ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ドメーヌ・クリスチャン・ベラン・エ・フィス

クリスチャン・ベラン・エ・フィス

フランス Domaine Christian Bellang et Fils ブルゴーニュ
● 2022年のクリスチャン・ベランの第一弾、シャルドネをご紹介させていただきます。赤も一緒に出したかったのですが書き切れませんでした。

 しかしクリスチャン・ベラン、

「過去一番の出来、間違い無し!」

です!

 コトー・ブルギニヨンも、A.C.ブル・スーラ・ヴェルも、確実に「格上」です。サヴィニーの白は今から飲んでも滅茶美味しい・・あ、あのギルベール・ジレのドメーヌものの赤が造られる「ブランショ・デュ・ノール」のシャルドネが主体です・・・面白いですよ・・サヴィニー!

 そしてムルソー・レ・ティレも過去一で、今からも美味しく飲めます。1級レ・シャルムも凄い出来!・・ですが、今開けてしまうと・・残念な気持ちになると思います。

 非常に素晴らしい出来でした!・・でも為替で物凄い値上がりになってしまっています。そこを何とか、noisy の取り分を減らしてのご案内です。どうぞよろしくお願いいたします。

-----
 2021年~2020年のクリスチャン・ベランです。非常に・・少ないです。また価格も上がっています・・が、Noisy wine としましては出来る限り抑え込んでいます。

 2020年の赤(A.Cブル)は全く問題ない・・どころか、非常に素晴らしい出来です。しかも日本初登場で、ムルソーの赤的なちょっと粘性高く、赤を何度も積層させたような果実のニュアンスが有ります。

 2021年の白は遅霜の被害の多いムルソーが心配されますし、下級キュヴェもどうなっているかと心配でした。なので、本来は飲める量では無かったんですが、コトー・ブルギニヨンとA.C.ブルを開けさせていただき、

「杞憂に終わった」

ことをご報告申し上げます。コトー・ブルギニヨンもスタイリッシュで瑞々しい、薫り高くミネラリティのしっかりした味わいですし、A.C.ブルはおそらくムルソーの葡萄を格下げしてブレンドしているような高貴ささえ感じさせてくれました。

 ムルソーほどの壊滅状態では無かったサヴィニーの貴重な白は、問題無いだろうと・・こちらはテイスティングしませんでした。

 これからの1年間は、品薄が続くと思います。リーズナブルに提供してくれている素晴らしいドメーヌです。是非ご検討くださいませ。

-----
 ブルゴーニュワインの高騰が止まらない中、微かな希望をブルゴーニュワインファンに与えてくれる存在・・・

 それはもはや非常に貴重な存在です。ヴォルネイのティエリー・グラントネ、ヴォーヌ=ロマネのジャン=ルイ・ライヤールがその代表格と言えますが、2019年のような生産量の少ないヴィンテージは Noisy wine への入荷量も半分、もしくは三分の二以下になってしまっています。

 この傾向は2021年まで続くことは決定的で、今まで本当にリーズナブルに出してくれていたグラントネやライヤールも経営保護のための出荷調整や値上げがあると推測されますので、ファンにとっては「ヤキモキ」させられますよね。

 ドメーヌ・クリスチャン・ベランの2019年は、2018年までよりも一段とそのポテンシャルを輝かせており、フィネスさんと言うワインの扱いの丁寧なインポーターさんの努力も有って、

「一流どころに引けを取らない素晴らしい出来になった2019~2020年!」

をお楽しみいただけます。


 しかも価格は非常にリーズナブルで、フィネスさん扱いのブルゴーニュワインの中では最も安価です。そして、2019年ものの特徴なのか、ドメーヌの底力がしっかり出せるようになったのかはまだ見通しきれませんが、

「ピノ・ノワールの美味しさが大きくブラッシュアップ!」

されたことを noisy 自身で確認しています。

 ですので、シャルドネはもう・・コトー・ブルギニョン・シャルドネ・キュヴェ・デ・グート・プレミアム...いつの間にか「プレミアム」が付いたように思いますが・・これでもう、充分に旨いです!レストランさん関係の評判も滅茶良いようでして、フィネスさんの担当さんによりますと、「即完売」だと言うことなんですね。まぁ・・美味しくて安いシャルドネなんですからそうなってしまうのも当然のことなのでしょう。

