ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ジャコモ・バラルド

ジャコモ・バラルド

イタリア Giacomo Baraldo トスカーナ
[ oisy wrote ]
● とんでもないことをやっています、ジャコモ・バラルドをご紹介させていただきます。noisyからのお達しで「次はジャコモ・バラルドな」と言われたときはまさかこんなハードな向き合い方を要求されるテイスティングになるとは思ってもいませんでした・・・

 しかしおかげさまで「畑内発酵」、恐らくnoisyも、オルヴォー村岡さんも辿りつけていないその真髄に辿り着いてしまったかもしれません。いや、あくまでオイジーの推測の域は出ないんですが・・・「畑内発酵」と聞くと、

「なんや、ずいぶんアヴァンギャルドそうな造り手さんやな~」

と思ってしまいませんか?オイジーも最初はそう思ってました。でも本当は「真逆」だったんです。その真髄に触れたオイジーから見たジャコモの印象は「超理論派」です。加えて言うなら

「確信が持てれば、前例にないことでもやってしまう豪胆さ」

も持ち合わせていると感じます。時代を造るのは彼のような人物なのだと、オイジーは思います。

 ちなみにそんな彼の造るワインは、めちゃクリーン!で、めちゃピュア!で、ミネラルの充足したエキス系!で、超安定!しているんです。なぜまだまだペーペーであるオイジーが推論ではあるが、ここまで理解できたか・・・それは恐らく「元エセ料理人」であることが関係しているかもしれません。ワインでないにしろ「実際に発酵をさせたことがある」という経験が理解に役立ちました。キーワードは「パン作り」です。そして、恐らく「畑内発酵」の真髄は「徹底的なクリマ主義」です。究極・・・といってしまっても過言ではないかもしれません。そしてこの真髄に近づいたオイジーが思ったことは、

「とんでもないことをやってやがる・・・!」

です。正直、この事実に気付いたとき、震えました。だって発酵してるの「外」なんですから。

 詳しくは「0.0k」のコラムに書きましたので、「畑内発酵」の真髄についてのオイジーの見解を知りたい方はぜひ読んでみてください。興奮と勢いで、筆が止まらず、4000文字を超えてしまいました。読むのも大変になってしまい申し訳ありません。でもこれはちゃんと説明しないと「畑内発酵」というワードが持つ、「アヴァンギャルドな雰囲気」でワインが間違った評価をされてしまうのではないか、と危機感を持ったからです。

 ひとつだけ申し上げますと、恐らく「畑内発酵」の出発点は「発酵で使うセラーの影響を受けたくない」です。「畑で発酵したい」が出発点ではないと思います。それではどうぞよろしくお願いいたします。

[ noisy wrote ]
● ついに本性を現し始めた??ジャコモ・バラルドをご紹介させていただきます。ヴァーゼンハウスと同期の彼も、やはり唯者では無かった・・(^^;;

 まぁ・・白も赤もオレンジも・・いや、もはやオレンジとは言いたく無いんですが、

「千変万化」

「畑内発酵」

「ブルゴーニュ」

を合言葉にしてご紹介させていただきますが、白は「イル・ペルゴラ」の半端ない素晴らしさ、赤はサンジョヴェーゼの凄い可能性を見せる全てのキュヴェ・・を是非知っていただければと思います。

 畑内発酵って・・実はnoisy もほとんど理解出来ていませんが、今回到着したジャコモ・バラルドのすべてのキュヴェをテイスティングし、ほんの少しだけ判った気でいます。どうぞよろしくお願いいたします。



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 身体と脳は「イエス!」としか言っていないのに・・、でもプレゼンをする仕事としては何とも悩ましくも有り、何とも有り難いような複雑な心境になってしまうトスカーナの新しい生産者のワインをご紹介させていただきます。

 おそらくですが、日本でも・・「存在さえ全く知られていない」し、ましてや飲んだことのある人はnoisy を含めて片手に余るかと思いますが、世界中を見渡してみると・・ポツポツとネットに情報をアップしている方も少しだけいらっしゃる・・そんな感じの、

「自称ヴィニュロン、ジャコモ・バラルド」

です。

 何が悩ましいか?・・といいますと、まずは彼のスタンス・・ですね。それはもう、ただただ凄いとしか言いようがないんですよね。トスカーナにブドウ園を入手し、ワインを造っているだけに留まらず・・何と南半球のニュージーランドにまで醸造に行ってしまっているんですね。なので、

