ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ブリューノ・デゾネイ=ビセイ

ブリューノ・デゾネイ=ビセイ

フランス Bruno Desaunay-Bissey ブルゴーニュ
● 素晴らしい質感を身に着けた2018年のドメーヌ・ブリューノ・デゾネイ=ビセイをご紹介させていただきます。

 この4年間のデゾネイ=ビセイのワインはそれ以前のものとは雲泥の差を感じますが、特に今回ご紹介させていただく2018年ものは、圧巻の素晴らしさを感じさせてくれました。質感はまるで・・「ジョルジュ・ルーミエ並み」です。ドライな黒赤果実を上品さを失わないように包み込んだかのような透明~半透明のミネラリティが、ワイン全体をコーティングしているかのようなテクスチュアに感じさせてくれます。

 そして実に質の良いタンニン・・・これは意識しないとタンニンとは判らないようなニュアンスなんですが、これがこれまたバランスの良い酸と共に中心点に居座っていまして、およそ「コア」を形成している感じなんですね。

 ですので、要素を包み込んだミネラリティから少しずつ漏れてくる黒~赤果実や様々な複雑なニュアンスを、とても感触良く味わうことが出来ます。・・そう、まるでルーミエさんのワインみたいな感じなんですね。

 もっともルーミエさんの場合には、ほとんど「赤~黒果実」か「赤果実中心」と言うような形容の仕方をすると思うんですが、そこが「黒~赤」と「黒果実中心の赤」とかに置き換わった感じでしょうか。もしくはアペラシオンの中心がシャンボールになるルーミエさんと、ヴォーヌ=ロマネ近辺を中心にジュヴレまで足を延ばしているデゾネイ=ビセイの違いとも言えるかもしれません。もっと判りやすく比較してみるとしましたら、

「ルーミエさんを2/3、ギイヤールを1/3の割合にした感じ」

と言えるかもしれません。・・それって、かなり魅力的でしょう?

 ヴィンテージ的には、エレガント系の味わいだった2017年に対し、果実・各要素の集中度を増した2018年と言え、非常に大柄です。しかも・・今回は「エシェゾー」もテイスティングさせていただきました・・。いや~・・滅茶素晴らしいです!圧巻の美しさ・密度を持っています。今飲んでも美味しく飲めてしまいますが、相当長い寿命をも持っていると思います。

 そしてこの特徴は、下位のクラスから上級まで一貫しています・・このレベルはかなりビックリです。A.C.ブルからグラン・クリュまで・・そのスタイルをしっかり持っているんですね。

 加えて、海外メディアもまだ全く注目していません。注目してしまったら・・・いきなりエシェゾーに96点は付けるでしょう。そうなってしまうと今度は入手が非常に難しくなってしまう可能性がある・・と言えます。

 エシェゾー2018・・・飲んでみて下さいよ。下手をしますと、

「今まで飲んだエシェゾーの中で一番旨い!」

とおっしゃる方が沢山いらっしゃるんじゃないかと思いますよ。


 もしくは、とにかくA.C.ブルでも、ヴォーヌ=ロマネでも、シャンボールでも飲んでみて下さい。必ずや脳裏に刻まれる味わいだと確信しています。ご検討くださいませ。


■ドメーヌによる2018年ものの印象他
 2018年は冬から春にかけては寒かったが、それ以降は暖かくなり、5~6月に掛けて雨が降って少し湿度が高くなったものの病気の被害もそれほどなかった。夏は気温が高くとても乾燥したので葡萄は良く成熟した。アルコール度数が低めで軽やかで飲みやすかった2017年と違い、2018年はアルコール度数が高めで果実味や酸味、タンニンも豊かな肉厚で飲みごたえのあるヴィンテージになっている。

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 2017年のデゾネイ=ビセイです。2015年で激変してから3年目ですね。余りの変身ぶりに嬉しい気持ちでは有りますが、それでも昨年の2016年ものも、今回の2017年ものについても・・