 そしてまたサヴィニー=レ=ボーヌが美味しいんですよ。2018年までは美味しいけれどやや細身・・まぁ、サヴィニーの特徴とも言えるかもしれませんが、それでもそのフレッシュな部分を感じさせつつ、スタイリッシュさも僅かに残しつつ、ふっくらした、少しねっとり、マッタリした部分を加え、何とも完成度の高いは味わいになっています。

 ムルソーもまた、サヴィニーのスタイリッシュさとは異なって、ミネラリティを多く含んだ鉱物感を強く感じさせつつ、よりマッタリねっとり・・それでいて、他の生産者よりもリーズナブルですから、シャルム1級でもまだ4桁で収まる訳なんですね。

 ピノ・ノワールは2019年と言うヴィンテージの良さなのか、ベランのポテンシャルが上がったのかはまだ判らないとしましても、サヴィニーらしいスタイリッシュなボディと冷ややかな赤果実の融合・・だけに留まらず、ふくよかで大きな構造になってきていますので、これまた2018年までと大きく異なっていますし、ボーヌのロンボワもボーヌのピノらしさ・・ちょっと細やかな襞を感じさせつつ、乾いた土とベリー、チェリーの果実の融合した味わいが、まろやかに感じられるようになってきました。なので安い・・4千円台と言うA.C.ブル並みの価格で村名区画名付きの美味しさを味わえますので、

「これほどリーズナブルな生産者・・価格以上のポテンシャルを高レベルにおいて感じさせてくれるドメーヌは僅少!」

だと言えると感じます。


 フィネスさんも、余りに売れすぎて・・いや、この間、担当のK君に言ったんですよ・・。

「あのさ、新しくなったカタログを送ってくれるのは良いんだけど・・全部完売じゃん・・買えるものが何も無いんじゃない?」

 すると・・

「・・そうなんですよ・・普段ご紹介できるものが何も無いんです・・困ってます・・」


 2019年ものと言う非常に少ない生産量のワインが中心なので・・それに新型コロナの関係で渡仏も出来ず、仕方が無いとは思いますが、何とかしないと・・と言うことろまで来ています。

 お客様も2019~2021年ものと言う少ないワインを何とかゲットして今まで同様に楽しみたいと思っていらっしゃると思いますが、そこには「価格」と言う重要なファクターが有ります。そんな時、この・・

「クリスチャン・ベランが凄く良い!」

のは間違い在りませんので、是非ご検討いただきたいと思います。超お勧めです!




 フォネスさんが輸入を始めてようやく二年目を迎えたクリスチャン・ベランの2018年ものです。

「クリスチャン・ベラン?・・知らないなぁ・・有名じゃないから、きっと大したことの無い味わいなんでしょ?」

 と、おそらくは思われているのでしょう。


 ですが飲まれたことの有る方は、決してそうは思っていないはずです。むしろ、

「・・そう・・いや・・大したことは無いから・・買わないで・・絶対に・・」

 と、思っているに違い無いんですね。


 何故って、心憎いほどブルゴーニュ好きの心を知っているかのような・・

「ちょうど良い・・を少し超える濃度と密度を持ったニュアンスから適度に膨張、巨大化してくれる、実は非常に頼もしく素晴らしい味わいで、しかも滅茶安い!」

 んですね・・。


 だから、このクリスチャン・ベランは、知っている方にとっては、

「余り人に知られたくない造り手」

なんだと思いますよ。


 シャルドネはマロラクティックをしっかり目に掛けた「非常に滑らかな味わい」なのに、「酸もしっかり」有る・・・と言うことは、どういうこと?・・つまり、葡萄の質が良い=選別が厳しい=畑の仕立て、世話をきっちりやっている・・と言うことなんですね。

 陰に隠れがちなピノ・ノワールも、実は非常に秀逸でして、例えば2018年もののボーヌ・ロンボワ・ルージュなどは、A.C.ブルに毛が生えた程度の価格ながら、

「ボソボソのテクスチュアでみすぼらしいボーヌ村名が多い中、しっかりミネラリティを含んだ滑らかで厚みのあるボディからエキスに富んだ旨味、そこから生まれるチェリー、ベリーの風味が滅茶素晴らしい!」

 と言えるほど、

「実は並みの出来では無い!」

ことに気付くはずなんですね。


 しかもですね・・何故か・・「フィネスさんからの割り当てが非常に少ない」んですよ。・・何でだと思います?


