このところは夏場の恒例になりつつある感じもしますが、フィネスさんから非常に希少なワインをいただきました。2017年のシャンボール=ミュジニー1級レ・クラのマグナムボトルです。リアルワインガイド第67号では上値95+ポイントまで付いています。飲み頃期間も2021~2045年とされています・・が、これはブティーユ(750ML)に対するものでしょうから、マグナムボトルでは短くとも1.5倍程度掛け算をして考える必要が有るかと思います。
昔は・・と言ってもどうでしょう・・2000年代前半位までは普通に有ったような記憶も有るんですが、今や1級レ・クラのマグナムはホント、見なくなりました。
やはり大きなサイズは・・保存場所に困ると言うような事情も有りますが、やはりブティーユ(750ML)とは異なる・・雄大さを伴う素晴らしい熟成をしますから、さっさと飲める方・・もしくは保存場所を造ったか購入された方、そしてマグナムサイズのファンの方には、ブティーユにしか手を出し辛いファンの方よりも入手競争でも有利に働くかなぁ・・と思います。
あ、あと・・もしかしたら凄く勘違いされていらっしゃる方もおられるかもしれないので・・申し上げておきますと、ワイン屋さんとしましては・・このワイン、ルーミエさんのレ・クラのマグナムだけを単独でいただけた訳ではありません。もしその伝票の内容を知ったとしたら・・誰でも一瞬、気が遠くなるんじゃないかと・・(^^;;
まぁ・・Noisy wine の販売条件につきましては申し訳ないとは思うんですが、様々な事情を含めてこのワイン単独販売の価格を付けるとしますと・・一体、幾らにすれば良いかと長期間、安易には解けない方程式と間違っているとしか思えないようなその答えを見て悩み続けることになってしまいます。
ですので多分、実はとんでもなく好条件なんじゃないかと言うのが販売条件を付けた本人の感覚では有るんですね・・まぁ、中々ご理解いただくのは厳しいのでしょうが、決してとんでもなく大儲けしている訳では無いんだろうと・・思っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下はこのワインの以前のレヴューです。
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【いつものようにグラン・クリュ領域の評価に足を踏み入れている2017年1級レ・クラ!?】 みんな大好き1級レ・クラです・・超少ないです・・御免なさい・・どうにもなりません。
ジャスパー・モリスさんは上値95ポイントで、
2016年 95ポイント
2017年 95ポイント
2018年 90ポイント!
2019年 94ポイント
と、まぁ・・2018年で90ポイントって、何?・・と言いたくなりますが、アヴェレージで限りなく95ポイント近くで順当に評価されています。
2020年ものは相当に複雑性が高いでしょうから・・あと1ポイント位、乗せても良いんじゃないかとは思ってしまいますが・・。
レ・クラはルーミエさんのワインとすれば果実の濃い味わいが特徴です。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2018年もの同様、94ポイントほどの評価でした!】 その存在そのものがレアな「レ・クラ1級」です。ルーミエさんのレ・クラとなりますと、激レアになってしまうのが今の世の中です。少し前ならこの価格でマグナムが軽く買えました。
ジャスパー・モリス氏は94ポイントで、1級クラスのトップの評価を付けています。そもそもシャンボールの寿命は非常に長いので、実はもっと高いポイントを付けても良いんじゃないかとも思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【前回新着でのGルーミエご購入者の方はご遠慮ください。貴重な正規品フィネスさん入れのドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ2018年です。どなた様も2018年ジョルジュ・ルーミエのワインは1アイテムのみ。このワインは1本限定+フィネスさん輸入特別ページのワインを8000円以上、同時ご購入でお願いします。】
申し訳在りませんが前回新着でのGルーミエご購入者の方はご遠慮ください。正規輸入品、フィネスさんものです。混乱が予想されますが、ジョルジュ・ルーミエ2018年はお一人様1アイテムのみ、また合計1本のみ、プラス、フィネスさん輸入の特別ページのワインを8000円以上必須 でお願いします。お守りいただけない場合は無効とさせていただく場合がございますのでご注意くださいませ。

