ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュ

ガニャール=ドラグランジュ

フランス Gagnard-Delagrange ブルゴーニュ
● 2022年のガニャール=ドラグランジュ、驚きました!・・とんでもなく美味しいです!

 今回は白だけですが、特に1級のラ・ブードリオットがとんでもない仕上がり、飲んでいて舞い上がってしまうほどに美味しいです!

 もちろん、シャサーニュ村名も美味しいんですが、1級が凄過ぎて・・(^^;; もはや、以前のように・・

「お婆ちゃんの畑まで手が回らないよ~・・」

みたいなことは無くなり、フォンテーヌ=ガニャール品質になったと言うことだと理解しています。それにしてもラ・ブードリオット、滅茶美味しいです。noisy はラモネさんのブードリオットにはさして感動したことは無いんですが・・(^^;;

 以下にガニャール=ドラグランジュ、フォンテーヌ=ガニャールからの2022年ものの評価を掲載させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 2022年は4月が冷涼だったが幸い霜などの被害はなく、5月に入ると天候は回復して気温が上がり、葡萄の成長は早熟傾向となった。6月は適度に雨が降って夏に向けて地中の水分も十分蓄えられた。7月になるとほとんど雨が降らなくなり、暑く乾燥して葡萄の色付きが進んでいった。

 8月はさらに気温が上がって一部の畑では葡萄が焼けてしまう被害も出たが、葡萄の健康状態は概ね良好で8月26日から収穫を開始した。葡萄の果皮は厚く果肉は凝縮していたので、赤は色調が濃く鮮やかなアロマがあり、ストラクチャーがしっかりした旨味豊かな味わいになっている。白は酸味と甘味のバランスが素晴らしく、2020年に近い印象だがスタイルとしては2020年よりも風味豊かでアロマがとても強く酸味もしっかり残っている。

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 2021年のガニャール=ドラグランジュです。2020年ものの美味しさにはビックリしましたが・・noisy的にはこんなことも気になっていました。

「2021年のボーヌのピノ・ノワールはエレガントな仕上がりが多いが、もともとエレガントなガニャール=ドラグランジュはどうなっちゃうかなぁ・・」

「2021年のボーヌのシャルドネは、贅肉の無い・・ある意味パーフェクトな仕上がりだけど、もともとエレガントでちょうど良い感じのガニャール=ドラグランジュはどうなっちゃうかなぁ・・」

です。

 なので、フィネスさんの割り当て書を拝見した時・・

「・・げっ・・この数だと・・何も飲めない?」

と・・。白はほぼほぼ2~3本、赤は上が3~6本・・下が12本・・でした。

 ですが、そもそもエレガント系のシミジミさが大好きな noisy ですから、

「エレガントな造り手が超エレガントなヴィンテージにどんなワインを造るか?」

と言う疑問に勝てず・・無理して3アイテムも開けてしまいました・・入荷数が3本のも飲んでますから、それらは2本だけの販売です。


 結論としましては・・

「もう・・個人的には最高!・・めちゃ好き!・・甘みの無いエキスの美しい、酸が煌びやかな・・まさに1970~1988年頃までの・・激エレガントで古典的なブルゴーニュの味わい!」

でした。

 タイミングは幾分早いのかもしれませんが、若干・・待つだけ?・・と言うよりも、休息を与えるだけで満足の行く状態になると思います。

 もう・・シャサーニュ村名赤なんか、最高です!・・パスグラも少しだけ早いけど、いや~・・激エレガントで、

「そうそう・・パスグラはこうじゃなきゃ!」

と思わず言葉が出てしまいそうになります。昨今のめちゃ美味しくなった、昔のブルゴーニュクラスの味わいも悪くないですが、やはり軽くて酸の美しいパスグラに・・心を惹かれてしまいます。

 白はもう・・全部合わせても10本に届きませんから、とても飲める状況では無かったんですが、シャサーニュ村名を飲ませていただきました!

