[ oisy wrote ] なんだかボリュームのあるミネラリティだな、と思ってGoogleMapでドメーヌの写真を見たら、畑の上部の方ににずいぶん大きな岩山がそびえ立っていて、びっくりしました。こいつがこのミネラリティの源か・・・まるで秩父の武甲山の岩肌のようなどっしりとした岩山です。写真で見るだけでもかなりの迫力です。よろしければ、ぜひ検索してみてください。
ミネラル感が豊富といっても、その素性は割とシンプルで、ガラスのような少し厚みのあるミネラリティです。テクニカルを見ると、石灰系を含んだ沖積土のようで、オイリーさもあるのは、よくぶどうが熟すラングドックという土地柄もあるのでしょう。果実とミネラルとがよく結合して一体感と密度を感じられます。
ツヤツヤで、曇りのない、輪郭のクッキリした味わいです。この辺はミネラルの素性と発酵から熟成までをステンレスタンクで仕上げるスタイルが出ているのだと思います。
果実のニュアンスは、意外にも冷やかさを持ち合わせています。香りは、パイン、洋梨、レモンなど黄色のフルーツ盛りだくさん!といった様相でアロマティックに香ります。しかし注意点としては、果実の要素は強いもののトロピカル感はなく、ドライで引き締まった味わいをしています。それがこのワインの魅力でもあると思います。
味わいの中の果実はグレープフルーツを連想させるような、ドライで、新鮮な酸があり、わずかな果実の苦味を感じさせてくれます。フレッシュと一言で片付けてしまうにはあまりにもったいない味わいバランスをしていますね。
魚介を合わせるならバターやオリーブオイルなど、少しコーティングしてくれるような調味料を用いるとグッと相性を引き寄せてくれそうです。粉をまぶして揚げるような料理にも合いそうです。生野菜も良いですね。サラダにするならチーズをかけたり、割りとしっかり目のサラダなんか相性が良さそうです。
肉系なら鶏がベターでしょうか。牛などの赤身系が持つ鉄分とはあまり合わなそうな印象です。ですから魚介もマグロなどの赤身系はどうかな~と思いますが加熱