ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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バティスト・ナイラン

バティスト・ナイラン

フランス Baptiste Nayrand ブルゴーニュ
[ oisy wrote ]
 ブルゴーニュはコトー・デュ・リヨネより、ナチュール界の新星バティスト・ナイランをご紹介いたします。

 コトー・デュ・リヨネというアペラシオンはご存知ない方もいらっしゃるかと多いかと思います。調べてみると、ソムリエ教本にはブルゴーニュのページの最後に一行記載されているのみでした。ボジョレーから南、リヨン西側の丘陵地帯で、ガメイが主体の地域です。
 
 バティストのスタイルは「ナチュール系」です。しかも結構「攻め攻め」です。この1年私もNoisy Wineに入荷するワインを毎日テイスティングしてきましたが、その中でも「最もアヴァンギャルド」かもしれません。

 揮発酸もあります。ですので「揮発酸のニュアンスが全くダメ」という方はお手に取らないようご注意ください。

 赤はそれほどもないですが、白のゼニスは「ギリギリまで攻めて」います。ナチュール好き、という方もゼニスに関しては特にコラムをよくご確認の上、ご購入ください。

 しかしこの攻めたスタイルだからこそ辿りつける、「激ピュアな世界」があることを知りました。アヴァンギャルドレベルがトップクラスなら、ピュア感もトップレベルです。エキスの抽出が驚くほど上手いです。

 お好きな方の手に届くことを祈っております。各コラムに詳細を記載しております。キュヴェによってアヴァンギャルドさは大きく異なりますので、よくよくご確認の上ご購入いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

■エージェント情報
 世界的な食のライト&ヘルシー化によって、今ではピノ・ノワールに並ぶ人気品種となったガメィ。そんなガメィの新たな可能性を表現する造り手が現れました。2015ヴィンテージからナチュラルワイン造りを始めたバティスト・ナイランです。バティストは、ピエール・オヴェルノワやマルセル・ラピエールのワインに強い感銘を受け、30歳の時にそれまでの仕事を辞めて、ジュリアン・ギィヨとミシェル・ギニエの下で研鑽。生まれ故郷であるリヨン近隣のコトー・デュ・リヨネ南部のミルリーで1ヘクタールの古木のガメィの畑を引き継いで、ドメーヌを設立しました。

 2015年が初ヴィンテージですが、欧米のガメラーのナチュラルワイン愛好家の間では大人気で、既にドメーヌからの割り当て数量しか購入することができません。北の品種が好きなバチストはピノ・ノワールやアリゴテ、シャルドネなどのワインも手掛けています。


2022 Sauvage Rouge V.d.F.
ソヴァージュ・ルージュ V.d.F.

19109
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
品種:ガメィ・アジュ・ブランとガメィ・ア・ジュ・ルージュ主体ですが、赤白約20種類の品種(シャスラ・ロゼ、アリゴテ、シャルドネなど)が混植されている区画のフィールド・ブレンドです。
 手摘みで収穫したブドウを100%全房で、グラスウールのタンクで野生酵母のみでセミ・マセラシオン・カルボニック。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。ブドウから最大限のフィネスと自然な複雑さを得るため、そして発酵中の全房ブドウを可能な限り長くそのままの状態にしておくために、マセラシオンはアンフュージョン(煎じる)のみで、ピジャージュもルモンタージュも一切行わない。マセラシオンの期間は12日間。圧搾後、バリック(新樽は用いない)でマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。2022ヴィンテージは9/17~18収穫。総生産量1.859本。アルコール度数は13度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 キュヴェは名の『ソヴァージュ』とはフランス語で『野生』という意味。約100年前と同じように様々な品種が混植された畑のフィールド・ブレンドで生まれるキュヴェであることからこのように命名されました。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥5,380 (外税) 
【果実酸の旨み、あまみが激ウマ!激ピュア!ガメイの亜種が主体の20品種のフィールド・ブレンドです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 赤白約20品種混植のフィールド・ブレンドとのことですが、製法、色味的に赤ワイン寄りだと思っていただいた方がいいかと思います。ただしその色味はかなりクリアーで透明感を持ち、白ブドウがブレンドされていることは見た目からもわかります。

