
noisy の場合はまずビールなど飲むことは稀でして、よほどのことが無いと口にはしなくなってしまいました。それでも大手さんのフード店などでアルコールを飲まなくてはならないシュチュエーションの時、どうにもならないと「生ビール」を頼むことは有りましたけどね。
上の写真がサルナン・ベリューのシャルドネ樽を使用したビールです。プティ・テチュと言うキュヴェでして、どうやらその澱も使用しているのかな?・・まぁ、そこまでしっかり申告してしまうと日本では雑酒(発泡酒)の扱いになるかもしれませんが、ビールの方が税金が高いので、税関も余り突っ込まないのかもしれませんが。
「ビエール・ヴィヴァンテ・ド・テチュ」は、直訳すると(多分!)「強情さが生きているビール」と言うことなのでしょうが、サルナン・ベリューのプティ・テチュ樽の澱のことを意味しているのかもしれませんね。
で、例えばホップの風味を強く利かせたようなタイプでは当然有りません。またベルギービールのように、何の風味なのか良く判らないような、ちょっとアヴァンギャルドな風味・・と言う訳でも有りません。
このページをご覧になられるような皆さんはおそらくワインファンでしょうから、
「こんなシャルドネの奥底の風味をまとったビエールの味わいは、身体に合うんじゃないかな?」
と思いますよ。深みも有り、非常にドライながら薄辛く無く、何より自然なニュアンスで、味わいが繊細かつ深いです。ホップはきつく無いので清涼感でグイグイ行くような感じでは無く、また、
「なんでキンキンに冷やして飲むの?」
と、日本のビール消費事情にも疑問を呈してしまうような気にも成ります。
「・・少し温か目の方が甘みが有って美味しいかも・・」
などと感じたこと、無いでしょうか?
それでもまず、喉を潤すための一杯は冷えてても良いですけどね。ずっとそ~だとするとお腹も壊しかねませんし。
この比較的「プレーンなビール」は、一見、日本のビールと同様で、同じようにも飲めますが、さりげなく深く、顧みると・・滅茶美味しいと言うことが判ると思います。

左の写真はフランボワーズです。250kgのモルトに対し120kgの摘みたてのフランボワーズ等を1000リットルのテラコッタの壺で発酵しているとのことで、相当なフランボワーズの量ですよね?・・あ、ラズベリーのことです。キイチゴですね。
この色合い・・是非ご覧ください!・・まさにラズベリーチックな美しい色!・・そして泡も良いですよね・・その泡にノーズを近寄らせると、まさにナチュラルなラズベリーのアロマがふんわりと香ります。
そして柔らかな泡を鼻の下に乗せるように液体を口にすると、
「・・お~・・こればビールなのか?・・それとも・・?」
と、今まで余り出会ったことの無いシュチュエーションに驚かれるでしょう。
何せ、日本でこのようなタイプに出会うとすると、
「・・・こりゃ・・香料だな・・」
とすぐにバレバレになってしまうような粗の付く品ばかり・・がほとんどです。
昔のことになりますが某社の炭酸飲料やジュースには、一切果汁が使われていない・・と言うことに気付き、子供ながらにショックを受けたことを思い出します。
「なんだ・・偽物だったのか・・」
と言うような気になったものです。
そもそもはデパートの地下に連れていかれ、イチゴと(おそらく砂糖)ミルクをジューサーしたものを飲ませてもらった時は、
「こんなに美味しいものが世の中に有るんだ!」
とビックリしたものです。おそらく昭和40年頃・・じゃないかな・・(^^; まだ物の無い時代、流通もままならない時代、白黒テレビが有るとお大臣様か?と思われた時代です。
でも、そんな時代だったからこそ、そんな本物が通用していたと思います。それからしばらくして、先の「偽物ジュース」や「炭酸飲料」が世に蔓延り出したんですね。
いや~・・これは相当旨いです!ビールにしちゃ高いと思ってしまうと手は出せないかもしれませんが、
「常温近くで飲むワイン!」
と思えば・・全然OKでしょう?
勿論、冷やしても美味しいですよ。当初はやや冷やし目から飲み始めて、温まっても味わいや香りはさらに膨らみますんで・・。
ソリッドな味わいを楽しみたい方はサルナン・ベリューのシャルドネ樽で、ベリーな果実の本物の風味を楽しみたい方はフランボワーズで・・是非y当選してみてください。お勧めします!