ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・フォンテーヌ=ガニャール

フォンテーヌ=ガニャール

フランス Domaine Fontaine-Gagnard ブルゴーニュ
● 2020年のフォンテーヌ=ガニャール、下級クラスが入って来ました。2020年ものはご存じかと思いますが、数量が呆れるほどに有りません。ですので、出来もダメか?・・と思ってしまうかもしれませんが、関係者の誰に聞いても、

「本当に素晴らしい!・・ただし買うことが出来るか、飲めるかどうかは運次第・・」

と言うんですね。

 なので数が無くて厳しいんですが、今回入荷の有ったパストゥグラン、A.C.ブル・ルージュ、村名シャサーニュ白を飲ませていただきました・・。ハッキリ言いましょう。

「フォンテーヌ=ガニャール、過去最高の仕上がりです!」

 パスグラもA.C.ブル赤も、呆れるほどに素晴らしいです!酸が生き生きとして伸び伸びとして・・真ん丸なパレットを描いてくれ、滅茶ピュアです!・・ナチュラル感も載っています。パスグラ好きのnoisy としましては、今飲んでも最高に旨いと・・。まぁ、何でパスグラが好きか?と言いますと、昨今のA.C.ブルはしっかりし過ぎていると感じている自分がいるんですよね。なので、パスグラとA.C.ブルが有ったらパスグラを選んじゃう訳です。

 ところがですね・・A.C.ブル赤がまた・・完璧です。下手なシャサーニュ赤より旨い・・しかもパスグラ同様に生き生き、伸び伸び・・しかもしなやか!・・ここまでお上手に出来てしまうと、

「高価なコート・ド・ニュイのA.C.ブルからの移動組が増えるかも?」

とも思ってしまいます。

 そしてシャサーニュ白!・・これもまた凄いです!3年以上前のフォンテーヌ=ガニャールの姿は全く有りません。上品ながらも濃密・・密度の高さは相当なものが有ります。これもまた完璧な美味しさを感じさせてくれました。

 いや・・余り手放しで褒めてしまうと後が怖い・・(^^;; でも飲んでいただけましたら必ずやファンになってしまうと思いますよ。

 因みに noisy がフォンテーヌ=ガニャールに取り組み始めたのが2015年ものから・・です。まだ半信半疑だったんですが、大昔の味わいとはだいぶ変わって来たのは判りました。そしてそれが確信に変わったのが2017年もの・・そして2018年ものからは、さらに高みを目指して猛突進している姿が見えています。2020年ものは、ある意味・・集大成と言えるんじゃないかと思っていますが、ハッキリ言うのは上級キュヴェが届いてからにさせていただきますね。

 あ、さらに因みますと・・フィネスさんの担当のK君によりますと、フィネスの藤田社長がフォンテーヌ=ガニャールを凄い勢いで仕入れ始めたのは2013年ものからだったそうです。藤田社長には2018年~2020年のこの姿がきっと見えていたのでしょう。是非飲んでいただいて、ご確認いただきたい・・noisy的にはもう、完璧と言える3品です。お勧めします!

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 2019年のフォンテーヌ=ガニャールをご紹介させていただきます。

 いやはや・・2019年のフォンテーヌ=ガニャールは、過去最高の出来であることを確信しました。まぁ、そもそも

「2019年もののブルゴーニュは借金しても買うべき!」

であると思っています。それほどに凄い出来でした!

 何せ・・希少で余り割り当ての無い「2019年クリオ=バタール=モンラッシェ」まで開ける羽目になってしまいまして、その余りの素晴らしさに放心状態になりました。その・・開ける羽目になってしまった理由は後で述べさせていただくとして、2019年ものフォンテーヌ=ガニャールの概要をお知らせいたします。

 2019年フォンテーヌ=ガニャールの白は、今飲んでも滅茶苦茶美味しい・・完璧と思える凄い仕上がりです。最も飲めたアイテムはそう多くは有りませんが、下から上まで一通り飲ませていただき、

「グレートなヴィンテージの甘美なシャルドネの繊細さを積み上げた醍醐味!」

をご堪能いただけます。これ、本当に凄い・・数が無いので兎に角何でも良いので、誰が何点付けていようと飲むべきです!