 最近、マルセルダイスのラルシュやクロヴァロンのレ・ザンディジェーヌなどのワインを飲ませていただき、「フィールド・ブレンドのワインにしかない良さ」があると感じております。

 それは色んなブドウ品種由来の味がする、ということではなく、「様々な特徴を持ったブドウ品種が一体となった時の美しさ」が素晴らしいということです。単一品種がピアノの独奏とするならば、さながらオーケストラのような感じです。お、ちょっとうまいこと言えたかもしれません。

 とにかくピュアな、赤い果実です。そこに探せば、アンズ、オレンジ、枇杷、アメリカンチェリー、金木犀、バラ、ラベンダーなど様々な要素が入り乱れています。

 しかし不思議と一体感があり、じゃあ誰がこれを指揮しているのかといえば、この土地のミネラリティ、すなわちテロワールだと思います。

 バティストの他のワインを飲むと、全体的にツヤ感のあるミネラリティを感じます。このワインも白ブドウ由来の透明感かな、と思っていましたがそれだけではなく、石灰系のミネラリティ由来の透明感もあるような気がします。ですのでどのワインもはっきりと「赤い果実」が主体に来ます。

 またこのワインを飲んでイメージしたのはヴァーゼン・ハウスの激うまグラン・ドルディネールです。「弾けるような赤い果実の旨みとピュア感」がよく似ていて、テクニカルを見るとセミ・マセラシオンカルボニックを用いているところから手法的にも近しい感性で作られているのかなと思いますが、ヴァーゼンハウスは親しみやすいワインを造るという目的で導入しているかと思いますが、バティストはこの区画のブドウには「この手法が良い」ということで採用しているように感じます。というのもこのワインが他のバティストのワインと比べて飛び抜けてエレガンスを持っているからなんですね。

 そしてほぼ気づかない程度の甘さがあります。果実のあまやかさと僅かな残糖、そして果実酸の旨みがワイン全体をまとめ上げています。この「あまみが激うま」です。(ワインとしてはドライ・・・いや中口というのが適切かと思います。)

 そしてこのワインも揮発酸は僅かにありますが、問題ないです。むしろこのワインに関しては他のワインよりも揮発酸以外の要素が先んじて上がってきているので(セミ・マセラシオン・カルボニックの影響かな・・・)今時点で最も安定してきています!

 ただし激ピュアですので、温度管理にはお気をつけくださいませ。14度前後での保管が推奨です。20度を超えると劣化の恐れがあります。昨今スーパーなどで色んな理屈をつけて「生ワイン」と謳っているものを散見しますが、こういうワインこそ「生ワイン」と言いたくなりますね!ご検討くださいませ。


2021 L’Astrale Rouge V.d.F.
ラストラル・ルージュ V.d.F.

19108
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
品種:ガメイ 100%

 手摘みで収穫したブドウを100%全房でオープントップのタンクで野生酵母のみで自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。ブドウから最大限のフィネスと自然な複雑さを得るため、そして発酵中の全房ブドウを可能な限り長くそのままの状態にしておくために、マセレーションはアンフュージョン(煎じる)のみで、ピジャージュもルモンタージュも一切行わない。マセレーションの期間は約3週間。圧搾後、バリック(新樽は用いない)でマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。2021ヴィンテージは9/18に収穫。総生産量1.801本。アルコール度数は12度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 アストラルとはフランス語で「天体」の意味。ビオディナミによって天体の動きと結びついたブドウ木の特徴を示している名前です。
750ML 在庫  3   ご注文数   本
¥3,980 (外税) 
【アヴァンギャルドなのにエレガント系!? ここまでエキスがクリアーなガメイは見たことがありません!】[ oisy wine ]
[ oisy wrote ]
 トワ・デュ・モンドと比べるとよりクリアーで艶やか、石灰系のミネラリティを感じる造りです。極限のピュア感も健在で、ごく僅かに揮発酸と還元のニュアンスがあります。

