【必殺仕事人!・・やはり通はこちらを選ぶと思います!メルロ80%+フラン20% と言う黄金比を支えるフランだけを詰めた高質な味わいです!】

「レ・デルニエール・フレール」のコラムで「フランが構造を、全体を支えている」と書きましたが、この「ジュ・フラン・ジュ」を飲めばその理由がきっと判ると思いますよ。
高質で重厚なカベルネ・フランの美味しさが漲った味わいですが、外向きのベクトルを持つ要素が多いので、美味しさも格別です。良く熟した葡萄を使用していると思われ、青臭さは感じられません。テクスチュアに少し襞、グラディエーションが有り、そこから白っぽい香料やフラワリーなアロマが放出されているようにも感じます。
フランが多いのはサンテミリオンですとシュヴァン・ブランですが、さすがにそこまでの複雑性や高質さには行けないとしても、ロワールのフランのような、ひとつふたつの要素が突出して感じられるようなこともなく、滑らかささえ感じられます。
その上で、味わいの幅も結構に広く、骨格の太さや構造の大きさを感じさせられます。ナチュラルさもしっかり有るし・・すごく良いワインだと思いました。
で、ネットを検索してみますと・・
「・・あれ?」
そう・・ほぼほぼヒットが無い・・湘南の彼位・・です。あとはヴィヴィットさんだけ・・。
「は~・・フラン、人気無いのね~・・」
カベルネ・フランって、適度に熟すとめっちゃ滑らかになるんですよ。ブケも凄く成長します。・・まぁ・・野菜みたいな香りになることもありますが、これはもっと高質なものになって行きそうですよ。
今飲んでも深く美味しく、熟しても滑らかになって大きな味わいを感じられると思います。是非ご検討くださいませ。お勧めします。