ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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フェルム36

フェルム36

日本 Ferme36 長野
● お待ち遠さまです、矢野さんの新酒赤・ロゼペティアンとドメーヌものの赤が届いています。24日発売です。

 (以下の写真はロゼ・ペティアンの抜栓翌々日の澱の部分だけをグラスに注いだもの。So2の少なさでしょうか、やや褐色の入りが早いですが、この部分の旨味も相当なものです。もし澱を飲まれるなら唇で物質を濃しつつ味わってみてください。)
 最近はリアルワインガイドにも掲載されるようになりまして、知名度も上がってきたフェルム36、矢野さんです。最新号の80号には・・あ、まだご紹介してなかった・・ページを創らんと・・

「そのワインたちはナチュラル感たっぷりで、とにかくうま味が多い。今後への期待感しかないワイナリーなのです。」

と紹介されています。

 因みに80号に掲載されていたのは昨年ご紹介させていただいたワインたち(現地販売限定分を含む)でして、評点だけを拾いますと・・

・2020 ルメルシマン・ピノ・ノワール・ツヴァイゲルト・キュヴェ・シンシュウ 今飲んで 89+ ポテンシャル 90+ 飲み頃予想 今~2040
・2021 ルメルシマン・グラン・ブラン 今飲んで 90+ ポテンシャル 91+ 飲み頃予想 今~2040
・2021 山のヴァンセ・モン・ロゼ・ペティアン 今飲んで 90 ポテンシャル 90 飲み頃予想 今~2033
・2021 山のヴァンセ・クミアイ・ルージュ・サン・スフル 今飲んで 89+ ポテンシャル 89+

 と、矢野さんが修行されていたココファーム同様の評価まで上がって来ました。

 まぁ・・樹齢が上がってくれば、矢野さんの感性がさらに生かされてくると思うんですね。是非応援よろしくお願いいたします。

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 矢野さんの2021年ものが届いています。いや・・進歩が止まりませんね・・2020年ものをサクッと越えて来ました!・・より密度の高い集中力のあるルメルシマン・ブラン!・・過去最高は勿論のこと、その美しい果実酸のたなびきに感動を覚えさせられます。もはやトップクラスの風格・・しかも、

「これぞ大町平新郷のテロワール!?」

と思えるほどの、しっかりした主張をしてくれます。まったくお化粧感のないピュアなすっぴん美人です。


 そして近隣のブドウ農家さんとタイアップした「山のヴァンセ2021」は、初のロゼペティアンとしてリリースです!・・これがまたリーズナブルな価格の上、何とも郷愁を感じる・・

「昭和の苺のフレーヴァーのどぶろくロゼ!」

 何かちょっとグッと来ちゃいましたね。確かに昨今の時代の高級苺は美味しいですが、子供の頃に食べていた、赤いけどそれほど甘くない苺・・に、砂糖と牛乳をかけて、潰して食べなかったですか?・・うちだけかなぁ・・母親がドケチで安いものしか買ってくれなかっただけかもしれませんが、あれはあれで美味しかったと、身体と心に染み付いたフレーヴァーでした。まぁ・・最近の方には、

「・・一体・・どんな郷愁してるん?」

と言われてしまいそうですが、ちょっとした野性味さえ感じるような・・ある意味、本物感が凄いフレーヴァーです。

 やはり矢野さんの大町のワイン、旨いです!・・是非飲んでみてください。

 あ、すみません・・利益率が非常に・・何なので、他のワインと一緒にご注文をお願いします。


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 矢野さんの2020年のヌーボーが届きました。滅茶美味しいです!さっそく飲ませていただき、2020年もののナチュラルな元気の良さを確認させていただきました。

 また、リアルワインガイドの最新号でも、2019年ものの「ルメルシマン」や「山のヴァンせ」が高く評価されていまして、上値で90点付いています。

 今回は「新酒」「ヌーボー」と言うことで、2020年ものをご紹介させていただきます。

「Ferme36 のワインって・・どこで買えるの?」

「いつリリースですか?」

・・ん~・・困りましたね・・いつとは中々言えませんし、販売しはじめても長い期間、在庫になるほどの数量が無い・・2019年のヌーボーは「山のヴァンせ」が30本、「ルメルシマン」が6本だけでしたから・・