 還元のニュアンスは現在の時点で抜栓後数日で取れます。半年から一年待てば消えると思います。揮発酸はレベル的には僅か、ナチュールワインとしては問題なく、むしろこのワインには必要な要素であると感じます。現時点では目立ちますが、こちらも時間が経てば他の要素が上がってきて、ほぼ感じず、香水的な妖艶さを含む香りの立ち上がりをサポートする一要素として馴染むと思います。

 特にこのワインはバティストの「エキスの抽出の上手さ」が際立っており、エグ味や青みが出やすいガメイにおいて、そのようなニュアンスが一切なく、ピュアでクリアーなエキスが澱みなく抽出されています。アヴァンギャルドさはありますが、スタイルとしては「エレガント系」です。そういえばこのワインもガメイなんですよね。ガメイでここまでクリアーなエキス的ワインってあまり見ないな・・・

 それでいて抽出が不十分というわけではなく、果実の旨みや深み、積層感がしっかりと抽出されきっていて、深みや複雑性がありありと表現されているんですよね。赤い果実に紫蘇、出汁的な旨み、めちゃうまな果実酸が一体となって体に染み込んでいきます。

 テイスティングしてると、飲まずに口内で確認している段階で誤って飲み込んでしまいそうになります。それぐらい自然に体が吸収してしまう、してしまいたくなる、まるで経口補水液のような側面を持つワインです。

 こちらのワインも温度管理は特に重要です。14度前後での保管をお願いいたします。20度を超える保管は活動停止中の酢酸菌が動き出し、劣化(酢化)が進む可能性があります。また揮発酸のニュアンスが若干量含まれますので苦手な方はお手に取らないようお願い申し上げます。その分ピュア感は満載です。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


2022 Terre Noire
テール・ノワール V.d.F.

19106
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
 品種:ピノ・ノワール 100%

 手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスして、密閉タンクで野生酵母のみで自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。発酵後、引き続きタンクでマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。

2022ヴィンテージは9/8に収穫。総生産量532本。アルコール度数は13.5度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 
 テール・ノワールとはフランス語で「黒い大地」という意味。ピノ・ノワールが栽培されている区画はかって石炭の鉱山があったため。このように命名されました。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,980 (外税) 
【激ピュア!これだけ攻めた造りだからこそ辿り着けるピュア・ピノ・ノワールの姿がここにあります!】[ oisy wine ]
[ oisy wine ]
 いや〜激ピュアです。しかし例に同じく攻めた造りですので、揮発酸もあり、現時点で還元もしています。しかし、ゼニスほどアヴァンギャルドではないです。必ず下記コラムをご確認いただいた上で、ご検討くださいませ。

 抜栓仕立ては揮発酸あり、還元もあり、どうしたものかと思っていたのですが、ほぼ瓶に残った状態で1週間ほど冷暗所に置いていたところ、還元が取れ、このワインが持つ本来の姿の一部をキャッチできたため、レビューを書いています。ですので、還元が強いと感じた場合は数日様子を見ながら、飲んでみてください。驚くほど激変すると思います。

 揮発酸はあるにはあるのですが、おおよそのナチュールファンには受け入れられるレベルかと思います。むしろ「あるからこそ、この香水的なエレガンスの立ち上がりがある」と感じます。

 ブルゴーニュというよりは、クロヴァロンのような、少し南の標高が高い産地のエキスの濃度が若干高めなピノ・ノワールです。この果実の表現が素晴らしく、驚くほどにピュアです・・・鮮度の良い生のぶどうを皮を剥いて口にした時の「潤い」のような質感がワインになった現在でも残っているんですよね。