 そう・・当然ですよね。「安い」「美味い」「早い(・・速くから美味しく飲める)」と、某牛丼チェーンの宣伝文句そのまんまなので、料飲店さんの引きも、ワイン屋の引きも強いらしいんですね。

 なので、昨年2020年中にクリスチャン・ベランの古酒の入荷を担当のK君から聞いた時は小躍りして喜んだのですが、結局の割り当ての数が極少だったので・・noisy のように、「テイスティングしてご紹介・・結果として数をこなして利益をいただく」スタイルには、全く合致しなかったんですね。

 今回の2018年ものも、決して多く無く・・いや・・非常に少なく、各アイテム1本ずつ飲んでしまいますと、完全に赤字かトントンにしかなりませんが、これもまた仕方が無いかと・・その内に何とか増やしていただこうと思っています。

 何度も言いますよ・・おそらくお客様の想像を絶対に超える味わいです。

「海外のメディアも全く注目していない・・アウト・オブ・眼中の生産者」

です。

 ある意味、そうだから・・このプライスが成り立っているんじゃないでしょうか。クリストフさんには申し訳ないと思えてしまうほどリーズナブルな、昨今は「非常に希少」な存在、それがクリスチャン・ベランです。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
 

■クリストフ氏による2018年もののコメント

 2018年は太陽の年と言ってもいいヴィンテージで常に天候が良く葡萄の開花期も順調に経過した。夏はとても暑かったが適度に雨も降ったので乾燥に悩まされることもなく、糖度と酸度のバランスが素晴らしい葡萄となった。収穫は8月28日から開始し、霜や雹の被害もなく天候に恵まれたおかげで2009年以降で1番収穫量が多かった。とてもリッチだが重くはなく、赤は良く色が出ていてタンニンの質も素晴らしい。どちらかと言えば長熟型のヴィンテージになるだろう。

-----
 シャトー・ド・ラ・ヴェルのベルトラン・ダルヴィオさんがドメーヌを閉じてしまわれたので、

「リーズナブルながら王道の濃密な白が味わえたのに・・」

と悲観していたところ、そのベルトランさんに紹介されたと言う、フィネスさんの新しい生産者のワインが到着しました。


 まぁ、新しい生産者さんとなると、noisy の場合はそっくり確かめない訳には行かないので、少量のアイテムも有ったんですが、とりあえず、

「全部開けてみました!」


 そしたらまぁ・・

「・・あれっ?・・こう言っちゃ申し訳ないけど、シャトー・ド・ラ・ヴェルより旨いかも!」

と思ってしまいましたよ。


 白は明らかに濃密でオイリー。質感も備わる王道の味わいです。一番下のブルギニヨンなどは、プティ・ムルソーとも言いたくなるような充分過ぎるほどの出来です。

 それに、ピノ・ノワールもかなり美味しいですよ。ボーヌの村名ワインは、まず・・当たることが無かったし、これからも余り期待はしないとは思うんですが、これが見事な仕上がりです。サヴィニーもスタイリッシュさを生かしたスレンダーで美しい仕上がりです。

 良く言われますが、シャルドネの名手のピノは結構に旨い・・なんて、聞いたことは無いでしょうか?・・飲んだらきっと気に行っていただけると思います。ご検討くださいませ!