 それでも非常に少なかった量は若干増えていまして、白の「山のヴァンせ」は1353本(110ケース余)、赤のルメルシマン・ルージュは559本(46ケース余)と言う生産量、Noisy wine への入荷はそれぞれ3ケースと1ケースです。

「2020年の野生酵母は元気です。噴きこぼれにご注意ください。」

との注意書きが有るくらい、酵母は畑で順調に増えたようです。

 メトード・アンセストラルによる製法ですが、noisy がテイスティングしたボトルはどちらも「ガスに注意」と言うほどのガス圧は有りません。口内でわずかに「ピチピチ」とするくらい・・ですが、やはり開け方にもよると思いますので、

「台所のシンクなどで必ずボトルを斜め40度ほどに傾け、王冠に当てた栓抜きをゆっくり上げながらガスを逃がすように抜く」

ことを心がけて下されば、何の問題も無く抜くことが出来ます。王冠です。


 熟の速い白の「山のヴァンせ」は、僅かに濁りのある少しくすんだ外観から、仄かに白く多量に有るミネラリティと、ほんのり濁った色から、滅茶ナチュラルで滋味・旨味に富んだ優しく・・でも結構に深い味わいです。

 赤のルメルシマンは今のところやや軽めですが、僅かなガスが飲みやすさを誘いつつ、華やかな花のアロマ、ベリーなどの果実で美味しく飲ませてくれます。サンスフルでして・・非常に身体への浸透が優しいです。とはいっても、おそらく「山のヴァンせ」のSo2使用量も僅かだと思います。

 来年のエルヴァージュもののリリースが楽しみになるような仕上がりでした。是非ご検討いただきたいと思います。

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 待ちに待った矢野さんのワインが届きました。今年9月に醸造免許が下りたとのことで今までの委託醸造から自家醸造に切り替わり、大きく自由度が得られたのが、今回のワインに現れています。

 今のところはまだシャルドネのみですが、一言で言って・・

「気取らず、でもしっかり!自然の恵みの素晴らしさを味わえる、ワインファン納得の仕上がり!」

です。


 ワインは正直です・・その味わいを見れば、ほぼ何が有ったか・・想像できます。

 熱量が大きく、豊かな酸と自由な味わいは、今までの日本のワインとは一味以上違うと感じます。ナチュラルで滋味深~い味わいなのに、危険なニュアンスは有りません。

 いや~・・余りに素晴らしい出来なので・・驚いてしまいました。おそらく飲まれた方々、それぞれに、

「えっ?・・こうなるんだ・・!」

と感じられるに違いありません。


 特に委託醸造のルメルシマン白を飲まれた方は、その変貌ぶりに驚かれるでしょう。


 今回も非常に少ない割り当てです。また、流通経費が全く出ませんので、申し訳ございませんが販売条件を付けさせていただいています。

 なお、どうしても欲しいからと思われても、矢野さんにご迷惑が掛かるようなことはお止めいただくようお願いいたします。


■生産者情報
生産地:Ferme 36(旧名 矢野園) 長野県大町市平新郷

 製造について:2017年と同様、日本屈指の醸造家、ヴィラディストワイナリー小西超氏による醸造(委託醸造)。初収穫ということで収穫量が少なく、すべての品種を1回のプレスに投入し、混醸となりました。品種の個性というよりも、それらを超えて個々の品種が互いを支えあい、総体として土地固有の味「テロワール」が現れることを期待します。
 2018年9月25日、全品種を房ごとに搾汁。培養酵母による発酵。発酵及び貯蔵の容器はステンレスタンク。発酵後、瓶詰直前まで澱の上で貯蔵(シュールリー)。清澄なし。2019年4月26日、無ろ過にて瓶詰

アルコール11.9% 酸度:0.54g/100mlPH:3.1 生産本数1111本

2018年ミレジム
 冬季に雪が少ない1年の始まりでした。桜の開花は例年より10日から2週間早く、ブドウの生育ステージも全体的に早く推移しました。
 5月は平年より降雨があり、新植苗の定着には好意的に作用しました。
 7月10日~8月10日にかけて干ばつ(気象庁データによると、この1か月間の降雨量は僅か4mm)があり、乾燥を好む葡萄にとっても過酷な状況となりました。
 転じて9月に入ると長雨により日照量が減りました。萌芽が早まった分、収穫期も早まりました。大町では珍しく酸度の保持を気にしながらブドウの塾気を見定めることになりました。
 平年より雨量がありましたが、ぶどうは健全な状態で収穫出来ました。