「人の二倍の年二回の仕込み!」

をしています。なので、通常は30~35年ほど醸造年数があるとして、年数と同じだけの仕込み回数を一生の間に経験できますが、

「ジャコモ・バラルドはこの調子なら60~70回可能??」

なんですね・・。

 まぁ・・ジャコモさん、バイタリティが半端ないんですが・・あ、そうそう・・彼の写真を・・

 noisy 的にはF1レーサーだったジャン・アレジさん似のイケメンに見えますが・・あ、そうそう・・、この写真を良くみてください。何をやっているか・・お判りでしょうか?・・そう・・

「何と・・畑で醸造し始めちゃってます!」

 何と、ヴィンヤード・ファルメンテーション・・も、しちゃってるんですね。これはニュージーランドで修行・醸造していることで得たスキルのようですよ。

 あ。・・そうそう、「ジャコモ・バラルドの修行」と言えば・・これも大事です。なんと彼は、

「ヴァーゼンハウスと同期?」

らしいんですね。あのドメーヌ・ド・モンティーユで修行をしておりまして・・なのでヴァーゼンハウスの2人ともお友達なんですね。何しろ、なぜ彼のワインが日本に入れられるようになったか・・という点でも、

「ヴァーゼンハウスの正規代理店で、彼らのワインの隣に僕のワインが並ぶなんて物凄く光栄!」

と言うことらしいんですね・・。

 さらにはそんな彼ですから、これらのトスカーナワインは南部のサン=カシャーノ・デイ・バーニで生まれますが、それぞれ多くても1000本前後しか無い・・でも、ブドウ園は結構お持ちなんですね・・なので、収量はかなり低い・・。

 ここまで申し上げますとお判りでしょう・・そう、noisy も・・良いのは判っていても下手な表現はできないし、彼の言葉の端々からは「クリマ」という単語が出てきますから、

「ブルゴーニュ的な感覚でトスカーナワイン、もしくはサンジョヴェーゼをアピールしたい!」

と考えているのが判ります。


 ですから、「ブルゴーニュ」「自然派(彼はこの言葉が好きではないようで、この言葉ですべてを代弁して欲しくないようです)」「イタリア」と来て、「大物新人らしい・・」と畳み込まれたら・・そりゃぁ・・noisy の出番・・と、きっと思われているに違いない・・と言うような、本当は誰もそんなことは思ってもいないのに勝手に自分を追い込んでしまう面倒くさい性格の noisy のプレッシャーになってしまっている訳です。

 しかも、このジャコモ・バラルドのトスカーナワインったら、

「ブルゴーニュワイン以上に繊細」

に仕上がっていたもので・・しかも、

「到着間もないワインが7種類。しかもそのうち、ブドウ園違いのサンジョヴェーゼが3種類!」

も有ったもんですから、クリマ≒ブドウ園と言う部分でその繊細な質がそれぞれ異なることは誰にでも判るとしても、言葉にするのは非常に難しい・・と言う難題を抱え込んだわけなんですね。

 ですので、この2022年の5月に各1本ずつテイスティングさせていただいたんですが、自身の中で上手く整理が仕切れず、結局この8月にまた1本ずつテイスティングする羽目になってしまった訳です。12本の仕入れで2本もテイスティングするなんぞ・・何やってるんだか・・と言うことになってしまいますが、

「それをやったお陰でこの短い期間での成長や変化を感じられ、ようやっとプレゼンできる自信が付いた。」

と言えるかと思います。

 2022年9月1日にこの記事を書いていますが、この何時間か後にはもう・・新着をアップします。でも今日は夕方から物凄い雷雨で、

「何と記事執筆中に停電発生!」

と言う苦難を乗り越え、きっと無事新着がアップされることと信じています。


 それを言わずとも、この非常に希少ながら誰も知らないトスカーナワインは、

「色んな意味でヴァーゼンハウス並み!」

です。彼のワインには、すべてのボトルに、

「ジャコモ・バラルドの指紋」

が印刷されています。それをどのように感じるかは・・飲み手に委ねられています。是非コラムをお読みの上、ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

