昔のことは言いたくないですが、この2021年物の価格の半分もしなかった訳ですから、随分と高くなったものですが・・U.S.A.の某ショップですと・・
「300ドル!」
ですから、今日のレートだと149円ほど・・44700円です。
フランスの某ショップだと・・
「510ユーロ!」
ですから163円ほどで・・83000円ほどで販売されています。数が入れられますから売れてはいないのでしょうが、タレントじゃないけど・・
「・・どんだけ~!」
と叫びたくなってしまいます。
2021年のようなエレガントなヴィンテージですと、上級キュヴェの方が早くから美味しく飲めるパターンが多いので、このA.C.ブルは・・
「飲みたいのをグッと堪えて3年ほど寝かせる!」
のが良いと思いますよ。ジャスパー・モリスさんはポイントは低いですが・・
「2025~2028年から飲んで良い」
とおっしゃってます。まぁ・・ポイントは低過ぎですが、飲み始めるタイミングとしては適正かと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【実はとても貴重なA.C.ブルです・・】 ハッキリ言って、noisy もルーミエさんのA.C.ブルは数えられるほどしか飲めていません。かなり貴重なワインでは有ります。ですが、
「少し休ませてさっさと飲むか、5年ほど置いて熟成させた方が良い」
とは思います。2019年ものは頑張って1万円を超えないように値付けしたんですが、2020年ものはもはや無理、諦めました。非常に少ないです。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のルーミエさんの2019年のワインはお一人様、「どれか1本」になります。決して2アイテム以上などのご注文をしないようにお願いいたします。また販売条件を良くお読みくださいませ。】
2019年のドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエです。こちらのコラムは、実は激レアな・・そして引く手も滅茶苦茶多い「A.C.ブルゴーニュ・ルージュ」です。ホントに飲めないワインです。
でも・・それにしても値上がりしましたね。まだ安価だった頃5千円ほどで販売しましたら、ちょっと周りが色々とヤバイ雰囲気になってしまったのを察知したので強制的に更生しました。
A.C.ブルでは有りますが、村名シャンボールの若木も入れているようです。食品って・・やはりセンスだと思うんですね。勿論、パッケージも有りますが、
「美味しく飲んで食べて貰うにはどうしたら良いんだろう?」
みたいなお題を戴いて、
「さぁ・・どうやろうか?」
とか、素晴らしい食材を入手した時に、どのように調理するのか、客人を待たせても良いのか、温度は?・・みたいな、そんな計算を瞬間でして、しかも間違えずに実行できる・・ワインを造るのも、ある意味一緒かな・・と思ったりもします。
当代随一のA.C.ブルでしょう。ご検討ください。激レアです。
以下は以前のレヴューです。
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【貴重な正規品フィネスさん入れのドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ2018年です。どなた様も2018年ジョルジュ・ルーミエのワインは1アイテムのみ。このワインは1本限定+フィネスさん輸入特別ページのワインを3000円以上、同時ご購入でお願いします。】 正規輸入品、フィネスさんものです。混乱が予想されますが、ジョルジュ・ルーミエ2018年はお一人様1アイテムのみ、また合計1本のみ、プラス、フィネスさん輸入の特別ページのワインを3000円以上必須 でお願いします。お守りいただけない場合は無効とさせていただく場合がございますのでご注意くださいませ。

ルーミエさんの希少なA.C.ブルです。左の写真は国道沿いのマラディエールと言う畑・・やはり見渡す限りはほぼ平らですよね。
でも、より上級キュヴェの格落ちの葡萄も入って来ますので、安易に、
「A.C.ブルだから・・大したことは無いだろ・・」
と踏んでしまうと失敗の元です。
何より昨今のA.C.ブルは価格も上がりましたが、品質は価格以上に上がっている・・と感じています。ブルゴーニュワインの価格が上がったことで設備投資も出来、より良い環境へと移行が出来、質の高い葡萄を造ることにシフト出来たから・・です。
30年前のA.C.ブルはもっと軽くて酸っぱかった・・はずです。今は「村名じゃないの?」と思えるほどの出来のものが増えて来ましたし、ルーミエさんのA.C.ブルと言えばその代表格、先達だった訳ですね。
