【繊細な表情が何とも言えない絶滅危惧種マトゥラーノ80%に、フィアーノのふんわり感たっぷりな果実感を加えた、単独でも美味しいマセラシオン系、So2無添加、アンフォラ仕込みです!】

ようやっと飲めました!・・まぁ・・こういうのは中々にライター泣かせですよね。何しろマトゥラーノが経験薄い訳ですし、
「しかもフィアーノを20%加えている」
「しかもSO2添加無しのマセラシオン系」
「しかもアンフォラ発酵で温度管理無し・・マロラクティックも自発的に起きる」
まぁ・・ナチュール系生産者さんの、どちらかと言えば、
「ギラギラと尖がった感じの造り」
に思えてしまいます。
ところが飲んでみますと、非常に優しい、心地良い飲み口でして、
「まったくアヴァンギャルドなところが見当たらない!」
と感じる訳ですから驚いてしまいます。
色彩も、まるで柑橘果実がそこに存在しているかのような、「生きた色」をしているような照りのあるものです。実際に柑橘果実、果実とも、マトゥラーノ100パーセントのキュヴェよりも伸び良く、多い感じがします。ミネラリティも縦延び系で、リアルな果実を感じさせる数少ないマセラシオン系白ワインです。これはめちゃお美味しい!

名前がチヴィタなので・・
「ん?チビ太と言えば・・おそ松くん?」
noisy の年代ですと、串に刺したおでんを持った、何故か頭に1本しか毛が生えていない少年を思い出してしまうんですが、どうやらエチケッタに描かれているのは、
「フランチェスコの祖母の91歳になるお婆ちゃん、チヴィタさん」
だそうですが・・
「誰?・・フランチェスコって?」
この「フラ・イ・モンティ」は、ロッコ・トティとベネデット・レオーネの幼馴染同士で2018年に始めた・・そしてレオーネさんはご夫妻で絡んでいると海外のサイトで調べが済んでいます。インポーターさんの資料では「ロッコ」しか出て来ないので・・
「ん~・・判るように書いてくれないかな~」
と・・。
とにかく、誰かのお婆ちゃんのチヴィタさんに捧げるワインだそうです。出来はナチュールとしても、ワインとしても素晴らしいと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【高貴種フィアーノを配したSO2無添加のアンフォラによるトップ・キュヴェ!・・これも飲みたかったです・・】 いや・・この「フラ・イ・モンティ」さんち、とても面白いですし、かなりのセンスをお持ちの様です。それに、結構義理堅い性格な感じがしていますが・・チヴィタとおっしゃるお婆ちゃんの白ワイン・・と言うお名前だそうです。
葡萄はフィアーノを使用していますので、ちょっと高級ですね。マトゥラーノ80%にフィアーノ20%で、破砕して1週間ちょっと漬け込みして圧搾(ここは大事かも)、そのあとアンフォラに入れるそうで、ちょっと手が込んでますね。
しかもSo2無しで生成残が22.4mgですから、相当ナチュラルです。是非期待して飲んでみて下さい。
こちらも一応・・多分大丈夫かとは思いますが・・
注:吹き出し注意!
必ず零れても問題ない場所で抜栓してください。また照明に掛からないよう注意してくださいね。
開け方:
流し台などでボトルを斜め45度前後、中の液が王冠に掛からない程度に前方に傾け、王冠に栓抜きを宛て、栓抜きを持った手でその王冠を飛ばないように抑えながら、ゆっくりとガスを逃がしながら、音がしなくなるまで「耐えて」ください。
また音がしなくなっても、すぐには立てず、様子を見ながら・・泡がボトルの口を目指さないようになったら立ててください。個体差は有ると思いますが、思ったよりガス圧は高いかもしれません。
と言う訳でどうぞよろしくお願いいたします。