつ、美しく消えて行きます・・惚れてまうやろ~!・・と言う感じですよ。


 しかも価格が安い!・・質感も高く、リーズナブル感も高い・・ちょっとシャサーニュの村名赤で、ここまで旨くて5千円もしない・・なんてのは先ずない!・・と言って良いと思います。

 まぁ・・やはり去り際が綺麗で素晴らしいと・・ワインって美味しいですよね。

 あ、そうそう・・ワイン会で仲良くなっても去り際が重要ですよ・・社会人として・・そここそは美しくありたいものですよね。是非飲んでみて下さい。超お奨めです!



 以下は以前のレヴューです。
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【2017年もののシミジミさが嘘のよう!。。快活でフレッシュ&ピュア!密度もしっかりでA.C.ブル並みにお買い得な村名シャサーニュです!】

 2018年のドラグランジュのピノ・ノワールが大きく変わったことを象徴するかのような画像ですよね・・。

「・・全然違うでしょう?」


 若い人が余りタッチしてない・・もしくは畑に人が余りいない・・のが推測されるような・・でも、シミジミとした美味しさの伝わって来る2017年ものでした。でもそれはそれで美味かったですけどね。

 しかし・・もう2018年ものは、2017年のシャサーニュのような姿からは想像のできないほどの「快活さ」「健康さ」が感じられます。

 noisy もまたこのところ、「大激変シリーズ」を展開しちゃってますので、ここでまた「ドラグランジュ、大xx」などとやってしまうと心が痛みますので・・いや、でもハッキリ言うと・・そう書きたい訳です。思い留まっている訳ですよ。ピノなんて、ちょっと休めてエアコンの利いた部屋で、夏野菜や鶏肉のソテーなんかで合わせたら・・きっと参っちゃいますよね。鈍重ではない、そして力業で抽出を強くしない、自然な、ありのままの葡萄の姿をワインに転化しただけの味わいこそが、美味しいピノ・ノワールの姿なんだと気付かされます。造り手によって、樽の使い方が異なったり、マロラクティックをどこまでするか・・が異なるだけです。ドラグランジュの場合は軽快さを失わない程度の樽の使用、マロラクティックの掛かり具合に徹して、しかもそれが実に上手い具合に成功して2018年ものを仕上げたと感じます。

 それに、もし別格にも美味しい1級ブードリオット・ブランが買えたのなら、ワイン単体の美味しさと、マリアージュの手軽さから、そのワインの本当のポテンシャルを知ることになるでしょう。

 とてもリーズナブルだと思います。この快活さを美味しく飲むために、6月後半まで休ませてあげましょう。さらに深みが出て上質さもアップすると思います。ご検討くださいませ。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【「絶ワイン」と言いたくなるような、シミジミと染み入って来るピュアな液体に、少しシンミリしてしまいました・・】

 美味しいです。飾らず、奢らず、しかし「ちゃんと」しています。

 このバランスは・・実は非常に難しいものなんです。だって、ちょっとでも不足していると思った瞬間に人間は萎えてしまいますから。

 noisy のところでは非常に売れていたシャンボール=・ミュジニーのルイ・ユエランが入ってこなくなりましたが、存在的にはそんな感じなんですよ。・・最もルイ・ユエランの最終入荷のヴィンテージ、2014年は少し強さも有りましたけどね。

 ですので、「強さ」とか、「しっかり感」とか、「複雑性」「ポテンシャル」を求める方は、詰まらないワインになってしまうかもしれません。

 しかしながら、甘さに寄っかかりやすいワインになりがちなシャサーニュのピノ・ノワールに置いて、

「ここまでの繊細な美味しさを表現出来たのは、2017年だったから?・・」

じゃないかと思えるんですね。

 元々は実力派だったガニャール・ドラグランジュですが、もはや「ブラン・ガニャール」と「フォンテーヌ=ガニャール」に吸収される寸前・・。でも、

「最後の意地!」

みたいなものが感じられるからそのように思ってしまうのかもしれませんが、

「超繊細でピュア、見事なシミジミバランスが旨い!」

です。是非ともご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的エロスにそそられる旨い村名シャサーニュ赤!】

 1級レ・ブードリオットの東に有るレ・プラティエールと、1級レ・モルジョの東に有るレ・ピュイ・メルドローのブレンドのようです。因みに1級畑には接してはいません。

 古典的なエチケットを眺めつつ飲む非常にドライなシャサーニュ=モンラッシェの赤は実にエロティックで旨いです。良いですよね・・こんな昔のエチケットは!ミュヌレ=ジブール(ジョルジュ・ミュヌレ)も、今のハイセンスな?エチケットも良いですが、昔のエチケットにはゾクゾクしちゃいます。

 とても良く出来たリーズナブルな村名シャサーニュで、まん丸とまでは行かないもののやや横につぶれ気味の・・そうだなぁ・・卵を横にした感じのパレットを描きます。

 テクスチュアは滑らかですが、ややギザギザした感じの凹凸が感じられ、それが野性味、ワイルドさとなって認識されるようです。ノーズはほんのりとなめした皮革、心地良いスパイスにドライなラズベリー、適度に膨れてくれる中域と、口蓋を僅かに刺激しつつ滑らかな余韻を感じさせます。

 こう言うピノ・ノワールを飲むと・・時代を感じさせてくれちゃいますね。こんなピノが昔は非常に美味しかったんですね・・。いや、勿論今も美味しいんですが、

「絶滅危惧種」

と言うか、絶滅しちゃってますね。今はもっとどこにも「引っかからない」ですからね。ボルドーワインでさえ・・だいぶそうなって来ています。

 でも、適度な刺激をアピールしてくれた方がより美味しさを感じさせてくれる・・と言う方も結構に多いと思います。いや、滑らかな方がより良い!とおっしゃる方も多いと思いますけどね。でも、どちらが良いのか・・とは決めかねますが、絶滅を危惧するようになってしまうと、今度は人気の振り子が逆に動くことも考えられますし、

「・・こんなピノ・ノワール、飲んだこと無い!」

なんて、年寄りの noisyたちがビックリするようなご感想をいただくかもしれません。時代は移り変わりますし、20年経過すると、街並みも人も・・変わりますよね。1990年代の濃厚なピノが絶滅したのがむしろ懐かしい・・それと同じかもしれません。

 適度な酸化を許容したエロティックさ、官能さを感じさせてくれる見事なピノでした。そうだなぁ・・そこまでしっかりはしていないしタニックでは無いとしても、ジュヴレで例えるとすると「ドメーヌ・セラファン」でしょうか。セラファンは年代にも拠りますが、少し熟成が必要だとしても、

「現代最新のドメーヌ・ガニャール・ド・ラグランジュの赤はさっさと飲んでも充分に美味しい!」

と言えます。是非飲んでみてください。特別セットもご用意しましたので・・はい。お早めに。