【過去最高、間違い無し!・・滅茶苦茶美味しいです!2020年はフォンテーヌ=ガニャールにとってシャサーニュのトップに躍り出たヴィンテージになった!?】

完璧だと思います!・・滅茶美味しいです!・・仮に、何かと比較して表現してみるとするなら、引退の決まったドミニク・ラフォンがシャサーニュで過去最高の村名ワインを造った感じ?・・でしょうか・・少し違いますか・・ね?
ドミニクのムルソーも素晴らしいですがやや内向きかな?・・と思ってしまうほどにフォンテーヌ=ガニャールの2020年のシャサーニュ=モンラッシェ村名白は適度な外向きさと内向きさを持っています。50対50・・でしょうか。
なんでそんなことを言うかと申しますと、もしこの若いシャサーニュの村名ワインが100対0で外向きだとしますと、皆さん・・余り美味しいとは思わないと思うんですよね。
「隠れている部分を何となく感じることが出来る」
からこそ、
「ポテンシャルを感じる」
と言うような言葉に繋がって行くはずなんです。
で、この2020年のシャサーニュ村名白の第一のドラマは・・実に心地良い新樽由来のアロマと、濃密なエキスから立ち昇る果実系のアロマの見事なバランスとせめぎ合い!・・です。
言ってしまえば・・野暮ったいなぁなどと感じてしまいガチな新樽のニュアンスは、出来たワインが素晴らしいと・・まるで印象が異なって感じられます。何ともエレガントで何とも高貴!・・さらに言ってしまえば、ドミニク・ラフォンも一時はこの「新樽由来のアロマとブケ」が素晴らしかったですよね?・・そしてこの新樽のニュアンスは数年で完全にワインに溶け込んで、さらなる美味しさに繋がって行った訳です。
最近はこのように「新樽悪者説?」が幅を利かせてしまいまして、
「物凄く出来の良いワインにおける新樽のニュアンス!」
を経験する場が無くなって来てしまっています。

ですがこのワインは・・そんな素晴らしさをちゃんと味わえるんですよ。ある意味、
「クラシカル」
では有るんですが、むっつりスケベ的な、内向的な出来では無く、
「50対50」
の、非常にバランスの良い・・むしろ、
「現代的な自然なアプローチによる仕上がり!」
になっていると感じます。
ほんのり新樽の気品高いニュアンスと、オイリーでネットリ、充実したエキスからの柑橘が生み出す壮大なハーモニーは、やはりブルゴーニュ・シャルドネの持つ素晴らしい構成のひとつだと感じます。ドライなのに甘美で、何とも色気の有るアロマがノーズへと還って来ます。自然な減衰の余韻が生み出す寡黙な時間は心地良い長さを自覚させてくれます。
これぞ、ブルゴーニュ・シャルドネの醍醐味!・・でしょう?・・最近流行りのフレーズだと、これは飲まなきゃいかん奴だと・・(^^;; 本当に思います。
最大限仕入れさせていただいて、何とかそれでも18本だけでした。最初の入荷は6本だけだったので、
「・・飲んだら儲け無し・・か・・」
とモチベーションが駄々下がりだったんですが、何とか粘らせていただいてあと12本、入ってくることになりました!・・まぁ、実は・・新着で全然売れなくても良いかな・・とも思ってもいるんです。店で売れちゃうと思いますんで!・・
でもおいしいシャルドネに目が無い方は、絶対飲むべきですよ。2020年は凄い出来になりました!上級キュヴェもご期待ください!超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【王道のシャサーニュ=モンラッシェ・ブランがここに有ります!・・最高!】
いや~・・嬉しいですね~・・こんなに自分のイメージに近い形の写真が撮れたことがとても嬉しいです。
濃い黄色からのゴールドの反射が、グラスのフチを伝う太目の「涙」を照らしている・・そんな感じが実際にも目で見ている訳で、珍しくそのイメージに近い写真が撮れました。
本当はクリオ=バタール=モンラッシェの写真を何枚も撮ったんですが、納得できるものは一枚も無く、仕方なく・・よりマシなものを2枚選んでアップしています。それでもまぁ・・クリオ=バタール=モンラッシェの存在感と比較しますと、ちょっと村名は弱く見えてしまうのは・・お判りでしょう。
また、メディアの評価は見事に見当たりませんでしたので掲載できませんでした。なので、noisy的には、
今飲んで 92 ポテンシャル92+ 飲み頃予想 今~2037
とさせていただきました。本当はポテンシャル93まで見ていたんですけどね・・自重しちゃいました。これ、相当に高い評価だと思いますよ。