 単にジューシーなわけではなく、ごくわずかな揮発のニュアンスが妖艶さを連れてきて、「果実の香水」のようなニュアンスがあります。伝わりづらいかもしれませんが・・・放置しすぎて追熟しすぎた洋梨が、発酵が始まってしまったご経験はありませんか?その時に出る果実の妖艶な発酵の香りに近いものがあります。

 味わいは赤い果実に、少し紫蘇のような赤い葉のニュアンスがあり、そこに非常にピュアなあまやかさが乗ってきます。すごく身体に染み渡る液体です。アヴァンギャルドさはあるものの、そこまで強くなく、かなり高いピュア感がそれらを悠々と上回ります。これだけ高いピュア感は・・・なかなか出会えないと思います。

 一方でこのピュア感はやはり攻めた故に得られたものであると思いますので、状態管理には細心の注意が必要です。14度付近での保管が望ましいです。20度を超えると酢酸菌が動き出し、せっかくのピュア感を喰い尽くす恐れがあります。

 これだけのピュア感、ぜひともそのまま、まるごと味わっていただきたいです。今飲んでもうまいです。ただし還元が見られる場合は上述の通り、時間をかけてみてください。

 こういうワインこそ「生きたワイン」と言えるかもしれません。温度管理は重要です。逆にいえば、温度管理さえしっかりできれば数年熟成させてみてもいいと思います。味わい的にポテンシャルあると思います。私もこのようなワインが熟成によってどのような変化を遂げるのか・・・見てみたい気持ちもあります。ご検討くださいませ。


2023 Toit du Monde
トワ・デュ・モンド V.d.F.

19107
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
品種:ガメイ 100%

 手摘みで収穫したブドウを100%全房で密閉タンクで野生酵母のみで自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。ブドウから最大限のフィネスと自然な複雑さを得るため、そして発酵中の全房ブドウを可能な限り長くそのままの状態にしておくために、マセレーションはアンフュージョン(煎じる)のみで、ピジャージュもルモンタージュも一切行わない。マセレーションの期間は約15日間。圧搾後、引き続きタンクでマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。2023ヴィンテージは9/19~27に収穫。総生産量5.180本。アルコール度数は13.5度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 「トワ・デュ・モンドとはフランス語で「世界の屋根」を意味する言葉。このキュヴェが造られる区画は、コトー・デュ・リヨネで最も標高が高く、リヨンの街を眼下に見下ろすことができることから、世界の屋根とよばれるヒマラヤ山脈にあやかって命名されました。
750ML 在庫  7   ご注文数   本
¥3,980 (外税) 
【とろけるような果実の質感と、濡れ感のあるガメイの奥深さを感じ取れる、激ピュアな一本!】[ oisy wine ]
[ oisy wine ]
 激ウマです。ただし要注意事項もありますので、よくよくレビューをご確認の上、ご検討いただけますようお願いいたします。

 抜栓仕立ては、無いとは言えない揮発酸のニュアンスと還元で、私も見誤っていました。ボトルに9割以上残っている状態で1週間冷暗所保管、要素が上がってきて・・・このワインの素晴らしさに気づきました。毎日毎日テイスティングに励んでいますが、まだまだ未熟であることを痛感しました。精進あるのみですね。

 バティストのワインに共通する驚くようなピュア感はさることながら、「柔らかさ」に痺れました。「果実が柔らかい」と表現したらいいのでしょうか。ぶどうの質もあるのでしょうが、アンフュージョンという「煎じるのみ」のマセレーションが大きいのかもしれません。一切のエグ味のない、果実オンリーの柔らかい深みの抽出です。

 煎じるというと煮出すようなイメージですが、ワイン造りの文脈では、「浸漬するだけ」ということのようです。ピジャージュなどをせず、ただ浸漬するだけでこれだけ果実の豊かな風味とポテンシャルを引き出せるというのは、かなりブドウの質も良いな、ということが伺えます。