「もう余分なものは何もなく、足りないものも何も無い・・まさに古代の?・・高級ブルゴーニュ・シャルドネ!」

と感じさせてくれました。


 激エレガントですが・・シミジミと入射角鈍く、優しく体内に侵入してくれます。そして何とも心地良い残像を見せてくれるんですね。

 この先、いつまでこのドメーヌが存続されるかは、ドラグランジュの息子たちに掛かっているのでしょうが、もうすぐそこまで来ていると感じます。

「40~50年前のブルゴーニュ・ピノ・ノワール、シャルドネをしっかり彷彿させてくれるドメーヌはここしかない!」

のかもしれません。ぜひブルゴーニュ本来の詫び寂びの世界へ・・裸のブルゴーニュがどれだけ素晴らしいか、ぜひご覧くださいませ。




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 2020年もののガニャール=ドラグランジュをご紹介させていただきます。

 いや・・もうビックリです!・・2019年のご紹介時も、

「絶対に買い!」

と書いてましたが、2020年ものも当然のように・・「必買!」です。

 なぜって・・そりゃぁ・・

「滅茶苦茶旨くて過去最高間違い無し!・・しかも濃くて辟易することが全く無いエレガンスを持っている!」

から・・です。


 で、その原因を海外サイトでようやく見つけました。

「どうやらドラグランジュもビオディナミ転向済み!」

のようです。

 フィネスさんもこの新型コロナの時期で余り情報が得られなかったと思いますが、その辺はいずれ判ると思います。

 しかし、

「クラシカルな造りと味わいを脱却した2018年!」

は、この3年間のグラスの写真を見ていただけましたら簡単に判るかと思います。


「2020年ものガニャール=ドラグランジュは白も赤も過去最高!」

 そう断言させていただきます。是非ご検討くださいませ。


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 2019年のガニャール=ドラグランジュをご紹介させていただきます。

 ハッキリ言います。絶対に「買い!」です。理由は・・

「どのワインも滅茶苦茶美味しい!」
「どのワインも滅茶苦茶安い!」

からです。

「ガニャール=ドラグランジュが美味しいって言われても・・信じられない・・」

と思われる方は・・残念でした。

 ですが、noisy に騙されても良い・・と思われる方は、何のアイテムでも良いので・・飲んでみて下さい。

 それに、シャルドネは絶品ですが、赤ワインも

「信じられないほど安くて旨い!」

です。

 おそらくですが、2019年と言うヴィンテージと、ブラン=ガニャールの息子さんのマルク・アントネーさんの成長ぶりが反映されて、「今風のブルゴーニュの若くても美味しいスタイル」に変わっていることに有ると思います。

 そしてこれがもし2020年にも同様に感じられるとするなら、ブラン=ガニャールの上昇気流にもつながると踏んでいます。是非・・騙されてみて下さい。ラ・ブードリオット..また飲みたい!・・ヴォルネイ・シャンパンも激旨です。

 あ、バタール=モンラッシェだけはちょっとイントネーションが違いますので、是非コラムをご覧ください。ただしバタール=モンラッシェ2019も、化け物みたいな凄い味です。


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 「往年のガニャール=ドラグランジュ復活か?」と言いたくなるほど、2018年のガニャール=ドラグランジュは素晴らしいです!・・ちょっと涙がチョチョ切れてくる美味しさ!・・いや、それは昔のガニャール=ドラグランジュを知る人だけだとは思いますが、それでも、

「ニュー・クラシカル!?」

と言いたくなるような・・まったく「押しつけがましくないピュアな美味しさ」を感じさせてくれるシャルドネとピノ・ノワールに仕上がっています!

 特に「シャサーニュ=モンラッシェ1級ブードリオット・ブラン」・・・これはもう、すっげ~美味しいですよ。シャルドネ好きが絶対に喜ぶような見事なバランスです。ご検討くださいませ!

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 ガニャール=ドラグランジュをご紹介します。ガニャール=ドグランジュは当主のジャック・ガニャールさんが亡くなられましたので、2008年が彼の最後の作品になりました。

 現在は近親のブラン・ガニャールとフォンテーヌ=ガニャールへ畑を徐々に譲渡しているようですが、古木から生まれる正にブルゴーニュ的クラシカルな味わいは、懐かしくも有り、惜しくも有り・・飲むとついつい、センチメンタルな気持ちにさせられます。

 しかしながら、むしろ最近はこのようなクラシカルな味わいのブルゴーニュは絶滅している・・と言って良い状況でして、改めて飲んでみると・・

「・・いや~・・派手さは無いけど、シミジミ美味しい・・」

と思われるんじゃないかと思い直しています。 


 noisy の店でもルイ・ユエランがあれほどに支持されたのには、あんな「シミジミ伝わる美味しさ」にほだされたお客様が多い・・と言うことなのかと思うんですね。

 それに、ガニャール=ドラグランジュのワインも全く変わっていない訳では無く、徐々に近代的な造りの方に引っ張られていますので、大昔のガニャール=ド・ラグランジュの味わいとも異なっています。

