もはや「ミュジニー」となりますと、凄い価格になってしまうのは致し方ないと思っていただくしかない時代になったんですね。まぁ、
「珠玉の逸品」
と言うことになろうかと思います。「家宝」でしょうか・・(^^;; 購入出来たは良いが中々開けられない・・と言うことになるかもしれません。
まぁ・・ロマネ=コンティ、ラ・ターシュの唯一の対抗馬です。
因みに、2016年ものの他の生産者さんを調べてみましたので・・ご参考までに。ルーミエさん、凄いですね~・・ルロワさんも・・。その高みから見れば安いんでしょうね。どうぞよろしくお願いいたします。
・2016 Vogue
96 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
18.5/20 Points La Revue du Vin de France
96 Points Tim Atkin
・2016 Roumier
20/20 Points La Revue du Vin de France
99 Points Tim Atkin
97~99 Points The Wine Advocate
94~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
・2016 Leroy
99 Points The Wine Advocate
19.5/20 Points La Revue du Vin de France
以下は以前のレヴューです。
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【ジャック=フレデリックの思いが通じた?・・ついにアドヴォケイト100ポイント奪取!】 いや~・・目出度い!・・ついにジャック=フレデリック・ミュニエ、珠玉のミュジニーでアドヴォケイトから100ポイントをゲットです!
・・ですが・・価格は上代40万円にまで跳ね上がってしまいました・・そこだけは残念では有りますが、よくよく考えてみたらジャック=フレデリック・ミュニエはたかだか1.14ヘクタールのミュジニーを所有、長く安価に提供してくれていた訳です。
「ブルゴーニュワインは日本では今まで異常に安くて幸せだった」
と言えると思っています。そして今でも海外に比較しますと、高額ワインは安いのは間違い無いので、海外から日本に買い付けにいらっしゃる外国人の方が多いんですね。
そしてジャック=フレデリックは、自分のミュジニーに対するメディア評価が余りに不当だ・・と思っていらして、それでミュジニーの出荷を長らく止めていた訳です。現在はボンヌ=マールも止めているようです。これは何を意味しているのか・・。
つまり、メディアの評価が超近眼過ぎて、
「今~直近のフレーヴァーに偏ったポテンシャル取りによる評価が余りに目に余る!」
と思っていらしたはずです。寿命は1世紀にも達すると思われるグラン・クリュ・ミュジニーです。しかもリューディ・レ・プティ・ミュジニーでは無いラ・コンブ・ドルヴォー(部分)でもない・・本家本元のリューディ・レ・ミュジニー(グラン・ミュジニー)です。レ・プティ・ミュジニーは現在、ヴォギュエの単独所有ですが、以前はヴォギュエのミュジニーの評価が上がらず、一般には大昔からレ・プティ・ミュジニーとグラン・ミュジニーは同格とされているものの、それが本当かどうかさえ疑われる状況でした。そりゃぁ・・そうです。ルーミエさんの方が全然良かったと言われた時代が有った訳です。
noisy も長らくこの世界にいますから、メディアの評価は気にはしてはいますし、彼らのレヴューも良く読みます。メディアのテイスターたちにはそれぞれ個性が有り、また人間ですから・・その時の自分の調子も有るでしょう。花粉症で鼻が利かない・・とか、前日飲み過ぎて良く判らない・・とか・・(^^;;
ですが、そんな彼、彼女らの評点がモロに販売や価格に影響してしまうのに、
「彼・彼女らは責任を持ってやってないんじゃないか?」
と言うような疑心暗鬼な心は、その評価対象となっている造り手たちには生じているはずなんですね。
まぁ・・ブルゴーニュの立派なA.O.C.ワインに3年以内に飲め・・などと安易に書きたてるメディアも有り、どう考えても低いとか、高過ぎるとか・・の評点も有ります。そんな時にレヴューを読んで何かが判ればまだ良いんですが、
「いつものように(直近の状態にすぎない)フレーヴァーの種類、タンニンの質と量、感激した程度を書く程度に終始」
していて、なぜその評点になったのかが全く判明できないんですね。
ですので出来ることは自身でもポイント付けし、その評価者との差を常に頭に入れておく・・その評価者のクセを見つける・・位でしょうか。
ジャック=フレデリックの、ドメーヌに彼らが来ても飲ませない、飲ませたとしても評価点を付けさせない前提でのテイスティングは、