 弊社が長年取引をしてきたシャトードラヴェルがワイン造りを辞めたのに伴い、当主のベルトランダルヴィオ氏からシャトードラヴェルと同じようなコンセプト、ラインナップ、価格帯ということでご紹介いただいた当ドメーヌ。このドメーヌは蒸留設備を所有しており、シャトードラヴェルのマールドブルゴーニュを蒸留していた関係から今回のご紹介となりました。1789年から葡萄栽培をしていたドメーヌで長らくネゴシアンに葡萄を売っていましたが、1995年に現当主クリストフ氏がドメーヌを引き継ぎ、2006年から自社瓶詰でワインを造るようになりました。父方の家系がムルソーの畑を、母方の家系がサヴィニーレボーヌの畑を所有していたので、この2つのアペラシオンを中心に約9.5haの畑を所有しています。フランスのエージェントを通して5~6年前に日本にワインが売られたことがありますが、直接の日本への輸出は今回が初めてになります。

 畑はリュットレゾネ農法で有機肥料を使用しながら頻繁に耕作をして畑を活性化させています。収穫は手摘みで厳しく選別を行い、白ワインは圧搾後に低温での澱引きをしたのち、ステンレスタンク又は樫樽で22~23℃の温度でゆっくり醗酵させ、10~18ヵ月間熟成させます。複雑さよりも繊細さを重視して基本的にバトナージュは行わず、瓶詰前にコラージュとフィルターを実施します。赤ワインは100%除梗した後、ステンレスタンクで繊細さを出すために櫂入れと液循環は少なめで約3週間かけて醗酵させ、圧搾したのちに新樽20~30%の樫樽に移して12ヵ月間熟成、その後ステンレスタンクで6ヵ月間寝かせ、瓶詰前に軽くフィルターにかけます。


2022 Coteaux Bourguignons Chardonnay Cuvee des Gouttes Premium
コトー・ブルギニョン・シャルドネ・キュヴェ・デ・グート・プレミアム

18738
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・クリスチャン・ベラン・エ・フィス

■エージェント情報
 シャルドネ種100%。畑はムルソー1級シャルムの東側に位置する粘土泥灰質の「les Basses Gouttes(レ・バスグット)」の区画にあり、2014年に植樹された若木の葡萄が使われています。国道74号線より西に位置する畑ですが、ここで作られるシャルドネは残念ながらブルゴーニュは名乗れません。樫樽は使用せずステンレスタンクのみで醸造して10ヵ月間熟成。色調は淡くフレッシュでエキゾチックな香り、口当たりは柔らかくもハツラツとした果実味があり、あまり熟成させずに若々しい美味しさを楽しんでいただきたいワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,590 (外税) 
【おそらく放棄地だったところを開墾して植えたようですが、周りはすべてA.C.ブル!・・スー・ラ・ヴェルと差が出ない出来になって行くでしょう!・・滅茶美味しいです!】
 まさにコート・ド・ボーヌのシャルドネ・・と言った出来映えを感じさせる、まったく文句の出ない見事なボーヌ・シャルドネです。

 ムルソー1級シャルムの東側で国道の西・・と言ったら、荒地 or 放棄地 以外は村名畑とA.C.ブルしかないんですね。

 何らかの理由で長らく農作物の栽培を放棄されてきた畑なので、格付け外になっているんですね。まぁ・・その気が有るのであれば申請して通れば、村名かA.C.ブルにはなると思いますが、そうしますと高くなってしまいますから・・しないのでしょう。

 それに、少し北にはクリスチャン・ベラン所有のA.C.ブルの畑、スー・ラ・ヴェルが有りますから、樹齢が若いのも有って格を同じにせず、

「コトー・ブルギニヨン」

でリリースしつつ、

「実はコトー・ブルギニヨンにしてはプレミアムなんだよ・・」

と言うことで、このようなややこしい名前になっていると推測しています。

 いや、ずっとこのままではちょっと勿体無いですよね・・1級シャルムの下、村名リモーザンのすぐ近くです。

 年々驚くほど仕上がりが素晴らしくなって来ていると感じるクリスチャン・ベランですが、この「キュヴェ・デ・グート・プレミアム」もまた、昨年の出来を超えて来ていると感じます。

