【めちゃ旨です!激繊細で質感高く、ドライなのに旨味たっぷり、ふっくらとしつつ瑞々しさに満ちて・・どこか大昔のセロスのロゼの飲み口を彷彿させます!】

いや~・・ズルいですね~・・これはズルい!コート・デ・ブランのアヴィーズでこれをやられたら・・他の生産者さんも困っちゃうに違い無いんじゃないかと思っちゃいます!
そもそも命名も「アヴィシア」と・・古代のアヴィーズの名前だそうですが、まさにアヴィーズのシャルドネを意識した味わいを醸していると思います。
あ、因みにですが、本品を含めてミッレズィンメ2014も激レアでして、しかもプレミアムが付いてますので・・イギリスのBBRでは・・
「263ポンド」
ですので、ほぼ5万円、アメリカの最安値と思われるお店で、
「258.99ドル」
でしたので、急激な円高を反映して3万8~9千円・・そこにプラス税でしょうから、日本の価格はとんでもなく安いと言うことになろうかと思います。条件は付いてしまいますけど。
で、もう・・写真を見ていただけましたら、シャンパーニュファン、ブラン・ド・ブラン・ファンの方なら想像の付く高質さだと思います。
どんなシャンパーニュか、ざっくりと言いますと・・そこが「ズルい」の言葉に繋がるんですが・・
「コート・デ・ブラン・アヴィーズG.C.のシャルドネの高質さと空気感を持った緻密さに加え、近年支持が高い南部のオーブ的な柔らかさ、ふんわり感を持った飲み心地のしなやかな泡質!」
だと感じます。

ですので、飲み口が良くて葡萄の質の良さが瑞々しく伝わって来ますから、
「旨い!・・でも・・ズルい!」
と・・感じてしまう訳です。
その昔、初めてセロスのロゼを飲んだ時には、脳裏に電流が流れるような・・そんなショックを受けたんですね。まだジャック・セロスも黒葡萄、ピノ・ノワールを入手できず、エグリ・ウーリエから極上のピノ・ノワールを分けてもらい、ロゼを仕込んでいた時代です。
もう、あの何とも甘美で心地良い・・あのニュアンスが再び脳裏にハッキリと浮かんできました・・懐かしくて涙がチョチョ切れそうになりました。良い・・時代でした。
で・・飲み方ですが・・キンキンに冷やして・・は止めましょう。それじゃ美味しさ半減だと思います。(ある程度、熟させれば大丈夫ですが)
少し品温が上がって来てからの方が・・、
「ビターさが甘みに変わるか、どうかの温度位がベスト!」
だと思います。舌平目のムニエルが食べたくなっちゃうかもしれません・・。
昨今のセロスはかなりビオが深く・・と言うかSo2拒否症か判りませんが、オフなニュアンスと受け取られかねない部分も有りますが、
「このアヴィシアはどこまでも純であり、ブラン・ド・ブランの美しさを汚すレベルのものは全く無い!」
と言えます。
是非飲んでみてください。しっかり休めて、品温は高目で・・お楽しみくださいませ。