 それはどういうことかと言いますと近代的な造りは、

「過度の空気接触を避ける」
「過度のピジェアージュ、ルモンタージュをしない」

こと等によりピュアなフレーヴァーを失わないようにするような側面が有りますが、徐々にそちらに寄って行っていると感じます。

 なので、以前よりも大幅にピュアになっています・・が、過渡期と言うか、徹底していないことによるのか判りませんが、

「良い感じに中間的な味わいになっている」

ものでして、なので余計に


「シミジミとした美味しさが伝わってくる」
「ピュアなのにブルゴーニュ的なエロスがノーズをくすぐる」

と言う、嬉しい状態にもなっているんですね。


 ドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュがいつまで存続するのかは微妙ですが、こんな「シミジミエキスのエロストッピングワイン」、是非飲んでみていただき、以前のブルゴーニュワインが持っていた表情を想像してみていただきたいと思います。


■エージェント情報
 ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールの当主リシャール フォンテーヌ氏の義父である故ジャック ガニャール氏が当主として運営していましたが、惜しくも2009年7月に享年80歳で他界され、現在はリシャール氏と、ドメーヌ ブラン ガニャールの当主で同じく義理の息子にあたるジャン マルク ブラン氏の助力の下、ジャック氏の奥様がドメーヌを引き継ぎました。

 2009年ヴィンテージの醸造においては、特にジャン マルク氏の息子であるマルク アントネー氏が中心となって行っており、ジャック氏は醸造に携わっていないので2008年物がジャック氏の造った真のラストヴィンテージと言えるでしょう。

 1960年からワイン造りをしていた故ジャック氏の畑は約2haと非常に小さいですが、その多くは樹齢50年以上の古木です。しかし、畑は年々フォンテーヌ ガニャール、ブラン ガニャールの2つのドメーヌに譲渡されていっており、近い将来、すべて譲渡する予定のようです。手摘み収穫後に白は低温浸漬してアロマを出し、樫樽で16~18ヵ月間醸造。赤は除梗後に2~3週間かけてアルコール醗酵をさせ、樫樽で16~18ヵ月間熟成させます。ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールのワインは瓶詰前にフィルターを掛けていますが、ガニャール ドラグランジュのワインはフィルターを掛けていないのでよりタニックな仕上がりになっています。


2022 Chassagne-Montrachet Blanc
シャサーニュ=モンラッシェ・ブラン

19483

白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュ

■エージェント情報
 シャルドネ種100%。粘土質主体の区画「les Voillenots(レ・ヴワユノ)」の葡萄を40%、1級区画マルトロワの平地部分にあたり、ガニャール家の目の前に広がる褐色石灰質の区画「le Jardin(ル・ジャルダン)」の葡萄を60%使用して造られています。洋梨や柑橘系果実のアロマ、リッチな果実味と丸い酸味がとても豊かで軽く10年は熟成させることが出来るポテンシャルの高いワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥10,480 (外税) 
【完熟したシャサーニュの葡萄がこれほどまでに柑橘・果実を感じさせ、質感高く、しかもリーズナブルに飲めるのはガニャール=ドラグランジュだけでしょう!素晴らしいです!】
 海外メディアは、フォンテーヌ=ガニャールやブラン・ガニャールは取材に訪れても、ガニャール=ドラグランジュのワインはテイスティングもしないようで、まったく評価の対象になっていません。

 これは想像ですが・・確かにガニャール=ドラグランジュは、フォンテーヌ=ガニャールのセカンド的な出来だったことが有ったと・・感じていました。おそらくメディアの方々も同様で、それでいつの間にか・・往年の名家、ガニャール=ドラグランジュを訪れないようになってしまったのでしょう。

 そしてこれも想像ですが、この何年かのガニャール=ドラグランジュを観てみますと・・明らかに、

「以前のような、少し籠りがちな小さな味わいから脱却し、生気に満ちた見事なワインに変貌している」

と気付きます。

 この2022年の村名シャサーニュ=モンラッシェにもそれは言え、美しさとふくよかさ、ほんのりとナチュールなニュアンスが感じられるようになっているんです。

 これは・・ドメーヌ分割、承継でのゴタゴタも有ったと思いますが、何よりも、

「マンパワーの問題」

だったのだろうと・・言うことなんですね。

 つまり、

「人の手が足りな過ぎる」

状況から、

「人手が足りて来て、お婆ちゃんの家の前のお婆ちゃんの畑までも、しっかり手入れすることが出来るようになった!」

と言うことなんだろうと・・思うんですね。 そうでなければ、2022年のラ・ブードリオットの凄まじい美味しさは説明が付かないし、この何年かでの・・ガニャール=ドラグランジュの瑞々しく膨らみのある美味しさへの変貌を説明することが出来ないからです。