◆Giacomo Baraldo のHP
https://www.giacomobaraldo.it
■エージェント情報

 弊社初の取り扱いとなりますイタリアワイン Giacomo Baraldo(ジャコモ・バラルド)のご案内となります。日本でも活躍の目覚ましい Domaine de Montille(ドメーヌ・ド・モンティーユ)にて研鑽を積んだ造り手。ボルドーのマルゴーやグラーヴ、そしてブルゴーニュ。南半球のニュージーランドでは今でもワインを造っています。イタリアワインの販路を持たない弊社ですが、彼の造り手としての評判、畑の中で発酵させる未聞の手法、自らを “No Natural” 自然なままではなく人の力でワインは導くという主張にも共感出来るものがありました。

 取り寄せたワインを試飲。力強く塗りつぶすようなサンジョヴェーゼではなく赤と黒のグラデーションで描くような世界観。この品種で精神に訴えかけうるベクトルは極めて希少です。
目の前がハレーションを起こして突き抜けるような眩しい白ワイン。価格は決して安くはありませんが、比類のない個性に心を動かされました。生産量も非常に少なく入荷数量も30~90本のごく少量となります。今後も育てていく可能性を秘めた造り手です。どうぞご検討のほどよろしくお願いいたします。

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■テクニカル
 サン・カシャーノ・デイ・バーニは、シエナ県の最南端にある小さな素晴らしいトスカーナの町です。ウンブリアとラツィオ(どちらも10 km未満)に隣接し、ヴァルを分割するチェトーナ山(1148 m asl)のエリアにあります。この山の形成は、ジュラ紀(2億2500万年前)にさかのぼります。その後、海底が徐々に落下し、アペニン山脈が浮上した断層があります。

 町はその温泉水で有名です。約40°Cで42の泉があり、毎日の水の流量(550万リットル)はヨーロッパで3番目の規模となっています。フィレンツェの言語学者ドメニコ・マリア・マンニによれば、キューシ市のエトルリア人の首長(ルクモーネ)であるポルセンナが、当時「バグニ・キウージーニ」と呼ばれていた、紀元前VI-V世紀頃の浴場を創設しました。非常に人気があり、有名なローマの人物に高く評価されました。

 この小さな土地は、何年にもわたってブドウ栽培に厳しく、未開の地でした。今日、ブドウの木を育て言えることは、ユニークで典型的なワインを生産するためのけた違いに理想的な「気候」を持っています。

 私たちは90年代に設立した家族経営の会社です。当初はブドウ栽培やワインを扱ったことのない父のシルヴェストロによって経営されていました。森、牧草地、数ヘクタールの耕作地がありました。今日では、私たちは12ヘクタールを所有し、そのうち3.5ヘクタールにブドウの木が植えられています。

 それは私の18歳の誕生日のことでした。家族とのランチのお祝いの時に、私はワインへの天啓を受けたのです。父は、1997年ヴィンテージのサッシカイアと2000年ヴィンテージのコンテルノ・ファンティーノのバローロ・ソリ・ジネストラのマグナムを開けました。ある意味ワインに対して「処女」だったので何を飲んでいるのか分かりませんでした。その時はあまり理解出来ていなかったアロマやフレーバーの爆発が、私をワインやブドウへ導く情熱の始まりとなりました。


◆2009年初め

 高校で勉強した後、ペルージャ農業科学大学のブドウ栽培とワイン醸造学のコースに入学することを決心し、2009年に父とジョー(ニューヨークの親愛なる家族の友人)と一緒に最初の苗木を植えました。サンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンのBossolo(ボッソロ)と呼ばれるブドウ園。San Casciano dei Bagni(サン・カシャーノ・デイ・バーニ)の町の真下にある半ヘクタールの小さな区画で、私のクリュとなるワインのひとつ Il Bossolo(イル・ボッソロ)を生産しています。大学で勉強し、イタリアで収穫を数回経験しました。そして確信したのです。

「海外に行って、他の文化やワインの文脈と経験を交換するだけで、ワインの世界をより深く理解できるはずだと。」

 私は手始めにボルドーに出発し、それからニュージーランド、アルゼンチンのパタゴニア(今でもよく行く場所)、特にブルゴーニュに行きました。ブルゴーニュでは幸運にもドメーヌ・ド・モンティーユで働き、素晴らしいワインを作り、ワインに永遠の恋をしました。これらの特別な場所での経験のおかげで、私の夢はより強くなり、ブドウ栽培の歴史的な伝統がなかったような遠隔地でプロジェクトを実行する意欲が高まりました。2016年、私はヴィニュロンになることを決意しました。