左の写真は「レ・クラ」です。この畑は所有者が少ないことで有名ですが、そもそも小さ目な畑は総じて分割できないので所有者そのものが少ないんですね。なので、「レ・コンボット」だって・・少ないはずですよ。数えてはいませんが・・。ただし、「オー・コンボット」と言う名の下の畑が有りますので、通常はここと一緒にしてるんですね。
2018年ものは、まぁ・・ほぼレ・コンボットと同評価と言えますが、そちらの評価も高くなったので少しだけ陰が薄くなったでしょうか。とは言え、クリストフさんが愛する「レ・クラ」は飲んでみたいですよね。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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ルーミエさんのワインは日本のみならず海外でも大人気で、偽造古酒をオークションに出したと・・2013年にニューヨークで裁判が有りました。1923年のルーミエのボンヌ=マールが売りに出されていたようですが、クリストフが、
「父が(ボンヌ=マールの畑の元所有者である)ドメーヌ・ベロジェイを購入したのは1952年以降のこと」
と証言したようです。
いったい幾らで売りに出たのか判りませんが、ミュジニーと共にボンヌ=マールの長熟さをうかがわせる内容でもあり、ルーミエ人気のバロメーターとも言えるかもしれませんね。
ACブルゴーニュ・ルージュは、
「・・昨今はまず表に出て来ないシャンボール村名以上のポテンシャル」
と言われているようです。リアルワインガイド47号でも、もう一般には入手できない云々と・・noisy
は長く飲んでいませんので・・と言うか、飲めるような状況では無いので、残念ながら上記を確認するに至っていません。2000~2001年頃までは普通に販売していましたが、ほぼ半額程度だったと思います。また、正規でも10000円ほどで販売される場合も多いようです。
シャンボール村名はもう・・ご存知ですよね・・。たっぷりな真っ赤な果実が心地良い素晴らしいワインです。こちらも昔は5~6千円だったと思います・・
シャンボール1級はレ・クラとコンボット。一般にはレ・クラが評価がより高いようです。海外の価格を見るとどちらも同じプライスが付いています。
モレ=サン=ドニ1級クロ・ド・ラ・ビュシエールは、長くそのポテンシャルを疑われることが多かった、ルーミエさんのキュヴェでは今ひとつの出来でした。しかし昨今はどうでしょう・・?久しぶりに飲めましたのでレヴュー致します。
ルーミエさんのラインナップ中ではやや人気にも、また実力的にもネガティヴな要素が有ったことは事実でしょう。しかしながらこの3~4年の間に、どうも変化して来たように感じていました。勿論、それはポジティヴに受け止められる出来になったと言うことです。
より黒い色合いをしていて、ルーミエさんが造るシャンボールのような赤い果実が素直に感じられるものでは無く、やや武骨な印象が有ったと思うんですが、それでも5年以上置くとだいぶ柔らかくなり、結構いい感じになっていたと思います。
左(上?)の写真をご覧いただけますと判りやすいかと思いますが、見事に照りの有る、透明なミネラリティが透けて見えてくるような美しい色合いです。
口に含んでも、その透明なミネラリティは輝いたまま、テカテカ、ツルツルと口内を潤します。赤い果実の奥にやや黒味の有る果実感が潜み、全くドライで有るにも関わらず、旨みを酸で形成出来ています。
これ、美味しくないって人はいないだろうなぁ・・と素直に思っちゃいますね。
また、価格の方も正直でして、それまでは村名シャンボール=ミュジニーとほぼ同じでしたが、クリストフも出来栄えに満足しているのでしょう。ドメーヌ出しの価格は確実に高くなっていますし、リテールでも同様です。
昔からルーミエさんのワインを飲まれていた方にとっては、
「ルーミエさんのモレ?・・ん~・・普通ならスルーかなぁ・・。」
と思われるに違い無いですが、昨今はこのリーズナブルなモレ狙いの方がとても増えて来ています。さすがに目聡いですね~・・お目が高いと言うべきでしょうか。
元々、このルーミエさんのモノポール(単独所有、ルーミエさんはスル・プロプリエテールと記載します。)でも有り、しかも、かの孤高のグラン・クリュである「クロ・ド・タール」の下部、1級レ・ルショを挟んだ位置に有ります。
南側はシャンボール村名の同名クリュ、レ・ビュッシエールと1級のレ・サンティエですから、
「数年前まではやや武骨なモレっぽいワインだったが、現在はシャンボール的なミネラリティに富み、シャンボール1級レ・サンティエにも似た表情を得た」
と言って良いと思います。
お勧めしたいところでは有りますが、何せ収量の少ない2015年、noisy の割り当て分も減っていますから・・すみません。お早めにご検討ください。
以上、
非常に少ないので、条件を設けさせていただきました。皆さんに少しで行き渡りますよう、お守りください。それではどうぞよろしくお願いいたします。