注:吹き出し注意!
必ず零れても問題ない場所で抜栓してください。
開け方:
流し台などでボトルを斜め45度前後、中の液が王冠に掛からない程度に前方に傾け、王冠に栓抜きを宛て、栓抜きを持った手でその王冠を飛ばないように抑えながら、ゆっくりとガスを逃がしながら、音がしなくなるまで「耐えて」ください。
また音がしなくなっても、すぐには立てず、様子を見ながら・・泡がボトルの口を目指さないようになったら立ててください。個体差は有ると思いますが、思ったよりガス圧は高いと思います。

セミヨンと地場品種のマトゥーラを混醸し、赤ワイン同様の仕込みをした漬け込み系、いわゆる「オレンジワイン」では有りますが、結構に「発泡」もしていますので、
「発泡オレンジワイン」
と言うことになりますかね。
まぁ、一般に言う「オレンジワイン」を名乗るものには、余り良い出来のものに出会ったことが有りませんが、この「 ア・ラ・ヴォレ・ビアンコ 」は美味いですね。
非常に軽やかなのに、実は存在しているガスで重量感を中和している部分が有るんですね。
そして、アロマも良い!・・ナチュラルだし、かなり複雑です。
飲み出すと、液体は喉の奥を目指そう・・とします。なので、その勢いに任せて、
「ゴクっ」
と・・ついつい飲んでしまう・・すると、漬け込んだ時に生まれる果皮のビター感・・渋みですね・・これがちょっと「ビール」を彷彿させる感じで・・。
しかしそのビール・・滅茶ナチュラルで旨いんですね・・。
「お~・・こりゃ美味しい!」
と・・本格ビール好きならずともそう思うはず・・結構にコクのある高級ビールにもニュアンスは似ているかな?
で・・そこまでなら・・まぁ大したことは無い・・。でも飲み始めて少しガスが弱くなってくると、面白い現象が起き始めます。
例のビター感覚な部分が豊かなボディに、柔らかなファット感を出して変身してくれるんですね。
するとどうでしょう?・・今までは弱発泡なワインだったものが、ワインに変身して来て、今度は結構に複雑な味わいを見せてくれるんですよ。
マセラシオンした白ワインの場合、時には、
「・・ん~・・これ、マセラシオンする意味、良く判らないなぁ・・」
と、造り手の意思を汲み取れないことが結構に有るんですね。確かにちょっと味わいは深くはなるんですが、例のビター感が薄っぺらい板のように「平板」・・当たり前か・・(^^;; すぎて、膨らみと言うか、有機物的な良さを感じないことが有ります。
しかしこの「 ア・ラ・ヴォレ・ビアンコ 」は、正に葡萄がくれた天の恵みともいうべき「膨らみと旨味」が備わっています。
何と言いますか・・日本酒に詳しい人には判る方もいらっしゃるかもしれないんですが、
「酵母がとても旺盛だった感じ」
がするんですね・・。判り辛い・・ちょっと言い方が難しいですよね・・。
まだ昼間はかなり暑いですが、夜は肌寒いことさえ有りますよね・・でも美味しいおさかなも増えて来て・・これ、ピッタリじゃないですか!
数は無いので・・すみません、お早めにお願いいたします。超お勧めです!