 まさにムルソーで造られた、ミネラルがハード過ぎて厳しくない方のムルソーのイメージを持っています。粘土がそこそこに有る感じなので、

「粘性が有り、ボリューム感がしっかり」

と言うタイプのシャルドネです。バッキバキなミネラリティで口内を収れんするようなタイプのムルソー系ではありません。

 甘さは無く、ボリューミーで、白や黄色の柑橘・果実がたっぷり有り、「ゴク味」「旨味」がしっかり・・ムルソーと言うよりはピュリニー風、もしくはシャサーニュ風と言った方がイメージは近いです。

 関係無いですが・・アメリカではすでに、

「ウマミ と言う言葉が周知されてきていて、普通に使っている」

とアメリカ人の方がおっしゃってました。世界はどんどん狭くなってますが、日本は付いていけているのかちょっと心配になります。

 出来は素晴らしいので・・「コトー・ブルギニヨン」と言う「格」にこだわらずに飲んでみてください。リーズナブルですし滅茶美味しいです!お薦めします。

 以下は以前のレヴューです。
-----
【テイスティングして「ああ...良かった!」と、心配していた2021年の出来を確認出来ました!美味しいです!】

 2020年ものは水不足で濃厚、2021年はエレガント・・と言うのはまず間違いないでしょう。赤は特にその傾向が強いです。2020年の白の場合は濃厚と言うよりも、充実感が深くいつ飲んでも「たっぷり」美味しい感じで、

「このクリスチャン・ベランの2021年の白がどうか?」

で、ある程度占えると思っていたんですね。価格は上昇してしまいますが味わいがダメじゃぁ・・お勧めし辛くなってしまうので、心配していた訳です。


 この2021年のコトー・ブルギニヨンですが、非常に良く出来たシャルドネです。2020年もののような豪奢な果実は無いんですが、非常に健康的でぜい肉の無いスタイル。伸びやかで瑞々しいフルーツ感は旨みのある果実酸の味わいが中心です。

 甘い成分が無いドライな仕上がりですから、ミネラリティもより目立ち、軽やかな白い石灰が多分に感じられます。果実はやはり黄色、白の柑橘系で、何故か・・

「2020年ものよりもナチュール感が高い」

ように思います。

 2番芽を使用したドメーヌも有る・・なんて言われてましたから、内心は相当ドキドキだった訳ですよ。フィネスさん銘柄ですと、フランソワーズ・ジャニアールの2021年白を飲んでいますが、これもとても美味しくいただきましたが、ちょっと似た仕上がりかもしれません。

 2020年もののようなムルソーを強く感じさせるような出来では有りませんが、バランス良く、よりミネラリティが全面に出た、非常に香るワインになっていると感じました。

 価格の方もそうとう頑張って値付けしていますので、

「おそらく最安値に近い」

はずです。是非飲んでみてください。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【早期完売注意報!・・滅茶美味しいです!ブリブリっとした新鮮果実がたっぷり!高級感も適度に備わって大人気です!】

 激美味しいです!・・2千円台のA.C.ブルだと思っていただいて良いと思います。ステンだと言うことなんですが・・確かに最後の収まり具合がステンっぽい部分を感じますが、この色ですから・・。綺麗ですね~・・少し緑を感じさせる濃い目の黄色です。まぁ、樽を使用したキュヴェをブレンドした可能性もあるかもしれません(違ってたらすみません)。2018年以前のものと比較してしまうと・・

「全然、色彩の構成が異なる」

のは明らかですもんね。


 また2019年と言う素晴らしいヴィンテージが、このクリスチャン・ベランのベースのキュヴェにもプラスの方向性を与えた・・とも言えるかもしれませんが、トップ・キュヴェのムルソー・レ・シャルムもレ・ティレもA.C.ブルも・・すべてが2018年ものを大きく超えているんですね。

 そもそも樽を掛けると、その樽の要素を得られるのは良いんですが、その樽の能力によって、結構にその葡萄はポテンシャルを明け渡してしまいます。一般的に言う、「樽負け」ですね。

 そうしますと妙に香りや味わいに樽のネガティヴな要素が感じられてしまって、ちょっと飲む方も辛くなってしまうんですね。


 しかしながら、このキュヴェがそんなニュアンスを見せることは全く有りません。フレッシュなアロマと表情、少し粘ってマッタリとしたムルソーチックな表情、余韻まで長く押して行く押味・・ポテンシャルは価格を確実に超え、高い満足感を得られるんじゃないかと思っています。