 勉強と海外での経験の両方で得た知識をバランスよく注意深くアウトプットしたおかげで、すべてのブドウ品種と土地を尊重した伝統と革新を組み合わせたワインを造ることが出来たのです。


◆2017年新しいプロジェクト

 翌年、私はサンジョヴェーゼをイル・ボッソロの区画全体に接ぎ木し、新しいプロジェクトの開発を開始しました。近くのピアッツェ村(VignaPozzoneとVignaCaccialupi)で70年代から2つの古いブドウ園を回収し2つの新しいブドウ園へと再生する準備をしました。チェトーナ山(Vigne de l'affacciatoio)の西側の斜面。1つはシャルドネ、もう1つはグレケットです。

◆私たちの原則 伝統、革新、独占性

 私の畑の基本原則は、ブルゴーニュワインの考え方と、さまざまなアペラシオンでのその分類に強く結びついています。各ブドウ園は、専用のラベルが付いた1つのワインを産みます(私が作る2つのブレンドを除く)。

 このように、時には非常に細心の注意を払うことで、単一畑の個性が強くワインに現れます。すべてのヴィンテージで、常に創造性を発揮しながら、ブドウ品種とテロワールの関
係を強化することに注力しています。

“古いことを新しい方法で行うこと、それがイノベーションなのです”

 農業は、作物の質や量を増やすことを目的として、“植物生産の自然要因を変える技術”を以てある植物種の成長を促す人間の活動です。この仮定から考えれば、今日耕作されているすべての農業種は為すがままの自然ではありません。私たちが賞賛し、多くの人の自然との一体感を引き起こす農業景観は、実際には非常に人工的(人工)であることがわかります。何世紀にもわたる人間の働きのおかげで、自然はとても素晴らしいものです。

 私のブドウ栽培は、自然でも、有機的でも、バイオダイナミック農法でも、従来型でもありません。私の働き方は職人技であり、私の考え方は私の専門的な経験、現場での観察、大学で
の研究から生まれています。伝統と革新が進歩の原動力であると私は心から信じています。

 革新は未来と変化を意味し、変化は好奇心を意味し、好奇心は私たちが進歩し改善することを可能にするエネルギーである生命の生命力の1つです。自然、環境、そして私たちの周囲の生態系を尊重することは、私にとって、農業だけでなく人間の活動においても行うべき最も重要なことです。

 私たちのすべての土壌は、イガマメ、野生の大根、タンポポ、イヌホオズキ、野生のマスタードなど、蔓延する自発的なハーブで覆われています。土壌の構造と肥沃さ、そして雨季の土壌流出を防ぐために最も重要なひとつです。

 草刈りと植栽は、その都度、ヴィンテージ、土壌の物理的必要条件に応じて行われますが、肥料は土壌と植物の必要性に依存します。ブドウ園では、プラスチック素材を一切使用していません。ブドウ園の仕事のほとんどは、手動および機械的に行われます。

 生育期のブドウ園管理は迅速に行われ、芽の選択、葉の剥ぎ取り、ブドウ園のトッピング、間伐はすべて季節の傾向に応じて行われます。すべての噴霧操作のカレンダーは、ヴィンテージ、気象条件、植物のさまざまな段階に基づいて行われます。収穫は手作業で行われ、品種、ブドウの木、ヴィンテージにもよりますが、収穫量は一本の樹で約1~1.3kgです。


◆私独自のワイン造り

 私は非常に技術的なバックグラウンドを持っており、化学が大好きです。すべてが化学であり、地球上に存在するものはすべて、それ自体が原子によって構成されている分子によって形成されているため、必然的に化学です。物質の特徴を決定するのは、その分子をどのように取得するかに関係なく、その分子構造です。

 特定の物質のリスクと品質は、その天然または人工の起源から独立しています。大学での研究と海外での仕事の経験から得られた私のワインのノウハウは、ワインに対して非常に直接的で実践的なアプローチをとるようになりました。「実験」、「革新」、「職人」という言葉が大好きです。“自然”だけでは不十分です。ワインは自然以外のものだと思います。