「・・大丈夫だよな?・・進むべき道を踏み外してはいないよな・・?」

 と言うような、孫を持つ爺さんのような気持ちなのかどうかは別として、心配で仕方が無い訳です・・(いや、まだ孫はいませんよ・・流石に・・)。

 なので、数の無い上級キュヴェは別として、まぁ、ヴォーヌ=ロマネなども数が有る訳では無いですが、テイスティングをさせていただきました。

 いや~・・A.C.ブル!・・旨いですね~!・・有るだけ欲しい!・・です。けっして出しゃばり過ぎず、しかしちゃんと有って、柔らかくて・・とても丸い。しかも「薄い」訳では無いので比較に引っ張り出すのは勘違いされるかもしれませんが、あのシャンボールのシミジミ沁みてくるルイ・ユエランとか、色合いも味筋も全然違いますが劇的なデビューを飾った2013年のアメリー・ベルトーのA.C.ブルとかの存在にニュアンスがとても似ていると思ってしまいました。

 ジュヴレ村名もめっちゃ美味しい・・。デュガさんに教えてあげて欲しい位です(・・いや、2017年のデュガさんのA.C.ジュヴレは滅茶美味しいですが・・)。ヴォーヌ=ロマネはもう、絶対買っていただきたいほどエレガントで旨いですし、村名に過ぎないのにエシェゾーとそっくりのシャンボール=ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォーの構造の大きさにも驚かされました。

 まぁ、1級レ・ボーモン、エシェゾー、グラン=ゼシェゾーは飲んではいませんが、

「こりゃぁ間違い無い!」

と思わせるには充分の中級~下級クラスでした。


 2015年からの上昇機運は2017年も健在です。しっかり・・ミネラリティが大量に存在しています。しかし、そのミネラリティも凍り付くようなパキッとした硬いものでは無く、どこかしなやかさの在るものなんですね。その結果も証拠の一つになるかとは思いますが、So2はとても少なく感じるほどのしなやかなテクスチュアです。

 グラン=ゼシェゾー、エシェゾーの近辺に多くの畑を有す著名な生産者では有りますが、それでもまだ世界的には注目されていないようですので、ある意味、我々にとってはとても有難い状況では有ります。おそらくデゾネイ=ビセイにとっては我慢の時なんでしょう。

 素晴らしい2017年でした!2016年を超えて来たと感じています。と同時に、テロワールの表現もクッキリしてきましたし、2017年ヴィンテージの柔らかで早くから飲める特徴も併せ持っています。

「デゾネイ=ビセイ?・・いや~・・別にいいよ・・」

と思われるのでしたら、取りあえずA.C.ブル、飲んでみて下さい。きっと一気にファンになっちゃいますよ。

「・・気の強い女性はどうも・・」

と常日頃から思っているnoisy がそう言うのですから、

「柔らかな物腰でふんわりと包んでくれるのに実はちゃんとしてて五月蠅く無いエキシーなブルゴーニュワイン!」

です。是非ともご検討くださいませ。

■エージェント情報
 2017年は比較的安定した天候で葡萄の成長も安定していたが、一部の畑で霜や雹の被害が少し出た。夏はとても乾燥して葡萄の色付きも早くから始まったが、乾燥によるストレスから区画や株によって葡萄の成熟スピードに明確に差が出てしまい、ベト病が発生した畑もあった。8月末に雨が降ったことで僅かだが腐敗してしまった葡萄もあったが、全体的に見れば葡萄の健康状態は良好。色調は淡く、甘酸っぱいチャーミングな果実味が前面に出ており、タンニンも柔らかくて例年よりも早めにバランスが取れており、アペラシオンによってはすでに飲めるほど味わいが開いている。
━━━━━
 2015年もので大ブレークしたデゾネイ=ビセイの2016年ものをご紹介します。

 いや~・・2015年ものは本当にビックリでした。2013年ものまでは、

「リリース直後は決して売らないだろうなぁ・・クラシックなスタイルにも程が有るからなぁ・・」

と思っていた訳です。2014年ものには見るべきものは有った・・しかし、扱うには不安の方が大きかったんですね。

 で、2015年ものを飲んでしまったら、

「これは是非扱いたい!」

に変わってしまう訳ですから・・変わり身が早い!・・と言われても仕方が無いですよね。


 で、今回ご紹介させていただく2016年ものは、不安と期待とか入り混じる、何とも切ないような・・楽しみのような・・複雑な感情を持ってのテイスティングになりました。

 2016年の自然の猛威は、デゾネイ=ビセイにも襲い掛かりました。あの稀有な・・いや、以前でもこれだけならやりたいと思っていた・・(^^;; グラン=ゼシェゾーが生産されず、他のキュヴェに混ぜられてしまっています。ルーミエさんと似た様な状況・・。

