[ oisy wrote ]● 2023年のインドミティのご紹介です。一部上級キュヴェは2021,2022年もございます。
こんな凄い造り手がイタリアの、しかもヴェネトという比較的マイナーな地域にいるのか・・と驚愕しました。最初はセンスのある造り手だな~とくらいに思っていたんです。
ただなにか液体が持つオーラみたいのが違うな・・・とうっすら感じていたところ上級キュヴェを飲んで、その「心にくる」素晴らしさに愕然としました・・
そしてその正体に気付いたんです。それは・・・
フレデリック・コサールの言う「ヴァン・ヴィヴァン」がインドミティのワインにはある・・ということです!
「生きたワインには、魂が揺さぶられるような感動がある」
まさに心にくる、魂を揺さぶられるようなワインです。
巻き戻すように全てのキュヴェをテイスティングし直すと、どのキュヴェも感じたのは「ヴァン・ヴィヴァン」・・・でした! トップの2キュヴェ「ロッソ・セレステ」と「エニグマ」が非常にブルゴーニュ的で、さらにそのスタイルがかなりコサール的だと感じたので、気付いただけのことです。
さらに「エニグマ」の中にはヤン・ドリューの要素も垣間見ることができましたが、その詳細は各コラムにてご覧ください。
インドミティのシモーネ・・・天才だと思います。ぜひご検討くださいませ!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレビューです。
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● ビックリしました~!・・
「・・誰なんだ・・こんなワインを造れるのは!」
「これが・・イタリアの・・ヴェネトのワインなのか?」
「穏やかで美しいのに、ちゃんと主張も有る・・これで1年目の造り手?!」
どうやら世の中から「一気に」消えたようですよ・・。世界でもそう、日本でもそのようです。でも、noisy としましてはちょっと不満も。
だって、
「こんなに穏やかでエレガントで、イタリアワインらしくない静かな味わいで・・墨絵さえ思わせるようなワイン」
って、世の中のワインの中心に有った訳じゃなく、ただただ noisy はそんなのが好きだから扱っていただけ・・なのに、世の中から一瞬で消えたって・・どういうことなの?・・と言うような、ちょっと嫉妬みたいなものが入った微妙な気持ちが有るんですね・・。
「・・何だかな~・・」
・・続く

■エージェント情報 インドミティは今年28歳になるシモーネ・アンブロジーニが立ち上げたナチュラルワインのプロジェクト。シモーネは、高校卒業後、丸1年かけて世界を旅行。その後、トレンティーノやアゼルバイジャン、モンタルチーノ、ブルゴーニュ、ヴェネトなどの数々のワイナリーで研鑽。そして、2018年に地元ヴェネトで畑とセラーをレンタルしてナチュラルワイン造りを始めたミレニアル世代の造り手です。
シモーネはテクノロジーや化学を排した可能な限りアーティザナル(職人的)な方法で栽培をしたいと考え、長靴と剪定バサミ、ミニトラックを改造したトラクターだけで、たった一人で、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックでブドウ栽培を始めました。
インドミティのワインはアートワークであり、エチケットにはシモーネの人生の旅の美しい物語が表現されています。エレガントで美しく、生き生きとした活力を備えた彼のワインは、初ヴィンテージながらリリースと同時に欧米で大人気となりあっという間に完売してしまいました。