
ソレア2017とは若干色味の設定が違って写ってしまっていますが、基本的には粘っこくて熟したムルソーのようで、しかも黒葡萄による深みが実に美味しいソレアのセカンドバージョンみたいな存在です。
このキュヴェは大人気のようでして、入荷しても即完売になってしまうので、価格交渉どころの話しにはならないんですね。
それでもこのプライスで、あのソレアの子供みたいな見事な味わいを楽しめるのであれば、これは飲まなきゃいけないキュヴェになるんじゃないかと思います。
noisy も久しぶりに飲ませていただきました。まぁ、日本へは120本の入荷のところ、Noisy wine には12本だと言うので、
「何とか24本、都合付かない?」
と持ちかけましたが、日ごろの行いが良く無い・・いや、担当さんの覚えが目出度くないのが災いしてか、入荷当初に、
「お声掛けしていただいただけでもラッキー」
みたいな感じなのかもしれず、12本のみの入荷です。1本開けてますので11本の販売です。
僅かにソレアを軽くし、複雑性も実質70%ほどになるかと思われるランゲ・ビアンコです。
いや~・・やっぱり美味しいですね~。滅茶美味しいです。まだ幾分の若さが有り、フレッシュな柑橘なフレーヴァーと、まったりとやや粘っこさの有るグラな深い味わいです。ソレアほどはネッビオーロ的なタンニンは無いので、その分は飲みやすいですが、反面、10~15分経ってからの圧巻なボディの拡張、膨張も抑え目です。
それを除きますとソレアとうり二つ・・。ある程度寝かせても良し、今飲んでも美味しいです。
何より、
「こんなセパージュの滅茶深い味わいの白は他には有り得ないので出会えない!」
部分がポイント高いです。飲んでみて下さい。リーズナブルですが・・相当に高級な白ワインです。お勧めします!
以下はランゲ・ビアンコ・ソレアのレヴューです。
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【アドヴォケイトもヴィノスも92ポイントと太鼓判のネッビオーロ入りの白!・・でも noisy 的にはポテンシャル点をもっと上げます!今回も特売です・・売り切れ御免!】

2017年ものは30%もネッビオーロを混ぜた様ですよ・・。2016年もの、滅茶美味しかったでしょう?・・ちょうど良い位の開き具合で、目を瞑って飲めば、
「そこはもう赤ワインの世界!?」
かと思えるほどの深~い味わいです。
2016年ものほどの熟成度は出ていないんですが、でもそのある種の「若さ」がまた、時系列での変化に物凄い「彩」を感じさせてくれるんですよ。
まるで程好く熟したムルソーか?・・と思わせるほどの好ましい「粘っこさ」・・そしてそこから昇ってくる質の高い「蜜」のニュアンス。まるで赤ワインかと思えるようにサイド方向に拡がろうとする円形パレット・・。時間を掛けるとそこから球体へとさらなる膨らみ・・。
これ、もしかしたら、物凄いワインなのかもしれないと・・思いません?
前回の2016年ものは相当な条件をいただいて・・でも本数が無く、20本程度だったので飲めた方は少ないはず・・
だとしたら、今回の2017年ものは、是非是非・・飲んでみていただきたいんですよ。勿論、白ワインファンのみならず、赤ワインファンの方にも・・むしろ
「ブルゴーニュワインが大好きな方!」
にこそ、この素晴らしい味わいに振れていただきたい・・そう願っています。
今回も頑張って交渉してこのプライスです。前回ほどには下げられませんでしたが、それでも3割ほどは安いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶苦茶美味しいです!!黒葡萄のネッビオーロまでセパージュしてこの味わいを創り出しています。飲んだらもうビックリ確実!しかも今回のみの特売価格です!】
いや~・・ロアーニャ、半端無いです。やってることも凄いですが、出来たワインの美味しさったら・・もうこの「ソレア」を2度飲んでいますが、そのたびに、旨い旨い・・言ってます。
例えば・・いや、ここでブルゴーニュを出すのは「反則」に近いものが有るとしても、その方が伝わりやすいかと思うので、「販促」に変えて・・(^^ ご容赦ください。
改めて、例えばブルゴーニュのシャルドネの名産地、ムルソーには、大きく分けると3つ、タイプが有るかと思うんですね。その中の大きな流れだと思えるのが、コント・ラフォン・タイプと言える
「滑らかオイリーな樽を適度に利かせたタイプ」
と、コシュ=デュリのような、
「酸の美しい、ムルソー版ピュリニータイプ」
です。いや、相当偏見も入ってるかもしれません。特にコシュ=デュリに関しては、コシュ=デュリが独特だとも言えますしね。