 2019年フォンテーヌ=ガニャールの赤も、過去最高の仕上がりで間違いありません。しかしながら・・残念ながら?・・今から飲んで美味しいキュヴェが多く無く、ほとんどのキュヴェが1~3年の熟成待ちになります。その代わり、熟した時には2019年のシャルドネ同様、ポテンシャルに花を開かせた甘美さに感動すること間違い無しです。

 因みに赤で飲めるのは、
2019 パストゥグラン・・これ、エレガントで滅茶旨いです!
2019 ブルゴーニュ・ルージュ 到着時(2021年6月入荷)はパストゥグランほど開いていなかったものの、9カ月経過して美味しくなっているはず・・です。
2019 シャサーニュ=モンラッシェ1級レ・モルジョ エレガントさと複雑さが均衡、適度に開いてくれ、最高に旨いです。
以上です。これ以外は1~3年の熟成待ちです。


 で・・ここからが重要なんですが・・そもそもただでさえ少なく、ヴィンテージ的にも希少な2019クリオ=バタール=モンラッシェまで開けることになってしまったのですが、その理由は、

「2019年クリオ=バタール=モンラッシェに92点!・・と言う信じられないほどの低い評価を海外メディアがしているため」

です。

 発端は、まずは2019A.C.ブル・シャルドネが余りに美味しく、とてもA.C.ブル規格では有り得ない素晴らしい出来だったこと、2番目は同様にテイスティングしたシャサーニュ1級マルトロワ・ブランが素晴らしい出来だったのに、89点、90点と海外メディア2者が信じられない程低い評価をしていたことが判明した・・のが原因です。

「・・えっ?・・この素晴らしい仕上がりのワインに・・89点・・って、何考えてんの?」

と言うところから、バタール=モンラッシェやクリオ=バタール=モンラッシェを評価を見てみましたら、

2019 Domaine Fontaine-Gagnard Batard Montrachet
94 Points Vinous
93 points Bourghound.com

2019 Domaine Fontaine-Gagnard Criots-Batard-Montrachet
93 Points Bourhound.com
92 Points Vinous

 そして、1級は・・

2019 Domaine Fontaine-Gagnard Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Caillerets
93 points Vinous
91 Points Sweetspot / Outstanding Boughound.com

と言う具合なんですね。つまり、

「クリオ=バタールはシャサーニュ1級よりも評価が低い!バタールはシャサーニュ1級程度!」

と言う評価をした・・と言うことなんです。


 なので、「・・そんな訳は無いだろう・・こんなに旨いんだから・・」と言う訳で、結局、虎の子の2019年クリオ=バタール=モンラッシェを開けて確かめることにした訳です。

 結果・・クリオ=バタール・・・超絶に美味かったです!・・今飲んで96 、 ポテンシャル97+ 飲み頃予想 今~2045 とさせていただきました。まさに「甘露!」です!


 本当に海外メディアって・・信用なりませんね。嘘ばっかりです。「どうせ飲まないんだからバレないだろう」と位にしか思ってないのでしょう。評価も価格もビックリするほど高い。バキバキのルフレーヴさんの硬いピュリニー系を若くして飲むより、数段旨いです。

 まぁ・・本来ならこんなことは書きたく無かったんですが、この2019年フォンテーヌ=ガニャールの評価は余りに酷い・・。あのジャック=フレデリック・ミュニエが余りの評価の低さに呆れてミュジニーを仕舞い込んでしまった理由がここにあるのでしょう。

「君たちにちゃんとした評価が出来るのか?」

と、彼は問いたかったのでしょう。

 希少なミュジニーを仕舞い込んで、ボトルを熟成させてからリリースすることにしましたが、それでもドメーヌでのテイスティングは毎年されていて、すでに海外メディアも評価をきっちり上げています。

「今までとはだいぶ違う・・高い評価を」

です。


 ですので、noisy も出来る限りのテイスティングをさせていただき、正当な評価をお伝えしたい・・とそう思っています。


 話は脱線してしまいましたが、

「2019年フォンテーヌ=ガニャールは過去最高!・・しかもシャルドネはトップ・クラスで今も飲めるしなやかさ!ピノ系はポテンシャルは過去最高・・だがすぐ飲んで良いアイテムと要熟成アイテムに分かれる!」