「ま~・・考えられ得る最良の対応!」
だったと・・noisy は思います。
「・・教育的指導?」
でしょうか・・(^^;; 愛の溢れる手法だったと思いますよ。
ジャック=フレデリックの祖母は日本人女性だったようです。どこか・・日本人っぽい風体にも感じられる彼ですが、頑張って欲しいですね・・そろそろ引退だと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ようやく順調にリリースされるようになった、貴重なジャック=フレデリック・ミュニエのグラン・ミュジニー!正規輸入です・・2009年のクロ・ド・ラ・マレシャルとの2本セットです。】
ん~・・海外の価格は税抜で34万円くらいからのようですので、むしろこの価格は相当安いのかもしれない・・とも感じてしまいますが、2013年の販売価格と2014年の仕入価格が・・変です。差が無いです・・。つまり Noisy wine は昨年、2013年ものを「ゼロ円」で販売したようなもの・・と言う現況になっています。
それでも貴重な「ル・ミュジニー」もしくは「グラン・ミュジニー」と呼ばれるミュジニーの北側の区画の、美しくも気高く柔らかなミュジニーです。パキッとしたヴォギュエさんちのミュジニーとも違いますし、滅茶濃いケーキのようなジャック・プリュールのものとも違います。・・あ、ルーミエさんもル・ミュジニーでしたね。いつか並べて飲んでみたいものです。
本当に少ないので迷っている暇はないと思います。ご検討くださいませ。
P.S. 申し訳ありませんがこのセットは他のワインと同梱出来ません。2本セットで発送させていただきます。ご了承くださいませ。

スペシャルセットの2009年、クロ・ド・ラ・マレシャルです。(以前のヴィンテージの画像です。
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【数年間リリースの無かった「ミュジニー」を万全の状態でようやくリリース!激レアです。正規品!】
ようやっと、そのご尊顔を拝すことが出来ました。もっとも味わいをチェックすることなどは不可能です。
そもそもジャック=フレデリック・ミュニエ、シャトー・ド・シャンボール=ミュジニーのワインは、1990年代まではあのルーミエさんと同様に、さほど強い人気が有った訳ではありません。樽が強いだ、安定性が無いだ・・と散々でした。noisy もまた、売れずに長いことセラーに鎮座している「お高いミュジニー」さんの存在に心を痛めていました。何度もお話ししていますが、シャンボール=ミュジニー村名を飲もうとレストランさんに持ち込んだのは良いが、余りの美味しさにエチケットを二度見してみたら・・「熟れずに残っていたレ・ザムルーズ」だった・・と言うような笑えない話しも有ります。まぁ、それでもまだレ・ザムルーズは良い方でして、「1級レ・フュエ」などは誰も見向きもしてくれず、
「人気・・無いんだよなぁ・・」
と思っていました。まぁ、ルーミエさんも似たようなものでした。それが今では・・ネットを検索してみても、バックヴィンテージのミュジニーが30万以下では見当たりませんし、良いところ、ニュイのクロ・ド・ラ・マレシャルがヒットするくらいです。
で、このところのリリースが無かったのは、やはり正当な評価を得られていない・・ことが理由の様です。
因みに「海外メディア評価」を掲載していますが、
「これは2014~2015年当時のドメーヌでのテイスティングにおいてのもの」
のようです。95点ほどですよね?・・つまり、
「・・95ポイント?・・はぁ?・・本気で言ってるの?」
みたいなものだったのでしょう。・・で、引っ込めてしまったんですね。1985年にプルミエ・クラン・クリュ・クラッセから格下げになってしまったので、1985年ものは長くリリースしなかった歴史が有ります。ミシェル・ロランの起用でしっかり復帰していますが・・
で、その2013年ものが95点ほどの評価をされた後の、(おそらくドメーヌでのテイスティングでの)評点の経過は以下の様です。
2018年97 points アドヴォケイト、ティム・アトキン
2017年98 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
2016年96 points ヴィノス
2015年 100 points アドヴォケイト、99 points ヴィノス
2014年99 points ティム・アトキン、97 points アドヴォケイト、96 points ヴィノス
・・大ドメーヌの大きな怒り由来の静かなる抵抗は功を奏したのでしょうか?・・(^^;;
少ないのでプラス1本、お付き合いくださいね。本当に久しぶりの入荷になりました。ご検討くださいませ。