 ところがです!・・ルーミエさんも激少なくなってしまったシャンボール=ミュジニー村名2016年でさえ、デゾネイ=ビセイは、

「めっちゃ美味しい!!」

と感じさせてくれる愛想の良さと美しさでした!・・他のキュヴェも言うに及ばず・・でも一応言っておきましょうか。ACブルは実にエレガントです!大きくは無いがブルゴーニュ・ピノ・ノワールが持つエレガンスを、実に良い感じで表現して来ます。ACジュヴレは・・これも実に良い!・・アメリー・ベルトーはジュヴレだけは、やや硬く・・と言うか、全房発酵に持ち込むことさえできずに、他のキュヴェとの統一感を失いましたが、ツヤツヤでテカテカ、ジュヴレの金属的な複雑性をしっかり柔らかな表情に仕上げていました。

 村名ヴォーヌ=ロマネも良かったですよ。ただし、ミネラリティが膨大で、その分、現状はややカッチリ目です。しかし、以前のようなハードでエッジが立つようなニュアンスは無く、びちっと濡れたテクスチュアからのピュアな美味しさが光っていました。カプセルの中にまだ要素を沢山隠し持っているような感じでした。

 上級キュヴェは数本ずつですので、下級キュヴェがこの仕上がりなら、何の問題も無いだろう・・と踏んでいます。トップキュヴェのグラン=ゼシェゾーは単独で仕上げられる量が出来ず、他のキュヴェに混ぜた様です。

 2015年に続き、2016年も万全でした。非常にドライ・・まるっきり甘みを残さない、しっかりした仕上がりです。ピュアですし、アロマもソフトで柔らかくスピードの有るものです。この辺りは年々、増しているような感じがします。また、テイスティングしたキュヴェ全てに共通していて、例外は有りませんでした。是非2016年ものも飲んでみていただきたいと思います。


■エージェント情報
 2016年は4月26日夜から27日朝にかけて発生した霜や偏った降雨によるベト病の発生などで葡萄の成熟がバラバラで畑仕事がとても難しかった。夏以降天気が安定したので健康的な葡萄が収穫できたが収穫量は少なく、特にエシェゾーとシャンボールミュジニーが少ない。グランエシェゾーも1945年以来の霜害を受け、収穫量があまりにも少なすぎて造ることが出来なかった。色調濃く魅力的な香り、フレッシュで優しく厚みのある口当たり。酸とタンニンのバランスも素晴らしく5年ほど寝かせればビロードのような滑らかなワインになるだろう。


━━━━━
● 随分と前にご紹介したっきりで、まだその頃に仕入れたワインがどこかに残っているはずと・・セラーを探してみたんですが見つかりませんでした。

「noisyも何でまた今頃デゾネイ=ビセイを・・?」

と、いぶかし気に思われていらっしゃるお客様も多いんじゃないかと想像します。

 そうなんですね。フィネスさんとお取引が復活して何年か経過しましたが、それでもこのデゾネイ=ビセイだけは復活しませんでした・・。・・だって・・

「クラシカル過ぎてボソボソしてテクスチュアも良く無くて、綺麗じゃないし・・」

と、余り好みのスタイルではないことと、何より価格も決して安い訳でも無いのに面白くない味わいなので、決して首を縦にはしなかったんですね。

 ところがです・・

「2015年のブリューノ・デゾネイ=ビセイは激変!!物凄~~く、良くなった!唖然とするような変貌ぶり!」

だったんですね。

 余りの美味しさに、取り敢えずは出来るだけアイテムを飲んでみようと、テイスティングをさせていただきました。そしてそれは確信に変わったんですね・・。

「デゾネイ=ビセイ2015年は是非とも noisy のお客様にもご紹介すべき!」

 そうなんですよ・・まるでジョルジュ・ルーミエか、はたまたシルヴァン・パタイユが乗り移ったか・・のような、ツヤツヤして透明で美しいミネラリティが「テンコ盛り」状態になって、しかも、今までは「茶色や黒」が主体の老いぼれた風な果実が主体だったのが、「非常に美しい赤が主体」のものに大変貌しているんです!