 そう思ってください。・・いや・・クリオ=バタール..滅茶旨い・・し、1級マルトロワ白、リーズナブルで最高です!・・是非飲んでみて下さい。

■ ドメーヌによる2019年ヴィンテージの感想
 2019年は年初は暖かかったので4月頭には芽吹きが始まったが、気温低下による霜のリスクは何度かあった。4月5日には気温が氷点下まで下がって霜が降りてしまったので1級モルジョの区画で大きな被害が出てしまった。幸運にもストーブを焚いた特級を含むいくつかの区画では被害は免れたが、4月はとてもストレスが多く疲れる月だった。開花期の天候も最良の状態で経過はせず、花ぶるいやミルランダージュが発生した。夏の間はずっと良い天気で気温も高く葡萄の成長は加速したが、雨がほとんど降らなかったので丘の上の区画では水不足のストレスもあった。収穫は9月10日から始めたが、ミルランダージュの影響で葡萄の房が小さくジュースの量が少ないので生産量は減少してしまっているが、葡萄の状態は素晴らしく凝縮されていたので、赤白ともにアロマ豊かで酸味のストラクチャーもしっかりとした素晴らしい味わいに仕上がっている。

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 フォンテーヌ=ガニャールの2018年です。いや~・・輝きを増しています!・・凄いです。上昇気流に完全に乗ったと言って良いと思います。しかも、

「下のクラスから上まで、神経を行き届かせた見事な仕上がり!」

でした!・・もっともグラン・クリュ3兄弟まではテイスティング出来なかったので、全18アイテム中15アイテムのテイスティングにおいての判断になります。ご了承くださいませ。


 どうでしょうか・・やはり、ガニャール・ドラグランジュとの合併が功を奏した一番の理由と言えるかと思います。エレガントだが希薄さがまだ見えた下のクラスも、充実した見事な味わいを見せています。そして、

「シャルドネのドメーヌだから・・仕方ないよね・・」

と、どこか、そのように想起させてしまうような部分も在ったかと思いますが、シャサーニュのピノ・ノワールの美味しさは別格になってきました。


 こうなって来ますと、シャサーニュの巨人と言えばだれもが思い浮かべるのが、「ドメーヌ・ラモネ」では有りますが、トップ・キュヴェの「モンラッシェ」「バタール=モンラッシェ」は飲めていないので除外させていただきますが、それ以外のシャサーニュ1級、シャサーニュ村名の各赤白については、

「確実にラモネ超えした!」

と申し上げておきましょう。

 クロ・デ・ミュレの繊細さが際立つ表情には鳥肌が立ってしまいます。良くご存じのはずのモルジョ・ブランの、気品溢れるアロマとオイリーなノーズ・テクスチュアには、いつまでも触れていたいとさえ思ってしまいます。・・いや、昨夜のマルトロワ・ブランも滅茶美味しくて・・・。赤もクロ・デ・シェヌの見事な完成度に感動させられましたし、パワフルなエネジーが漲るリュジアンも最高でした!

 で、さぞかし海外メディアも2018年のフォンテーヌ=ガニャールには驚いているに違いないと踏んで、勇んで検索をかけてみましたところ・・・いや、駄目ですね~。権威主義で価格通りのポイント付けしかできない・・しかも以前のヴィンテージの自身が付けた評価さえ、余り覚えてはいないんじゃないかと思えるような、非常に安易なレヴューが多く、

「全体的に相当にブラッシュアップしたフォンテーヌ=ガニャールの姿に誰も気付いていない!」

と感じました。


 まぁ・・ティム・アトキンさんのレヴューが多く見つかれば、少しは面白かったんですけどね。

 ですので、グラン・クリュクラスは書けませんが、それ以外のキュヴェにつきましては、しっかり書かせていただきますので是非ご覧くださいませ。

 2018年のフォンテーヌ=ガニャール、大いにお勧めさせていただきます!・・1級(を含む)以下は滅茶お買い得ですのでお見逃しなく!是非ご検討くださいませ。


 このドメーヌは1985年に設立され、当主のリシャール フォンテーヌ氏はシャサーニュ モンラッシェ村の名家であるガニャール ドラグランジュ、ブラン ガニャールを一族に持ちます。所有する畑はシャサーニュ、ポマール、ヴォルネイ村に約10haで、コクがあり力強くてトロみのある白と、色調が濃く肉厚な赤を造っています。畑の土壌は基本的には粘土石灰質ですが、区画によって様々な特徴があり、それがワインのキャラクターに個性を与えています。葡萄の木の仕立てはギュイヨ式で、1株につき6~8房に制限します。

 収穫は全て手摘みで除梗は100%、醗酵前に低温浸漬を行います。アルコール醗酵は白の場合は228Lの樫樽で、赤はコンクリートタンクで行います。温度調節には冷却パネルを使用し、白は最高15~26℃、赤は15~32℃で醗酵させます。ピジャージュ、ルモンタージュは1日2~3回でアルコール醗酵終盤はルモンタージュのみ行います。