 「農福連携」の一環として、大町市社会福祉協議会障害福祉サービス事業所の皆さんに苗植、ブドウの株元の草取り、防鳥ネットの設置、腐敗果の除去、ブドウの収穫、冬の養生として株周りの藁巻等にご尽力いただきました。とりわけ腐敗果を除去したことで、雨にあたっても健全なブドウを収穫することができました。

2019年ミレジム
 春先に寒さが残り、グローイングステージの一指標としてとしての桜の開花は、平年より少し遅いくらいでした。四月末の苗植作業時には雪が舞いました。

 夏季、2018のような干ばつはなく。適度な雨量の中推移しました。
 9月になると好天が続き、果実の成熟によい条件がもたらされました。ブドウのサンプリングデータを見るところ2017に類似しますが、感覚的には2017よりわずかに温暖であったという印象があります。
 自社ワイナリーを稼働したことで、品種ごとの収穫、仕込みが可能になりました。品種の熟期を見極めつつ、収穫しては仕込むという、この地でワインをつくるスタイルが出来上がりました。

 「農福連携」を継続、大町氏社会福祉協議会障がい福祉サービス事業所の皆さんに苗植。ブドウの株元の草取り、防鳥ネットの設置、病果の除去、ブドウの収穫、冬の養生としての株周りの藁巻等ご尽力いただきました。仕込み時に選果台を持たないため圃場で入念な選果を行うことが重要になりますが、そのような場面で大いに助かりました。
━━━━━
将来的に期待値の高い日本の自然派ワインをご紹介します。長野県は大町市でワイナリーを始められた矢野さんです。

 ひょんなことからお付き合いをさせていただくことになりました。noisy も良く判りませんで、とにかく2014年に栽培を始め、2017年ものの醸造が初です。

 また、まだ醸造設備が整っていないので、ヴィラディストワイナリーの小西超氏さんの委託醸造と言う形でスタートしています。

 何しろ初年度の醸造が450本ほどしか無く、実験的なものになっていますが・・飲んでみたらもう・・ビックリです・・!

◇北アルプス山麓農場 矢野園 Ferme 36 矢野さんのブログ http://tatsunokovin.blogspot.com/


2023 Yamano Vin Se Nouveau Kumiai Rouge Sans Soufre Pre-order
山のヴァンせ・メルロー・サン・スフル(ご予約)

18442
自然派
赤 ミディアムボディ
日本
長野
大町
フェルム36
お一人様1本限定 + 同時に他の造り手のワイン1本以上
◆◆◆お一人様1本限定 + 同時に他の造り手さんのワインをお願いいたします。
■造り手情報
原料:長野県安曇野市産
 季来里ふぁーむ・すずき栽培(購入葡萄)
 メルロ100%
収穫:2023年10月3日
瓶詰日:2023年12月27(満月)日
瓶詰数:1002本
アルコール度:13.3%

「季来里ふぁーむ・すずき」さん栽培のメルロをFerme36が醸したRouge Sans Soufre(赤の亜硫酸無添加ワイン)
 障害福祉サービス事業所の皆さん、地元の皆さんが一粒ずつ手で除梗しタンクへ投入。一部は全房のままタンクへ投入。野生酵母によりゆっくり発酵を始めました。
 ルモンタージュとピジャージュを行いながら丁寧に味を抽出した後、密閉型バルーンプレス機にてプレス(搾汁)発酵期間約一か月。短期間澱下げした後(少し待ったことが2022ミレジムとの違い)フレッシュさを保った状態で瓶詰。醗酵容器は樹脂タンク、貯蔵容器はステンレスタンク。清澄やろ過等の人為的介入はありません。
 2023年のNouveau(ヌーヴォー:新酒)手仕事がもたらす優しい口あたり、長い夏の太陽をたっぷりと蓄えた豊かな果実味、ボリューム感あるアルコールの下支え、骨太な味わいをお楽しみください。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,000 (外税) 
【2月10日(土)発売です!ご予約承ります!・・素晴らしい出来でした・・購入した葡萄由来だとはとても思えないです!So2無添加です。】
 ファンの多い矢野さんのワインです。もう・・ワイン造りは卓越したものが有り、何の心配もすることは無いです・・と言うより、今日本で最高のワインを造っている一人だと感じています。

