● 2021年のエマニュエル・ルジェです。2020年ものも少なかったですが、2021年ものですので非常に入荷はタイトです。
しかしながらリアルワインガイド的な評価は「過去最高更新」を思わせるもので、A.C.ブル(入荷無し)でも上値 94ポイント、ショレ=レ=ボーヌ村名で上値 95 ポイント」、言わずもがなのエシェゾー は100ポイント、クロパラは100ポイントも突き抜けて 100 ↑ ポイントでした。
それに加え、飲み頃予想も「飲みたい時が飲み頃」と、2021年の掲載された全てのアイテムが評価されており、2021年らしいエレガントさを生かしたルジェらしい官能のワインを想像させます。
昔に比べ高くなったとは言え、それでも他のトップ生産者からは大きく安いアドヴァンテージを持っていると思われ、2021年ものもまた引く手数多、大人気で品薄となると思われますので、ぜひお早めにご検討くださいませ。
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2020年のドメーヌ・エマニュエル・ルジェをご紹介させていただきます。すでに2020年のパストゥーグランや白ワインはご紹介済みになっていますが、ご存じの通り収穫量が減っている3年続きの不作の「真ん中のヴィンテージ」です。
2020年ものも泣きたくなるような少なさでは有りますが、それでも来年の入荷を期待している2021年ものはさらにグッと少なくなります。お客様も・・
「目にしたところで完売だし、そもそも高いし・・」
とお嘆きでしょう。
それもそうなんですが手前味噌とお笑いでしょう・・ワイン屋も大変です。フィネスさんには本当に良くしていただいていますが、それでも入荷数が大幅に減っていますから・・Noisy wine のようなテイスティングを主にご紹介させていただいているお店は数が減ってテイスティングもし辛くなり、利益が増えずにその予算の捻出も難しくなって来ているんですね。何とかしないと・・と思っていますが、いかんせん・・手段が思い浮かびません。
2020年のエマニュエル・ルジェですが、ご本人さんたちはこのように言ってます。
2020年は春から暑く、夏になると物凄い熱風と猛暑に見舞われて畑は干からびてしまうような状態だった。葡萄の成長も非常に早く、9月初旬に収穫を行ったが乾燥によって果実のジュースが少なかったので収穫量も多くはなかった。アルコール度数が軒並み高めになっているが、いざ飲んでみるとアルコール感が強いといった印象はなく、たっぷりとした果実味が豊かなボリュームのある味わいではあるものの、酸味やフレッシュさとのハーモニーも感じられる。

左の写真は以前にご紹介させていただきました2020年のパスグラです。様々な想いを持って・・
「・・わおっ!」
と言葉が出て来ますよね。
本来なら少しでも上級キュヴェを開けてご紹介させていただくところですが、この数年はどうにもこうにも行かなくなってきておりまして、誠に申し訳ありません。
リアルワインガイドは3年ぶりにドメーヌを訪れ、現地テイスティングを敢行されました。
「申し訳なくてサンプル提供を申し出られなかった」
と言う言葉にも、様々な理由が有ると推測されます。勿論、この言葉はルジェさんだけでは無く、ルソーさん、ルーミエさんにも向けられたものです。
そしてその言葉が載せられているリアルワインガイド第81号には、久方ぶりの訪問テイスティングへの不安と、テイスティング出来たワインの素晴らしさも、驚くべき表現をされていました。
「正直A.C.ブルから100点を付けても良い」
と・・。
そして、あの神様が蘇らせたクロ・パラントー2020年には、
ポテンシャル100+↑ と言う・・noisy のような凡人には理解不能な評点が・・(^^;;
まぁ・・noisy もまた、リアルワインガイド創刊前、寿スタジオの時代からリアルワインガイドのあるべき姿、そしてテイスティングポイントの意味、ワインの説明じゃ無くてレヴューを書いてくれ・・との熱意を伝えてこられましたので、
「・・・100点法じゃ無かったんか~~い・・」
とは思ってしまいますが、言いたいことは何となく判る感じ・・つまり、
「訳が判らんほど旨い!」
と言うことなんでしょう。
残念ながら2020年もののエマニュエル・ルジェの大方のワインにレヴューは出来ませんが、コメントは出来るかと思っています。希少なワインです。どうぞよろしくお願いいたします。