 熟成は白は約12ヵ月、赤は約18ヵ月でいずれも228Lの樫樽で行います。


 このドメーヌではフランス中央のCHERという地方の樫の木を自ら購入し、庭で2年間乾燥させてから樽業者に製造してもらっています。新樽率はブルゴーニュとヴィラージュが20%、1級と特級が30%になります。


2020 Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ

17048
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・フォンテーヌ=ガニャール

◆◆◆物凄いポテンシャル!飲み心地も素晴らしいです!
■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。葡萄の木の樹齢は約50年で所有畑の面積は約0.9ha、白亜粘土質と泥灰質土壌が混じり合い、ヴォルネー村の「Les Longbois(レ ロンボワ)」とシャサーニュ モンラッシェ村の「La Platière(ラ プラティエール)」に畑があります。色合いはとても淡いですが、素晴らしい果実味がありストラクチャーがしっかりしていてワインの色とのギャップに驚かされます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,890 (外税) 
【コート・ド・ニュイのA.C.ブルも真っ青!?ヴォルネイとシャサーニュのA.C.ブルの畑が生む完璧なA.C.ブル!・・是非飲んでみて下さい!】
 ん~・・これ以上、価格が上がらないで欲しい・・!販売する方としまと本当に厳しいです。・・しかし、この数年間での・・

「A.C.ブルゴーニュのランクアップ度は半端無い!」

と感じています。まぁ、どちらのドメーヌさんでも同様かもしれませんが、昨今はA.C.ブルが物凄く美味しくなったでしょう?・・10年以上前とは比べ物にならないほど、品質アップが成されていると感じています。

 そしてフォンテーヌ=ガニャールの2020年のA.C.ブルは完璧・・そう思わせてくれる素晴らしい仕上がりでした!

 いや・・2019年ものも素晴らしかったですよ。ただし、リリース直後に飲むには少し引っ掛かりが有ったのも事実です。たしか、そのようにお伝えしていたと思います。

 2020年ものは・・今からもう、完璧だと言いたいです。2020年のパスグラと同様に、素晴らしい果実酸をたんまり持っています。写真からは濃密な赤、積層したような赤黒が感じられると思います。

「この色彩でコート・ド・ボーヌのA.C.ブル」

ですよ?・・有り得ないでしょう?

 まるでコート・ド・ニュイのA.C.ブルを見ているかのような外観です(個人的な感想です)。それでいて、

「濃いなぁ・・」

とか、

「薄い・・か?」

みたいな感想にもなりませんよね?

 2017年ものはどうだったでしょう?・・淡いですよね。そして赤い。でも2018年ものはやや暗めの深~い赤です。2020年ものは奇跡的にほぼ中間的ですが、今までこんな色彩に見えたことは有りませんでした。

 口に含めば高質な果実酸の美味しさが「3D 」で感じられます。非常に立体的です。まぁ・・複雑性が滅茶高いんですが、それをほぼ球体に感じさせてくれるんですね。力技は一切感じられません。おそらくですが、かなり微妙な天候をくぐり抜けて、結果秀逸に育った2020年ですから、結果としてマロラクティックの掛かり具合がこの美しい酸を残したのかと思っています。2019年ものも美味しかったですが、味わいそのものは2020年ものとは結構に異なると感じました。

 ピュアで自然で、素晴らしい果実酸が球体に近いパレットを描きます。もしかしますと・・もしかするとですよ・・飲まれる方によっては、自分にとっては少し酸のレベルが高いんじゃないか?・・と思われるかもしれません。でも・・少し飲み進めてみてください。どうでしょう?・・2~3分で、もうそんなことは忘れているでしょう?

 ですから、現在の状況ではもしかしたら、酸のレベルを気にされる方もいらっしゃるかもしれない・・と言うのがネガティヴな部分かと思いますが、このワインのバランスを考えますと・・これで良いんだと思うんですね。

 しかも濃密ですが・・シャサーニュ系の赤には、今まで「付き物」だった「甘み」はゼロです。そして反対に「エキスの旨味」が半端無い・・そのエキスこそ、この果実酸が生み出したものでして、そこからフレーヴァーが生まれているんですね。集中しています。濃密ですが優しい!・・素晴らしいA.C.ブルです。癒しも有るかな・・と思います。是非飲んでみて下さい!超お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【いつものエレガント系 + いつも通りじゃない複雑性 の2019年!・・美味しい(はず)です。】