 いや、驚きました。マジでパタイユがアドヴァイザーに付いたんじゃないのかと・・思ってます。そうじゃなきゃこんなには変われないと思うんですが、実はそのイメージは2014年に少し感じていたんですね。

 フィネスさんの担当のK君も一生懸命な人でして、何かと頑張ってくれまして、忙しくて中々インポーターさんのテイスティングには出かけられない noisy のために、何とかテイスティング出来るようにしてくれてます。

 そんな中で noisy も、しばらく離れていた造り手さんや新しい生産者さんのアイテムを、チョコチョコとテイスティングしていまして、その中にこのデゾネイ=ビセイのワインも有った訳です。

 最初の頃は、noisy が昔から思っていた通りの、素朴でゴツゴツした外交さの無い味わいだったんですね。ところが昨年の2014年ものに、美しいミネラリティが付き始めて、

「・・おや?」

と思った訳です。

 しかしそれでも、

「・・ん・・でも・・できない・・」

と言う判断でした。

 それがこの2015年もののテイスティングで、激変したのが判ったものですから、こりゃぁ頑張って販売しないといかん・・と思ったんですね。

 皆さんも、余り芳しくは無いイメージしかないかもしれませんが、いやいや・・noisy は嘘付かないですんで・・非常に素晴らしい・・まずはACブルで結構ですから、飲んでみてください。どうぞよろしくお願いいたします。

■エージェント情報
 現当主であるブリューノ デゾネイ氏は、1975年に彼の妻の祖母が所有していたフラジェ エシェゾーの2haの畑で分益小作による開墾から始めました。1994年の義祖父母の引退時に引き継いだ畑と個人で購入した畑を合わせて5つの村に約6haを所有し、実直で真面目な性格のデゾネイ氏は伝統的な手法でクラッシックなワインを造っています。 畑の土壌は主に粘土石灰質で、仕立ては片翼式ギュイヨ方式で1株につき8房に制限しています。樹齢の古い木がとても多く、凝縮した葡萄が収穫されます。また、ブリューノ デゾネイ氏は植物保護の地方局と連携しながら、畑の手入れをリュット レゾネで行っています。 葡萄の収穫は手摘みで100%除梗し、アルコール醗酵は合成樹脂タンクで自然酵母によって15~21日間行われます。その後、空圧式圧搾機でプレスされ、樫樽で18か月熟成されます。33%が新樽で残りは1~20年樽になります。フィルター、コラージュは行わず、ロウソクを使ってスーチラージュします。



2018 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

15879
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ブリューノ・デゾネイ=ビセイ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。「Sylvie(シルヴィ)」、「Les Plattières(レ プラティエール)」、「Les Murots(レ ムロ)」の3区画に畑が点在しています。植樹は1985~1986年で面積は約0.48ha、緩やかな斜面で石がまばらに散らばる粘土石灰質土壌ですべて所有畑になります。唯一「Vieilles Vignes」ではないワインでイチゴのようなフレッシュな香り、ピノ ノワールらしいきれいな酸味と力強いタンニン、余韻が非常に長いパワフルな味わいのワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥6,950 (外税) 
【拡がろうとする各要素をスレンダーなまでに締め上げるミネラリティ!まるで noisy 愛用のコルセットのようなミネラリティが素晴らしいです!】
 ジュヴレ=シャンベルタンって・・やはり横方向への拡がりが素晴らしいですよね。でも基本、縦伸び系では無いと思うんですね。帯域として上から下まで、そこそこは持っているとしても、高域から低域までバランスが良い・・と言うより低域中心で有り、上級キュヴェ(1級以上?)になってくると高域~超高域の表現が豊かな横方向への拡がりを見せる・・そんな感じに思っています。

 ですが、そこに思いもよらぬ凄いミネラリティが入ったとします。そしてそれは、コア(中心)方向には向かわず、元々有った要素を分厚くコーティングし、重力を無視して締め上げた・・と想像してみてください。

 まるで細いロープで縛った軟式テニスボールを立てたような感じになると思います。ですので、腰痛でアチコチ痛い noisy が愛用している「バンテリン腰痛コルセット(だったかな?)」のような存在が・・この2018年のデゾネイ=ビセイの透明+半透明なミネラリティなんですね。・・もっと言ってしまえば、noisy の場合はそのコルセットを NiziU ・・いや、二重に巻いて締め上げていますので、デゾネイ=ビセイのミネラリティより仕事しているかもしれませんが。