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大変お待ちかねでした。2019年のエマニュエル・ルジェをご紹介させていただきます。
ブルゴーニュワインファンなら知らない者はモグリ・・と言われてしまうでしょう、伝説のアンリ・ジャイエを継承した甥のエマニュエル・ルジェです。
飲めていないのでおそらくで申し訳ありませんが、
「2019年のエマニュエル・ルジェは凄いに違いない」
と思わせるだけの・・今までの2019年もののブルゴーニュワインのテイスティング履歴が noisy には有ります。
しかしながら、海外メディアも同様かと思いますが、このところの新型コロナ禍の影響か評価も揃わず、2020年、2021年と続く大減産、また様々な世界情勢の変化により、
「価格は相当な値上げ」
になっていますし、
「入荷数量は今までの半分以下」
になってしまった現状が有ります。
それでもエマニュエル・ルジェのワインは、神様アンリ・ジャイエの継承者としても、クロ・パラントーの所有者としても、まだまだリーズナブルだと思わせるほど、ブルゴーニュワインの価格は高騰しています。
まぁ、もうお祭りのような感じになってしまうかなぁ・・と思います。景気の上がらない日本で、ある意味リーズナブルに、そして確実にエマニュエル・ルジェの新ヴィンテージをご紹介できることを素直に喜びたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
物凄い仕上がりでワインファンを狂喜させた2017年のドメーヌ・エマニュエル・ルジェでしたが、引退間近と予想されるエマニュエルの心を汲んだか・・のような2018年ものが到着です(一部2019年ものが有ります)。
実際のところ、noisy はまだ全く飲めてはいないのですが、希少なワインだけに安易に減らせない・・と言うことも有りますので難しいところでは有りますが、ニコラとエマニュエルは以下の様に2018年ものを総括しています。
「2018年は7月にニュイ=サン=ジョルジュの南の方で雹が降ったので、コート=ド=ニュイ=ヴィラージュやオート=コート=ド=ニュイで被害が出てしまったが、それ以外は病気などもなく、気温はとても高かったが比較的安定した天候だった。収穫量は多くないが葡萄はとても良く熟したので果実を噛んだようなピュアな果実味があり、アルコール度数は14℃と高めだが力強さと繊細さのハーモニーが抜群ですでに飲めるような味わい。
2005年や2009年、2015年も良いヴィンテージだったが、2018年ほどの丸みと調和は無かったので、2000年代で1番素晴らしいヴィンテージと言えるかも知れない。敢えて比較するなら1991年が近いだろう。
なるほど・・海外メディアからの(まだ僅かなものですが)情報も併せて考えると、2018年もののエマニュエル・ルジェは、
「長熟さ、長持ちするワインで有りながら、早めに飲んでもフルタイプで美味しい。ニュイ=サン=ジョルジュ近郊のワイン生産量は少なくなった。」
と言えるのかもしれません。
事実、非常に早い段階(まだ全然仕上がって無い状態)で評価した海外メディアの評点は凄い点を付けた2017年を超えることは無いものの、ほぼ製品に近い段階でテイスティングしたに違いない中~下級キュヴェはそこそこに評価が高い・・そんな傾向が有ると踏んでいます。
まぁ・・もはやエマニュエル・ルジェですから、ポイントが1点上がろうと下がろうと・・ほとんど関係は無いのかもしれません。それよりも2018年ものが日本国内でちゃんと販売されると言う事実に、感謝をしたいと思っています。
価格ですが、5%ほどは上昇しているようですが、上がっていないキュヴェも有ります。誰もが欲しい上級キュヴェは、上がってももう仕方が無いですよね。躊躇していると無くなってしまいますので、お早めにご決断くださいませ。
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今やブルゴーニュ随一のドメーヌとして称えられているエマニュエル・ルジェの2017年ものをご紹介させていただきます。(アリゴテ等は2018年です。)勿論、フィネスさんの輸入になります。
「43年間ワインを造っているが間違い無く1位の品質。」
とリアルワインガイドに語ったと言うことです。