コシュ=デュリの美しい、キラキラした輝いているような酸、これが凄いんですよ。ピュリニーのような豪奢な感じも有るし、時に「バター」のような凄いニュアンス・・バタール=モンラッシェとか・・熟成してくるとそんなニュアンスも出すキュヴェも有ります。
で、このソレア2016ですが・・そんなコント・ラフォンの「滑らかマッタリオイリー」な本格ムルソー的味わいの中に・・コシュ=デュリの輝いているかのような見事なキラキラ酸が感じられるんですね。
このソレア2016をブラインドで飲んで、
「ランゲだね!」
と言える方がもしいらっしゃるのなら、是非お会いしたい!・・
もう非常に高質です。今飲んでも滅茶苦茶美味しい!しかも今回は条件をいただけたので「激安い」です。
この夏はコロナで出歩くのも自重しないと・・そんな時、奥さんとシンミリ飲んでみましょう。
「・・何これ!・・とても美味しい!」
と、きっと夫婦仲も向上するんじゃないかと思いますよ。ご検討くださいませ。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【ランゲ最高の白ワイン!・・これは素晴らしい!実は・・物凄いポテンシャルです!】
今まで飲んできたロアーニャは赤ばかりで、白はおそらく・・テイスティングさえしていないと思います。今回初めて扱うことにしましたので、入荷数は少ないですし、ソレア、ティモラッソとも、6本ずつのみの入荷なので悩みましたが、とりあえず「ソレア」を開けることにしました。
まったく気取りのないエチケット・・と言うよりも、ペラペラな質感の薄い紙が貼ってあるだけですので、セラーから出した時のわずかな温度上昇でもエチケットにシワが寄りそうです。
しかしながら、その存在感は中々のものでして、オーラのようなものを感じます。そしてグラスに注ぐと・・
「(・・おっ!)」
良いですね~。美しい色です。ほんのりと淡く緑掛かった色合いに粘性が見て取れます。柔らかで膨らみの有るアロマが立ち昇って来ます。
グラスを振るとさらにふっくらとしつつ、粒子の非常に細やかな・・と言うよりも、粒子を感じないほどの細やかなものですね・・風船のよう・・と言っても良いかもしれませんが、やはり淡い緑を印象付けさせるミネラリティがパンパンになって感じられます。
口に含むと・・あ、これはシャルドネにネッビオーロをセパージュしているそうですが、ふんわかと柔らかいながら、少し内向的な表情です。
しかしながら5分~10分ほどしますと、徐々にそのモンスター振りを発揮し始めます。
ネッビオーロのコラムでも書きましたが、このロアーニャのような、ファーストタッチからかなり柔らかい印象を与えるワインは、飲み手にとっては、
「・・大したポテンシャルでは無いな・・」
とか、
「先行きはあまり変わらないだろう・・」
と言うような先入観を抱かせます。
似たタイプに、トスカーナのマッサヴェッキアが有りますね・・いや、味わいが似ているのではなく、そのテクスチュアのソフトさとミネラルの膨大さが合わさりつつ、ポテンシャルをこれ見よがしにしないタイプ・・と言うことです。マッサヴェッキアも、
「(・・ん・・価格もそこそこに高いし・・こう言うタイプは受け入れられるんだろうか・・?)」
と悩みつつ、それでも紹介し続けようとしましたが、中々販売には結びつかず・・ほぼ諦めた以降、いきなり売れ始めたのには驚きました。
そして20分もしますと・・かなり膨らみ、外向的な表情になってきます。こうなると・・もう、誰でも、
「うわ~・・美味しい!」
となるのは間違い無いですね。
特にネッビオーロまで入っていると言うシャルドネ主体のセパージュですから、その個性的な味わいや香りも有るかと思います。普通に、
「ブルゴーニュのシャルドネが持つ、キリっとした表情などは見せない」
のに、
「深淵で繊細で柔らか。時間と共にどんどん膨らみ、たおやかな柑橘系フレーヴァーを放ち出す」
ワインなんですね。
これ、相当・・美味いです。ブルゴーニュ好きの方々も、開けた瞬間は・・「?」となるかもしれませんが、10分もしますと「肯定派」に入られるでしょう。
わざとらしく無く、強い、もしくはエゴイスティックな主張はしないのに・・しっかりと存在するんですね。
「化粧無しのスッピンの超美人」
と言って良いと思います。
惚れちゃいますよ、きっと!・・エリオ・アルターレさんと同世代の先代が、研究を続けた結果・・
「何も変えないことを選んだ」
のは、正解だった・・のでしょう。今、これほどまでに、真にナチュラルなワインは中々存在しないでしょう。ネッビオーロばかりがおだてられているロアーニャですが、白ワイン・・これは隠れた逸品!是非とも飲んでみてください!
また、今回はテイスティングを見送りましたティモラッソも、ロアーニャらしいナチュラルさと柔らかさ、優しさに満ちた味わいに違い無いと思われます。是非ご検討くださいませ!