 美味しいはずです・・なんて・・飲んでるんだかどうだか良く判らないかもしれませんが、実は・・

「このA.C.ブルとパスグラは2021年6月入荷!」

だったんですね。

 ちょうど親父が亡くなった頃に2アイテムだけ赤が先着していまして、テイスティングはしたもののご案内出来ずに今になってしまった訳です。だからと言って、テイスティング内容を覚えていないと言うことは無く、ちゃんとアリアリと覚えています。

 リアルワインガイドの評価テイスティングでも、noisy が担当レヴューのボトルを持ち帰らないので、

「・・noisy さん、それで良く・・書けますね~・・」

と言われます。でも、noisy の自宅の食卓には、常にボトルが50本以上・・下手をするとあとプラス20本・・。まぁ、この50~70本の間のうちにテーブルの上をある程度片付けないとカミ山が大噴火してしまう訳ですね。なので、リアルの担当テイスティングボトルを毎回数本持ち帰ると、溶岩が流れ出してしまう訳で、そんな理由も有るんですが、

「印象深いアイテムはほぼほぼ覚えている」

ので、持ち帰って再度飲む必要はないんですね。それに印象深く無い・・ごく普通の味わいとかでしたら、「あれと同じ感じ」で覚えておけますし、駄目だなぁ・・こりゃみたいなアイテムは、評価点そのものが低いし印象も悪いですから、還って覚えてしまう訳です。もっともそんな場合、そのアイテムの担当になることはまず無いですけどね。

 で、このA.C.ブル・ルージュ2019...覚えてますよ。2019パスグラの、余りに可憐でバランス良く、流れて行くような見事な味わいに比較して、

「より深いピノの味わいの中に、2018年ものまでには無い複雑な要素が凝縮していて、その分やや引っ掛かりの在る感じ」

がした訳です。

 ですんで、

「パスグラは紹介したい・・けどA.C.ブルは半年..掛かるよなぁ・・」

と覚えていたんですね・・。


 色合いを見ていただくとお判りかと思いますが・・あ、初夏のテイスティングですからボトルもグラスも曇り気味・・なのがバレバレですね・・2018年ものの暗い色合いからは激変して、「赤」ですよね。エレガントな感じは変わりませんが、

「赤果実が相当凝縮している感じ」

なので、いつもよりも複雑な味わいがしました。2016年に似ていますがもう少し積層した感じの色合いです。


 ですので、9カ月ほど経過し、ようやく美味しくなって来た頃だと思います。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【・・はい・・写真を見比べて・・是非ご購入ください・・。飲み心地も最高!密度の高い極上ピノ・ノワールの純な美味しさに触れてみましょう!】

「・・これ、マジか・・?」

と、最初は信じられませんでした。

 何か間違ったのか?・・どこかで入れ違えたとか?・・とか、色々考えてしまいまして、結局、この2018年のフォンテーヌガニャール、2本も開けてしまいました・・。

 だって、劇的に・・それまでのフォンテーヌ=ガニャールのA.C.ブルとは、見た目が全然違うじゃないですか。

 2016、2017年と来て・・とても美しいピノ・ノワールでしたし美味しかったです。人気が有るとか無いとかではないですが全く残らないワインです。

 でもどちらかと言えば、淡くてエレガントで、しなやかさも有って・・でも凝縮感は感じないけれどエキスはしっかり有る・・そんなイメージでした。


 ところが、これですよ。この色彩。余程健康的に葡萄が育って熟したものが収穫でき、かつ、選別も相当にきっちりしないと、こんな色合いにはならないはずです。


 なので、もう一枚、貼っちゃいます。2本目です。

 杞憂でした。同じです。一枚目の写真は結構に前にテイスティングしており、「ボトルの底の方」をグラスに入れています。ので、ちょっと透明度が出ていないかな。

 二枚目の写真は6月30日~7月1日の撮影だと思います。これは見ていただけますとお判りのように、ボトルの上の部分ですね。より明るく透明感がアップして撮れていると思います。

 凝縮感・・と言ってしまうと、

「ん?濃い味なのかな?」

と伝わってしまうのを恐れて・・そうは言いません。密度がとても高いです。


 しかしながら味わいの延長はあくまで2016、2017年ものの上に有ります。実にエレガントです。そして非常にドライ・・。酸のバランスも心地良く、果実のニュアンスが、まだ花の内からのアロマと熟した果実のアロマが混然一体となっています。

