● 何とコルスのワインをご紹介することになりました。地中海に浮かぶコルス島、もしくはコルシカ島です。ナポレオンが生まれた島としても有名ですし、何も知らない日本人が地図を見て判断するなら、
「・・サルディーニャの、ほんとすぐの北の島だから・・イタリア領かな・・」
などと言ってしまいそうになるロケーションです。
「コルス」と言うのはフランス語、「コルシカ」と言うのはイタリア語です。またコルシカ語では「コルシガ」と最後が濁ります。ケルト人系?の民族が住んでいましたが、イタリアにちょっかいを出され、また続いてフランスにも攻め込まれ、結局フランス領になっていますが、現在はフランス領では有るものの特別な裁量権を持った「コルス地方公共団体」となっています。
noisy もワインの勉強を始めた頃に、何度かコルスのワインを飲ませていただきましたが、まぁ・・その頃の輸入の状態も有ったのでしょうが・・妙に甘さのある薄っぺらい・・香りの良く無いワインで、早々に興味を失ってしまった記憶が有ります。それに、どんなワイン関係の情報誌を読んでも、まともに取り合って貰えていない状況だったと思います。
(注)Domaine Buzzo Bunifazziu のFacebook より写真を頂戴しました。

そんな noisy が今更どんな了見でコルスワインをご紹介することになったのか・・皆さんもご興味のある方はその辺りを知りたいと思っていらっしゃると思うんですね。
いや・・単純な理由ですよ・・凄く。・・それは・・
「美味しいから!」
です・・(^^;;
サルディーニャに近いですから、イタリアワイン風かと思いきや・・
「イタリア風ではない」
と感じるんですね。フレンチワイン風のエレガンスを持った出来映えです。
しかも、
「ポテンシャルが高い!」
ことと、重要なのは・・
「日本人が飲んでも美味しいと思える繊細さに加え、妙な甘さや暑苦しさが無い!」
のが挙げられます。
いくら美味しくても、ちょっと暑苦しいとか・・濃すぎるとか・・酸がキツイとか無いとか・・すぐにダメ出ししたくなるようなワイン、わざわざ買って飲みたくは無いですよね?
それに、
「・・おっ!?」
と思わせてくれるような、高質なニュアンスをアチコチに見ることが出来るんですよ・・。
どうでしょう・・いつもブルゴーニュに浸ってばかりいないで、たまには地中海を散策してみると言うのは?・・きっと、
「・・あらま・・結構・・いや、相当旨いじゃん!」
と言ってくれるはずの完成度の高さを見せてくれます。
また、地理とか歴史とかが絡んで来ますからね・・その辺にご興味のある方もいかがでしょうか。ちょっと「クルーザーに乗ってる気分で」・・
「この全く暑苦しくない美しい果実酸を愛でることが出来る高質なコルスワインを楽しんでみる!」
と言うのも「アリ」だと思います。ご検討くださいませ!
■エージェント情報
コルシカ島最南端、2000年前のボニファシオ石灰岩台地に居を構えるブッツォ・ボニファシオは粘土石灰質土壌、有機栽培で12ヘクタールの畑を所有しています。ブッツォ家において、ワイン造りは家族の物語でもあります。
2010年、ヴァンサン・ブッツォの息子ティエリーは Cala Longa と Sant‘Amanza にほど近い Ciafara と呼ばれる場所で仕事を立ち上げました。12ヘクタールという決して大きくない畑から有機栽培でスタートさせ拡張させています。葡萄栽培、セラーでの仕事は最新の注意を持って丹念に行います。コルシカ島のブドウ品種の個性、土壌の表現こそが私たちの求める感情を表現した味わいと香りを持つワインとなるのです。島という特異な環境の中で外部からの干渉を受けない独自のワイン。葡萄栽培、セラーでの仕事は最新の注意を持って丹念に行います。コルス島のブドウ品種の個性、土壌の表現こそが私たちの求める感情を表現した味わいと香りを持つワインとなるのです。
コルス島はアントワーヌ・アレナのようなトップ生産者が牽引しています。花崗岩質が主となるコルスにおいて非常に少ない隆起した石灰質土壌は、アントワーヌ・アレナのパトリモニオを銘醸畑たらしめています。
◆コルス島最南端ボニファシオ。
この小さな畑もまたコルスでパトリモニオ同様に石灰質土壌の畑でした。ブルゴーニュ、ブルーノ・クラヴリエで研鑽を積んだティエリー・ブッツォ。伝統的な地葡萄、極めて端正なワイン造りで、この土地に多く感じられる大らかさ、悠大さのみならず繊細で緻密な構成美、フィネスとも言える均整のとれた着地の美しさに驚きました。
知らずに試飲した時に感じたブルゴーニュを彷彿とさせるバランスは、造り手の経歴を見て納得です。
コルスというマイナーな土地、地葡萄でありながら決して安易に凝縮度を求めるでもなく愚直なまでに高い熟度と美しい酸のバランスを求めた極めて王道の味わいです。生産本数が少ないためご案内出来る本数に限りがございますがご興味を持っていただければ幸いです。
◆地中海に浮かぶ美しい島(イル・ド・ボーテ)コルス島。
この島に葡萄をもたらしたのは紀元前565年、小アジアから来たギリシャの航海者たちであったと伝えられています。葡萄の植樹と栽培を発展させてきたコルスは1572年、ジェノヴァ共和国はすべての農地保有者に、多額の報酬と引き換えに所有地の中に葡萄を植えることを義務づけました。
1729年に始まるコルシカ独立戦争を経てジェノヴァ共和国はフランスに統治権を譲渡。1768年、ポンテノーヴォの戦いを経てフランス統治下となりました。
1880年、暗黒の時代が始まりました。フィロキセラ禍が島を蹂躙し始めたのです。1888年にはボニファシオにもフィロキセラ禍が到達しました。葡萄の樹を植え替えた土地の所有者たちは特別措置により4年間固定資産税を免除されたにも関わらず、資本の小さな生産者たちは困窮に瀕しました。
コルス島の西側から大半を覆う花崗岩土壌、東側白亜紀のシスト土壌がこの島のテロワールとして名高いですが、コルス最上の葡萄畑と称されるパトリモニオは石灰岩土壌です。そしてコルス最南端、フィガリ湾に面したこのボニファシオもまた石灰岩土壌を有する屈指の銘醸畑なのです。
【エレガントでスッキリ美味しいプロヴァンス風にも思えるロゼと同じセパージュで・・これほどまでにブルゴーニュを彷彿させる見事なアロマを生むとは!・・と驚いていただけるでしょう。】