 とても良く熟したフレッシュな葡萄を間髪入れずに醸造まで持ち込んだ、その成果が出ていると感じます。良く熟していますが、酸のレベルは正常で、ふんわりとしたニュアンスとシャルドネの若々しさ、フレッシュさみたいなもののトーンがアロマに現れています。

 目が物凄く詰まっている・・と言うのではなく、非常に健康な葡萄が最上の手段によって生まれた・・と感じられる生気が有るんですね。

 ミネラリティもバッチリで柑橘果実と果実が支えられ、白や黄色のニュアンスと、ほんのりと粘性のあるタッチで、実に充実して飲めるんですね。

 同じシャサーニュ=モンラッシェでも、ラミーやバシュレ=モノのワインが持つハードに凝縮したニュアンスでは無く、ふんわりとソフトなテクスチュアから、官能的なニュアンスが漏れて来る・・そんなイメージです。

 価格も・・こちらはそれなりに上がって届いたのですが、ここは何とか耐えて・・昨年の2021年ものと同じ価格で、シャサーニュ=モンラッシェのシャルドネとしますと、ドメーヌもの最安値じゃないかと思います。ぜひ飲んでみてください。変身間違い無しのガニャール=ドラグランジュです。

 以下は以前のレヴューです。
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【想像した以上にちゃんとしている・・と言うか、とても美味しいです!・・何一つ足りなくない、見事に端正な出来です!】

 見た感じ・・どうでしょう?

 2020年ものと2021年ものを比較しますと・・

「年号を見なけりゃどっちが2020年ものか判らない」

と・・思いませんか?

 むしろ2020年ものが2021年ものっぽく・・見えてしまうんじゃないかと思っています。

 それほどまでに、2021年もののシャサーニュ村名の「立ち姿」は美しいですよね・・実際、過不足の無い見事なシャサーニュ=モンラッシェでして、2020年もののようなピュリニーっぽさはやや薄れているものの、シャサーニュらしい、「すっきり系ゴージャス」な味わいをしています。

 noisy も忙しいので余り出歩かないんですが、それでも正月とか・・定休日のお昼とかは、ランチやディナーにも出かけたりします。

 正月に繁華街にカミさんとランチに出かけた時、ちょっと小奇麗な今風のレストランに入ったんですね。

 で・・注文して出て来て・・なかなか・・でもそれなりかなぁ・・などと偉そうに・・そう思いながら食していると、いきなり・・

「ギー~~!」

と・・椅子を押した時に出る床と椅子の足がこすれる音が・・。

 まぁ・・仕方ないよなぁ・・と。でもこれ、高級レストランでやったら大顰蹙ものです・・が・・。

「最近は余り気にしないのかなぁ・・お客さんだし・・きっと判らない人もいるんだよなぁ・・」

 などと思っていると・・さらに奥の方で、もっと大きな音で・・「ギー~~!」・・そしてまた・・


 その大きな音を立てているのは・・なんと・・店員さんでした・・。

 彼は座っていた訳ではなく、テーブルからはみ出ていた椅子をかたずけるのに、少しも持ち上げずに引きずったんですね・・。

「・・だめだこりゃ・・」

とは思いましたが、仕方が無いですね・・。それが嫌なら行かない・・と言うことでしょう。


 このシャサーニュ=モンラッシェ・ブランは、見事に・・そんな「ギー~~!」と食をいきなり妨げるような無粋な真似は一切しません。

 美しい抑揚とエレガンス、そして適度な膨らみを持ったボディからの美しい表情を延々と見せてくれます。

 自分をより大きいものと・・見せるような振る舞いはせず、しかし必要以上、不必要以下の?・・充実した味わいを見せます。ギー~~・・は絶対にない・・そこはやはり、バタール=モンラッシェやル・モンラッシェを産する村だからこその、育って来た環境が有ります。

 まぁ..2本だけですから、頑張って書いても仕方が無いんですが、テイスティングさせていただいたのは、noisy 自身が2021年のガニャール=ドラグランジュのシャルドネを最低でも1本は確認したかったからなんですね。