 エッジを感じないまろやかな口内感覚で、僅かな襞の触感を感じさせながら、質の良さを漂わせつつの余韻です。

 しかもこれ、相当に長い期間も良い熟成をするんじゃないか?・・とさえ思わせるんですね。結構、長く検証させていただきましたから・・。

 そして、So2もかなり少ないと思われますが非常に健全。なので・・

「ど~しちゃったの?フォンテーヌ=ガニャール!」

と言うことになっちゃった訳です。少なくともラモネさんのシャサーニュより美味しい・・(すみません・・)。


 なので、これは是非とも飲んでみていただき、ご意見を頂戴いただければと思います。何せ、今のブルゴーニュで、

「12.5度のピノ・ノワールを、この葡萄の熟度で出来る!」

のが信じられません。ある意味、圧巻・・ビックラしたのもお判りいただけると思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ドライでピュア!こちらも化粧ッ気無しの、ほんのりナチュラルさも感じるピノ・ノワールです!】

 ヴォルネイのレ・ロンボワとシャサーニュ=モンラッシェのプラティエールのブレンドです。どちらもA.C.ブルの畑ですが、惜しいところで村名になってない感じの畑でして、例えばレ・ロンボワの真上はクロ・マルタンで村名畑ですし、プラティエールの約半分は村名畑です。

 ですので、結構にしっかりしていますよ。非常にドライですがピノの味が濃いです。この、ドライな味わいと言う部分が味噌でして、シャサーニュの赤は甘くなりがち、レ・ロンボワ辺りはシャルドネに向いた畑が多いので石灰が強くなりがち・・と言うことで、シャサーニュのプラティエールをしっかり発酵させてボディを造り、レ・ロンボワで石灰系ミネラリティの支えにする・・と言うような設計なのかもしれません。

 パスグラ同様に非常にエレガントで、樽の要素もほぼ感じません。非常にピュアです。価格もリーズナブルですから、さらっと今飲んでも良いですし、2年ほど置いても深みが出て来て、ややワイルドさが加わり、さらに良化してくると思います。是非飲んでみて下さい。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【フォンテーヌ=ガニャールならではのエレガンスをバランス良く表現している、とても良い仕上がりの2016年です。】

 これも美味いです。最も、素晴らしいリュジアン並み・・などとは絶対に言いません。A.C.ブルクラスとして、またA.C.シャサーニュ村名クラスを比較にしての視点で、とてもピュアで美味しいと感じます。

 どうやらヴォルネイとシャサーニュの各村の畑をブレンドしているようですが、例えばシャサーニュの赤・・と聞くと、

「もしかしたら少し甘め?」

と想像される方は、かなり経験の有る方だと思われます。

 そう、確かにシャサーニュの赤系のワインは・・遅熟させてやや甘く仕上げるパターンが多かったと言えます。濃くマッチョなワインを造ろうとしていたと思うんですね。

 しかしながら、世界の愛好家たちの嗜好がPKさん誘導のものから解放されたのも原因の一つかもしれませんが、

「ん?・・濃いブルゴーニュ?・・甘いって?・・それはブルゴーニュワインじゃないよ。」

と、彼らは少し前までの自身が造っていたワインのことなど他人事のように言うかもしれません。


 それほどまでに、やや甘いシャサーニュ赤は一斉に姿を消し、黒くて酸の無い、でも横方向にだけはパレットが拡がることも無くなったと言えます。

 このA.C.ブルもそんなエキスたっぷり、ブルゴーニュワインらしいピュアでエレガンスを強く感じるものに仕上がっています。

「2016年って、オフヴィンテージでしょ?」

と言われるかもしれません。


 しかしながらここに来て判ったことは、

「2016年ものは量は物凄く少ないが、出来たワインの90%ほどは非常に質が良い(良質な造り手のもの限定)」

と言うことですね。


 なので、質が悪いと言う意味の「オフ・ヴィン」で有れば、「それは間違い」であり、量が無いと言う意味なら「正解」と言うことになります。


 純でピュア、アロマも味わいも伸びの良い、エレガントなワインです。ルイ・ユエランのワインのような、「シミジミさ」では無く、むしろ、

「ハツラツとしながらも愛らしい表情を持ったA.C.ブル」

です。是非飲んでみてください。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【超絶にエレガントで滅茶ゴージャスです!このフォンテーヌ=ガニャールのピノ・ノワール、是非とも一度トライされてください!】
 いや~・・驚きました。フォンテーヌ=ガニャールのピノ・ノワールがここまで旨いとは思いませんでした。長い間飲んでいなかったとは言え・・と言うか、余りに初期のイメージが良く無かったのが響いたことも有りますし、エクスクルーシヴを持つエージェントさんとの付き合いがちょうど無かったことも有るかと思います。

