【一応「甘口」に分類していますが、Warre はドライタイプで有名な最古参のポートメーカーです。】
Warre だけは飲んでみないと・・と言うか、基本的にはヴィンテージ・ポートと言ってもタイプは様々ですから甘口とは限らず、ただし、濃密さは半端無いので、結果としては「甘く感じる」のかな?・・などと思っています。
しかしながら、ウォアはエレガントでドライなヴィンテージ・ポートですから、エキスは滅茶凝縮していても豊かな甘口と言うことは無く、いや、甘さが無いとは言わないものの、他とはちょっと違うんですね。
テイラーやグラハムなどのヴィンテージポートはメチャクチャ甘いですが、ウォアは・・
「ドライなはず!」
と思っていて良いと思いますよ。
ただし、極甘口だと思っているところに辛口が口内に侵入してきたり、またその逆だった日には・・結構ビックリしちゃいますよね。
なので、「そろりそろり・・」と飲んでくださいね。
因みに1980年ものは、オーストリア人MWのBob Campbellさんが95Points、アメリカの素人口コミサイト、セラー・トラッカーの平均点で92Pointsです。
1983年ものは同じくセラー・トラッカーで92Points。
1985年ものは、同じくセラー・トラッカーで91Points、アドヴォケイトで88Points と言うような評価でした。
まぁ、長い寿命を持つポートですし、ヴィンテージ・ポートは普通のポートとは異なり、良い年にしか造らない・・「ヴィンテージ宣言」の有ることで知られています。1985年ものはようやく30歳過ぎですから、まだまだこれからの熟成で伸びて行くでしょう。
このところのヴィンテージ・ポートの値上がりは本当にすごくて、仕入れるタイミングを逸していました。このくらいのちょうど良い30~40年ものが1万円前後でしたら、非常にリーズナブルと言えるかと思います。ご検討いただければと思います。