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ユッタ・アンブロジッチ

ユッタ・アンブロジッチ

オーストリア Jutta Ambrositsch ウィーン
● 皆様にオーストリアの新たな風をお届けしたいと思います。非常に小さな造りのオーストリアワインですが、驚くべき栽培方法を、あのビオディナミの提唱者である、「ルドルフ・シュタイナー」が生まれたオーストリアで行っています。

 時にビオディナミのワインは、それを実践する人間の崇高な意識から、「想像しえない結果」「好ましくない表情」を生んでしまいがちです。

 それはきっと、人間の身体にとっての影響は良い方に出るのかもしれません。でも、化学薬品に頼りたくないと言う自然を愛するがゆえに、余りに揮発酸が強過ぎた「飲みにくいワイン」「美しさを欠いた表情」になっている場合も有ります。

 このユッタ・アンブロジッチが造る伸びやかで、超高域まで美しく拡がる素直なアロマは、確実にワインファンの何パーセントかの支持者を得ることでしょう。抜栓した瞬間から立ち昇る美しいアロマに驚いていただきたいと思います。またそのアロマからは、

「非常に少ない酸化防止剤使用」

を感じていただけると思います。


 シャルドネばかりが白ワインの魅力を見せるものでもなく、重厚長大な味わいだけが白ワインの美味しさではないことに気付くはずです。


 その美味しさには、単に単一品種を丁寧に育て上げる手法も有りますし、それはその品種の持つ美味しさを感じさせてくれます。

 一方、例えばアルザスのマルセル・ダイスが、一人孤独に奮闘し、今や彼の代名詞ともなった、

「混植によるグラン・クリュ」

からも判りますが、ユッタ・アンブロジッチもまた、運命のいたずらか、「混植の畑」からワインをリリースできる幸運を得ました。


 我々飲み手としますと、その手塩にかけた単一品種の畑ものと、元より混植で沢山の品種が一同に植わっている「ゲミシュター・サッツ」と呼ばれる混植混醸ものの両方を味わえるということになり、

「薄いなぁ・・平板だし・・後口が寂しいよなぁ・・」

と言ったような、一般的な辛口オーストリアの白ワインに対するネガティヴなイメージを一新させてくれると感じています。


 基本的には一部を除き、残糖感・甘みが全く無い「超辛口」です。ほんのり甘みを残しました・・と言うような部分さえありませんし、「シュペート」表示のワインでさえ、

「・・ん・?・・甘く・・無い・・よね・・?」

と、周りの誰かの同意を得たくなるようなほどの、有るか無いかの甘みです。


 この超辛口で繊細な構造から、何十年もワインを飲み続けている猛者までをも、納得させてしまう酸の組み立て、構造、美しさを見せてくれます。

 あの素晴らしい「ガイヤーホフ」のワインとも、全く違う表情です。是非ともこのユッタ・アンブロジッチのどこまでも高域に伸びて行く美しいアロマを体験していただきたいと思います。




 2004年、ユッタ・アンブロジッチは著名な広告代理店でのグラフィック・デザイナーの地位を放棄し、ブドウ畑にすべてを捧げる道を選びました。Oberwart地区、Eisenbergにあるわずか127本の、オーストリアでは決してメジャーではないリースリング種。ここから彼女のワイン造りはスタートしたのです。

 ユッタは故郷であるブルゲンランドのウヴェ・シーファーに導かれ、ハンス・ニットナウスの元で研鑽を積みました。古い老舗の造り手が集まるウィーンの地で醸造所を持たない後発のユッタは、すべてのワインの根源であるブドウに愛情を注ぎます。夫であるマルコと共に、ひたむきに、従順に、誰の目にも明らかなほど懸命に働くことでウィーンの生産者達の信頼を掴みとっていきました。

 今日では、彼女は夫と共に、Sievering、Grinzing、Nussberg、Stammersdorfのドナウ川沿いの町に3ヘクタールの畑を所有しています。すべて有機栽培で畑の中で生まれたものを堆肥にする循環農法です。

 当然ながら収穫はすべて手作業、発酵に培養酵母は一切使いません。ワイン畑に加え、2008年からは400年前の建物で念願のブッシェンシャンク(併設型の居酒屋)も年に10~14度、週末に開いています。



■エージェント情報他

 この造り手の名前を知ったのは2009年ワイナート52号で鹿取みゆきさんが書いた記事でした。ワイン造りに新規参入する若者たちも登場している。そのひとり、ユッタ・アンブロスティッシュは現在34歳。彼女自らが畑に出て、ブドウを育てている。

 ビオディナミとビオロジック栽培を実施、醸造はヴィーニンガーに委託している。日本の若手新規生産者と似たような形態をウィーンで見つけたのは大変興味深かった。ただ大きく違うのは、樹齢50年の混植の畑を20年契約で借りることができていること。中には20種類のブドウが混植されている畑もあった。