 バティスト本人がマルセル・ラピエールに強い感銘を受けたと言っている通り、かなりマルセル・ラピエールのモルゴンのキャラクターに似ていると感じます。「果実のあたかかさ」があり、そのあたかたかさが「果実のコク」を連れてきています。違うのは、やはりバティストの方がギリギリまで攻めているのと、「酸の冷ややかさ」が高いという点です。

 温かいの冷ややかってどういうこと?という感じですが、「果実は温かい」のに「酸は冷たい」ということです。これには畑の標高が高いことも影響していると思われ、「冷涼な高い標高で、ブドウがよく熟した」ということだと思います。そして「過熟に至っていない」ということなのかと思います。収穫タイミングの良さも伺えます。

 トリュフチョコレートのようなとろけるような果実の質感があるのはそのせいかもしれません。深く温かい果実エキスと鉄と石灰が混じりあったようなミネラリティ、素直に美味しいと感じます。

 やはり「生きたワイン」であることを実感します。体に染み込む、体が喜ぶような感覚になるのはそのせいかもしれません。ですがその分温度変化には気をつけなければなりません。14度付近での保管が推奨です。20度を超えるとワインが劣化(酢酸菌が再度動き出し、酢へと向かう)する可能性があります。温度管理さえしっかりしていれば熟成も可能なポテンシャルがあり、結構ポテンシャルも高いと感じます。ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


2022 Nadir Blanc V.d.F.
ナディール・ブラン V.d.F.

19105
自然派
白 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
品種:シャルドネ 100%

 手摘みで収穫したブドウを果皮とともに密閉タンクで野生酵母のみで自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。マセレーションは約10週間。発酵後、引き続きタンクでマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。2020ヴィンテージは8/26に収穫。総生産量718本。アルコール度数は12度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 ナディールとはとはフランス語で「天底(てんてい)」のことです。ナディール(天底)はゼニス(天頂)の対義語です。地球の中心を表しています。このワインが、古代からジョージアで造られていたアンバーワインのように、先人達が行っていた醸造法というルーツへの回帰から生まれたことからこのように命名されました。エチケットはつま先でベクトルのように天底を示している人を表しています。
750ML 在庫  3   ご注文数   本
¥5,980 (外税) 
【ちょいアヴァンギャルドだけど激ピュア!甘みのあるオレンジ系果実に台湾ウーロン茶のアロマが堪まりません!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 こちらもアヴァンギャルド的ではありますが、ゼニスほどの攻めた造りではありません。ただし揮発酸のニュアンスはあります。酢酸は極々わずかで感じないレベルです。苦手な方は、くれぐれもご注意ください。

 このナディール、オイジーは勘違いしていたかもしれません。というよりまだまだ経験不足だったと痛感いたしました。

 というのも抜栓仕立てでは揮発酸が強めで、これはアウトかもしれないと思ったんですね。しかしその後ほぼボトルに残った状態で、冷暗所に1週間ほど置いていたら揮発酸が穏やかになり、他の要素が上がってきて、かなり美味しく・・・なってきたんですね。いやびっくりしました。

 アンズ、オレンジマーマレードのような、甘みのあるオレンジ系果実。そこに紅茶や台湾ウーロン茶のようなアロマティックな茶葉のニュアンス。タオピオで有名なゴンチャの阿里山ウーロン茶を彷彿とさせます。これらが合わさって複雑な香りです。しかしエスニックにいくことなく、あくまで主体は果実のピュア感です。

 残糖はごく僅かにはあると思うんですが、糖分由来ではなく、ピュアな果実が黒糖やドライフルーツのような詰まった柔らかい甘みを形成しています。果実の旨みもあり、凝縮感も高いのに全く重くない。味わいの充実感に対しての液体のエアリーさが高く、普通なら矛盾するような要素が両立しているのは、やはりこの極限のピュアさからの表現だと思います。これだけマセレーションしてエグ味や枯れ感がまったく無いというのもちょっとすごい・・・です。

