【他地域ではなかなか味わえない明るい赤果実にシラーのスパイシー感!フレッシュでありながらクリーンなエキスの色彩が美しいワインです。】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルのセパージュというのはピク・サン=ルーではメジャーなセパージュです。しかしラングドックのワインということで味わいを想像するとかなり違った印象になるのでお気をつけくださいませ。
ピク・サン=ルーという地域はその名もピク・サン=ルー山と、恐らくロルチュの名前の由来になったであろうロルテュス山などの山々に近接していて、その影響で涼しい気候です。
そのため、ワインはローヌの一般的なワインのように「よく熟した」というよりは、「フレッシュな赤果実」がメインのワインとなっています。
最近シラーやグルナッシュも冷涼な地域だとなかなか綺麗な赤果実の印象を持つことに気付きました。このワインもそのようなワインです。そこにスパイスや野のニュアンスが混じってきます。この辺りは品種特性が出てきますね。色合いも透明感のある赤ということが写真からもわかるかと思います。
そして、味わいも非常に明るいワインです。フレッシュ感のあるチェリーなどの赤果実系です。フィネスさんのチョイスなだけあり、クリーンで綺麗なエキス感です。フレッシュでありながら積層感を感じるのはさすがですね。ムールヴェードルの役割も大きいのかもしれません。
明るい赤果実にシラーのスパイシー感というのは他の地域ではなかなか味わえない・・・のではないでしょうか。フレッシュでありながらクリーンなエキスの色彩が美しいワインです。ご検討くださいませ!