 それにしても、

「あの、紙を加えたままピノを飲んでいるかのようなイメージ」

は何だったんだろう・・と思ってしまうほど・・の超絶なエレガンス、フィネスです。


 左の写真は上から順にポマール・レ・リュジアン、シャサーニュ=モンラッシェ、ACブルゴーニュになります。色合いなどぜひご覧くださいませ。

 勿論ですが上級キュヴェほど、その造り手の真の姿を映し出しますが、さりとて下級キュヴェもその延長上になければ飲み手の理解は深まらず、しかも、

「・・高いクラスだけ美味しくてもね・・駄目だよね・・」

と言うような、余り良く無いイメージを植え付けてしまいます。最初に言わせていただきますが、下から上まで、ちゃんと統一され、造り手の意思が全てのワインにキッチリ現れています。


 ポマール・レ・リュジアンは、言わずと知られたポマールのテート・ド・キュヴェ(トップワイン)です。濃密ながらエレガンス、複雑性とも、他の1級畑ものを引き離すと理解されています。

 この非常に淡く美しい色合い・・感動的ですよね。やや黒みを深く持つシャサーニュ=モンラッシェとも、大きく異なる色合いで、ポマールの1級畑が持つ上品さを見せてくれているように思います。


 で、このレ・リュジアン2015年ですが、ビックリするほどの超絶なエレガンスとフィネスを感じさせてくれます。しかも、

「まったく濃く無い!」

です。しかし、ちゃんとキッチリエキスが出ています。これ、どういう事かと言いますと、


「最適な状態に熟した葡萄のみを使用し、ほぼ圧力を掛けずに優しく絞った、非常に贅沢な味わい」

なんですね・・。



 例えば日本酒でも、モロミを絞る時に、ギューっと強い圧力を掛けて、最後の最後まで絞ったら・・どうなるでしょう?・・渋みやエグミ、雑味が出てしまいますよね。でもその分、量が沢山造れる訳です。

 ワインも同じです。絞れるだけ絞ってしまうと、そりゃぁ量は出来ますが、雑味の多い味わいになってしまいます。

 このワインからは、そんな雑味は感じられないどころか、一点の曇りのない美しい姿のみを感じさせてくれます。


 勿論ですが、葡萄の質が良く無ければ、醸造も、絞りも全く意味が有りませんが、

「上質で健康な葡萄だけを使用している・・と感じさせてくれる高質感」

が感じられます。


 なので、今飲んでも滅茶苦茶美味しい!・・しかし、こんなもんじゃないんですよね・・実際は。このワインが熟してきますと豹変するはずなんですね・・だって、素性が滅茶苦茶良いんですから。


 むしろ今は、その姿は「淡泊」に感じられるかもしれません。・・そう、強さは全く無いに等しいほど、スムーズな飲み口なんです。でも少し飲めば判るでしょう・・

「・・これ、只者じゃぁ無いぞ・・」

と言うニュアンスがヒシヒシと伝わってくるはずです。


 言わば、例のルイ・ユエランのような、余り饒舌では無いタイプなんです。非常に贅沢な、葡萄の芯の部分だけをワインにしたような感じです。なので、

「ガシッとした味わいが好きな方にはもしかしたら向かない」

かもしれませんが、

「シルヴァン・パタイユのフルール・ド・ロゼが非常に美味しいと感じられる方には、これ以上無い味わい!」

と感じていただけると思います。


 いや・・贅沢ですよ、これ。最高の贅沢です。高名な生産者のレ・リュジアンが雑に感じてしまう人もおられると思います。それほどまでにこの表情は素晴らしいです。やや高額では有りますが、

「こんなワイン、レストランさんで飲みたいよなぁ・・」

と思っていただけると思います。



 二番目のシャサーニュ=モンラッシェの赤は、レ・リュジアンとはテロワールが全然違うことが色合いからも判ると思います。軽やかなレ・リュジアンに比較し、しっかり強い粘土とシャサーニュらしい強い果実感が特徴です。

 しかしながらレ・リュジアンと同様に非常にエレガントでフィネス感たっぷりです。粘土由来の重厚さを第一に考えるのでしたらこちらのシャサーニュ=モンラッシェ赤をお勧めします。価格もよりリーズナブルですし、

「他の生産者のシャサーニュ=モンラッシェ赤のような鈍重さが無い」

のが特徴です。強い抽出をせず、フェザーのように軽くしか圧を掛けていない感じを受けます。アメリカン・チェリーやブラック・ベリー風の果実味が、非常に高質に感じられます。美味しいです。