 そのスタイルはある意味独特で、単一品種にこだわらず、様々な品種の混醸も全くいとわない訳ですが、その混醸もだいぶ年季が入って来まして、

「・・えっ?・・そんな・・黒ブドウと白ブドウを混ぜちゃうの?」

みたいなことから始って、今ではもう、まったくビックリしなくなりました・・(^^;;

 ですがそのブレンドがまた・・良い感じなんですね・・この2023年ものの「季来里ふぁーむ・すずき」さんのメルロで矢野さんが仕込んだ・・

「ある意味・・新酒」

と言いますか、ある意味じゃなくても新酒なんですが・・何と・・

「飲んだ感じが・・ある意味・・新酒だと少しだけ感じるだけ」

なんですね。

 そう・・とても「こなれて」いて、丸みのあるアロマと味わいでして・・

「強く新酒を感じない」

んですね。

 まぁ・・それでも取りに行きますと、MCっぽいアロマがほんのり・・わずかに有り、ワインの若さ、フレッシュさをわずかに感じさせるのみです。

 2023年ものですが・・昨年、暑かったですよね~・・めちゃ暑かったし、

「11月に入っての・・夏日?」

が有ったように思います。

 それほどに暑い日が続いた訳で・・noisy の育てているピノ・ノワールは暑さと水不足で完全にヘソを曲げてしまった位ですから、それを

「10月3日と言う収穫日」

で収穫し、この2月10日に販売しているんですね。


 ほんのりとジャミーなニュアンスを持った、熟した美しく土っぽい・・まさにメルロです。赤みが多く、それと同様に茶色のニュアンス・・言ってみればコーヒーとかカカオとか・・ですね。これは2023年がすごく良く熟した年だからこそ、メルロっぽさとして感じられるのでしょう。

 若くフレッシュな日本のメルロワインは多く有りますが、このように・・メルロ本来の粘土系の特徴をしっかり感じさせるワインは余り無いと思います。なので、買い葡萄で在りながらもここまでしっかり熟した良い葡萄を得られたというのは驚愕ものです。

 わずかに感じられるピチっとしたガスのニュアンスさえ、良く熟しているようにも感じられます。普通の日本のワインの濃度では無く・・(^^;; 海外のワインと同列になっても全く問題無しだと感じます。

 このワインは「王冠」で栓をされています・・たぶん、新酒ゆえのガスとSo2無添加を考えてのことかと思います。今までの、

「軽やかさが有って・・」

と言う表現は当たりません。2023年ものはしっかり熟し、しっかりしたメルロの味わいを、

「酸化防止剤無添加のナチュラルな風味」

で楽しませてくれます。

 数が無いので・・申し訳ない・・お一人様1本でご容赦ください。

 また、同数の販売条件の無いワインを1本、一緒にお願いいたします。めちゃお薦めです!・・是非ともゲットされてくださいね!



 以下は以前のレヴューです。
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【・・おっ・・と!・・目立った泡は無いものの、ピチピチ感はロゼ・ペティアンよりしっかり有るかも!・・これ、今からでもかなり旨いです!】

 美味しいですね!・・わずかに粘性を感じるメルロ、非常に美しいです。ロゼ・ペティアンをスティルのブラン・ド・ノワールとするのも良いかな?・・こちらはしっかり赤ワインでは有るんですが、

「発酵由来の炭酸ガスが何とも良い感じに旨味、美味しさを運んで来る!」

と言うのが正しいかもしれません。

 アロマも軽やかなノーズでベリーやプラムっぽさに石灰が混じった感じ・・舌先から舌中??・・にはチリチリっと感。少し遅れて果実感やボディが載って来てほんのりと膨らみを見せたかと思うと軽やかな瑞々しい余韻へと流れ込みます。

 薄っぺらい感じが無く、ピュアさとナチュラルさ、エキスからのアロマの浮き上がりも、今のところはそのピチピチなガスの役目のようです。

 そもそも・・アルコール発酵は、酵母が糖分を食べてアルコールと炭酸ガスに変えることから起きます。ですから当初は甘い葡萄だったものが徐々に甘さを失い、アルコールと炭酸ガスを生み出します。