 A.C.ブル同様、2017年ものとは全く異なる外観です。同じワインだとは思えない・・(^^;; ものの見事に密度の高い色合いをしています。これは、非常に良く熟していることと、果皮の健康さをもアピールした色だと言えます。2017年ものまでのデゾネイ=ビセイのラインナップの中では、やや弱いと言いますか、エレガントな方向性を多く持っているアイテムだった訳ですが・・是非2017年もののコラムもお読みいただきたいですが・・全く異なる!・・んですが、全然違うと言い切りたくない側面も、実は有るんですね。

 それはやはり、要素は複雑でしっかり持っており、ミネラリティのコーティングもたっぷりで素晴らしいんですが、しっかり有るのにスルスルっと入って来て、フィネスたっぷりにドライに優しく弾けてくれるので、

「やはりどこか はんなり としている」

のは2017年ものと共通なんですね。


 美味しいと思います。しかも価格もリーズナブルです。デュガさんのジュヴレは2本以上買えちゃいます。濃密感もあるのにスルスルです!・・淡い美味しさも良いんですが、濃い目でたっぷりなのに甘く無く、しっとり、はんなりしているのも実に旨いですよ。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【この「はんなり」としたジュヴレ=シャンベルタンの姿を、どう伝えたら判っていただけるか・・超悩み中です!】

 一度貼られたレッテルを剥がし、再度貼りかえるのことは、中々に難しいことでは有ります。昨今はネット時代ですから、目立つ人間は総監視状態の中で生きねばならず、ちょっと浮気しちゃった・・とか、ずっとしてるとか・・自分より他人さんがより詳しかったりして・・(^^;; まぁ、noisy の場合は毎日、翌日になるまでPCに向かってるか、ノコギリとか電動工具を使っているかのどっちかですから、全く女性には無縁ですので・・そんなご心配は・・まぁ、誰もしてないか・・はい。

 しかし、ワインの場合はそうもいきません。そりゃぁ・・

「飲まなきゃ判らん」

からです。

 しかし、飲んだ人は判っても、飲んだことの無い人に飲んだ人がどう伝えるか?・・が重要で、しかもそこには齟齬が入りやすいし、「誘導」にもなりやすい訳です。

 言ってしまえば noisy が一生懸命になってやっていることはある種の「誘導」に他ならず、それが本人には悪意の無いものだとしても、ある人には「単なる誘導」になってしまう場合も少なからず在ると判っている訳です。

 だからこそ、信用を失ったら、

「あっ・・」

という間に地に落ちる部分は、かの著名な目立つ方々と同様とも言え、だからこそ、嘘をつかないことと自身のテイスティング能力に磨きを掛けることを胸に刻んでワインを販売してきました。

 まぁ、やはりご理解いただけない方もいらっしゃったでしょう。でも、超アングラなサイトで何とかやってこれているのは、ご理解いただけた方々、有っての現在で有ると理解しています。


 それでも、やはり・・レッテル剥がしはムズイですよ。こんなに美味しいのに・・細かなニュアンスを何とか伝えなきゃ判っていただけない訳ですから。

「赤果実と黒果実が素敵なミネラルたっぷりのピュア&ナチュラルなジュヴレ村名です!」

 だけじゃぁ・・ねぇ。


 ある意味、色合いを見ていただければそれなりに濃い感じですよね。やはりジュヴレの酸化鉄由来のミネラリティがそうさせると思います。でも、

「全然濃いなんて思わないはず」

なんです。ドライでしっかりした冷涼な酸が有るんですが、

「飛び出した部分、へっこんだ部分が無い」

丸~い感じなんですね。そして、とても「しっとり」とおしとやかなんですが、柔らかでふっくらなミネラリティが前半で、細やかな表情はしっかり後半で見せてくれます。

 ものすごく良く出来てます・・この価格帯ではピカイチです。1万円を軽く超えてくる村名クラスも喰っちゃいますし、何より、

「ワインは結局は、それが好きか嫌いか?」

ですから、

「おそらく・・こんなタイプはお好きな方が非常に多いはず!」

とnoisy は思っているんですね。


 特にnoisy のお客様は、その辺がそれなりにマッチする方が多いのかと・・思ってますんで、

「きっとお好きなタイプのジュヴレです!」

 と言ってしまうのが一番良いのか?・・などと悩んでいるんですね。


 まぁ、四半世紀もそんなことをやっていて、未だにこれですからどうしようも無いですが・・是非飲んでみて下さい。超お勧め!・・です。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【かなり旨いです!・・美しく濡れたテクスチュア、ふわっと立ち昇るアロマ、ドライな極上ジュヴレです!】