 自然には存在しないので、ブドウを植え、最適な熟度でブドウを収穫し、それらをワインに変えるのは人間です。この通過する果実をほぼ無限でスリリングなものに変えたのは私たち人間です(ブドウの自然な進化は、それ自体を再現するために種子を分散させることです)。素晴らしいテロワールと熟したブドウだけで素晴らしいワインを作るのに十分だとは思いません。

 まず第一に、私の意見では、謙虚さ、忍耐力、好奇心、学びたいという願望、そして自己批判が必要です。

 次に、いくつかのテクニック、インスピレーション、創造性、正しいタッチ、そしてそれを行うことによってのみ獲得できる他の何百万ものものが必要です。気を散らすものや即興は許可されていません。

『私のワインはすべて、瓶詰めまでのさまざまな作業で硫黄を使用して、固有の酵母で作られています。赤はろ過しませんが、白は軽くろ過します。』


◆想像性、独自性、職人技

 私がワインの隣に置くのが好きな言葉は、創造性、独自性、職人技であり、英語では「Handcraft(手造り)」と呼ばれています。私は自分自身を、原材料、知識、情熱、道具を使って、魂と物語を持ったワイン、私が住んでいる場所を反映したワイン、すべてのヴィンテージで、何らかの形で私の個性を含む製品を変革し、作る職人だと思っています。そしてそれは、交換、楽しみ、共有の絶え間ない源です。


2020 0.0k I.G.T.Toscana Rosso
0.0k I.G.T.トスカーナ・ロッソ

18913
自然派
赤 ミディアムボディ
イタリア
トスカーナ
ジャコモ・バラルド

■エージェント情報
品種:サンジョヴェーゼ樹齢:2009年に植樹。 アルコール:12.5%
畑・土壌: サン・カシャーノ・デイ・バーニ、石灰岩が多く存在するシルト、明るい
粘土。北西向き。標高515m
醸造・熟成:1日2~3回のパンチングダウン。そのまま畑内で発酵。30~40%を全
房。バリックでMLF。パンチョン(大樽)で18か月、ステンレスタンクで2か月、18か月瓶熟成。

特徴:葡萄畑で発酵させたサンジョヴェーゼです。現時点ではイタリアとヨーロッパ
では唯一のものとなります。

 ピノ・ノワールを彷彿とさせるサンジョヴェーゼ。フレッシュで緻密な果実味。緊張感とダイナミックな口当たり。柔らかくシルキーなタンニンが喉を潤します。畑の中で発酵させる前代未聞の手法、ブドウ畑に存在する天然酵母で畑の個性をより明確に描く試みです。彼はオフシーズンにニュージーランドでこの試みを成功させ、2016年にイル・ボッソロの畑で畑内発酵を試みました。

 天然コルク。同じ畑内発酵でもボッソロとは違う個性です。チェリーを中心とした赤黒果実。驚くほどに明度の高いグラデーション。全房ピノ・ノワールにも似た甘いアニスの風味のアクセント。個々の要素がゆったりと無重力状態で大きく解放される。若い要素と裏腹に熟成した古酒的なタンニンの調和。浮遊感。退色したセピア色で描く退廃的な世界観。甘く淫靡な香味と冷静な酸味が重なりいつまでも残る余韻。
(2024年4月 村岡)

 アルコール度数 12.5%。 2009年に北西向き、標高515mの粘土/石灰岩土壌に植えられたサンジョヴェーゼ。このワインは3分の1の全房をブドウ畑で発酵させ、その後バリックとトノーで18ヶ月熟成させます。857本のボトルと24本のマグナムが作られました。
 これは、焦点を絞ったチェリーとベリーの果実に石のようなミネラルのエッジを備えた、美しく表現力豊かなサンジョヴェーゼです。上品で表情豊かで、プラムとスグリのノート、そしてフィニッシュには地中海のハーブの特徴が感じられます。香りがありながら風味もあり、飲みやすさと美しくバランスがとれていますが、中期的にはよく熟成する可能性を示唆するストラクチャーも備えています。そしてその先は誰にも分かりません。土地の素敵な表現。
94/100 Points(Jamie Goode  Wine Anorak より)
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,580 (外税) 
【「畑内発酵」ってもしかしてとんでもないことなのでは・・?赤く、赤く、輝く・・・!雄大で淀みないエレガンスを内包する、エレガント・サンジョヴェーゼです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 以前のNoisyのコメントにある、「大樽のやや瓶熟したバローロ」という表現以上に適切な言葉が出て来ず戸惑っています・・・