 最後はA.C.ブルゴーニュの赤ですが、これはやはりフォンテーヌ=ガニャールのエレガントスタイルを見事に表現できていますので、


「もし、レ・リュジアンやシャサーニュに手を出すのが怖いのなら・・」

このACブルを飲んでみるのが良いかと思います。


 勿論、レ・リュジアンの超絶なエレガンスや、シャサーニュらしい重厚なピノの味わいをエレガントに表現できてはいないです。

 しかし、テクニカルにあるように、ヴォルネイとシャサーニュに有るACブルの区画のブレンドですので、これ、かなりバランスが良いんですね。ヴォルネイが持つ雅さとシャサーニュが持つ大きさや重量感をブレンドしており、しかも、フォンテーヌ=ガニャールの質の良い葡萄とゴージャスなワイン造りにより、とてもエレガントにチェリー風味をエキス味で表現してくれます。

 2014年も美味しかったですが、2015年ものも負けずに・・いや、それ以上に旨いです。


 2015年ものは3アイテム、ご紹介させていただきました。どうしても上級キュヴェのレ・リュジアンの記事の比重が大きくなってしまいますが、これは仕方が無いです。滅茶素晴らしいですから。

 でも、例えば濃密さ、凝縮感命の方が飲まれたら・・

「ん?・・全然言うほどじゃ無いじゃん!」

と怒りを覚えるかもしれませんよ。それほどまでにエレガントなんです。


 濃いものはアバタを隠せます。でも淡いものは隠しようが無いんです。少しの汚れも浮き上がらせてしまうんです。だから淡いワインは造るのが非常に難しいんです。濃いものは最初から濃く造るつもりなら出来ますし、アバタも隠せる訳です。


 素晴らしいピノ・ノワールでした。まだ飲まれていないようでしたら是非とも飲んでいただきたい逸品です。ご検討くださいませ。




 以下は2014年ブルゴーニュ・ルージュのレヴューです。
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【ドライでピュア、柔らかでしなやかなエキス系の・・ストレートど真ん中に投げ込んだような高質ピノ・ノワールです!】

 いつ以来なのか・・覚えていないほどですが、フォンテーヌ=ガニャールのワインをご紹介します。へそ曲がりの noisy は、シャルドネでは無くてピノ・ノワールです。

 おそらくシャサーニュ村近郊の畑産と思われる、柔らかでしなやかなテクスチュアを持った秀逸なピノ・ノワールです。シャサーニュ系のピノに有りがちな「甘いピノ・ノワール」では無く、しっかり完全発酵させたドライでエキシーな味わいです。

 やや赤いフラワリーさを感じるノーズにチェリーの果実、粘土がいっぱい・・と言うよりは、白い石灰が透けて見えるような美しい色調、口内を「もっさり」させてしまうような重ったるさも無く、しかししなやかで伸びの良い味わいです。ほんのり煙のようなアロマに石のヒントも高貴さを感じさせてくれます。

 まぁ、シャサーニュの赤は、良いのに当たると滅茶美味しいんです。例えばニーロンさんちの1級の赤などは、非常に少ないし余り評価されていないですが・・時折ご紹介させていただいてますのでご存知ですよね。妙に鉄っぽく重さの有るムルソー赤とも違い、もう少し低域に厚みの有る重厚さが出やすいワインです。

 その辺りの処理が、むしろこのドメーヌが伝統的な造りを続けてきたやり方に、非常にマッチしていると思われますが、滅茶心地良いんですね。これ、とても面白いポイントでして、シャルドネの造り手なのにピノ・ノワールの方が安定して美味しい・・ありゃ・・こんなこと書いちゃうと怒られちゃうかな?・・そのまま誰にも言わずに黙っててくださいね。

 このドメーヌのシャルドネは、滅茶出来が良いものと垢抜けないものが同居していまして、中々に選択が難しいんですね。しかも、出来が良いものが毎年一緒・・と言う感じでも無く、ただ、上級キュヴェは総じて出来は良いです。中級クラスが今一つの場合、もしくは良いものと、もう少し安いなら・・とか、もうちょっと頑張ってくれよ・・みたいななのが混じる感じで、中々にね・・ムズイんですね。・・内緒の話しです。なので当たると・・

「フォンテーヌ=ガニャールのシャルドネってこんなに素晴らしいの?」

と驚く羽目になります。なのに・・ACブルは毎年非常に安定感が有ります。

 これなら納得していただけるだろう・・と言う魂胆でのご案内です。ぜひ飲んでみて欲しいと思っています。ご検討くださいませ。



収穫時の「Les Longbois」の区画