
アリアンナ・オッキピンティの古代品種のパスタを食した時は、
「ほ~・・・麦の精妙で複雑な味わいがちゃんとする!」
そんなことに改めて驚きを感じました。
まぁ・・考えてみてください。最近の駅蕎麦とか、パーキングエリアの立ち食い蕎麦などは、一昔前に比べるとかなり美味しくなりました。冷凍技術や運送技術の発達がそれを支えているのかもしれませんが、そうは言っても中々・・
「蕎麦の風味がしっかり感じられる美味しいもの」
とは言い難く、「のど越しや食感」が良くなった・・・結局は、「単に伸びていないだけ」なのかもしれません。これについては常に食している訳では無いので、あくまで個人的な印象では有ります。
しかし、特にこれからの季節ですね。秋の気配を濃くしていった頃、もしくは半年ズレの南半球ものでも良いんですが、「新蕎麦の仄かな風味」は、やはり蕎麦好きの心を騒がしてくれちゃいます。noisy も蕎麦、大好きなんですね。新蕎麦の季節には必ず行きつけのお蕎麦屋さんにカミさんと出掛けます。
で、やはり・・風味ですよね。香りだけじゃなくて味わいも・・です。
例えば二番目のマカロニですが、普段食べるマカロニに、麦の風味・・香りや味わいは感じられるでしょうか?・・・
まぁ、食パンに麦の風味を感じるか?・・と言われれば、もしかしたら感じるかもしれないけれど、やや弱いかな・・と。でも粗びきのドイツ風のパンとか、ちょっと普段とは違う種類の小麦や大麦、ライ麦などは、やっぱりちゃんと感じたりすると思うんですね。
普段食べる国産のごく普通のマカロニには、やはりそんな印象は無いと思うんですが、この古代品種のマカロニなどには、キッチリとした風味が感じられるんです。

それに加え、これ・・下に掛かれているような、ちょっと面倒では有りますが手順をしっかり踏んで茹で上げますと、
「滑らかな食感の中に精妙さの有る高貴さ・・とさえ言いたくなるような美味しさを感じる」
と言いたくなるような味わいになるんですよ。
上の写真は「カザレッチェ・トリオ・インテグラリスタ」です。下が「マッケローニ・ディ・グラニ・ツルジーディ」。カミさん得意の豆乳ホワイトソースに、ヴァレンティーニのオイルをかけていただきましたが、絶品でした!
また、ブルゴーニュの赤白ワインと合わせましたが、これまた非常に良い感じ・・です。これにチーズを載せるとさらにコクが出ます。やや高級なロックフォールなどの青カビやパルミジャーノ・レッジャーノを適量掛けますと、まぁ~・・パスタが進むことったらありゃしないです。青カビ系なら少し少な目、パルミジャーノならお好きな量がお勧めです。勿論ですが、トマト系のソースでも良いと思いますし、お好きな材料を入れて仕上げてください。
でもやはり、
「茹で方は下記の通りに・・しかも茹で上がってすぐ食す!」
のが美味しいです。簡単には伸びませんが、それでも熱々をミネラルたっぷりのワインと一緒に・・が良いです。
高級パスタ、たまには良いんじゃないかと思います。是非挑戦してみてください。売れなければ noisy の胃に収まることになると思います!お勧めです!
<マウロ推奨の調理方法>
● 500gのパスタをペーストなど熱していないソースと和える場合:
7リットルの水を火にかけ、沸騰したら塩を適宜入れ、パスタをそっと入れ、数回ほど優しくかき混ぜる。再び沸騰し始めたら、ごく弱火にして湧き立たない状態にする。
6分後に火を消し、ふたをして熱が逃げない状態を保ちながら、好みの茹で加減になるまでこまめに味見をしつつ置いておく。火にかけることなくソースと合わせる。
● 500gのパスタを熱したソースと和える場合:
7リットルの水を火にかけ、沸騰したら塩を適宜入れ、パスタをそっと入れ、数回ほど優しくかき混ぜる。再び沸騰し始めたら、ごく弱火にして湧き立たない状態にする。
6分後に火を消し、湯から上げる際に湯を切りすぎないようにして熱せられたソースに入れ、必要な場合にはパスタ湯を足しながら中-強火で好みの茹で加減になるまで煽る。