● とんでもなくリーズナブルでふんわりタッチのエレガント系ワインを見つけましたのでご案内させていただきます。
何と久々の「スペインワイン」です!・・・あらっ?・・テンション、上がらないですね・・
でも大丈夫。冷ややかなんですよ・・マドリッドから南西に100Kmほど行ったところにある2006年に制定されたウクレスD.O.なんですが、
「標高が850メートルもある!」
ので・・暑苦しいワインにはならないんですね~・・まぁ・・軽井沢が標高900メートルだそうですから、そんな感じで・・しかも畑名が「オチョ・イ・メディオ」で「8と1/2」と言うお名前・・で山ですから、
「雲海に浮かぶ畑」
と呼ばれているようです。
まぁ・・インポーターさんは「オチョ・イ・メディオ」が造り手名みたいな書き方になっているので、そのまま出回っているようですが、造り手、ボデガは、
「ボデガス・フィンカ・エスタカーダ」
です。お間違えの無いよう・・畑名が、
「オチョ・イ・メディオ」
でしょう。
出来るワインは日本人にも受け入れやすいエキス系のふんわりした感覚で飲める、
「まったく暑苦しさが皆無」
で、しかも・・
「超ドライながらも薄辛く無く、飲みやすく、飲み心地の良いもの」
です。
しかも・・
「こんな価格で良いの?」
ときっと言っていただけるはずのポテンシャルを感じていただけると踏んでいます。ぜひ飲んでみてください。超お薦めです!

フィンカ・ラ・エスタカーダは、古い農場を起源とし、フェルナンド7世の未亡人であるマリア・クリスティーナ女王の子孫の財産で、現在の所有者であるカンタレロ・ロドリゲス一家が、20世紀中頃に購入しました。
一家は、当時よりブドウ栽培、ワイン醸造の世界で名を馳せており、ブドウ畑からワインのための最高の葡萄を生み出す事を目標としています。
私達の仕事の哲学は、この土地の個性を表現し、なおかつ美味しい、品質の良いワインを醸造することです。ワイナリーの道具は全て最新の物で、無菌状態を維持しています。
オチョ・イ・メディオ(スペイン語で8と1/2の意味)の畑は2005年に認可されたD.O.ウクレスの中に位置する、標高850メートルの場所に位置しています。
まるで雲の上を歩いているかのような畑から、エチケットがデザインされました。
ラ・マンチャのワインと比べると、ブドウの成熟はゆっくりと進むため、綺麗な酸味が残ります。土壌は石灰岩と砂です。
【何と・・果肉まで赤いティント・ヴェラスコを使用し、ひんやりと、ふんわりと、エキスの味わいで楽しめるエレガント系・・ながら・・芯は結構にしっかりしている・・超お買い得なデイリーワインです!】

しなやかですね~・・甘く無いですね~・・暑苦しくないですね~・・余韻も膨らみますね・・香りも優しく、でもちゃんと香りますね~・・そして、何となくのナチュール感・・まぁ、これはSo2の生成量の少なさなのかな?・・とは思いますが、実にポジティブに受け入れられます。
まぁ・・スペインワインと言いますと、タニックで黒くて、結果パワフルで・・時に結構甘みが残ったりする訳です。
「ん?・・この赤、ちょっと甘いか?」
などと思った瞬間に萎えてしまう方・・多いですもんね・・。何となく分かりますよ・・その気持ち。
ですがここは「標高850メートル」と名付けられた「雲海に浮かぶ葡萄畑」ですから、風は通るし昼夜の気温差の大きさが、またこのワインを冷ややかに、しかし「たわわ」に育ててくれるのでしょう。
そしてこの品種は、
「葡萄の実まで赤い!」
と言われるティント・ヴェラスコの30年もの・・です。なので、
「ヴィエイユ・ヴィーニュちょっと前」
でも有り、適度に熟した葡萄から、冷ややかでエキス系の味わいに仕上がるのでしょう。

タンニンも実はちゃんと有るんですが、これがまた・・
「めっちゃ質が良い」
ので目立たないんですね。
「ポリフェノール、摂ってますか?」
と知らない人に聞かれてもワインファンなら大丈夫かと思いますが、その質が良いので目立たない・・でもちゃんと存在するので、
「ボディの適度な膨らみに寄与している」
と言えるでしょう。
そして価格です・・
「一体・・蔵の出し値って・・幾らなんだろう?」
と心配になるほど安いんですね。
昨今、こんな価格でご案内させていただいたのは、全く記憶に無いんですよ。
そりゃぁ・・探せば安いワインは有ります。しかし・・
「美味しくないものばかり」
なんですね。
今、Noisy wine の安い系のワインは、インポーターさんたちが頑張って値を安定させ気味に渡してくれているものばかりです。
「昔から扱っていただいているので上げられない」
と、ちょっと目から水が出て来てしまいそうな・・そんな世界なんですね。
まぁ・・飲んでみてください。この暑苦しさを感じさせない色彩で、きっと一度はトライしていただけると踏んでいます。どうぞよろしくお願いします。
【標高850メートルの雲海に浮かぶ畑は、コーの黒みさえも赤く染め上げた!?・・ドライで深くビターな味わいにソソられる・・大人の赤ワイン?です!】

まぁ・・自然派と言うよりも・・化学肥料や農薬を一切使用しない・・と言う点で・・と言うことかと思います。
初めての扱いで余り良く判っていませんが、標高の高いところで葡萄を造るのは、それなりに大変だと思うんですね。
ただし、これからの地球は温暖化が激しくなって行くと想像されますから、標高が低いところほど・・その影響を受ける訳です。一説によると・・
「温暖化は地震も促進する?」
などとおっしゃる方もいらっしゃいますし、
「何と・・サンゴ礁が日本海側にも!」
と言うニュースを聞いて・・
「地球温暖化は間違い無い」
と確信しましたが、どこかの大統領さんはどこ吹く風で、少し前に自分のおっしゃったことさえ・・否定する始末ですから、これから先のことが思いやられる訳です。

確かにどこか、マルベック(コ)的なニュアンスが有るような感覚にはなるんですが、時折ネガティブに有りがちな・・
「蝋のニュアンス」
は余り感じません。
非常にドライですが、酸がギスギスしたようなテクスチュアの悪さも無く、反対に滑らかでいて・・超ドライなんですね。ほんのりスパイシーさが実まで赤いティント・ヴェラスコのキュヴェよりも卓越した感じで、しかし・・
「濃いとは全く思わない」
と感じるレベルの濃度です。
果実もチェリーの赤と黒が混じったようなニュアンスでエキス系・・溶け込んでいる上質なタンニンがボディを造っているような感じです。若いですからね・・それでこのバランスを造り出しているのは、技術なのか感性なのか・・今のところまだ不明です。
飲んでいて楽しく、しかも上質さを感じさせてくれますので、より繊細なティント・ヴェラスコと比較してみるのも良いかと思います。何せ、
「2本購入しても3千円!」
ですから・・久々の超デイリー価格のワインをご紹介出来る事になりました。今未だ他のキュヴェをテイスティングしていますので、結果が良かったら追加でご案内させていただきます。ぜひ飲んでみてください。お薦めします!