明るめの赤い色がやや淡目の濃度で美しく輝く、ニエルッチョ、シャカレッロによる赤ワインです。
ミヌステロ(グラシアーノ?)による「チャン・ディ・フォッシ」の濃密な色彩とは打って変わったエレガントな色彩です。同じドメーヌでこれほどまでに異なる赤ワインが造れるのも、もしかしたら「コルスの魅力」なのかもしれません。
どうしてもすぐ南隣のサルディーニャと比較したくなるんですが・・どうも全く「違い過ぎる」ので、比較したとしても・・
「対象の選択ミス」
で終ってしまいそうですので止めました。ですから、
「すぐ近くでもコルスはサルディーニャとは全く違う!(少なくともこのブッツォ・ボニファシオは)」
と思っていてください。
香りは新樽由来かと思われる見事にブルゴーニュ的な官能感を思わせる酸化香が有り、まずそれだけで・・
「・・おっ!・・」
と・・ワインを飲む前に息を飲むことになるでしょう・・(^^;; その位、高質なブルゴーニュを思わせる官能感を持ったアロマです。
ですが・・口に含んでその非常に滑らかなテクスチュアからのエキスの味わいに振れると、ブルゴーニュ的な部分に、もう少しだけ加えて見事な質感のタンニンが有ります。
「エマニュエル・ルジェ風かと思ったらクリスチャン・セラファン風?」
みたいなものでしょうか・・もしくは、セラファン風と言うよりもトラペ風?・・(^^;;
エキスがキッチリ出ていまして非常に高質です。エージェントのM君がちょっと舞い上がり気味なのも判るような気がします。これ、ちょっと熟させたら面白いと思うんですね。