 2015年もの以上に仕上がった可能性の高い2016年村名ジュヴレ=シャンベルタンです。まぁ、そうは言いつつも個人的な好みは人それぞれに有りますから、どっちが良いとは一概に言えない部分では有ります。

 2015年ものはもっと・・エレガント系で赤い果実がふんわりと、充実したエキスから立ち昇る感じでした。2016年ものも、確かにその延長上には有るんですが、例えばいきなり「ヴィエイウ・ヴィーニュ」になったような感じ・・と言葉にすると判りやすいかもしれません。内容が充実した感じなんですね。複雑性も高いしジュヴレらしい押し出しも有る・・しかし、濡れてフワッとした実に良い感じが有りつつ、滅茶ドライでふんわりしつつ、構造の深さを埋め尽くすだけの要素を持ち合わせている・・そんな感じです。勿論今飲んでも美しいスタイルで旨いです。

 2015年ものはルイ・ユエランがジュヴレを造ったような感じ・・とお伝えしましたが、2016年はギイヤールのジュヴレに透明感と立体感を付け加えたような仕上がり・・と言えば判りやすいかもしれません。

 2015年と2016年は、似たスタイル、同じ軸上に有るのは確かですが、受ける印象は結構に違い、よりポテンシャルは高い・・と感じました。是非飲んでみてください。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【エレガントな村名ジュヴレ=シャンベルタン・・って、飲んだこと有りますか?・・意外に存在しないと思いますよ。ルイ・ユエランがジュヴレを造ったようなイメージです!】
 何度も書くようで申し訳ないですが、デゾネイ=ビセイのワインが本当にこんなに美しい色合いを見せつけて来るとは思いもしなかったので・・ある意味、その反動が出ちゃってるかもしれません。とても美しく、そしてエレガントで有り、ドライなのにちゃんと旨みが存在し、たっぷりある透明なミネラリティとそれを支える白い石灰的なミネラリティが、ピュアな味わいを生み出しています。

 下の写真を見ればお分かりかと思うんですが、一番濃い色合いをしているのはシャンボールです。ジュヴレはヴォーヌ=ロマネとどっこいな感じで、決して濃くは無いですよね?

 そして、重い感じの色合いも無いでしょう?・・普通ならもっと「どしっ」とした重量を見せるような色合いのものが多いかと思うんですが、そんなニュアンスは見受けられません。

 味わいも実際に、鈍重さの無いバランスに優れた味わいで、鉄っぽさとか、ワイルドさなどは「さらり」とした表現をしてくれます。その分、果実の表情が細やかで、まるで小粒のチェリーを脚付きの透明なパフェグラスに載せ、甘く無いガムシロップでコーティングしたかのような味わいです。

 で、ジュヴレっぽく無いか・・と言うと、全くそうでは無く、むしろちゃんとジュヴレの個性が際立って感じられるのが不思議です。骨格はちゃんと備わっている・・と言うことなんでしょう。

 このジュヴレだけはヴィエイユ・ヴィーニュの表記の無いワインなんですが、

「エレガントだからそう思えてしまうけれど、決して軽量級のワインでは無い。」

「これほどまでにミネラリティのしっかり有るACジュヴレは、まず見当たらない。」

と言えると思います。


 ACブルのコラムでも書きましたが、まるでこのミネラリティ感は、

「シルヴァン・パタイユも真っ青・・。そっくり・・」

で有り、安易に真似しようとしたとしても出来ることでは無い・・と思うんですね。

 また、ルーミエさんのワインにも似ていますが、果実の出方がちょっと違うかな?・・と思います。むしろルーミエさんの方が果実酸の構成が豊かというか、やや甘さが有ると言うか、そんな感じで、デゾネイ=ビセイのジュヴレはもっとドライ・・まるで甘味が無いのに旨みが有る・・と言うようなニュアンスです。

 ピノ・ノワール好きなら、やはり試してみたくなる味わいかと思います。大変身を遂げたデゾネイ=ビセイの2015年ジュヴレ=シャンベルタン。是非飲んでみてください。お勧めします!