 このリーズナブルで能力の高いキュヴェを求められる飲食の方が多いんだと思うんですね。いつも・・無いんですよ。本当はもう少しは欲しいところなんですが・・。

 このクリスチャン・ベランを飲んだことの無い方も、「ジャケ買い」ならぬ・・「色買い」って有り!だと思います。一般的なA.C.ブルだってこんな色にはならないですよ。・・まぁ、石灰系のミネラリティが多量にビシッと入っているともうちょっと収まった色合いにはなる場合も有りますけどね。是非飲んでみて下さい。非常に安い!超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【2014年植樹って・・ちょっと信じられないです。10歳ほどサバを読んでないでしょうか?ムルソー的な滑らかさにピュアな明るさを差し込んだ見事な味わいです。】

 写真はちょっと暗かったので照度調整・・と言うか、青を少し足していますので、黄色味が少し飛んで写っていますので、実際はもっと黄色く見えると思います。

 2014年の植樹・・と言うことですが、ちょっと信じられないほどの濃密さが有ります。やはりムルソー的に少し粘度が有り、ミネラリティの量もしっかり有ります。そして明るいピュアさ・・フレッシュさが僅かに差し込んでくる感じで、ムルソーの暑苦しさ(悪く言えば・・です)が無く、しかしムルソーの良さを引き出している(良く言えば・・です)と言う感じで、非常に好意が持てる味わいです。

 こんなワインが簡単に出来てしまう・・なんて、ちょっと恐ろしいですよ。2014年植樹で2019年もの・・と言うことは、昨年の2018年ものがようやく2年目のリリース・・みたいな感じなんでしょうから。

 しかも価格も安く、高級シャルドネとしての資質もしっかり感じられるので、

「単に畑がA.C.ブルを名乗れない場所にある」

けれど、

「仕上がりは一般のA.C.ブル以上のもの」

と言って良い、

「名前(クラス)だけがコトー・ブルギニヨン(パストゥグラン)のシャルドネ」

とご理解いただければと思います。非常に美味しいです!是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【プティ・ムルソーと言いたくなるような濃密さ!・・かなり美味しいです!】

 シャブリに対するプティ・シャブリみたいな対比をムルソーに持ち込んだかのようなニュアンスです。有難いですね~!キュヴェ・デ・グート(グット?)と名付けられた、「コトー・ブルギニヨン・ブラン」です。

 そもそもは、「レ・バス・グート」と言う畑がムルソー村の東側に有りまして、そこのシャルドネです。ただし、ここは位置に寄っては、A.C.ブルゴーニュを名乗れたり、駄目だったりするようで、かのシャトー・ド・ラ・ヴェルもA.C.ブルゴーニュ・シャルドネとして、「レ・バス・グート」を仕込んでいたようです。隣同士で仲良かったんでしょうね。国道の西に在るので、通常ならA.C.ブルゴーニュを名乗れる位置です。

 コトー・ブルギニヨンと言いますと、昔のパストゥグラン、グランドルディネールクラスですね。以前なら軽くて喉越しの良さで飲ませるタイプでした。

 しかしながら・・ちょっとビックリしますよ。ちゃんと・・出来てるんですね~・・高級ワインとして。

 なので、これをブラインドで出すのは止めましょう。絶対、若いムルソーとか言ってしまいますんで・・はい。

 滑らかで、柑橘がすっと立ち昇り、ほんのりオイリーだが樽っぽさは無くピュア。中域が充実していて、マッタリ感充分。余韻も結構しっかり続く。

 コトー・ブルギニヨンだからな~・・と思って臨むとケガをしますよ。「シャバい」味わいじゃありません。むしろ、これでムルソー的ニュアンスをたっぷり感じられるので、少し前のコント・ラフォン、ドミニク・ラフォンのワインが「マイ・タイプ」だったとしたら、ドンピシャでしょう!・・安く出しますんで、是非飲んでみてください。久々の安くて美味しい、王道のシャルドネです!