 ですからペティアンは・・ちょっと安易に言ってしまえば、

「可能な限り発酵由来のガスを逃がさない努力をしたスティルワイン」

でしか無い・・(^^;; 訳でして、例えばあのイタリアの物凄いワイン、バルバカルロのワインなどは、発酵が終わったらさっさとボトル詰めしてしまいますから、

「柔らかめの太いコルクを超圧縮して栓をする」

ので、

「びっくりするほどガス圧が有る!」

んですね。新しいヴィンテージのものをヘタに栓を抜こうとすると、

「周りにほとんどを噴出してしまい、ボトルに残ったのが澱だらけの3センチほどの部分だけ」

 なんてことになってしまいます。

 しかしながらこのメルロのサン・スフルは決してそれほどはガスが無く、圧も・・無いと思います。でも現状は溶け込んだガスがとても気持ち良い状態だと思ってください。

 そしてやはり・・まぁ、こう言いますと何ですが、やはり、

「So2無しの美味しさ!」

 が光ります。

 変な硬さのない、ふんわりと柔らかな触感・・果実のとてもニュートラルなニュアンス、ミネラリティの角が無い感じから、畑の姿が目前に浮かんでくるようなイメージです。

「こりゃあ旨い!」

とおっしゃっていただけるんじゃないでしょうか。


 今すぐに飲むのであれば、ロゼ・ペティアンよりもこちらのサン・スフルをお勧めします。ロゼ・ペティアンは来春、こちらはクリスマス・・には中々間に合いませんので、

「年末~お正月の楽しみ!」

としてください。

 以前よりも数は増えたとは言え僅少ですし、販売店も多くありませんのでこの機会にぜひ!・・飲んでみていただきたいと思います。お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
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【2021年の「山のヴァンせ」ヌーボーは何と赤ワイン!・・しかもシャルドネも入れちゃって、So2不使用で、僅かなガスが舌先に・・飲み口最高、味わいも深い!・・・美味しいです!】

 何とメルロ主体にシャルドネをセパージュした・・それぞれ大町のぶどう協組からの買い葡萄で、何とサン・スフルで仕上げた新酒です!・・出来立てほやほや!・・でも新酒に有りがちな「旨味、エキス濃度不足」は感じませんで、

「ナトリウム風の僅かにトロっと感じられるミネラリティがパッチリ」

載って感じられる、飲み口最高の赤ワインです!


 アロマは「ふわっ」と優しく、スピード早く、丸く立ち上がります。シャルドネの存在は余り判りませんが、メルローっぽい柔らかさや、思いっきり美しい土のニュアンスを感じます。ただし滅茶重い土・・じゃなくて、中くらいかな?・・土臭く無く、むしろ「角の取れた丸い石」っぽい感じもします。

 ちょっとだけガスが有りますが、凄く良く溶け込んでいるので、飲み始めはむしろさほど感じられず、ワインのしっかりした美味しさが伝わって来ます。5~10分ほど経過すると、ガスの存在が少し強くなってくる感じです。

 中域も適度に膨れていて、純粋なニュアンスの余韻が結構に長く持続します。

 何か・・凄く良いんですけど!

 口内を巡らせ表情を拾いに言っても、ちゃんと迎えてくれて要素を放出してくれますし、最初から喉の奥の方に入れてしまっても、かなり魅力的なエキスの淡い旨味と「シュワっと」なガスが感じられます。

 ワインが凄くナチュラルですし、いじくりまわしたような感じが全く無いので、赤ワインでは有りますがサンスフルで自然なアプローチで、しかも「危険性の全く無い」味わいですので、これから出てくる鮮度の良いお魚と合わせても、決して苦労しないんじゃないかと思います。

 また、全国で何軒か販売されてはいますが、本当に少ない・・1580本の生産のようです。2本ずつ販売していると740人にしか当たりません・・。沢山の人に飲んでいただきたい、長野は大町の自然がくれた恵みです。是非ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶美味しいです!・・ナチュラルで滋味深くて旨味バッチリ、しかもドライでSo2使用量もほんの僅かでしょう!超お勧めです!】

 良いですね~・・矢野さんの、醸造家としてのセンスの良さも伝わって来るかのような、

「滅茶美味しいご飯を普通に食べてる!」

かのような・・取り立てて凄く無くてまず普通なんだけれど、実はそれが「真実」だったりする訳です。

 例えば、ワインを余り飲まなかった方が、ワインファンが「神」とさえ崇めるようなワインを飲んでも・・結構に普通だなぁ・・と感じただけだったりします。

 その方にとっては綺麗過ぎて、濃淡が判らず・・と言うパターンも有るでしょうし、最初から否定で入ってしまうと目が曇る・・いや、感覚が麻痺してしまう・・なども在ろうかと思うんですね。

