【日に日にエレガンスの爆発感が上がってくる・・!繊細で激エレガント。既に妖艶な香りのラファエルのトップキュヴェです・・!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] いや〜繊細なエレガンスに満ちた、素晴らしい香りです!!
ただこのラファエル・ギュイヨのワイン、初日と二日目以降で全く香りの出方が違うんですね。初日は普通に美味しいワインなんですが、二日目以降の変化が素晴らしいんです・・!
不思議なことに抜栓二日目以降のワインなら、現時点でおおよそ仕上がっているんじゃ無いかというほど、ブーケが豊かに香ります。緩やかに瓶熟させたなら、どれだけ良くなるんだろうか・・・
透明感があり、均一に行き渡ったミネラリティ。赤果実も明るめハリがあり、しかし暗さも併せ持ち、深くもあります。
湿っぽさ、梅きのこ感があり、エレガンスの豊かなこと!!!
これ普通にシャンボールあたりの良い生産者じゃないか。う〜ん素晴らしいな。
やはりどこかパカレを感じますし、洗練されたヤン・ドリューのようでもあります。
入荷が遅れ船上熟成の時間が長くなったのかわかりませんが、Noisyが過去にレビューしているほどの揮発酸は感じませんね。初日は特に安定しており、むしろ二日目以降に「揮発酸のサポート」を受けたエレガンスが「爆発感」を持って上がってくる・・・といった感じです。
ここまで抜栓からの時間経過で変化を見せる造り手は初めてです。しかも日に日に妖艶さが増してくる。
多少ビオ的に攻めた造りではありますが、全く外してはいませんし安定しています。もしかしたら例年より安定感が高いのかもしれません。
今飲むならぜひ初日で飲みきらずに経過を見てみて欲しいワインです。きっとエレガンスの爆発に出会えるはず・・!ご検討くださいませ!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレビューです。
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【昨今大人気のラファエル・ギュイヨのトップ・キュヴェ!・・すでにSo2検出限界と言う奇跡のピノ・ノワールです!】 何しろファーストヴィンテージの2019年の、下のキュヴェ「レ・ザット・ピノ・ノワール」が Vinum Wine Magazine で 95 Points(20点法なので17.5/20 Points)と、ずいぶんと弾けた評価を得ていまして、年々入荷が厳しくなって来ているラファエル・ギュイヨです。
大雑把に彼女のワインの作風を言いますと、
「ブルゴーニュでビオ的にここまで攻めたピノ・ノワールを造る人はまずいない」
「敢えて比較しての名前を言うなら(最近の)ジャン=イヴ・ビゾ」
です。
もちろんですが、ビゾとは醸造手法は違うと思いますよ。ですが、
「So2 を出来うる限界まで使わず、リリース時の残存So2濃度もめちゃ低い」
と言えます。
ですから、リリース直後に飲むとヴィンテージによっては、「揮発酸」の香りが少々なりともするんですね。
ですが、半年も静置しておきますと・・完全に溶け込んで、妖艶なピノ・ノワールの姿になって行くんですね・・一体、誰に教わったんでしょうか。
今回は、
「残存So2濃度が検出限界」
と言うことと、割り当て数が少ないことを考え、以前に飲んだアイテムは出来るだけテイスティングしない・・と決めて他のアイテムを飲ませていただきました。
やはり・・
「2022年のラファエル・ギュイヨはめっちゃグッジョブ!!」
です!・・飲んでみてください。価格もできるだけ抑えています。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【かなり高質!・・ものの見事なブルゴーニュ・ピノ・ノワールです!】
見た目は2019年ものと余り変わりませんね・・。と言うか、そのように見えます。
ですが、2019年ものは2本目の写真です。ちょっと臭かったので半年寝かせたものを開けて撮ったんですね。そうしたら・・
「あれだけ臭かったのに・・その臭かった部分は見事な官能さに変化していた!」
訳です。
まぁ、僅かな違いが有るとするなら、2020年ものの方が純粋な色合いかもしれませんし、2019年ものの方が官能さを表面に映し出しているかもしれません。ただしそれはバイアスの掛かった見方かもしれません。
非常に充実していて、果皮の割合が高く、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールとしての高質さをしっかり見せつけてくれます。エレガンスもしっかりで・・何より、
「揮発酸臭く無い!」
ので、ほぼ仕上がった状況で届いていると思われます。非常に美しいディテールです。

シャブリと同じような土壌と言うことですが、ピノ・ノワールと言うことも有るのか、シャブリチックな感じはあまりしません。
ただしミネラリティが豊富で低域から高域まで美しく連続しています。飲んでいくうちに・・時間が経って行くうちに少しずつ、その非常に高いミネラリティから漏れ出すように、さらに赤果実、黒果実の高質なニュアンスが出て来ます。その果実も、ベリーが主体では無くもっと濃い色の果実・・ですね。濃密です。カシスまで行くかな?・・と言う感じですが、その前に黒っぽい果実も出て来ますから、
「果実感だけで相当複雑」
だと感じました。
今飲んでも相当旨いですが、現状はまだ50パーセントほどの表情に過ぎないでしょう。流石にラファエル・ギュイヨの自社畑のトップ・キュヴェです。noisy 的には、
「2019年と2020年・・こんなに違うかぁ?・・見た目は変わらないのに・・」
と、ちょっとビックリしています。是非飲んでみて下さい!・・素晴らしいブルゴーニュワイン・・ブルゴーニュワインファンにもお勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【しなやかな・・滑らかな、でも結構にしっかりしているブルゴーニュ・ピノ・ノワールです!官能さも実に良い感じ!】
巷では相当、人気が有るようです。今年前半のテイスティングの時は、
「・・いや・・ちょっと臭いなぁ・・」
と、結構に主張している揮発酸に、
「このままは販売できないな」
と思っていました。
ただし、それでもそのような状態のワインがお好きな方は結構いらっしゃるので、そのような方には販売させていただき、好評を得ていました。
で、ちょうど半年後に2本目をテイスティングし、
「お、これなら大丈夫!・・結構・・旨い!」
と確認させていただき、本日のご案内になっています。
おそらく、サン=ブリ近辺の畑だと思いますが、このキュヴェがトップ・キュヴェですね。この下のキュヴェに比較すると、「精緻さ」「高貴さ」が図抜けています。ちょうど良い感じの甘美さと官能さが有る味わいで、アロマの上りの中に、フィルムのような柔らかく透明なミネラリティを感じます。シャブリ近辺の土壌とはちょっと異なるイメージです。
むしろ鉄分の少ないジュヴレ的な感じ・・もしくはマルサネかな?・・それを出来る限りSo2を使用しないで造った・・その結果、非常にノーブルな味わいのピノ・ノワールになった・・そんなイメージです。
出来は良いです。熟成も10年以上、可能です。是非飲んでみて下さい・・ラファエル・ギュイヨ、注目して行きましょう。お勧めです!