1枚目の写真は出来るだけ下からの接写、2枚目の写真は少しだけ上に移動して接写です。ややねっとりとしつつ、口内に引っ付いた液からのアロマがフローラルさの中に黄色い熟した柑橘果実が有って、アロマだけでも美味しいです。A.C.ブルも相当旨いんですが、やはりエレガンス、質感は敵いません。
2018年ものは、相当に「透明感」が見えていますよね。2019年ものは、そこは「熟度の高さ」に置き換わっている感じで、
「グレートイヤーこその表情」
が有ります。滅茶美味しいです!是非飲んでみて下さい。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【ティム・アトキン氏は2017年ものアドヴォケイトの評価に1点加えて91ポイント!・・シャサーニュ白でこれは凄いです!】
え~・・すみません・・時間が来ちゃいました。そろそろ新着を出さないと・・お客様に怒られてしまうので、余り書けません。
ですが、
「史上最強のシャサーニュ=モンラッシェ・ブランはこれ!」
です。村名で91点なんて・・まず付かない点でしょう。
本当は色々書きたいんですが、申し訳ない・・後で補完します。
1級には確実に及ばないが、かなり接近戦には持ち込めるだけのポテンシャルがあると・・思ってください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【90 points! Robert Parker's Wine Advocate です!これは超お買い得!】
余りに美味しい、切り裂きジャックみたいなマルトロワ・ブランのエレガンスを、僅かに「鈍角」に持って行って「飲みやすさ」に振ったバランスがこのシャサーニュ村名の白だと思ってください・・。そうしたら手を出しやすいでしょう?
そもそもフォンテーヌ=ガニャールのシャルドネは、そんなには割り当てをもらえないんですよ。特に安いクラスは・・ブルゴーニュ・シャルドネやシャサーニュ村名は、レストランさんでもひっぱりだこのようで、需要が多いので・・ワイン屋はどうしたって後回しになってしまうのは理解出来ます。
あ、そうそう・・昨今の新型コロナウイルスの性で、皆さんも自重気味・・でもそれだとこの先の経済状況が不安になってきてしまいますよね。
ただし・・やることが無い・・(^^;; 営業職のあるお客様は、自宅でお仕事をしているとおっしゃってました。「テレワーク」と言うそうですが、会社に来てもらっても、またお得先に行ってもらっても困る・・と言うことだそうです。
「・・どうすりゃいいの?」
って感じですよね。
まぁ、noisy のところはそんなことは無いですが、
「超美味しくてリーズナブルなのに・・お客様の引きが悪い・・どうすりゃいいの?」
と言うようなことは・・ここでも散々起こっています。
氷のように冷ややかでテクスチュアは滑らか、質の高い柑橘と、僅かにそれらを勝るバランスで包み込む透明なミネラリティ・・伸びやかに香るアロマに、うっとりしていただけます。
「甘くてシャバっと拡散してしまうようなシャサーニュでは無い!」
です。是非ともご検討くださいませ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうに美味しいです!・・でも数は有りません!】
余りのACブル・ブランの美味しさにビックリしてしまいましたが、反面、
「・・でも、2016年のシャサーニュの白が普通の出来以下だったら困っちゃうなぁ・・」
と、まだ見ぬ上級キュヴェへの不安も持っていた noisy です。
そりゃぁ・・そうです。テイスティングは下のクラスから順々に行って行くのが普通なんですが、それでも、中には飛び抜けて素晴らしいものが有ったりしますんで、A.C.ブル・ブランが2016年、たまたまそうだった・・と言うことなら、今まで皆さんにお伝えしてきた内容を修正しなくちゃならなくなってしまいますしね・・。
ですが・・この村名シャサーニュ=モンラッシェも、言ってみれば、
「飛び抜けて素晴らしい!・・しかも特徴もバッチリ!」
なので、ヘタすれば1級クラスと同等・・などと言いたくなってしまいます。
しかしながら数は本当に無く、出来れば飲んで数を減らしたく無かったのが本心では有りますが、まだ復活してから2年目ですんで、2015年ものを結構な数、テイスティングしたとは言え、天候の影響が厳しかった2016年もののチェックも怠れないと言うことで、村名も開けてみました。
まさに・・A.C.ブル・ブランのコラムでも書きましたが、テクスチュアはまるでミシェル・ニーロン並みのテッカテカ、つっるつるのものです。
しかもワインを口に入れる前の素晴らしいアロマにビックリです!ほんのりとオイリーなんですが、胡麻っぽい特徴的なアロマが、煙っぽさと一緒にノーズに飛び込んで来ます。スピードも有り、適度な柔らかさと硬さが交錯し、ミネラリティの豊富さを感じさせてくれます。口に含むと柔らかい酸はまん丸で、入った液体の表面張力をも感じます。ぷりっぷり・・なんですね。
酸っぱい酸はほぼ無く、上品さ、気品が漂いつつノーズに抜けて行きます。マッタリとしつつ余韻は長くたなびき、柑橘系と非柑橘を上品に再現しながら消えて行きます。
シャサーニュと言うよりは・・いや、シャサーニュでは有るんですが、もっとピュリニーっぽいし、滅茶苦茶上品で硬く無いムルソー・シャルムを飲んでいるかのようでも有ります。いや・・絶品ですね・・。今飲んでも充分に満足していただけるかと思います。これだと1級クラスの2016年が楽しみでは有るんですが、
「2~3本しか・・無い!」
ので・・ごめんなさい。・・村名でこれだけ美味しければ、価格上昇の抑えられた・・もしくは前年とほぼ同様ですので、1級クラスはべらぼうな仕上がりになっているでしょう。
残りは5本ですので・・是非お早めにご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【誰もが美味しい!と言うに違い無い王道の味わい!しかも超絶にエレガンスを感じさせてくれます!】
べらぼうに美味しいです。フィネスの担当のK君から、
「フォンテーヌ=ガニャールはいつも本当に美味しくて・・云々」
と聞かされ続け、
「(・・ホントかぁ・・?)」
と内心思いつつ、
「(そんなに言うなら・・試してみようか・・)」
と、2015年ものから扱いを大きく増やして、テイスティングに臨んでみた訳です。
2014年もののACブル赤で、それまでに持っていた印象が変わったことも大きいですが、シャルドネの方はトライしてなかったんですね。2015年のピノ・ノワール3アイテムは書いた通りです。かなりの代物でした。
で、まずは村名シャサーニュ=モンラッシェ・ブラン2015年です。これがですね・・実に美味しかったんですよ。何よりソフトなテクスチュアでアロマのスピードが速い!・・これはかなりの自然派の特徴でして、アロマティックで良く薫ります。同時にSo2も少ないようで、このソフトなフカフカ感、そして酔い覚めの心地良さからも判ります。
非常にドライなんですが、中域が見事に膨らんでくれます。その上で、
「滅茶弱い抽出」
が特筆されるかと思います。つまり、良い状態で収穫された葡萄の良い部分だけを優しく抽出している訳です。特には、白ワインの場合は最初に圧搾しますんで、その時の「圧」が弱いのが感じられるんですね。優しく優しく・・抽出され、発酵に移っているのが伝わって来ます。このエレガンスはそうやって生み出されているのでしょうが、どこか女性的な柔らかさを感じます。最近は余り飲んでないのでハッキリは言えませんが、ドメーヌ・ルフレーヴのワインに感じる硬さとは、全く違う個性に思えます。まぁ、ルフレーヴも熟すと美味しいですけどね。

