
カレイの縁側も旨いし鯨のアヒージョ、大和煮も滅茶美味しいですが、実はこの木の屋石巻水産さんの看板はこの「
金華さばの水煮」なんですね~。道理で完成度が高い訳だと・・妙に納得してしまう味わいでした。
高さ45mm、直径85mmほどの缶詰に、noisy が開けた個体は、三分割された金華サバが入り、円周の隙間に身を差し込んだような感じでビッシリ入っていました。2~3人で食べるのにちょうど良い分量です。
普通のサバのようにパサパサしていないし、また、脂っこ過ぎないので、繊細なサバの味わいを閉じ込めたような感触を受けます。塩もキツク無く、本当に水だけで煮ているように思います。
汁にはサバから出たと思われる油が少々浮いている感じです。繊細な白ワインにはピッタリ!・・の味わいでした。ちょうど、モンテリー・ドゥエレ=ポルシュレのムルソー1級レ・サントノと合わせましたが、余りに美味しいので舞い上がってしまい、せっかく綺麗にお皿に盛りつけたのに写真を撮らなかったようで、探しても有りませんでした。すみません・・。
骨も有りますが、しっかり煮込まれているので、ホロホロと崩れる・・感じまでは行かないにせよ、適度な食感を感じながら砕けます。良い感じにカルシウム分の補給も出来そうです。
また、皮の周りや腹の部分の、身の他の部分よりも脂分の多いところもまた・・実に「乙な味」でして、
「トロッ」
としてて実に旨い!
醤油を垂らしても美味しいでしょうし、ツナ缶のようにマヨネーズも良いかな・・と思うんですが、青ネギを散らす程度に「元のまま」、とりあえず食べて欲しいなぁ・・と思います。この味付けは絶妙です。
金華沖で獲れた銘柄サバの金華サバを石巻の港まで運び、即調理したと思われる缶詰です。ちょっと・・はまりそうな味わいです。
「缶詰のサバ~?・・いらんわ~・・そんなん・・」
と思われるかもしれませんが、これはグルメな缶詰です!ぜひともご検討くださいませ。滅茶美味しいです!