しかし、むしろブルゴーニュワインよりも・・と言いますか、ピノ・ノワールよりももっと赤みを目立たせた感じの果実で、海外産の色の濃いベリーやチェリーよりも、日本産の苺やサクランボも思わせる果実の方が全面に出ている感じで、まんま・・見たままのイメージです。
しかもこのエキスが濃密で複雑性もしっかり目に有りまして、
「これも樹齢7年なの?」
と、とてもそうは思えないような見事な味わいなんですね。
フレッシュな酸はマロラクティックによりほぼ完全に「まろやかな酸」に変えられていまして、フレッシュ&フルーティな味わいでは無く、スムース&フルーティです。そのエキスの組成が素晴らしく、高質なブルゴーニュとちょっと比べたくなってしまう訳です。
この比較若い樹齢と言い、2010年から仕事を始めた12年目・・と言うことも有り、この完成度をアペラシオン的にも未開とも言えるコルスの葡萄で見せることが出来ると言うのは、ギミックが何か有るんじゃないかと疑いたくなってしまうほどです。
良いワインに出会えたと思います。濃密な色彩を見せるが高質で繊細なチャン・ディ・フォッシに対し、全く反対の色彩から同様に高質で繊細なスタイルながら、全く異なる方向性を見せるこのチャファラです。是非とも地中海クルーズにフランスはプロヴァンスの港辺りから出航してみませんか?・・(本人は上手いこと言ったつもり・・)飲んでみてください。フランスワインが大好きな方も大きな違和感は持たないと思います。お勧めです!
【これは飲みましょう!かなり高質で激ウマ!・・ちょっとビックリするはずです。スペインでは高貴種で沢山は使用できないと言われるグラシアーノ種のようです!】

旨いです!・・
「ミヌステロ?・・なんだっけ?」
と調べてみましたら、モラステルでした。・・これはフランスでの言い方です。やはりコルスは特別な呼び方になりますね。
スペインのリオハではテンプラリーニョに少量加えていまして、グラシアーノと呼ばれています。グラシアーノは晩熟で量が余り収穫できないが、色合い濃く味わいも素晴らしいので、価格が高い葡萄品種なんですね。
このブッツォさんのもうひとつの赤ワインと比較して見ていただきますと、
「・・お~い・・全然違うじゃん!」
と突っ込みたくなってしまうと思うんですが、ある意味、これほどまでに異なるものそれぞれを、
「高いレベルでワインにしている!」
と気付けば・・
「・・このドメーヌ・・ただ者じゃないぞ!」
と判るはずなんですね。

まるで上質なメルロを飲んでいるようでも有り、フラワリーなカベルネの芯をも持っているようでも有り、それでいて
「熟度に頼った味わいにしていない」
訳でして・・その辺の造り手の感覚の凄さが伝わって来ますと・・
「・・ミヌステロ・・半端無い!」
と言うのと同時に、
「ブッツォ・ボニファシオ..追いかけてみるか・・」
と言う気になろうと言うものです。繊細にして濃密、濃密にしてエグく無く、力任せな感じが皆無なんですね。「この色彩にして!」それを実現しているって・・素晴らしいと思うんですね。
まぁ・・Noisy wine のようなセレクトショップの場合、素晴らしいワインを見つけるのには相当・・資金も時間も体力も・・費やしています。そのお陰か・・まだ認められていない生産者さんのワインを見つけることが出来、扱ってこられたことで・・いまのセレクションになっている訳ですね。勿論、そのセレクションもいつまでも続けられると言うものでもありませんから、いつか・・悲しい別れが来ることも有りますし、
「もう二度と扱えない」
と悲観していたとしても、
「再会の日が来た!」
と言うことも有りますし、
「・・またダメになった・・」
と言う目にも逢っています。
ですから、このような素晴らしいワインに新規に出会えるとうれしくなってしまう訳ですよ。
グラシアーノ!・・
「グラシア」はスペイン語で「優美」「魅力」という意味です。飲めば・・その意味を身を以て知ることが出来ます!・・滅茶旨いグラシアーノ・・いや、
「・・ミヌステロ・・半端無い!」と感じてみてください。そもそも単一で飲める機会はそうそう無いと思います。超お勧めです!
【滅茶複雑なシャルドネ?・・ディテールの表情が繊細でアロマティック!・・ちょっと図抜けた感じがします!】

