
皆さんに愛される美味しいシャンパーニュのバランスをしています。そしてピュアで香りの立ちも良く、泡質も良い・・んですよね。
何より、物凄いバランスが良いんですが・・それに尽きます!・・下手に大手さんのシャンパーニュを飲むよりラエルト・フレールの方が数段美味いです。
ピノ・ムニエ60%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール10% と言うセパージュです。以前はもっと、「垢抜けない感じのエチケット」だったんですが、だいぶ洗練されたおしゃれな仕上がりになっています。このセパージュは、彼らが所有するテロワールを象徴している・・と言うことですが、ヴァレ・オ・ラ・マルヌとコート・デ・ブランの畑の葡萄で造られています。
ご存知かと思いますが、エペルネはコート・デ・ブランにも非常に近く、10キロほどでクラマンに着きます。その国道の分かれ道辺りにあるのが「シャヴォ村」で、三角関係ですが・・?・・ちょうど中間地点にあるような位置関係です。
飲んでみると・・もちろんムニエが多いバランスですからとてもコクが有ります。しかし、コート・デ・ブランが近い性なのか、単なる思い込みなのかは判りませんが、
「コート・デ・ブラン・・特にクラマンでセパージュものを造るとこうなる?」
的な、軽妙で快活な味わいになっているんですね・・。
ムニエを多くしますとコクは出るが芯も出るし重くなりがち・・しかし、畑の組成なんでしょうか、軽妙さがそのコクに見事にマッチ、とても良いバランスなんですよ。
泡質も上級クラスに負けない細やかさと滑らかさです。勿論、少し長めに「ちゃんと」保存すると、もっと良くなります。ウルトラディションのマグナムやジェロボームは・・見事に旨いですよ。ブティーユも美味いけれど、大きいシャンパーニュのボトルものは・・特にラエルト・フレールは素晴らしいです(・・今回はご紹介は有りませんが・・)
マルヌのコクとクラマンの華やかさ・・と言っても良いかもしれませんが、さすがに上出来のグラン・クリュ・クラマンの表情には追い付かない・・としても、スタンダードクラスでここまで出来ているのは中々無いと言えます。
それに、自然派、ビオ系だからと言って、揮発酸臭いのは嫌だ!・・とおっしゃる方にもお勧めできます。noisy も全く検出できませんでした。これからの成長も楽しみです。是非飲んでみてください!お勧めします!