【香りはもはや仕上がっている・・に近い、滅茶艶っぽく官能さが素晴らしいです!・・激エレガント系、シミジミ系でナチュール感が際立つレ・ジューヌ・ロワ!】

昨今はエマニュエル・ルジェの評判がさらに高まっているように感じます。飲んだら美味しいですしね・・無二の新樽使いだと・・感じます。
ブルゴーニュワインファンは、あの官能的なアロマと優しい酸にやられちゃう訳ですよね。
エマニュエル・ルジェさんだって・・そりゃぁ・・アンリ・ジャイエに教え込まれ、何とか独り立ちしようと頑張っていた訳です。日本でもそれは周知の事実以外の何物でも無かった訳ですし、ジャイエ翁も引退を宣言していましたが、それでも毎日畑に出て、自分の畑・・ルジェさんの畑の面倒を見ていた訳です。
そんなルジェさんは・・その辺りが原因なのか、それとも逆なのかは判りませんが、2000年頃は相当荒れていたようです。ワインは悪くは無かったですが、凄く良い・・とは・・いや、個人的にですよ・・中々思えませんでした。ある意味、
「その頃でも神様アンリ・ジャイエのワインと同じヴィンテージで比較できた」
ことが、ルジェさんを追い詰めていたのかもしれません。
2010年を過ぎると・・エマニュエル・ルジェさんのワインは方向性はやや異なるものの、叔父さんのアンリ・ジャイエ同様・・神掛かって来ましたよね・・それが今に至っていると感じます。
まぁ・・今回も少量ご案内させていただけることになったギルベール・ジレのワインは、物凄い造り込みで信じられないほどの完成度を誇っていましたので、非常にビックリしましたが、そんなことはまず・・無いんですね。新人さんがそこまで出来るなんて・・ねぇ・・

で、ようやくル・ゲレック・デュクエの話しになりますが、noisy も最近、滅茶注目している「ドメーヌ・ピエール・アミオ」で栽培をやっていたアルノー・デュクエがミカエル・ル・ゲレックと一緒に、ジャンテ・パンシオにフェルマージュしていた畑でドメーヌを興した訳ですね。
ジャンテ・パンシオのワインも嫌いじゃ無いですし・・エレガント系の薄い旨味を感じさせる・・でも結構、果皮の味わいはするタイプでした。
2020年ものからこのル・ゲレック・デュクエのワインをテイスティングさせていただいていますから今回は2年目。濃厚な2020年に比較すると、激エレガントな2021年ものです。
これがまた・・
「アロマが物凄い!」
です!
もう、すでに仕上がっているんじゃないか?・・と感じさせるほど、官能的で繊細、ナチュール感もクロ・シャン以上に出まくっています!
味わいもシミジミ系の繊細なものでして・・実に良い感じなんですが、現状・・そこからの膨らみが・・まだ育ち切っていない感じなんですね。
ですから、半年位ですか・・ねぇ・・。育てていただきましたら、凄く膨らんでくるはずなんですね。この2023年が年末を迎える頃でしょうか・・相当良くなると踏んでいます。
いや、今飲んでも、この香りだけでも充分・では有ります。ただ、少し先に大きく変わる道筋が見えていますから・・ん~・・たぶん半年位だと思いますので、その辺りを目途に飲んでみていただけますでしょうか。
どうやらこのワイン、すでに人気が有るようでして、
「割り当ては3本だけ!」
という・・極xな入荷状況の中、1本テイスティングさせていただきましたので、販売は2本だけ・・です。
2本でこれだけ書いていると全く割になんて合うはずが無いのですが、まぁ・・先を楽しみに・・先行投資と言うことになります。是非飲んでみてください。お勧めします!