 彼女のワインは04年初リリースだが、後述のクリナリウム7、ツム・シュヴァルツェン・カーメルなど、すでにウィーン市街のワインバーやレストランからの引き合いも強い。本人も、ガッツもハートもある魅力的な造り手だった。
(ワイナート52号より抜粋)


 ウィーンのみならずオーストリアのワインシーンで最も注目を集めている生産者の一人で、実際、彼女のワインが未だに輸出されていなかったことに驚きました。ワインを飲んだ瞬間、その驚きは大きな喜びに変わりました。このワインを皆様にお届けできることをとても嬉しく思っています。


2017 Gemischter Satz Satellit
ゲミシュター・サッツ・サテリート

15152
自然派
白 辛口
オーストリア
ウィーン
ユッタ・アンブロジッチ

■エージェント情報
畑:ドナウ川東側、21区、STAMMERSDORFER(シュタンマースドルファー) 土壌:黄土(レス)
葡萄:グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ 
醸造・熟成:自発的な発酵、ステンレスタンク熟成酸度:(2017年)6.1g/L 糖度:(2017年)3.59g/L

 清涼感のある21区サテリート、フレッシュなライムや塩漬けのレモンピール、白い花。口に含んだ瞬間に畑の景色が総天然色で広がるような感覚、個々の要素は真っ直ぐに飛び出すが、2016年よりも放射の角度が広く広がりのある印象。口の中でさえ、様々な果実の要素が瞬時にランダムに表現されていく。中心軸を流れるような酸味、余韻に広がりがあり長く残ります。
(2018年7月 村岡)

 シダ、白い花、ハチミツ、瑞々しく熟していながらも冷涼な果実。ちりちりとした溌溂な酸味の軸。エキス感が流れるように口の中でうねる。押しつけがなく伸びやか。淡いタッチの重なりながら不足感が全くない。完熟したオレンジ系果実がぐっと向上してきて余韻まで一貫性があります。寄り添うような美味しさ。
(2020年3月 村岡)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,950 (外税) 
【コスモポリートで充分旨いですが、繊細な表情はサテリートが上!伸びやかさと酸の美味しさ、エキスの美味しさをお楽しみください。】
 この美しい色合いをご覧くださいませ。僅かに緑色の入った美しいレモン色、レモンの肌の色と言うか、柑橘の肌の色か・・


 果実感がバッチリありながらも非常に伸びやかです。そして高域に伸びて行きながら、繊細な表情をその各々のベクトルの終端で見せてくれます。

 ユッタ・アンブロジッチはヴィニュロンです。ビオ、ビオロジックでゲミシュター・サッツの畑を栽培しています。

 そして今、そのゲミシュター・サッツは、オーストリアのワインの核となろうとしているようです。

 しかし彼女は自分で醸造はせず、葡萄を育むことに精を出し、あとは仲間に自分の葡萄を委託するんですね。


 委託醸造と言うのは非常に難しいことです。どこまでが自分の仕事で、委託先の仕事はどこまでか。託された葡萄は託した本人の希望に沿うワインに仕上がっているのか?

 細かいことは判りませんが、どうでしょう・・単に「委託」と言うのでは無いようなイントネーションを感じます。

 この、素晴らしく張りのある液体からは、ユッタ・アンブロジッチの個性そのものとして細やかな表情が感じられます。そこに別人格の「醸造者」の姿は見えません。もっとも、醸造者の姿しかみえていない・・のかもしれませんが・・。


 柑橘や花、鉱物のニュアンスに満ちた、この上なく美しい白ワインでした。これは本当に美味しい!・・飲んでみて下さい。超お勧めです!


 以下は2016年もののレヴューです。
━━━━━
【超ドライ!爽快です!この腰高のバランスがこれからの暑い季節にピッタリです!】

 これ、旨いですね。非常にピュアです。そしてものの見事なくらいのドライで、ここまで残糖感が無いと気持ち良いです。他の白ワインの甘みが気に成って来てしまいます。

 色合いは洋ナシ色・・と言うのが良いかどうかわかりませんが、ピュアなフルーツの色彩をしています。こちらもゲミシュター・サッツですので、

「ド太い芯の有る味わい」

です。

 単純では有りますが、より価格の安いコスモポリートよりも味幅が太く、やや重心が低いように思います。とはいってもフレンチのシャルドネのようなドシッと安定した重みのあるものでは有りません。

 また、一般のオーストリアワインのようなシャバさは無く、たっぷりとしています。洋ナシやレモンと言ったフルーツ感、柑橘系フルーツ感も有りますが、より繊細なフラワリーさの方が現在は強いようです。時間と共にさらに膨らみ、超高域への伸びが凄いです!もちろんですが、開いた口がふさがらないようなフルーツ感の「レゼアヴェ」のような圧倒的凄みは無いんですが、それでも混醸混植の良さを堪能できます。しかもかなりの熟成も期待できる質感が有ります。

 このゲミシュター・サッツ、是非体験して欲しいですね。全く重さが無いのに不足感が無いというのは、このようなバランスが受け入れられるという証拠ではないでしょうか。

 こちらも数は余り有りません。是非ご検討くださいませ。お勧めします!