 村名でこれなら大丈夫だと確信しました!ぜひ飲んでみてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい出来栄えです!・・単にシャサーニュと言うよりも、ピュリニー・・少し混じってます?・・みたいな..そして何とも高質メロンと柑橘のアロマの立ちの良さが心に響きます!】

 2018年ものの美味しさは格別でしたが、2019年もののこのシャサーニュ村名の素晴らしさには感動しました。

 と言うよりも、このシャサーニュ・ブランだけじゃないんですよね。ドラグランジュ2019年全てが素晴らしい!圧巻でした。

 このドメーヌ・ガニャール=ドラグランジュは、先代が亡くなられてからはフォンテーヌ=ガニャールとブラン=ガニャールが補佐しているそうで、主にブラン=ガニャールのマルクさんがやっているようです。お婆ちゃんは見ているだけ・・なのかな?

 畑も一度息子たちに譲った上で、葡萄でいただいているそうです・・が、

「実質、ブラン=ガニャールの息子さんのワイン」

と考えるのが妥当だと・・思い始めました。

 何せこの2年のドラグランジュのワインはそれ以前と比較にならないほど素晴らしいんですよ。お年寄りの造るワインじゃ・・無い感じがバリバリに出始めています。

 言わば、

「成長中の若者が様々なものを吸収しながら、少しアグレッシヴ気味に挑戦し、それが上手く行っているような感じ」

が・・この2019年ものには有るんですね。



 この見事な色合いを是非ご覧ください。緑がやや強いゴールドに近い色合いです。緑が強いのは樽はさほど強く無く、若く新鮮な葡萄を新鮮なうちに処理出来、醸造もその色合いを変化させてしまうようなことが無かったことを意味するように思います。

 非常に香りの上りが良く、またそのアロマは太く柔らかく、非常に心地良い青い果実と柑橘です。もっと細かく言うとメロンとラ・フランス、金柑・・でしょうか。そこに目の詰まった白い・・すこしねっとりとしているかのような石灰感・鉱物感が入って来て、ノーズを直撃してきます。

 流石に物凄いラ・ブードリオットの迫力には届きませんが、この素晴らしいアロマと球体を感じさせる見事なパレット、シャサーニュらしい・・ちょっと薄めの飲み易さよりも、よりピュリニーっぽいグラマラスさが前面に出た美味しさです。

 どうでしょう・・ブラン=ガニャールの息子さんはマルク・アントネーさんとおっしゃって、陣頭指揮..と言うか、自分で色々やられているようですが・・

「ブラン=ガニャールより旨い!?・・」

んじゃないかとさえ・・思ってしまいます。


 思えば2017年まではブラン・ガニャール的でした。でも2018年はそれを脱却し始め、2019年もので花開いた・・そんな風に・・今のところは想像しています。

 旨くて滅茶リーズナブルだと思います。是非飲んでみて下さい。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【近年、稀に見る仕上がりです!】

 綺麗な色でしょう?・・緑が見える、心に染み入る色合いです。アロマも実に自然でハツラツとしています。

 昨年ご紹介させていただいた2017年ものはおそらくこの10年で一番の出来・・だったんですが、2018年ものは大きく超えて来ました!

 ですが・・何だろう・・ちょっと悲しくなって来ちゃうんですね。

 そもそも新樽使用率は低く、葡萄のピュアな味わいをそのままに表現してくれるドメーヌだったんですが、このところは・・おそらくですが、

「エルヴァージュで人手が足りない」

か、

「気を配ってキュヴェを見る人がいない(育っていない・カーヴにいない)」

ような感じだったんですね。


 要は、素性は悪くないのに・・新樽率が低く、酸化し辛いはずなのに、酸化が多めのクラシックな味わいだった訳です。


 それが・・見事なマッチングで酸化の具合がベストになったものですから、この村名はフレッシュさと滑らかさが同居、往年のドラグランジュの味わいが復活したかのように感じてしまいました!