 そして「畑内発酵」とはなんぞや・・?もしかして「畑内発酵」と聞くとなんや感性で仕込むアバンギャルドなタイプか・・?と思ってしまいませんか?少なくともオイジーは言葉の印象でそう思ってしまいました。しかしその実態は真逆のものかもしれません。

 彼のホームページやインスタグラムを読み漁って畑内発酵の一端を少しだけ理解できたような気がします。そこで気づいたのは、実は「畑内発酵」というのはめちゃくちゃ科学的な理屈に基づいたアプローチなのではないか・・?ということです。レビュー後半に記載していますので、気になる方はぜひ最後までお読みください。サンジョヴェーゼでありながらどこまでも赤く、淀みがありません。雄大で、深く、濡れ感があり、密度高いエキスの構造です。そして透明感のある、輝きを内包感した赤は、ブルゴーニュ的でもあると言えます。

 でもこれはトスカーナのサンジョヴェーゼなんですよね・・・脳がバグる・・というのも納得です。

 先日10年前にたまに一緒に飲んでいた方とお会いしました。10年前のオイジーは生意気にも「熱くサンジョヴェーゼの可能性を語っていた」、らしいです。

 確かにその時は、イタリアワインバーで働いていた直後で、毎日山のようにサンジョヴェーゼを飲む生活から抜け出し、Noisy wine でブルゴーニュワインをテイスティングしまくっていた時期ですから、オイジー自身もイタリアワインにどっぷりつかった頭でブルゴーニュへの理解を深めている段階でした。

 そのタイミングで思ったのは、「サンジョヴェーゼはもっとエレガントになるのでは・・?」ということです。

 ブルゴーニュと比較すると、特にサンジョヴェーゼには粗さが目立つものが多く、もったいないなと思うようになっていったんですね。そのあたりが生意気にもサンジョヴェーゼの可能性を語る遠因になっていたんだと思います。しかし拙いながらに自分なりにサンジョヴェーゼの可能性のイメージ像が出来上がっていたんですよね。

 で、この「0.0k」を飲んだ時、その時感じていた「サンジョヴェーゼの可能性の先」にあったワインのイメージと見事にリンクしたんです!

 雑味ないことによって畑の個性が際立ち、エレガントで、非常に伸びやかで艶やかな赤いワイン。

 質の良いピュアな酸と、ドライだがエキスの質感のやわらかさがあり、サンジョヴェーゼにおいて意外と難しいシルキーであるということも特筆すべきであると感じます。

 余韻まで続く赤い果実のエキスと、濡れ感、極少量のきのこ、紅茶。

 いやはや・・・めちゃくちゃ美しいです。

 瓶熟感はあるといっても。複雑性を兼ね備えたエレガンスはまだ内包的であるといえます。時間とともにあまやかな果実香を放ちはじめるのが目に浮かぶようです。

 そして、「畑内発酵」です。このワインは唯一の「畑内発酵100%」のキュヴェです。「畑内発酵」という言葉があまりにも意味不明でジャコモ・バラルドのホームページに何かヒントは落ちていないか、としらみつぶしに見ていたんですが、本当に畑の中に、発酵桶を置いて発酵をしているんですね。畑の野生酵母による発酵によってテロワールの表現をより明確にする・・・そんな意図で行っているらしいのですが、読み込んでいくとあれ?と思ったんですね。通常の発酵といえば当たり前ですが、蔵(セラー)の中で行われますよね。ジャコモはもしかして通常発酵プロセスで使われる「セラーの影響を受けたくない」から、畑内発酵を始めたんじゃないのか?と。「セラーの影響を受けない」ための手法が「畑内発酵」なのではないかと・・・

 例えば日本酒造りでは蔵に住み着いている「蔵付き酵母」によって発酵されることがあります。その蔵に住み着いている酵母は「蔵の味」を表現します。ワイン造りにも同様に使われ、一般的な野生酵母として扱われます。

 一方で、「ブドウに付着している野生酵母」もいます。このフルーツについている酵母は、パン作りなどでも使われ、「天然酵母パン」などとして販売されています。

 一般的なワインの仕込み方通り、セラーで発酵させるとしましょう。収穫が終わり、ブドウを選別し、プレス。無事発酵が始まりました。さて、この時発酵が始まったのは「蔵付き酵母」によるものなのでしょうか?はたまた「ブドウに付着していた野生酵母」なのでしょうか?答えは

