
何しろ入荷数は6本です・・。年間20ケースの仕入れを予定させていただきましたが、それは何と2017年ものの全生産量を超える数字でした・・。
「初年度は余りお渡しできませんですみません・・」
と矢野さんから言われてましたが、ここまで少ないとは思ってもいませんでした。
しかし・・飲んでみて判りましたよ。
「葡萄の樹は若いが葡萄のポテンシャルは一般の日本のワインのものとは桁が違う」
これは飲まれた方はすぐにご理解いただけるんじゃないかと思います。
今回の2017年ものに関しましては、味わいがどうこう・・言うつもりは有りません。勿論、美味しいですよ。ポテンシャルもたっぷりです。通常の日本のワインに慣れた方なら、
「・・ほ~!・・しっかりしてる!」
と感じられると思います。
ただしそんな生産量ですので、煽りになるのを避けたいと思っています。なので、
「純粋にワインを愛し勉強したいと思っていらっしゃる方」
「矢野さんのワインを応援する気持ちの有る方」
にお分けさせていただきたいと思っています。
ひとつ、ふたつ・・これを言っておきたいと思うことが有ります。
ひとつは、この時のテイスティングはミシェル・ニーロンの2014年ブルゴーニュ・ブランを先に飲み、続いてこのルメルシマンを飲み、またニーロンに戻っています。
「ルメルシマン、しっかり付いて行けてるんです!」
これって・・凄いことだと思います。色々有りますよ・・収穫できたすべての葡萄を一緒に仕込んだ混醸の件とか、醸造された小西さんのこととか・・でも、それで充分じゃないでしょうか。後は幸運にも購入できた方の感性にお任せしようと思います。
また、二つ目として・・
「飲まれる温度に気を付けてください。」 とお願いしたいと思います。
非常にドライで甘みは有りません。酸の美味しさが光ります。・・が、
「冷やし過ぎると正当な評価が出来ない」ことは間違いありませんので、暑いからと言って冷蔵庫でキンキンに冷やして飲まれるような飲み方は禁物です。
むしろ、高級シャルドネのように、15度ほどで飲まれてください。もしくはもっと高くても良いですよ。ピノ・ノワール並みの16度~17度でも良い・・と言うか、その位で飲んでいただきたい位です。
これからの日本のワイン・・楽しみになってきました。培養酵母では有りますが酸の構成が貧弱な緩いワインでは有りません。
あ、あと一つお願いが有ります。興味があるけど中々買えないからと言って、矢野さんに迷惑を掛けないよう・・お願いいたします。少しずつ販売量も増えて行くと思います。申し訳ありませんがそれまでお待ちくださいませ。
また、このワインに関しましては一切値引きしておりません。マージン率が非常に低いんですね。なので新着の謳い文句とは異なりますし、条件を付けさせていただきましたが、なにとぞご了承いただけますようお願いいたします。