ですが0.4ヘクタールだけですので、世界中で取り合いをしますと・・noisy のところに最終的に届いた数は本当に「バラ」ですよ。なので、これも買えたらラッキーです。
以下は以前のレヴューです。
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ルーミエさんのワインは日本のみならず海外でも大人気で、偽造古酒をオークションに出したと・・2013年にニューヨークで裁判が有りました。1923年のルーミエのボンヌ=マールが売りに出されていたようですが、クリストフが、
「父が(ボンヌ=マールの畑の元所有者である)ドメーヌ・ベロジェイを購入したのは1952年以降のこと」
と証言したようです。
いったい幾らで売りに出たのか判りませんが、ミュジニーと共にボンヌ=マールの長熟さをうかがわせる内容でもあり、ルーミエ人気のバロメーターとも言えるかもしれませんね。
ACブルゴーニュ・ルージュは、
「・・昨今はまず表に出て来ないシャンボール村名以上のポテンシャル」
と言われているようです。リアルワインガイド47号でも、もう一般には入手できない云々と・・noisy
は長く飲んでいませんので・・と言うか、飲めるような状況では無いので、残念ながら上記を確認するに至っていません。2000~2001年頃までは普通に販売していましたが、ほぼ半額程度だったと思います。また、正規でも10000円ほどで販売される場合も多いようです。
シャンボール村名はもう・・ご存知ですよね・・。たっぷりな真っ赤な果実が心地良い素晴らしいワインです。こちらも昔は5~6千円だったと思います・・
シャンボール1級はレ・クラとコンボット。一般にはレ・クラが評価がより高いようです。海外の価格を見るとどちらも同じプライスが付いています。
モレ=サン=ドニ1級クロ・ド・ラ・ビュシエールは、長くそのポテンシャルを疑われることが多かった、ルーミエさんのキュヴェでは今ひとつの出来でした。しかし昨今はどうでしょう・・?久しぶりに飲めましたのでレヴュー致します。
ルーミエさんのラインナップ中ではやや人気にも、また実力的にもネガティヴな要素が有ったことは事実でしょう。しかしながらこの3~4年の間に、どうも変化して来たように感じていました。勿論、それはポジティヴに受け止められる出来になったと言うことです。
より黒い色合いをしていて、ルーミエさんが造るシャンボールのような赤い果実が素直に感じられるものでは無く、やや武骨な印象が有ったと思うんですが、それでも5年以上置くとだいぶ柔らかくなり、結構いい感じになっていたと思います。
左(上?)の写真をご覧いただけますと判りやすいかと思いますが、見事に照りの有る、透明なミネラリティが透けて見えてくるような美しい色合いです。
口に含んでも、その透明なミネラリティは輝いたまま、テカテカ、ツルツルと口内を潤します。赤い果実の奥にやや黒味の有る果実感が潜み、全くドライで有るにも関わらず、旨みを酸で形成出来ています。
これ、美味しくないって人はいないだろうなぁ・・と素直に思っちゃいますね。
また、価格の方も正直でして、それまでは村名シャンボール=ミュジニーとほぼ同じでしたが、クリストフも出来栄えに満足しているのでしょう。ドメーヌ出しの価格は確実に高くなっていますし、リテールでも同様です。
昔からルーミエさんのワインを飲まれていた方にとっては、
「ルーミエさんのモレ?・・ん~・・普通ならスルーかなぁ・・。」
と思われるに違い無いですが、昨今はこのリーズナブルなモレ狙いの方がとても増えて来ています。さすがに目聡いですね~・・お目が高いと言うべきでしょうか。
元々、このルーミエさんのモノポール(単独所有、ルーミエさんはスル・プロプリエテールと記載します。)でも有り、しかも、かの孤高のグラン・クリュである「クロ・ド・タール」の下部、1級レ・ルショを挟んだ位置に有ります。
南側はシャンボール村名の同名クリュ、レ・ビュッシエールと1級のレ・サンティエですから、
「数年前まではやや武骨なモレっぽいワインだったが、現在はシャンボール的なミネラリティに富み、シャンボール1級レ・サンティエにも似た表情を得た」
と言って良いと思います。
お勧めしたいところでは有りますが、何せ収量の少ない2015年、noisy の割り当て分も減っていますから・・すみません。お早めにご検討ください。
以上、
非常に少ないので、条件を設けさせていただきました。皆さんに少しで行き渡りますよう、お守りください。それではどうぞよろしくお願いいたします。