このエレガンス、フィネスはシャルドネだけに留まらず、ピノ・ノワールにも同様に感じられるものです。非常にゴージャスなんですが、
「成金的では無い」
です。
「どうや~・・これは!」
と言うようなこれ見よがしな饒舌さは伝わって来ないんですよ。むしろ、
「わては・・こうでおます。お好きならどうぞ・・。」
と一歩も二歩も引いている感じがします。詫び寂びっぽいですが、気品に満ちた味わいです。素晴らしい!一推しです。
1級のモルジョになりますと、グググっと輪郭がハッキリして来ます。味わい的には村名シャサーニュの延長上に有り、モルジョに感じられることの多い、石、煙、スパイス、果物の皮などの要素がふんだんに感じられます。粘性もかなり有り、ややオイリーで締まり気味です。硬いと言うほどではなく、そこはフカフカとした畑に転がる石、土壌構成によるミネラリティでしょう。粘土と硬い石が半々・・と言った風情です。これも超熟でしょうしかなり素晴らしいです。

この3アイテムではやはりこの1級のカイユレが抜けていますね。こればかりはもう・・しょうがない。シャサーニュの村の中央上部に有りまして、モルジョ的な粘土も感じますがモルジョほどは多く無く、その分、もっと「あっけらかん」とした明るい表情を創り出すミネラリティを多く持っています。
色合いからもそれは見受けられるかと思いますが、少し「薄い緑」が見えるでしょうか。ムルソーの石切り場のような、大理石的なイメージのミネラリティを持っているように感じました。最も、ムルソーの中央上部の畑のような、厳しすぎるようにさえ感じるミネラリティほどでは無く、
「やはり超絶にエレガント!」
と感じられるようなフォンテーヌ=ガニャールのスタイルを貫いていると感じました。
どのキュヴェも美味いですが、やはり最初は「村名シャサーニュ=モンラッシェ」でお試しいただき、気に入られたら上級キュヴェにも手を伸ばしていただきたいと思います。
おそらくどのキュヴェも、どんなタイミングで飲まれても、「硬くて飲めない・勿体ない」とまでは行かないと思うんですね。それなりの表情はいつも出してくれると思います。
素晴らしいエレガンスとフィネスを持つワインたちでした。今後も楽しみです!是非ポートフォリオに加えてください。お勧めします!

緩やかな傾斜のカイユレの畑