何せ初めてなので・・しかもエージェントさんも良くは判っていないようですのでハッキリしたことは言い辛いんですが、通常はバルバロッサと言いますと黒か白か、どちらに分類されるかな?・・もしかすると「ブラン・ド・ノワール」なのかもしれません。ただし黒葡萄だとしても色は淡いはずだし・・ですが、
「単にバルバロッサと言っても近い品種や遠い品種が有る」
はずなので・・迂闊にどっちだと言えないのがつらいところです。
ですが色を見てみると・・どうも・・赤い色素が潜んでいるように見えませんか?・・色合いも結構濃い目ですしね・・まぁ、最初と言うことでご容赦ください。飲んで旨ければ・・何とかなるもんです。
樹齢6年だそうです。・・
「マジすか!?」
と・・思ってしまいました・。これはV.V.だろうと・・テイスティング中には思っていたんですね。何せ、テイスティング時にはエージェントさんにも資料が届いて無いし、有ったとしてもnoisy はテイスティング前には読まないので意味が有りません。
ですから、
「結構に複雑に深い味わいがある」
と思ってくださって結構です。

ほんのりとトースティなニュアンスが立ち昇り、柔らかさを感じさせつつも硬質さも含んだアロマ。凄く上質なシャルドネ・・と言った印象で、密度の高いエキスを感じさせます。樽の要素をかき分けると、葡萄の蔓の先までを感じさせるような「薄目の緑」の残像が感じられます。質の良いスパイス・・繊細なハーブと言ったグリーンなイメージが有り、
「・・ただものでは無いなぁ・・」
といった印象。
中域は適度に膨らみつつも締まりを失わない感じ・・まったりとしたオイリーさをほんのり感じさせながら長めの余韻が持続します。実に良い感じです。
むしろ、ここまでの高域の表情・・スパイスやハーブなどはブルゴーニュワインでは消されているのが普通ですから、その意味ではブルゴーニュ・シャルドネと区別も可能です。ですが、何ともイントネーションがブルゴーニュっぽいんですね。丸いパレットやオイリーさのニュアンス・・
おそらくですが、このブッツォさんが・・こういうのが好きなんでしょうね。少しだけ樽を感じさせつつ、オイリーで滑らかなシャルドネっぽいクセの少ない味わい・・ブルーノ・クラヴリエで修行されたと言うことなので、
「きっとブルゴーニュワインが大好きなんでしょ?」
と思ってしまいました。
いや・・・これ、樹齢6年って・・ホントですかね~・・出来るのかなぁ・・うちのピノ・ノワールもその位の樹齢ですが、手を掛けない性か・・この頃は「ひねくれて」ばっかり
です。是非飲んでみてください。ゆっくりじっくりと楽しめるコルス旅行です!
【こちらはフランスのプロヴァンスばかりではなく、イタリア的な匂いも有る感じ?・・でヴェルメンティーノによる縦延び系の白ワインです!】

ある意味、今回ご紹介させていただきましたブッツォ・ボニファシオの5アイテムは、
「それぞれが呆れるほどに異なる」
ので、テイスティングも全く飽きないで終ったんですね。
例えば年明け以降にはご紹介出来るはずの、今や大人気生産者となったユベール・ラミーのテイスティングは、
「シャルドネばかりを連日十数アイテムテイスティング!」
と言うことになりますから、美味しいのは良いにせよ・・ご紹介までの日数を考慮すると、1日に3本ほど開ける日が何日か続く訳でして・・飽きると言うんじゃないですが、何とも辛くなってくる日が有るのは否めない・・ですね。
だから、テイスティングの量を1日に1本ほどに抑えたいのは山々なんですが、新着発行予定と言いますか新着の発行日に穴を開けられないと言うただ一点で頑張ってしまう部分もある訳です。もちろんですが、そんなことをもう二十数年もやっておりますから慣れっこでは有るとしても、
「・・赤が飲みたい・・ロゼでも良いから・・」
・・なんてね。で、ラミーの赤を飲んだら余りに美味しくなっていまして目が覚める・・なんてことをやっている訳です。
今回のブッツォ・ボニファシオのワインは、余り良くは知らない地域のワインでして、その意味でも真剣に向き合った訳ですが、しかし飽きない・・飽きさせない魅力を持つワインたちでした。

