
2019年のレ・シャルムです。以前は僅かに「薄い」感じを持った凝縮度でしたので、
「飲みやすいけれど少し物足りないと感じてしまう可能性は有った」
と思うんですね。
まぁ、何が何でも濃ければよいのか?、凝縮感が必ずなければいけないのか?・・とは全く思いません。ですが、「薄いな・・」と思ってしまった時の残念な感覚は、誰しもが持ったことは有るかと思うんですね。そしてソーヴィニヨン・ブランの場合は、青っぽさや酸っぱさと一緒にそれが感じられる場合が多いので、
「ある一定以上の濃度」
をクリアした場合に、とても好印象を持つ場合が多いと思っています。・・いや、滅茶淡いものは・・それはそれで存在価値も有りだと思ってますよ・・はい。
少なくとも、以前のアンドレ・ヴァタンの「やや淡い感じ」は見事に無くなった、とてもボディ感のある、柑橘フルーツ満載なサンセールです。
非常にピュアで、ナチュラルさも有り、精緻で実に良いです。青っぽさが無いのは2019年だからか?・・それともアンドレ・ヴァタンの腕前がさらに上がったか?・・は、noisy もまだ判断付きませんが、少なくとも2019年のブレンドもののレ・シャルムは、酸バランス、ミネラルバランスとも非常に優れています。コンディションも非常に良いので、とても美味しいです!
が、上級キュヴェのサン=フランソワの出来が凄く良くて、流石に比較するのはかわいそうな気もしますが、そちらには追い付かないかな?・・でも2千円台のサンセール・ブランとしますと、これ以上は無いと言って良い仕上がりです。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!