「わからない」

のではないかと思います。もしかしたら何かしらの検査でわかるかもしれません。しかしヴィニュロンの意思でコントロールすることは恐らく難しいのではないかと思います。

 しかしこれが「畑の味」を表現したいとなったとき、使用したいのは「畑に存在する野生酵母」であるはずです。「蔵に住み着いている蔵付き酵母」で発酵してしまえば、全てのキュヴェが同じ酵母で発酵されてしまうことになり、より「似通ったニュアンス」になってしまう恐れがあります。つまり「セラーの味」に上書きされてしまうと・・・

 畑の味を表現したいならこれは避けたいはずです。「畑内発酵」とはクリマごとの特徴をより際立たせるために、ジャコモが考え抜いた結果辿りついた手法なのではないでしょうか・・?。その証拠に彼の造るNZワインの説明文にこんなことが書いてあったんですね。

「このワインの特徴は(そしてこのプロジェクトの真の原動力は)、アルコール発酵がブドウの木の畝の間で直接行われるため、発酵プロセス全体がセラーの環境の影響を受けずに行われることである。」

 つまり「畑内発酵がやりたい」ではなく「セラー内の酵母の影響を受けないためには畑内発酵をやるしかない」だった訳です。後者は必要に迫られた上での選択肢なわけで、両者の間では非常に大きな差があると思います。

 しかしですね、「畑内発酵」、これはとんでもないことだと思います。まず「温度管理」がめちゃくちゃ難しいと思います。セラーなら一定の室温で管理することも容易いですが、畑は当たり前ですが、「外」です。空調はありません。ですから、温度管理はできません。ましてやジャコモの畑は標高600m。昼夜の温度差は相当なものがあると思います。温度管理は発酵においてめちゃくちゃ重要なファクターです。恐らく発酵も止まったり、進んだりを繰り替えすのではないか?と思います。そして「不十分な状態で発酵が止まり、再開しない」という超リスクを抱えているわけです。ジャコモは「NZで成功した」と言っています。「成功」です。「失敗」するリスクがかなり高いはずです。その中で「成功」をほぼ確信できるまでの手法を確立できたからトライしているのではないでしょうか。

 ただでさえ野生酵母の管理は難しいと思います。パン造りでも野生酵母での発酵はゆっくりです。そして不安定です。酵母の種類が多様であるため発酵が予測しづらく、酢酸、揮発酸発生などのリスクも高いはずです。しかしジャコモのワインはめちゃくちゃクリーンで安定しているんです!これはかなり高度な「観察」と「忍耐」と「判断」が求められる離れ業だと思います。正直・・・信じられないです。

 さらに言えば、むしろ通常より恐らくゆっくり、変化を伴う発酵により、このサンジョヴェーゼはもしかしたらバローロのような雄大さと、適度な瓶熟感を得ているのでは?と推測されます。つまり、この激・難易度の高い手法を自分の持っていきたい方向にコントロールすることに成功している!そして一歩間違えば大きなマイナスにもなりかねない環境を最大限活かし、大きくプラスの方向に持っていけているのではないか・・・?と。

 あくまで大部分はホームページに記載されているジャコモの言葉の断片からのオイジーの勝手な推測に過ぎないので確かなことは言えません。ですが、実際に彼のワインを飲んで、彼の言葉を読んだからこそ、当たらずとも遠からずなのではないかな、と思います。もしこの考察が当たっているならば、一度ジャコモと握手したいですね。(笑)それくらい真剣に彼のワインと向き合いました。ちなみにジャコモのホームページには以下のように記載されています。「ブドウはブドウ園に存在する土着の酵母によってのみ発酵され、基本的な役割を果たす自発的な環境にあります。収穫時期が暖かいと、発酵の温度と速度が上がり、抽出量が増え、ジューシーなワインが得られますが、逆に、寒くて穏やかな夜間の気温は、マセラシオンがはるかに長く遅くなり、ワインがより新鮮でエレガントになります。」