もう一方の白ワイン、ビギンティは・・言ってしまえば「まんまるなパレットを描けるオイリーさの多い白」でした。豊満で滑らかで親しみやすいスタイルです。
ですがこちらのロカ・ジャンカは「縦延び系のパレット」を創造させますから・・丸と言うよりも「縦に伸びた扁平楕円」です。もっと言えば、低重心のビギンティに対し、腰高バランス、中域に重心が有る感じの伸びやかな味わいなんですね。
しかもレベルの低い安いワインを言っている話しでは無くて、結構にレベルが高いんですよ。
それでいて、低重心のビギンティが持つ「見事な滑らかさ」をも持ち、グググっと高域に伸びて行く葡萄の若い蔓そのもののようなニュアンスも感じさせてくれます。
まぁ、皆さんもコルスのワインは飲まれたことの無い方が多いと思いますから、コルスと言うことでお話しをしてしまいますと理解が難しくなってしまうと思うんですね。
ですので、
「プロヴァンス的な果実の濃密さと質感、イタリアはアルト=アディジェ的な鉱物感と質感の両方を併せ持った味わいに近い!」
と言いきってしまいましょう。
味わいバランスも良く、非常に香る白ワインです。体への侵入角も優しいです。是非ご検討くださいませ!
【ニエルッチョ、シャカレッロ ?・・知らんがな!・・でも、これは飲んでしまうなぁ!滅茶旨いです!超上質なプロヴァンス・ロゼ風!】

ギャグが頭に浮かんでしまうとどうしても黙ってはいられない性格なので、リアルワインガイドのテイスティング中にオヤジギャグを連発して呆れられ、怒られてしまったnoisyです。それに、いかに長く濃密な経験が有るとは言え、
「ニエルッチョ、シャカレッロ ?」
と言われましても、何となくコルスの土着品種だったかな?・・位しか知りませんから、
「煮えるっしょ?・・下がれっろ?」
と聞こえてしまい、
「ん~・・最後の『っろ』がイマイチだなぁ・・」
なんぞと考え始めたら夜も眠れなくなってしまうんですね。
ですが・・これは結構に旨いんですよ・・イメージは全く・・
「プロヴァンス」
です。地中海クルーズですからね・・。もうプロヴァンス・ロゼとしか思えないような味わいです。

ですが、このワインもまた非常に艶やかで冷涼、ドライで滑らかなんですね。フレッシュさが適度に有りながらも滑らかなんです。
それでいて滑らか過ぎない・・マロがキツクは無いんですね。ほんのりとは掛かっている感じで、まぁ・・この手のワインは、
「マリアージュをさせやすい!」
のも特徴です。
地中海ですからね・・美味しい魚も捕れるでしょう・・noisy は、いただいた魚の干物をコンロで焼きながら食させていただきましたが、魚の鮮度が良いのも有ったのかと思いますが、
「実に良い感じでマリアージュ」
してくれたんですね。
これからは魚介の美味しい季節です。夏場もちょっと冷やして飲んでも味わいはさほど沈まないと思いますし、少し上げ目の温度で飲み始めますと、高質な白ワイン、そして果皮の味わいも有るので赤ワインとしての食への影響も有りますから、
「高質なロゼワインって結構万能!」
と思っていただけると思います。
スイスイと飲んでも、味わって飲んでも・・結局2人で1本、確実に開いてしまいます。・・それに、
「So2 も多く無さそうなので身体の負担が軽い」
と思います。是非飲んでみてください。旨いです!