ワインファンとて、造り手が引退前に「生涯で最高の出来だった」と語るワインを飲めることなど、考えられないほどの幸福でしょうし、それがブルゴーニュのトップ・ドメーヌであれば尚更ですよね。
さあ、この幸せにどっぷり浸からせていただきましょう!もう、エマニュエル・ルジェのワインは、下級クラスから上級クラスまで、何の差も無い仕上がりだと想像されます。あるのは「テロワールの差だけ」です・・まぁ・・価格もでしょうか・・(^^;;
noisy としましても、この幸せはお客様同士でもやはり分かち合っていただきたいと思いますので、気に入らない方もいらっしゃるかとは思いますが、「販売条件」を付けさせていただきましたので、
「写真の下の注意事項」
を必ず読み、ご理解の上、ご注文くださいませ。
今回は今までと若干異なります。
フィネスさんには大盤振る舞いをしていただきました。誠に有難うございます。noisy とて、お客様には出来うる限りリーズナブルに、コンディション良く、受け取っていただきたいと考えていますし、そうしますと如何に大盤振る舞いで多くいただけたとしましても、何十ケースも有る訳では有りません。
また、価格は決して高く無いと思いますので、販売直後にヤフオクなどに並ぶとか、転売されることを憂いています。申し訳ございませんが、「販売条件」につきましてはお守りいただくことを必須とさせていただき、
「販売条件のプラス条件は、フィネスさんのワインに限定」
とさせていただきました。
アイテムそれぞれに条件が異なっていますので、内容に従い、「Finness.shtml」の現在販売中のフィネスさんのワインをクリックし、各アイテムが掲載されたページに飛び、条件をクリアしてください。
さぁ、何か1本でも、エマニュエル・ルジェ自身が1位の出来と言う2017年のワインを楽しめるよう、お早めにご検討ください。
なお、今回は「第一弾」です。続けて「第二弾」も予定していますので、今回購入できなくても、きっと次の機会もあるはずです。今回は月末と言うことで・・何かと厳しいので不定期発行になり、またご予約と言うことにさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
2017年は早熟な年で4月の終わりにいくつかの区画で霜害が出てしまった。その後天候は回復して開花期は問題なく過ぎ、花ぶるいも僅かだった。夏は暑く乾燥して葡萄の成熟は順調に進み、2016年よりも3週間早い9月上旬に収穫を迎えることが出来た。葡萄はとても健康で選別も少しで済み、収穫量もまずまずだった。とても柔らかいヴィンテージで繊細でエレガント、チャーミングな魅力的な香り、口当たり同様に香りにもフルーツが溢れている。これだけ繊細なヴィンテージは過去を振り返っても思い当たらないほどで、ヴィラージュ物に関しては繊細さを損なわないために例年よりも新樽率を抑えめにしている。早くから飲むこともできるが、酸味もしっかりあるので熟成させることも出来るだろう。
■エージェント情報
あのアンリ ジャイエ氏を叔父に持つエマニュエル ルジェ氏は、偉大なる叔父からワイン造りを学びました。叔父の教えを尊重し、最高品質のものを造るという姿勢のエマニュエル氏のワインは、その外見とは裏腹に非常に繊細で芸術とも言える出来上がりになっています。
また、同じく叔父のジョルジュ ジャイエ氏の畑を分益小作してのワイン造りも行っています。2人のワインの違いはテロワールよりも樽の使い方にあり、畑の位置や耕作、醸造などはほぼ同じですが、ジョルジュ氏のワインは新樽が使われていません。
葡萄栽培に関してもアンリ ジャイエ氏の哲学を受け継ぎ、葡萄は出来るだけ自然な方法で育てること、葡萄の収穫は早すぎても遅すぎてもいけないので、その年にとって適切な収穫時期を見極めること、収穫量を厳しく抑制することを心掛けています。畑仕事を重視するルジェ氏の手は荒れてゴツゴツとしていて固く、まさに農民の手です。
収穫は全て手摘みで、
「ピノ ノワールのワインに葡萄の梗を入れるなど考えられない」
と言うエマニュエル氏は除梗を100%行っています。アルコール醗酵前に5~7日間低温浸漬をし、アロマとピノノワールの色を引き出します。アルコール醗酵にはコンクリートタンクを使い自然酵母で15~20日間行われ、約18ヵ月樽で熟成させてから軽めに清澄をし、フィルターにはかけずに瓶詰されます。