 プライスも安く、安心感が有ると思います。美味しいシャサーニュです!是非飲んでみて下さい。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【2017年のガニャール=ドラグランジュのシャルドネは、偉大なドメーヌの最後の輝きを見せました!超お勧めします!】

 もう閉じることが決まっているドメーヌです。その昔は「ドラグランジュ」と言えば、シャサーニュの三傑に入るトップ・ドメーヌでした。これからはブラン・ガニャールやフォンテーヌ=ガニャールに吸収され、終わる運命になっているそうです。

 2016年のドラグランジュは、美味しかったですが「取り立てて」何かを言えるほどでは有りませんでした。なので、2017年ものもそうだろうと・・高を括っていたのは事実です。

 ピノ・ノワールをすでにご案内させていただいていますので、情報としましては、

「2017年のドラグランジュは素晴らしい!」

と言っていることはご存じでしょう。今までに無く、生き生きとしたディテールを見せ、しかも「ポテンシャルも」このところでは言及しきれないほどだったものが・・どうしたことでしょう・・素晴らしいんです・・そう感じてしまいました。


 消え去る者の最後の輝き・・とでも言うべきでしょうか。センチメンタリズムのみじゃないか?・・とも言われてしまいそうです。

 ですが、元来・・嘘を言うのが苦手なnoisy ですから、長くお付き合いくださっていらっしゃる方には判っていただけることと思います。最も、嘘を言うのも苦手では有りますが、おべんちゃらを言うのはもっともっと苦手なので、この性格には本当に苦労させられました。一体どうしたもんでしょうね。


 確かに、今ではもう、このような造りをする者はいないんじゃないか?・・と思えるほどにクラシカルです。別に取り立てて「ピュア」に見せたいとか、開けたてから美味しく飲めるようにドライアイス・炭酸ガスを使おう・・とかは、全く無いでしょう。

 しかし、クラシカルに・・一生懸命造った。決してガニャールのセカンドワインでは無い!・・と言うのがビシバシ伝わって来るんですね・・。凄い美味しいんですよ・・村名シャサーニュ・ブランも、1級ブードリオットも。

 村名シャサーニュ・ブランは下手をすればフォンテーヌ=ガニャールを喰っちゃってます。そう感じられる方もいらっしゃるに違いない・・クラシカルな良さが見事に出ています。・・いや、残念ながら写真がどこかに消えちゃったんです。iphone の中に入っていたはずなんですが、ちょうど切り替えの時期でして、入れ替えたら消えちゃったんですね。バックアップをしていたのが悪い方に出たのでしょう。同じファイル名で違う写真が出来てしまったようで、しっかり無くなってました。すみません。

 ブードリオットの写真は残ってました。これ・・すげ~・・美味しいです。畑のロケーションから想像できないかと思いますが、サン=トーバン的な冷涼感やミネラリティの強さをシャサーニュの幾分の暖かさが中和し、草花や果実、スパイスのディテールを見事に描いています。

 そんな話しをしていましたら・・店でそれなりに無くなってしまいまして・・こんな数ですみません。

 なお、バタール=モンラッシェは飲めていませんが、

「世界で一番リーズナブルでポテンシャルの高いバタール!」

であることは間違いないでしょう。

 もう後が無い、この見慣れたエチケットも見られなくなるのは寂しいですが、日本ではまだ余り有難られていないフォンテーヌ=ガニャールが引き継いでくれることを願います。是非ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【バランス良く見事な仕上がりでした!シャサーニュらしい表情を軽やかにしっとりと伝えてくれます!】

 ガニャール=ドラグランジュが変わり始めたのか、それとも2016年のシャルドネがグレートイヤーだからなのか・・判断が付きませんが、

「見事に美味しい!」

です。

 シャサーニュ=モンラッシェが何故ピュリニー=モンラッシェの格下に見られてきたのか、その真実は判りませんが、ピュリニーの方がより楽に「判りやすい美味しさ」に仕上げられたことが一番の理由のような気がします。後は、真面目な生産者が多かったのでしょう・・(^^;;

 非常にドライに仕上げられていますが酸バランスは良く、綺麗なパレットを描けます。ダメなシャサーニュは甘さに寄りかかり酸が無いか、もしくは酸バランスがバラバラ・・・と言ったワインが多いと感じています。ワインの場合、元となる葡萄の良さが第一義ですから、畑仕事がどれだけ適切に、丁寧に出来るかと言うことでしょう。

 柑橘系の白・黄色、ほんのわずかに橙が有るかな?・・と言うような果実バランスに、適度なバランスの石灰が有り、適度な粘性を持ったグラの有る飲み口です。豊満・・とまでは行かないのがむしろ適切で、いつまでもダレない美味しさが光ります。

 今回は特別セットも組ませていただきました。あの造り手の希少なワインに、このガニャール=ドラグランジュのシャサーニュの赤白の3本セットです。ご検討いただけましたら幸いです。