 例えば、ある程度ワインに舌の肥えた noisy が「2020山のヴァンせ」を飲んでも、「美味しいなぁ・・」と素直に喜んでしまうような「美味しさ」を持っている訳ですから、このワインの魅力は相当に高いと思いますよ。

 ふんわりとした柔らかなテクスチュア・・ちょっとナトリウム多めのトロトロ感のある不透明なミネラリティがふんだんに感じられ、ペティアンと言うほどのガス圧では無いにせよ、その優しいガス圧と、そのミネラリティと、洋ナシや梨、グレープフルーツ的な果実感が、全てバランスしているんですね。

 そして・・滅茶飲みやすい!・・楽しいです。身体への進入角度が相当に低く、いつの間にか入っている・・けれど、そのアルコールのマイナス面が感じられない・・みたいな感じです。

 で、2枚目の写真・・ちょっと意味不明でムズイですか?

 飲みほしたボトルを真上から撮ったもので、中心に少し何かが写っていると思うんですが、これ、「澱」です。

 飲んでいるうちに、徐々に、さらに「濁って」来ます。無濾過も無濾過、ただラッキングしただけだと思いますが、ガスの存在で完全には透明にならないんですね。

 なので、もう活性はほぼ無いかと思いますが、酵母や葡萄由来のやや重みのある澱が、下に沈んでいる訳です。

 この「澱」もまた・・味わいには結構影響していまして・・

「半分か2/3ほど飲んだら、ボトルの口を押さえてシェイクしてみる!」

とか、

「澱の部分を多めに取って置いて、最後にその澱の味わいを楽しむ!」

のも一興でしょう!


 So2 は非常に少ないですが、「全く危険性の無い」味わいです。最も、栓を抜いて3日もすれば、「どろんどろん」になっていると思いますが、さらに3日ほど置いて・・凄い状態にしてからまた楽しむ・・と言う、モロビオファン的なアプローチも楽しいかもしれません。・・いや、noisy は責任持てませんので、そんなことをするので有れば、あくまでもご自身の責任でやってくださいね。

 日本のワインも楽しくなってきましたね・・。その最右翼の一人、矢野さんの2020年ヌーボー・・・どのように楽しむかは、あなた次第です。お早めにどうぞ!


 以下は以前のレヴューです。
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【日本酒で言ったら「どぶ✖く」?・・(^^;; この濁りに旨味がギッシリ!豊かでおおらか、ナチュラルな味わいの中に矢野さんのセンス(想像力+緻密な計算+対応力)が漲っています!】


 まぁ、どなたが飲まれても肯定される味わいだと感じました。矢野さんは謙虚でいらっしゃいますので、決して美味しいとか何とか・・はnoisy の様には言いません。どちらかと言うと事務的に、

「・・をやったら・・なったので・・~をして・・こうなりました。」

とだけおっしゃいます。


 でも、ま~本当に楽しいワインです。例えば、酵母をたっぷり使った日本酒とか・・いや、ご存じないかもしれませんが・・元気の良い(良かった?)酵母のニュアンスに満ちたシャルドネです。

 泡は弱く、ピチピチとはしていますが、今のところは抜栓時に吹くようなことな無いと思います。でも、いつものように気を抜かず抜栓してくださいね。勿体無いですし!

 白や黄色の熟したフルーツと、やや軽めだがたっぷりのミネラリティ、ほんのりと甘みが残された味わいで中域がふっくら!・・余韻も柔らかで長いです。硬質な部分の無い、ほんわかと柔らかな味わいで、グイグイとも飲めてしまうし、長く滞留させても微細な表情にも出会えます。

 いや~・・ここまで出来るんですね~・・ビックリした!・・素晴らしい新酒です!・・皆さんに飲んでいただきたいですが、限り無く少ないですので・・すみません。

 また、赤メルロはおそらく市場に余り出ないと思われます。勿体無いのでnoisy もまだ飲んでません・・(^^;; すみません。

 なお、流通経費が掛かると赤字になってしまいますので、申し訳ございませんが、他の造り手さんのワインを同送でお願いいたします。