シャトー・オー=ブリオン
シャトー・オー=ブリオン
フランス Chateau Haut-Brion ボルドー
● シャトー・オー=ブリオン・ブランのセカンドを久しぶりに見つけました。年間5千本~1万本が多いのか少ないのか・・・判らないかもしれませんが、とっても少ないんですよ。世界中のワインファンが欲しいと思っているワインのひとつですから・・。
しかも、2009年からは傘下のシャトー・ラ・ミッション・オー=ブリオン・ブランとも共用になり、名前も、
レ・プランティエ・デュ・オー=ブリオン・ブラン-->ラ・クラルテ・ド・オー=ブリオン・ブラン
と変更されましたので、今回は記念すべきファースト・ヴィンテージとセカンドヴィンテージをご紹介します。本当にレアなんですよ・・。ワイン屋でもそうは滅多に買えません。
●2009 la Clarte de Haut-Brion Blanc A.C.Pessac-Leognan
ラ・クラルテ・ド・オー=ブリオン・ブラン A.C.ペサック=レオニャン
【偉大なるオー=ブリオン・ブランのセカンド + 信じられない価格になってるラ・ミッション・オー=ブリオン・ブランのセカンドがこのキュヴェです!】
今まで何度かオー=ブリオン・ブランを飲んでいますが、まぁ・・若い時には僅かに塩っぽい石を舐めてるだけ・・のようなイメージだったものが、熟成も15年を過ぎる頃からは「粘性の塊」みたいになり、そこから徐々に放出される膨大な表情に思わず・・、
「・・わおっ!・・」
と言葉にもならないような奇声を上げてしまうことになりました。
やっぱりどうでしょう・・20年は必要かなと感じますが、確かにオー=ブリオン・ルージュも超偉大なワインでクラクラさせられるとしても、印象にいつまでも残っているのは何故かオー=ブリオン・ブランの方・・と言うのが不思議です。・・いや、個人的な印象ですよ。
で、そのオー=ブリオン・ブランのセカンドであった「レ・プランティエ」が2009年ものから「ラ・クラルテ」と名称変更になり、しかも、ラ・ミッション・オー=・ブリオン・ブランも入れてしまうと言う・・滅茶ゴージャスなことになってしまっています。
まぁ・・これは、変な例えをするならば、ロマネ=サン=ヴィヴァンの弾いた樽に同様のリッシュブールを足すようなものですから、美味しく無い訳が無い・・ですよね。
noisy もこれは初めてですので、当然ながら飲んでいません。本当に簡単には買えないんですよ。お客様にとってはそうでも無いにせよ、ワイン屋にとってはかなりレアです。
しかもほぼ92~93Points 位の高い評価が付いていますね。そりゃぁ・・飲んでみたいと思いますよね~。
noisy も飲んだことが無いので滅多なことは言えませんが、ファーストラベルより早くは熟すにしても、半分の期間で熟す・・と言うのは無いだろうと思いますから、2/3ほどとするならば、10年は必要で出来れば15年近くは置きたいところでしょう。
メドックの・・いや、ペサック=レオニャンのグレートな「オー=ブリオン」が名前の中に有ったシャトーはディロン家の所有になったので吸収合併再編されていまして、ラヴィル・オー=ブリオンとかラ・トゥール・オー=ブリオンは消滅してしまいました。残っているのはレ・カルムとラリヴェ位でしょうか。
セミヨンにソーヴィニヨン・ブランを加えたセパージュと思われますが、飲んでみたいですよね?・・価格もリーズナブルですのでお早めにご検討くださいませ。
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