 意外だったのはマリアージュがなんでもいけそうだ、ということ。魚系の前菜や、肉料理はもちろん、クリーム系や和食にもいけそうな雰囲気があります。ワインからもどことなく「和」の雰囲気を感じるんですよね。

 「生きたワイン」ですから飲むタイミング、抜栓からの経過時間、酸素との触れ合い度合いによって表情が目まぐるしく変わると思います。少し違うな、と思ったら一旦おいて、翌日、または一週間後に飲んでみると驚くほど味わいが纏っているかもしれません。ただし今は活動が停止している酢酸菌が活性化すると一気に酢へと向かってしまう危険性も含有していますので、保管はくれぐれも14度付近、高くても20度以下の環境でしていただけますようお願いいたします。飲む際は逆に温度を上げていくと、変化も大きく、丸さや香り、このワインが持つ複雑性がグッと出てくると思います。赤ワイン的な温度帯で飲まれることをお勧めいたします。

 アヴァンギャルドなオレンジ果実と台湾ウーロン茶の茶葉のニュアンスがたまらない激ピュアワインです!ナチュールファンの方にお勧めです。ご検討くださいませ。


2022 Zenith Blanc V.d.F.
ゼニス・ブラン V.d.F.

19104
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
コトー・デュ・リヨネ
バティスト・ナイラン

■エージェント情報
品種:シュナン・ブラン 100%

 手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスして、密閉タンクで野生酵母のみで自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。発酵後、ドゥミ・ミュイ(新樽は用いない)でマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルター・SO2無添加で瓶詰め。2022ヴィンテージは10/11に収穫。総生産量477本。アルコール度数は12.5度。2024年7月時点のSO2トータルは検出限界値で検出されず。
 ゼニスとはフランス語で「天頂」のことです。シュナン・ブランは過去にはこのコトー・デュ・リヨネで栽培がされており、アンジュ・ブランと呼ばれていました。しかし、フィロキセラ禍の後、見捨てられてしてしまいました。この地に再びシュナンを植樹するということは、過去の伝統を甦らせて、光輝かせることであることから、太陽が天頂に上って光輝くように、ゼニスと命名したそうです。エチケットはつま先でベクトルのように天頂を示している人を表しています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,280 (外税) 
【要注意!いやアヴァンギャルド好き必見!?ギリッギリッまで攻めた結果⋯極限のピュアナチュラル感を手に入れた、密度の高い激ナチュラル・シュナン・ブランです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ]
 攻めたナチュール好きな方へのご提案です。アヴァンギャルドな、非常にアヴァンギャルドなナチュールワインです。くれぐれも以下のレビューをご確認の上、ご購入の判断をしていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 「嫌だ、提案したくない」と子供のように駄々を捏ねるオイジーに、「ダメだ、ちゃんとレビューしろ」と上司命令が下ったワインがこのバティスト・ナイランです。

 なぜ提案したくなかったのか?と言われれば⋯そりゃ「揮発酸が出てるから」です。オイジーは揮発酸が出ているものに対して「出ていない」とか「何も言わないで売る」とか絶対に嫌です。このワインもネットを見てるとなにもインポーター情報だけコピペして売っている店が多いですね。普通のワイン好きが買ったらクレーム来ないのかな・・・

 まあいくら上司命令でもお勧めできるポイントがないワインは「絶対にレビューを書かない!」といって断固拒否します。しかしこの「ワイン」にはちゃんと「良さ」があったので重い重〜い腰を上げました。

 そもそもなぜ嫌だったかといえば、「攻めたナチュールファンじゃない方の手に渡ってしまう恐怖」からなんですね。しかしその恐怖に負けて、オイジーが流通を堰き止めてしまったらナチュールファンにも、造り手にも申し訳ないと思い直して書きました。

