【ロロール...それは「オーロラ」「夜明け」を意味する仏語ですが、まさに・・!そんな、闇から徐々に明けて行く・・見事に官能的なサン=ブリ、シャルドネです!】

こんなサン=ブリ..飲んだことはおそらく無いでしょう。もっとも、たった5本しかないのに、こんなにコラムを文字だらけにする人もいないでしょうが・・。
どうやら2019年からサン=ブリの葡萄で造っていたようですが、Noisy wine に割り当てをいただけたのは、この2022年ものは初めてになります。もっとも2021年ものは天候不良でまったく造れなかったのでしょう。
アルゴテの黄色の強さ・・これはやはり黄色いフルーツ系の豊かさや、蜜感の密度にかかわって来ます。シャルドネのこのロロールは、アリゴテほどの最初のインパクトは無い・・んですが、まさに、
「オーロラ!」
でしょうか・・。
「いや、そこまで色彩を瞬時に変えはしないぞ?」
と言うことならやはり・・
「夜明け」
かなぁ・・とも思います。ぜひ富士山のご来光のように・・開いてくれると・・ワインを飲むのも楽しみでしょう?

明らかにアリゴテはシャルドネよりも腰高です。ですが、一般的な感覚で言った場合の「腰高」とは・・相当にかけ離れています。
ですので、アリゴテが余りに凄いので・・その腰の位置が非常に低く、中低域にボリューム感を持っているシャルドネのその「域」さえ侵しているような感覚なんですね。
ですがシャルドネはより低い位置から・・その明るさを見せ始めます。ご来光のようにわずかにオレンジ色も含む感覚です。
そして徐々に周りに光を照らすように・・アロマを振りまきます。そしてそのたびに表情も少しずつ変化してきます。
まぁ・・出来たばかりの2022年のシャルドネで、これほどまでに楽しませてくれるのはビオの良いところですね。2022年のブルゴーニュ・シャルドネはまだもっと硬いでしょう。この「ロロール」は、彼女特有の「官能さ」をも持ち、エレガンスとエロティシズム?の融合・・エレエロですね・・(^^;;
まったりとしつつ、口内にへばりついた粘性のある液体の残渣から、ほんのり熟し気味のムルソーを彷彿させるアロマと味わいを感じさせてくれます。
さっさと飲んでめちゃ美味しい白ワイン・・良いですよね。ぜひ飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【これは旨い!!・・ファーストヴィンテージながらもミネラリティをバッチリ内包したぷっくらと膨れた見事なアリゴテ!・・ビオ度は高いが、ビオ嫌いでも行けちゃう健全さです!】

この数年・・グラスの写真を多めにアップするようになってからでしょうか、検索エンジンのクローラーが頻繁に訪れ、画像を延々と持って行くのをログで確認しています。
それと同時にサーバーに「悪戯」をする連中も大いに増え、何とかサーバーをハッキングしようとあの手この手で攻めてくるようになりました。まぁ・・
「そう簡単にはやられない」
ようにしていますのでご安心ください。下手をすると・・
「noisy もサーバーにアクセスできない・・」
状況を作ってしまったことも有りますので、その手段は間違えないようにしないといけない訳ですが、何しろ新着を送らせていただいているお客様もウイルスに感染していらっしゃる方がそれなりにいらっしゃいまして、
「新着を出した直後に数件以上のウイルスメールを送りつけられる」
状況です。
特にロシアによるウクライナ侵攻以後は酷いです。皆さんもお気を付けくださいませ。
初リリースのアリゴテです。・・こりゃぁ・・
「美味い!」
としか言いようのない見事なアリゴテです。
アリゴテのスレンダーなイメージは、どこかにちょっと残しつつ・・また、青りんごっぽい果実も、
「それだけなの?」
と言わせない・・ちょっとぷっくりゴールドな果実も連れて来てくれたりして、ついつい嬉しくなってしまいます。

昨今はアリゴテも、実はアリゴテブームなんじゃないか?と思えるような人気ぶりでして、以前なら誰も見向きもしてくれなかったものが、
「出した瞬間に蒸発」
なんて珍しく無くなっています。
これはもう、そのアリゴテが美味しい!・・ことが理由なんだと思うんですね。パタイユだって、ダンジェルヴィーユだって、いの一番に無くなっちゃいますが、やはり飲んでいて楽しい・・美味しい・・しかも安い!・・と言う共通認識が広まっているんだと思います。
そして、このシャブリ近郊の土地由来のミネラリティの豊富さがしっかり表情に出ていますし、そこにラファエルらしい自由なニュアンスも、ちゃんと感じられる味わいになっています。
数は無いので早い者勝ちになります。是非飲んでみて下さい。お勧めします!