 つまり、野生酵母だけでなく、発酵中の外気温や湿度、風などまでもワインに反映させることができるわけです。ですから「畑主義」というより「クリマ主義」と言った方が適切なのではないかと思います。いやまさに、言うは易く行うは難し、ですが・・・

 また、「私は技術者であり、科学が大好きだ」と公言しています。おそらく理屈で納得できない手法は使わない質でしょう。ジャコモの所有している畑はなかなか個性に富んだ土壌が多いようです。その個性を最大限発揮するには・・・を理論的に突き詰めた結果が「畑内発酵」だったのではないでしょうか。理論はできたとしても実行するのは非常に勇気のいることだと思います。特にこの伝統が重んじられるワイン造りにおいてはなおのこと。恐らくニュージーランドでのチャレンジが、この試みを実現するために重要なんでしょう。オイジーも前職でよく行っていましたが、ニュージーランドは若い国ですから新しいチャレンジに比較的寛容です。ジャコモは二代目のようですから、もしかしたら「畑内発酵をやりたい!」といきなり言っても古株の従業員などは「そんなの聞いたことがない!」とか言って協力的ではないかもしれません。しかし「ニュージーランドで成功したから!」と言えば周りも「それならやってみるか・・・」となるのかもしれません。まあこの辺はオイジーの妄想なので定かでは無いですが。

 なんとなく彼の思想が見えてきませんか?決して感性だけではない、自然派のアプローチを交えながら科学的に、良いワインを造る様が・・・

 そして「クリマ」ごとの特徴を明確にしたいという彼の強い強い意思が・・・

 赤く、赤く、輝く、新時代のエレガンス系サンジョヴェーゼです!ぜひご検討ください。


[ noisy wrote ]
 以下は以前のレヴューです。
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【畑内発酵100%のサンジョヴェーゼです!!・・なんだこれ?・・】--以前のレビューです。
 大樽系のバローロです・・と言いたくなるような、

「雄大さ」「熟成感」「浮遊感」「温かみのある温度感」

に溢れた・・若いワインに今までに感じたことが無い、初体験なイメージを受けました。

 まぁ、20~25%ほど畑内発酵分を混ぜ込んでいる「イル・ボッソロ」が有りますが・・勝手に解釈しますと、

「イル・ボッソロもその20~25%分は、この 0.0k と一緒に畑で造られた分」

と言うことになるのでしょう。

 言ってしまえばイル・ボッソロは0.0k にならなかった畑内発酵分を含んだワインで、この0.0k のセカンド的なワイン・・なのかもしれません。


 ですが面白いのは、判りやすさはイル・ボッソロ・・だと思うんですね。畑内発酵分を含んでいない3/4分が有るので、むしろ完成された美味しさを感じるんです。

 この 0.0k は、雄大さが半端無く、しかも若いのに熟成感が有り、結構に「脳がバグる」感じさえ・・するんですね・・。


「そうか~・・これが畑内発酵100%のサンジョヴェーゼか~!」

と素直に思えば良いのに、美しい女性に初めて会った時のドギマギ感??・・に近いようなものに支配されたような感覚がしました。

 だって・・いや、インポーターの担当、M氏も書いていますが・・

「・・え?・・バローロ?」

ですよ・・感覚は。

 それも大樽系のバローロがやや瓶熟した感が・・するんですよ・・。

 大きな樽の中で、ゆっくりと対流し続け熟成を重ねたワイン・・そんな感じなんですよ。

 やはりキノコっぽい感じも有り、複雑に入り組んだアロマが有り、未だに粒しか感じさせない・・未開放の要素有り・・で、何せ「トスカーナのサンジョヴェーゼ」で脳が支配されてしまっていましたからね・・バグってしまった訳です。

 だからテクニカルは知らない方が良いんですね・・noisy は絶対、テイスティング前には読まない訳ですが、ジャコモ・バラルドはトスカーナだと知っていますから、そうなってしまった訳です。

 ジャコモの自慢のクリュワイン、イル・ボッソロ、イル・ポッツォーネ、カッチャルピは素晴らしいですが、それらの素晴らしさを置いてけ堀にする雄大さを持っています。今はまだこのワインの全てを語れないかな・・と感じますが、イル・ボッソロが持つ・・

「温かさの中の冷たさ」

がこの「0.0k」に感じられる時が来た時、このワインの飲み頃が来ると思います。半端無い味わいでした。時を見ながら飲んでみてください。お勧めします!