 ところで、「揮発酸ってワインにとって絶対悪なの?」と言われれば「それは違う」と思います。実は最近は「揮発酸がなければ発生しないエレガンスもある」という風に認識しています。問題はその「侵食具合」です。僅かな揮発酸、多分普通に飲まれていたら気づかないレベルですね。ワイン屋のように毎日いろんなワインをテイスティングしている人間がようやく気づくレベルの揮発酸が含まれているワインってのは結構あると思います。

 ただそれは一般にはそれとは感じず、香りのエレガンスの一部になっていたり、立ち上がりのサポートをしてるに留まっているわけです。「揮発」ですから、香りを持ち上げるにはこれ以上ない適役・・・ですよね。表に出てこず、裏方でまさに黒子として活躍しています。このレベルであればオイジーは多分揮発酸について言及しないと思います。

 このゼニスはその裏方がちょっと・・・いや、だいぶ表に出てきているわけです。その結果として、酢酸エチル、セメダインのような香りが含まれ、味わいは酢酸、つまり酢に近づいている部分が存在します・・・それも「僅か」ではないです。「結構」存在します。申し訳ないですが、これは「事実」ですから、ありのままをお伝えします。でないと詐欺になってしまいますからね。

 ただしですね、それを踏まえた上でご提案いたします。なぜなら「ぎりっぎりのところで留まっている」・・・んですよ。ワインとしてぎりぎりのところです。本当にギリギリです。崖っぷちに立っているようなものです。

 そして・・・その結果としてこのワインは・・・「極限のナチュラル感」と「極限のピュア感」を手にしています!ある意味、この極限の見極めはちょっとすごい!ナチュラル感を求めた結果、ここまで攻めたワインになったのでしょうが、これがバティストの理想の姿なのか、それともチャレンジの結果ちょっと行き過ぎてしまったのか、私にはわかりませんがその攻めた対価として「酢」に片足突っ込んでいながらも、このピュア感を手にれられたんだと思います。まあよく耐えたなと思います。

 なぜ耐えられたのか?といえばこのワインが持つミネラリティのおかげかもしれません。豊富なミネラリティは酢酸菌の侵食を僅かに抑えるのでは・・?と思っています。まあ根拠はないのですが。感覚です。でも割と確信があります。まあ酢酸菌が活発すぎると意味ないんですが。

 このワインの色味を見ると非常に輝きがあってミネラルが充実しているのがわかります。涙が太く、果実の凝縮感と複雑なミネラルが演出する深みを感じ取ることができます。シュナン・ブラン感も感じ取れ、酸に隠されがちですが、「蜜」っぽく感じるほどの密度を持っています。酸に慣れてくるとこのワインの良さがだんだんと拾えてきます。

 そしてこの充実感が非常にピュアなフレーズで身体に染み込んでいきます!この身体が喜ぶナチュラル感は攻めた結果辿り着いた境地と言えるかもしれません。コサールのいう「ヴァン・ヴィヴァン」にも通ずるものがあると思います。「生きたワイン」と言っても良いかもしれません。攻めた結果、揮発酸と酢酸はあるけれど、極限のピュアナチュラル感を感じていただけるワインです。

 何度も申し上げますが、くれぐれもアヴァンギャルドなナチュールが好きな方、ギリギリを体感してみたい方のみご検討ください。ちなみにこの「ギリギリのライン」は個人差があると思いますので、「アウト」の方も多いと思われます。オイジーはできるだけ客観的に判断し、ギリギリであると申し上げさせていただきます。酢酸のレベルにはボトル差もあると思います。

 それと温度管理にはご注意ください。調べると酢酸菌の活動温度は20〜35度ほどのようです。SO2も使用していませんので、20度を超えると、活動を停止していた酢酸菌が再び動き出し、「美味しい酢」へと進行してしまうかもしれません。14度付近での保管はマストです。

 こんなに売るのが怖いと思ったことはありません。でも本当に好きな方の手に届いてほしいので勇気を振り絞ってレビューを書いています。ワイン屋泣かせなワインです。どうぞよろしくお願いいたします。