【激レア!中身はヴァケラスです!「色が薄過ぎる」としてヴァケラスとして認められなかったとのこと・・。いつの時代も・・そんなことは有りますよね。でもそれこそが正真正銘ラヤスのワインだと言う証拠のひとつです!】
何とINAOにA.O.C.ヴァケラスを拒否された・・激レアなコート=デュ=ローヌ・グランド・レゼルヴ・ルージュです。
「・・すまんね・・色がこれじゃぁ・・申請を通す訳にゃいかないよ・・」
なんてINAOの申請担当官?・・管理官?・・検査官の方に言われたのでしょうか。
まぁ・・そんなことはいつの時代もおそらくある訳です。永遠に無くならないんじゃないかと・・。
ただし、日本の時代劇のような、
「お代官様・・おねげえでございますだ・・」
みたいなことではおそらく無く、申請の許可についてはしっかりマニュアル化されていて、そこに当てはまらないと「誰かが判断」しなければいけないから、その誰かが、
「色が薄過ぎる・・マニュアルにはxxxxxと書いてあるから通せない」
と言うことなのでしょう。
実際には飲めませんのでどれほど淡いのかは判りませんが、きっと・・結構に薄いはず・・。
でもラヤスの赤ワインは淡いですからね~・・ブルゴーニュなら昔のデュジャックかな・・。ジャック・セイスもまた、
「色がダメだから・・」
と言われてテーブルワインでリリースしたことも有ったように記憶しています(記憶違いで無ければ・・)。
この「Grande Reserve」と斜めに入れられた赤い文字と、この「販売価格」こそが、ラヤスと言いますか、レイノーさんのヴァケラスであることの証明です。収穫から9年経って届いた激レア品です。お早めにご検討くださいませ。
以下は2012年のシャトー・デ・トゥールのヴァケラスのご紹介時のレヴューです。
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ねっとりとしたテクスチュア、熟した果実、ドライフルーツ、スパイス、柔らかさのあるフィルム状のミネラリティ・・そして枯れ葉、腐葉土・・と思っていたらフレッシュなフルーツが時間で飛び出してきたりする、マジカルで多彩な表情のローヌ南部のヴァケラスです。
本拠のシャトーヌッフはさらに南に向かった少し離れた地域ですが、すぐ北東の隣には、皆さんも良くご存じの「ジゴンダス」が有ります。
一般的にはふくよかなジゴンダス、やや筋肉質なヴァケラス・・みたいなイメージかと思いますが、デ・トゥールによるともう・・その辺は当てはまらなくなります。
実に充実していて、2012年と言うヴィンテージも相まって、やや枯れたニュアンスさえ漂わせる・・
「豊かさに加え熟成したワインの美味しさ」
を感じさせてくれます。
色合いもまた・・結構に「レンガ」なイメージですよね?・・この姿からドライフルーツやフレッシュに近いフルーツが時間差で感じられます。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ラヤスの官能的なアロマが全開です!】
いや~・・素晴らしいです。こちらの赤の方は現在でもめちゃ美味しく飲めます。写真からも官能的なアロマが匂って来そうでしょう?・・クラクラ来るような、少しエロティックなアロマが全開です!
このアロマだけを嗅いで、
「はい、コート・デュ・ローヌです!」
と言える人はおそらくいらっしゃらないでしょう。でも、
「・・・ラヤス?」
と思えたなら可能性は有るでしょうか。
気品が備わりつつもエロティックでエレガントで、中域も可憐さを保ちつつ適度な拡がりを見せつつ、最後の最後で、
「・・どう?」
と迫られるような・・(^^;;
こんな表情は、ブルゴーニュのピノ・ノワールにも似たニュアンスです。熟したガメも時折見せます。もっとも最後に、「・・どう?」とは言わないかと・・思いますけど!
こちらは2012年なんですが、白はまだ強さを見せるのに対し、赤はほぼ仕上がっている・・と見て良いでしょう。ラヤスのシャトーヌッフは高価ですし数も無いですから、入手には困難を伴います。しかし、シャトー・デ・トゥールでしたらその辺りはだいぶ改善されるでしょう。
ラヤスが「ローヌ随一」と何故言われるのかが確実に見える1本です。美味しいです!お早めにご検討くださいませ。
なお、ヴァケラスは数が無いので飲めていませんが、コート・デュ・ローヌがこんなに良いんだったら・・と期待させてくれます。こちらも是非ご検討ください。




白いですね~・・青いですね・・砂っぽいのかな~・・